県央地域の観光人材育成事業に関する業務委託仕様書 ・ この仕様書は企画提案書作成用である。 ・ 企画提案競技後、桶川市は契約候補先に選定された者と協議を行い、協議が整っ た場合は当該協議を踏まえ仕様書を修正の上、契約を締結する。 1 委託業務名 県央地域の観光人材育成事業に関する業務委託 ※県央地域とは、鴻巣市、上尾市、桶川市、北本市及び伊奈町が所在する地域を いう。 2 目的 桶川市は、多くの人を魅了する様々な分野の観光資源を有しており、立地の点で も東京都心からのアクセスが比較的良好である。平成26年度末には「上野東京ラ イン」が開業予定であり、JR高崎線の列車による東京駅乗り入れや東海道線との 直通運転が可能となり、一層のアクセス向上が期待される。桶川市は、観光分野に おいて更なる発展の可能性を有している。 さらに、観光分野において発展の可能性を有している県央地域の各市町が協働し て取り組むことは、より効果的であり効率的である。 こうしたことを踏まえ、県央地域の各市町が協働し、観光分野における人材育成 による就業支援を図るものである。 3 委託業務の内容 (1)内容 本委託業務は、受託者が失業者を雇用した上で、地域の企業等で就業するた めに必要な知識・技術を習得させるため、観光分野において、職場での実務経 験を積むOJTや職場外で講義等の研修を受講するOFF-JTなどの方法を 組み合わせて人材育成及び就業支援を行うものである。 ※失業者とは、労働の意思・能力を有し、求職活動を行っているにもかかわ らず、職業に就くことができない者のことをいう。 (2)失業者の雇用期間 1 平成27年1月1日から平成27年10月31日 (3)失業者の雇用人数 1人 (4)OFF-JT(平成26年度及び平成27年度に実施) ア 受託者は、人材育成及び就業支援の観点から、雇用した失業者(以下、 「採 用者」という。 )に対し、職場外での講義等の研修を実施する。 イ 職場外での講義等の研修とは、地域の企業等での就業に結びつけるため、 ビジネスマナーや接客対応力の習得・向上を図るもののほか、国内旅行業務 取扱管理者試験の受験に向けた講義の受講等を通し、観光分野における知識 や企画能力・事業遂行能力の習得・向上を図るものをいう。 ウ 職場外での講義等の研修は、週1回程度実施する。 (5)OJT(平成26年度及び平成27年度に実施) ア 受託者は、人材育成及び就業支援の観点から、採用者に対し、職場での実 務経験を積むOJTを実施する。 イ OJTに当たっては、以下の事業を中心として実施する。 (ア)観光イベントへの参加体験や企画会議への参加体験等 (イ)観光資源を紹介する広域観光マップの企画・作成(ただし、作成は平成 27年度) 広域観光マップの範囲は県央地域とする。 (ウ)観光誘客キャンペーンの企画・実施 ・ 観光誘客に特に効果が見込まれる駅の駅頭等でのキャンペーンを実施す る。 ・ 実施に当たっては、 「上野東京ライン」の開業を踏まえる。 ・ 実施に当たっては、チラシやのぼり旗、スタッフジャンパー等キャンペ ーンを効果的に行う物品を作成する(ただし、のぼり旗やスタッフジャ ンパー等、平成26年度及び平成27年度の両方に使用可能なものは平 成26年度に作成) 。 ・ 実施に当たっては、同様に県央地域の他の市町が実施する県央地域の観 光人材育成事業によるキャンペーンと合同で行う。 ウ 上記イの事業の実施のため、採用者は、桶川市観光協会を拠点とする(受 託者は、採用者が使用する業務用タブレット・プリンター等をリースによ り調達する。また、採用者に対する指示・指導系統などを明確にしておく 2 ため、受託者と桶川市観光協会は覚書を交わす) 。 (6)その他 ア 受託者は、採用者について、関係法令に基づく社会保険等への加入、機密 情報保持等に関する措置及び適切な労務管理を行う。 イ 本委託業務の成果品に係る所有権、著作権法(昭和45年法律第48号) に規定する権利及びその他の権利は桶川市に帰属する。 ウ 本委託業務の実施に当たっては、受託者は桶川市と十分な協議を行う。 4 報告書等の提出 (1)人材育成・就業支援計画 委託契約後速やかに、別途定める「人材育成・就業支援計画書」を提出する。 (2)採用に係る書類 ア 失業者を雇用後速やかに、次に掲げる書類の写しを提出する。 (ア)雇用契約の内容が確認できる書類(雇用契約書等) (イ)募集の際の募集方法及び募集内容が確認できる書類(公共職業安定所の 求人受付票等) (ウ)雇用保険受給資格者証や廃業届等、労働者を新規雇用する際に、本人に 失業者であることの確認を行ったことを証明する書類 イ 当月終了後速やかに次に掲げる書類の写しを提出する。 (ア)勤務状況が確認できる書類(出勤簿等) (イ)人件費の内容及び支払が確認できる書類(賃金支払台帳等) (3)上記3(5)ウの覚書 作成後速やかに提出する。 (4)実施状況報告 桶川市から要求があったときは、随時、実施状況を報告する。 (5)実施結果報告 業務完了後速やかに別途定める実施結果報告書を提出するものとし、実施結 果報告書には、採用者に係る次に掲げる書類の写しを添付する。なお、これら の書類の写しについては、桶川市の指示があった場合、業務完了前であっても 提出する。 ア 上記(2)アの(ア) 、 (イ)及び(ウ)に定める書類 イ 上記(2)イの(ア)及び(イ)に定める書類 3 ウ 人件費や消耗品費等、委託業務の実施に要した経費の内訳が確認できる精 算書類 エ その他桶川市が要求した書類 5 その他留意事項 (1)本委託業務は埼玉県緊急雇用創出基金市町村事業費補助金を財源として実施 する事業である。受託者は「雇用に関する特記仕様書」の人員を確保するとと もに、埼玉県緊急雇用創出基金事業実施基準等を遵守しなければならない。 (2)本委託業務の全部又は一部を第三者に委託し、又は請け負わせてはならない。 ただし、あらかじめ桶川市の承諾を得た場合は、この限りではない。 (3)受託者は、本委託業務に関わる者の人事管理について、一切の責任を負う。 (4)受託者は、本委託業務において配置したすべての者に関して、桶川市やアン ケート結果及び外部関係者等により当人の適性に疑義が呈された場合、改善に 向けて必要な措置を講じること。 (5)受託者及び本委託業務に関わる者は、職務上知り得た秘密を漏らしてはなら ない。また、本委託業務終了後も同様とする。 (6)受託者は、本委託業務の履行に当たり、自己の責めに帰する事由により桶川 市に損害を与えたときは、その損害を賠償しなければならない。 (7)受託者は、本委託業務の履行に当たり、受託者の行為が原因で第三者その他 に損害が生じた場合には、その賠償の責めを負うものとする。 (8)本委託業務を通じて取り扱う個人情報については、桶川市個人情報保護条例 (平成13年条例第14号)に基づき、適正に取り扱うこと。 (9)本委託業務の実施における危機管理体制(緊急連絡網等)については、本委 託業務開始時に桶川市に報告する。 (10)本委託業務の実施に当たっては、受託者が本委託業務の企画提案競技の際 に用いた提案書及びその説明内容に基づき誠実に実施するものとする。 (11)本仕様書に定めるものの他疑義が生じた場合は、その都度、遅滞なく桶川 市と受託者双方が協議して決定する。 4 (別 紙) 雇用に関する特記仕様書 1 乙(受託者)は、業務実施にあたり次の計画に基づき雇用を行う。 (雇用計画) 職 種 新 規 観光人材育成対 人数 1 雇用・就業期間 延人日 人件費 10か月(平成27年1月1日~平成27年10月31日) 象者 雇 失用 業の 者 小 計 事業統括・研修 そ a 1 - 1 指導担当者 - の 労他 働の 者 小 計 計 新規雇用者率(a/b) - - 1 b 2 50.0% 2 1で新規雇用する失業者に要する人件費(賃金・手当・社会保険料に相当する費 用であり、消費税を含む。 )は、委託料(消費税を含む。 )の50%以上とする(非 雇用型事業を合わせて実施する場合を除く) 。 3 乙が新規雇用する労働者の募集は、原則として公共職業安定所への求人申込み、 彩の国仕事発見システムへの登録によるものとする。 4 乙は、労働者を新規雇用する際に、本人に失業者であることを確認するものとす る。なお、確認方法については、雇用保険受給資格者証、廃業届、履歴書、職務経 歴書、その他失業者であることを証明できるものの提示を求めること等によること とする。 5 乙が新規雇用する労働者の雇用・就業期間は、1年以内かつ原則として2か月以 上とし、更新することはできない。ただし、新規雇用する労働者が青森県、岩手県、 宮城県、福島県及び茨城県内の災害救助法適用地域に所在する事業所を離職した失 業者又は当該地域に居住していた求職者である場合は、雇用・就業期間は1年以内 5 とし、乙は甲(委託者)と協議のうえ2回以上更新することができる。 6 2の新規雇用の失業者については、1か月あたりの労働日数が、一人につき概ね 15日以上とする。ただし、事業の性質上、これにより難い場合には、乙は甲と協 議のうえ一人につき概ね10日以上とすることができる。 7 5の規定は、乙が本委託業務以外の業務を行うため当該労働者の雇用を継続する ことを妨げない。 8 乙は、1の新規雇用の失業者に係る計画人数を雇用すること並びに2及び6で定 める事項に従って履行することが困難であると判明した場合には、速やかに甲と協 議し、指示を受けるものとする。 9 乙は、新規雇用を行った場合速やかに甲に報告するものとする。 10 乙は、1から6までの事項にかかる実績を、証拠書の写しを添えて甲に報告する ものとする。 11 乙は、事業の実施に当たり2から6までで定める事項に反した場合には、委託契 約額の一部又は全部を甲に返還する義務を負う。 6
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