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ぺダトレガイド
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片足漕ぎの見直し
ペダリングのコツ
6-1/2
発行者:TriMind 栢野忠夫
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1.手で回すのが理想状態(理想の実感)
足巧ぺダトレの基本となるのが「片足漕ぎ」チェックです。
片足漕ぎがスムーズに出来ていない状態で両足で漕いでも、効率的な漕ぎ方には至りません。
片足漕ぎの理想状態は、足巧の様子に現れますが、その様子は足巧を付けたクランクを手で回すと明確に
なります。
【写真1】のようにペダルを手で持って回します。常にクランクに回転力を入力しながら回す感じで行う
と、足巧は【図1】のような動きをします。
(※ペダル軸は常にクランクを先行している)
これが、足巧サイトに掲載しているアニメーションの動きであり、1 回転の中で生じる様子「⇒巻込み⇒
引込み⇒巻返し⇒送出し⇒踏出し⇒踏込み⇒」の感覚が手元で感じ取れます。
ここで気を付けて頂きたいのは、足と同じく手の操作が不器用だと、理想の操作ができず、理想の感覚を
感じ取れない場合が有ります。
ここに手の操作性を上げておく必要性が有ります。手の操作性を上げることは、ハンドルの握りと操作に
も関係してきますし、至る所、全身操作にも影響を及ぼしてきます。
写真1:手でスムーズに回してみる
図1:足巧の理想的な様子
2.上下の行き過ぎはNG(上・下死点チェック)
漕ぐ動作が上下運動になっている場合、上死点(最上点)で足巧が上向きとなり【図2-1】
、下死点(最
下点)で足巧が下向きとなります【図2-2】
。
(※図はイメージであり、このような傾向が現れる一例です。
)
理想状態である前記の【図1】と比較すると、その違いが明確です。
この様に、引き上げ過ぎていると、
「足巧を着けるとサドルを上げたくなる」、また、踏み過ぎていると「足
巧を着けるとサドルを下げたくなる」思いとなります。
(※足巧ぺダトレでサドルの高さを変える必要無し)
巷で「片足漕ぎトレーニングをするとシューズの裏が剝れる」といった類の話を耳にしますが、それは理
想的に片足漕ぎが出来ていなためです。
足巧トレーニングの際に、ここは改めておきたい大切なポイントです。
上死点で足巧が上を向いている
カックン
カックン
下死点で足巧が上を向いている
図 2-1:引き上げ過ぎているペダリング
図 2-2:踏み下げ過ぎているペダリング
Copyright © TadaoKayano All Right Reserved.SINCE2014.12.19
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ペダリングのコツ
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3.カックンは回し遅れ(カックンチェック)
足巧を装着して片足漕ぎをすると、カックンとなってスムーズに回転させれない場合が有ります。
これは、クランクの回転にペダルが遅れて、回転に追いつく際に起きる現象です。
ということは、足巧を装着せずに片足漕ぎをする際に、回転に遅れてクランクに引っ張られる状態(効率
のマイナス要素)が潜んでいる片足漕ぎということです。
先に解説した「上下の行き過ぎ」も、行き過ぎる事によってペダル軸がクランクの回転に遅れてしまうの
で、この際もカックンとなってスムーズな回転にはなりません。
カックンの現れる箇所は、個々の回転させる癖によって異なり、
【図3-1】
【図3-2】に示すような箇
所などにも現れます。(※図はイメージであり、このような傾向が現れる一例です。)
このように、足巧を装着して片足漕ぎをする事によって、片足漕ぎの個々の問題点が浮き彫りになります。
この浮彫になった問題点は、足巧がカックンとならないように回せるようになる事によって解決します。
此処に、足巧の存在意義が有ります。
カックン
カックン
図 3-1:巻返し遅れカックン
図 3-2 巻込み遅れカックン
4.片足漕ぎを両足漕ぎで体現する
足巧を装着して片足漕ぎをする際には、頑張らない適度な負荷で左右交互に行う事が大切です。
適度な負荷とは、10回転させたころに頑張りモードに移行する(疲れてくる)負荷で、そこで左右の足
を切り替えて、左右交互に5回程行います。これを1セットとします。
セット数は、個々のレベルによって異なりますが、様子を観察しながら、イメージと現実を重ね合わせな
がらジックリと行い、3~5セット程行って両足で漕いでみます。
片足漕ぎがスムーズに出来てきたら、
「巻返し」を含む一連の操作が出来てきているということです。
このスムーズな片足漕ぎの様子を、両足漕ぎに移行しても体現できるようになる事が次なる目標となりま
す。そのためには、
「ブランコ漕ぎ」で左右のリズムが整っていることが大前提です。
※「ブランコ漕ぎ」とは、足巧を装着して足巧をブランコのように前後に揺らしながら漕ぐ漕ぎ方です。
片足漕ぎで左右共にスムーズに回せる事を目指し、左右其々の問題点を解決しつつ、「ブランコ漕ぎ」で
左右のリズムを整えていく、、、頑張らない程度で繰り返しながら、、、
そうすることによって、スムーズな片足漕ぎの様子のまま、両足漕ぎが出来るようになります。
これを修得するのが「足巧のぺダトレの基礎」であり、これが、「足巧のぺダトレによる更なる向上への
入り口」となります。
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