障害者雇用定着促進事業業務委託仕様書 (地域人づくり事業《処遇改善プロセス》) 本仕様書は、栃木県が発注する「障害者雇用定着促進事業」(地域人づくり事業《処遇 改善プロセス》)を受託する者の業務について、必要な事項を定めたものである。 1 2 3 目的 本県の民間企業における障害者雇用率は全国的に低い状況にあり、県内事業所等にお ける同雇用率の向上は喫緊の課題となっている。 このため、国の緊急雇用創出事業の地域人づくり事業(処遇改善プロセス)を活用し、 概ね就労後3年未満の障害者を雇用する事業所等及び当該雇用障害者双方を対象とした 定着支援計画の提供を行うことにより、離職防止の面からの障害者雇用率の向上を図る ことを目的とする。 業務の名称 「障害者雇用定着促進事業」 履行場所 栃木県内とし、労働政策課及び受託者間で協議を行う。 4 委託業務の内容 (1) 支援対象事業所の公募及び選定 概ね就労後3年未満の障害者を雇用する事業所等を10社以上公募し、支援対象事業 所として選定する。 ただし、対象となる事業所等は、就業・生活支援センタ―に未登録の障害者を雇用 する事業所等に限るものとする。 なお、支援対象事業所及び当該雇用労働者への支援期間は原則1年間とするが、最低 8月間以上の期間を確保するものとする。 (2) 処遇改善計画の策定及び支援プログラムの提供 支援対象事業所及び対象雇用障害者に対して個別カウンセリング等を実施し、対象 雇用障害者の特性や各事業所の雇用面の課題に応じた雇用管理に関する処遇改善計画 (別記様式第1号)を策定し、これに基づく支援プログラムを当該事業所に提供する。 なお、処遇改善計画は、栃木県に提出することとし、変更・修正等が生じた場合にも、 その都度提出すること。 (3) 個別相談 上記(2)により策定した支援プログラムに沿った雇用管理等が進められているか確 認するため、必要に応じてプログラムの修正を行いながら事業所訪問等による個別 相談を行う。 (4) 集合研修の開催 各支援対象事業所の人事担当者、現場担当者、障害者に共通した課題に関する研修 会を開催する。 5 委託期間 契約成立日から平成27年3月31日まで なお、契約を更新し平成28年3月31日までの事業実施を予定しているが、平成27年度 予算において当事業に係る経費が減額又は削除された場合はこの限りでない。 6 事業目標 本事業における事業目標は、次のとおり。 ○事業期間終了時における、各支援対象事業所の雇用障害者の定着率の平均値が、前年 度末(H27.3.31)時点の平均値と比較し、1.86ポイント向上 ただし、事業終了後、事業目標が未達成の場合であっても、特別な事情がある場合に は、別途協議により定めるものとする。 ※支援対象事業所における定着率の算出方法(例) (A)前年度末時点の雇用障害者の定着率 雇用障害者 26 離 職 3 者 左記の内、 年度末在籍者 2 定 着 1 率 33.3% (A) (B)事業終了時点の27年度支援対象者の定着率 支援対象者 27 離 職 3 (B)の平均値 者 左記の内27 年度末在籍者 1 - (A)の平均値 定 着 2 率 66.7% > (B) 1.86 ※26年度中に雇用障害者がおらず、27年度に採用する場合の前年度末の定着率は、栃 木県が別に示す数値を採用すること。 7 委託費の支払い等 (1) 委託費の支払いは、原則として事業完了検査後の精算払いとするが、概算により一 部を前もって払うことができる。 (2) 委託契約の対象経費は、事業計画書記載の経費とし、その他必要となる経費が発生 した場合には労働政策課と協議する。 8 報告等 事業の実施状況、実績報告のほか、必要に応じて栃木県が報告を求めるときは、適宜 報告すること。 9 その他 (1) 事業の成果は委託元の栃木県に帰属する。 (2) 事業実施にあたっては本仕様書の範囲内において、労働政策課と受託者が協議を重 ねながら実施するものとする。 (3) 事業の実施を他の団体にそのまま再委託することはできない。 他の団体と連携して事業を実施する場合は、事業計画書に役割分担等を記載すること。 (4) 受託者は、委託業務を行うに当たって、業務上知り得た秘密を漏らし、又は委託業 務以外に利用することはできないものとする。委託事業終了後もまた同様とする。 (5) 受託者は、委託業務を実施するに当たって発生した損害(第三者に及ぼした損害を 含む。)に伴い生じた経費を負担するものとする。
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