会 員 殿 「カナダライフサイエンスセミナー」の開催

大薬協発第430号
平成26年12月19日
会
員 殿
大阪市中央区伏見町2-4-6
大 阪 医 薬 品 協 会
「カナダライフサイエンスセミナー」の開催について
当協会では2010年から在大阪カナダ通商事務所主催のカナダライフサイエンスセミナー
に協力し、2012年には「バイオ医薬品開発・製造セミナー in カナダ・ノースカロライナ
2012」でミッション団を派遣するなどカナダとのビジネス交流で協力関係を築いてまいり
ました。こうした日本-カナダ間の製薬ビジネス交流が深まる中、今般、在大阪カナダ通商
事務所の主催で「カナダライフサイエンスセミナー」が別添のとおりメディカルジャパン
内で開催されることとなりました。
つきましては、参加希望の方は、メディカルジャパンのHP より一番下のカナダセミナ
ーの欄からお申し込み頂きますようご案内申し上げます。
http://www.hospital-expo.jp/seminar/#tab6 (カナダセミナー:HOS-S7)
平成27年1月
カナダ
謹啓
ライフサイエンス
セミナーのご案内
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
在大阪カナダ通商事務所は、平成 27 年 2 月 4 日(水)、カナダ・ライフサイエンスセミナー
「カナダのライフサイエンス産業の優位性と感染症の最新研究開発」と題し、下記のとおりセ
ミナーを開催いたします。
西アフリカではエボラ出血熱が猛威をふるい死者の増加が止まらず、日本でも約70年ぶり
にデング熱感染が確認されるなど、現在、世界中が感染症の拡大に脅かされています。今回は、
カナダ政府よりカナダのライフサイエンス産業の強みと機会を感染病分野に特化してご紹介、
カナダにおいて最も定評のある研究機関の一つであるワクチン・感染症機関、予防及び治療ワ
クチンに適用可能なアジュバントプラットフォームを開発する企業やエボラ出血熱治験薬開発
に携わるカナダ企業などからの講演を行います。本セミナーにおいて、御社の活動の一助とな
る情報を提供させていただくことができれば幸いに存じます。
ご多用中とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
敬具
- 記 日時:
会場:
平成 27 年 2 月 4 日(水)
13:30-16:30
インテックス大阪
住所:〒559-0034 大阪府大阪市 住之江区南港北 1−5−102
主催:
協力:
在大阪カナダ通商事務所
大阪医薬品協会
お問い合わせ:在大阪カナダ通商事務所 (担当:大場)Tel: 06-6943-1212
E-mail:
[email protected]
お申し込み:メディカルジャパンの HP http://www.hospital-expo.jp/seminar/#tab6 より
一番下のカナダセミナーの欄からお申し込みください。(カナダセミナー:HOS-S7)
お申込み後に表示される受講券発券画面をセッションごとに印刷の上、当日受付までお持ちく
ださい。
プログラム
13:30 開会の辞
在名古屋カナダ領事館
領事兼通商代表
マット・フレーザー
13:35 基調講演:「カナダのライフサイエンス産業の優位性と機会」
カナダ外務貿易開発省
ライフサイエンス・プラクティス・リード スティーブン・ ディバート氏
13:50 特別講演:「新興感染症及び再興感染症: 新たなワクチンの機会」
ワクチン・感染症機関:国際ワクチンセンター
ディレクター兼 CEO
アンドリュー・ポッター博士
14:30
講演 3:
「DepoVax™: 新興感染症の脅威からの予防目的の治療用癌ワクチンと予防
ワクチンの効果を可能にする補強プラットホーム」
イミュノバクシン CEO 兼 Director
マーク・ マンスール博士
15:10
講演 4:
