第41回 中東協力現地会議資料・各国概況 (PDF/1ページ)「出所:外務省」

1 内政
クウェート国/‫دولة الكويت‬
国旗
(1) 1961年に英国から独立。湾岸諸国の中で最も古い憲法と議会制度を有
する立憲君主国。1990年8月にイラクが侵攻。1991年2月に解放。
(2) 2005年の選挙法改正により女性の政治参加が認められ,2009年の選挙
で史上初の女性議員が誕生。
(3) 2011年11月,汚職追及等を求める過去最大規模のデモが発生。ナーセ
ル首相(当時)が退陣。同年12月,ジャービル新首相が就任。現在,第
5次ジャービル再改造内閣。
(4) 2015年4月,各種大型インフラ案件(14兆円規模)を含む第二次国
家開発計画が開始。
2 外交
(1) 各国と良好な関係を維持するとともに,湾岸協力理事会(GCC)諸国
との協力及びアラブ諸国との連帯を重視。
(2) 安全保障を米に依存し,国内に米軍が駐留。最近はNATOとの協力関係
も推進。
(3) 対ISIL作戦上の重要拠点としての役割。空爆には参加していないも
のの,米中央軍等に対し,国内基地等を提供。
(4) 他のGCC諸国と共にサウジ主導の対イエメン軍事作戦に参加。空軍を
展開。
3 二国間関係
国章
面積
人口
首都
言語
民族
宗教
政体
元首
議会
17,818km2(四国とほぼ同じ)
約428万人(内クウェート人131万人)(2016)
クウェート
アラビア語(公用語)
アラブ人(外国人の国籍・民族は多岐)
イスラム教(うちシーア派約30%)
首長制・立憲君主国(1961年独立)
シェイク・サバーハ・アル・アハマド・アル・ジャー
ビル・アル・サバーハ首長殿下(2006年1月即位)
国民議会(一院制,定数50議席,任期4年)
シェイク・ジャービル・ムバーラク・アル・ハマド・
アル・サバーハ首相
シェイク・サバーハ・ハーリド・アル・ハマド・ア
ル・サバーハ外相
1,726億ドル(一人当たりGDP:43,200ドル)
(2014,IMF)
政府歳入の約9割を石油収入が占める石油依存経済。
豊富なオイルマネーを海外で運用する金融立国を目指
す。
約1,015億バレル(可採年数89年)(2014,BP統
計)
286万B/D(2015,OPEC統計)
政府
(1) 1990年のイラクによるクウェート侵攻に際し,日本は直ちに国内のク
ウェート金融資産の保全措置をとり,その後,総額130億ドルに及ぶ財
政支援及び輸送・物資・医療協力等を実施。また,ペルシャ湾に自衛隊
GDP
の掃海艇を派遣。
(2) イラク復興支援において,クウェートは我が国陸自・空自の活動を支援。
(3) 我が国はクウェートにとって第4位の原油輸出国。我が国原油総輸入の
経済
約7%(第5位)(2016年2月)。
(4) 東日本大震災に際し,クウェート政府は500万バレル(約400億円相
原油確認
当)の原油を無償供与。更に2012年3月,サバーハ首長訪日時にアク
埋蔵量
アマリンふくしまへ300万ドル,日本赤十字社へ200万ドルを追加供与。
原油
(5) 2011年は外交関係樹立50周年。2012年3月にサバーハ首長が国賓訪日。 生産量
2013年8月に安倍総理が6年ぶりにクウェートを訪問。
在留邦人数 224人(2016年4月時点)
(6) 2013年6月に租税条約,2014年1月に投資協定がそれぞれ発効。
進出日系 17社(2016年4月時点)
企業数
(7) 2016年5月にジャービル首相が訪日(公実賓スキーム)。