2014 年度 行動分析学 冬の学校: 第 2 次募集 Winter School for Young Behavior Analysts:WSYBA 日本行動分析学会 研究教育推進委員会 会員の皆様へ すでに皆様にご案内いたしましたように、研究教育推進委員会では、現時点で行動分 析学の基礎知識を持ち日本行動分析学会に所属されている、大学院生や研究生を主な対 象に、2日間程度の集中講義による「行動分析学・冬の学校」を、2014 年 12 月 27 日、 28 日の 2 日間、慶應義塾大学日吉キャンパスで行う予定です。現在、20 名の参加申し 込みがあり、若干の人数の余裕がございます。従いまして、8 月 23 日を締切日といた しまして、大学院生、研究生以外の学会会員の方にも申し込みの窓口を広げたいと存じ ます。ただし、宿泊に関しましては、ツインの部屋が現在 4 部屋しかなく、お一人での 宿泊の場合は、若干の割高になる点、ご承知おきいただければと存じます。 開催日: 12 月 27 日(土) 28 日(日) 1 泊 2 日 開催場所: 慶應義塾大学日吉キャンパス(横浜) 宿泊場所: 慶應義塾大学日吉キャンパス内 協生館研修宿泊施設 連絡先:下記あて先に、はがきにて、氏名、所属(学年)、性別、メールアドレス、連絡先、 希望や質問などをご記入の上、お申し込みください。第 2 次募集の締め切りは 2014 年 8 月 23 日までとさせていただきます。 〒108-8345 東京都港区三田 2-15-45 慶應義塾大学文学部 坂上貴之 講師と講義題目(予定) 講師:山田剛史(岡山大学大学院教育学研究科) 12 月 27 日 4 限「シングルケースデザインの統計分析 1」 シングルケースデザインで収集されたデータに対して適用可能な統計的方法について講義する。本講義ではとくに推測 統計的手法として,randomization tests や interrupted time-series analysis などを取り上げる予定である。 12 月 28 日 2 限「シングルケースデザインの統計分析 2」 本講義ではとくに記述統計的手法として,一事例実験のメタ分析とそのための効果量 effect size について取り上げる予 定である。両講義において,統計ソフト R を用いた演習も行う予定であるため,ノートパソコンに R をインストールし て持参してほしい。R それ自体についての基本的な解説は行わないので、事前に次の参考文献などを活用して,R の基 礎について学習しておいてもらいたい。山田剛史・杉澤武俊・村井潤一郎(2008). 村井潤一郎(2013). R によるやさしい統計学 オーム社 はじめての R 北大路書房 講師:野呂文行(筑波大学人間系) 12 月 27 日 3 限「通常学級内での発達障害児童の支援:個別支援と集団支援」 児童個人に対する支援と学級全体を視野に入れた支援に分けて、通常学級に在籍している発達障害児童に対する応用行 動分析学に基づく支援方法について解説する。 12 月 28 日 1 限「見本合わせ課題を用いた自閉症スペクトラム児童の認知・言語スキルの支援」 知的障害のある自閉症スペクトラム児童は、認知・言語スキルに障害を有しており、それへの見本合わせ課題を軸に した指導の有効性が示されている。見本合わせ課題の獲得促進法から、刺激等価性を応用した認知・言語スキルの拡大 までを解説する。 講師:坂上貴之(慶應義塾大学文学部) 12 月 27 日 1 限「行動分析学の定義を考える:行動と強化スケジュール」 行動分析学における行動、環境、手続きについての定義は、極めて系統だってなされているが、その定義は本当に「安 心」に値するものなのだろうか。行動分析学の基本的な定義を問い返しながら新しい行動分析学の在り方を考えてみる。 12 月 28 日 4 限「行動データをどのように解析するか:R を用いた IRT の分析」 最近では JEAB をはじめとして、ほとんど累積記録を載せている論文はない。その代りに、生存分析をはじめとした様々 な解析が行動データに対してなされている。統計ソフト R を用いて、IRT を対象にどのような分析が可能かを考える。 (事前に R の基礎を学んでおいてほしい。また実際のデータ例を渡すので、R をダウンロードしたコンピュータを持参 してほしい。) 講師:井上雅彦(鳥取大学医学部) 12 月 27 日 2 限 未定 12 月 28 日 3 限 未定
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