「脂質ナノ粒子送達システムによって可能となる RNA 干渉治療」
テクミラ・ファーマシューティカルズ
シニア・バイスプレジデント(医薬開発) ピーター・ラトウイッチ博士
15:50
講演 5:
「革新的で強化されたワクチンと抗体製造ソリューションとしての植物」
メディカーゴ社
バイスプレジデント・ビジネス開発&戦略プラニング
フレデリック・オー
16:30
閉会
(敬称略)
*プログラム及び講演者は、予告無く変更されることがございます。予めご了承下さい。
講演概要
「カナダのライフサイエンス産業の優位性」 外務貿易開発省 ライフサイエンス・プラクティス・リード スティーブン・ディバート氏 カナダのライフサイエンス産業の強みと機会を感染病分野に特化して紹介する。 「新興感染症及び再興感染症: 新たなワクチンの 機会」 ワクチン・感染症機関‐国際ワクチンセンター Director and CEO
アンドリュー・ポッター博士 SARS、西ナイルウイルスなど公衆衛生の脅威を多く経験したカナダは、ワクチン技術の即時開発のため
国家的戦略を多く展開してきた。新興感染症及び再興感染症制御する上で鍵となるのは、全身及び粘膜
免疫に対する最新のアジュバント、また病原体保菌者に対処する送達システム及び免疫戦略である。ポ
リマーベースのアジュバントシステムの使用を、様々な動物モデルで即時かつ長期にわたる免疫を多く
の感染症に対し作る能力という点から論じる。 「DepoVax™:新興感染症の脅威からの予防目的の治療用癌ワクチンと予防ワクチンの効果を可能にする
補強プラットホーム」 イミュノバクシン CEO & Director マーク・マンスール博士 DepoVax™はワクチン補強プラットホームとして、癌及び感染症双方のワクチンに適用可能である。この
新しい製剤技術により、注射部位でデポ剤となり、既存のワクチンや他の開発中のワクチンよりも長い
期間にわたり、免疫系がワクチン成分を処理するように促される。このようにして最適ワクチンの免疫
系への暴露期間が長くなることで、標的抗原に対し強固で持続的な細胞性免疫応答および液性免疫反応
が起こる。癌治療への適用目的では、DepoVax ワクチンは癌患者に対して強固な CD8+ T 細胞応答を誘導
することが可能である。感染症への適用目的では、単回投与で強固な持続性応答を引き起こし、その応
答はワクチン接種 2 週間以内に検出できることが多い。 Immunovaccine(IMV)社は癌ワクチンである DPX‐Survivac の第 1/1B 相試験を完了した。このワクチンは汎
用性抗原スルビビンを標的としている。卵巣癌患者は数ヶ月持続する強い多官能性 CD8 T 細胞を産生し、
持続性の臨床反応(腫瘍退縮)が再発性卵巣癌患者に認められた。 感染症プログラムには、2015 年上半
期に第1相研究に入る DepoVax ベースの RSV ワクチンと、エボラ及び炭疽菌に関する国立衛生研究所
(NIH)との共同プロジェクトがあり、どちらのプログラムでも NIH が実施した人間以外の霊長類を対象と
した試験で 100%の予防効果が実証された。 Immunovaccine(IMV)社は今後も進行中のプロジェクトの臨床
開発を加速し、共同研究企業とともに DepoVax プラットホームを用いた新たなワクチンを開発していく。 「脂質ナノ粒子送達システムによって可能となる RNA 干渉治療」 テクミラ・ファーマシューティカルズ
シニア・バイスプレジデント(医薬開発)
ピーター・ラトウイッチ博士
RNAi 治療には、多くの病気の治療に革命をもたらす可能性がある。 テクミラ・ファーマシューティカル
ズは、腫瘍学、伝染病と代謝性疾患で RNAi 製品を開発している。 このプレゼンテーションでは、それら
の全身投与を可能にするテクミラの開発製品と最新ドラッグデリバリー技術について紹介する。 このデ
リバリー技術は、更なる治療用にいくつものパートナーにライセンスされている