地方都市部における小学生の遊びに関する調査研究 (2

Architectural
Arohiteotural
Institute
エnstitute
of
of Japan
Japan
熊
摩騾
日
集
第55号 2012年 7 月
【5 − 1 】
地 方 都 市 部 に お け る 小 学 生 の 遊 び に 関す る 調 査 研 究 (2 )
石 川 県 津 幡 町 に お け る 子 ど もの ゲーム 遊 び環 境 に
つ い て
Research on Elementary School Childrent
the Local
Area
s Play in
in
Tsubata
A case ofchildren s game playing
’
’
○粟 原 知子
Tomoko AWAHARA
本研 究の
熊 澤 栄 二 ,桜 井 康 宏
,
Eizi KUMAZAWA
,
、地 方 都 市部 の 小 学 生 の 遊 び 環 境 が 、こ の 10 年 間 で ど の よ うに 変 化 し た か を
、最 も人 気 の 高 か た 「ゲ ーム 遊 び 」 に つ い て 、2010 年 に 実
ン ケ ー ト調 査 用 い て 分 析 を行
た 。4 種 の ゲ ーム 遊 び を 対 象 に 、
子 ども の 属 性 、
目的は
明 らか に す る こ と で あ る 。本 稿 で は
2 種類 の
施 した
Yasuhiro SAKURAI
,
ア
っ
っ
校 区 特 性 、遊 び 意 欲 別
、実 際 に ど こ で 遊 び が 行 わ れ て い る か を 明 ら か に し た
た り 、屋 外 で 使 用 で き る も の も 増 加 し た が 、遊 び の 孤 立
に 分 析す る と と もに
そ の 結 果 、ゲ ー ム 遊 び の 種 類 が
多岐に
わ
。
化 の 進 行 の 兆 し も確 認 し た 。
Keyivordsch
ildren
k pl の l 子 ど らの 遊 び
ele
〃 ientaty
4 難
・
sChool
,
磁
local
area ,
plの
,
方都 7方訊 避
1.本研 究 の 目的
携 帯電 話、イ
査
1)
ン タ
ーネ ッ
トの
普及 、過 疎化 、少 子 化
「山間部 」 〉
び
〜 3 時 間 で 、 「男 子 」
・分 析 す
る こ とを 目的 と して
い
る
。
は 、や や
本稿 は
い
〉
て 、現 状 を 明 らか にす
小学 校 9 校
順 に 長 く 、校 区 別 に は
あ り、「郊外 」
「中心 部 」 で
「郊 外 」 〉
,4 ,6 年
生 1309 名 を対象 に遊 び に 関す る ア ン
(
家族構 成、
通学状 況、余暇 の 時 間利 用 、遊 び 意欲 、遊 び 内容 ・
場所 ・
2010 年
仲間 、ゲーム 遊 び の 種類 、秘密 基地 等) を 実施 し (
で は遊
レ ビ 視 聴 時間
校 区別 に は 、 「山間部 」
。
〉
「郊 外」
「
中 心 部 」 の 順 に 長 い 傾 向 に あ っ た。 遊 び 欲 に つ い て は 、
割 で 、「男子 」
2 .調査 概 要 と 2010 年の 小 学 生 の 遊 び の 概況
〉
「
男 子 」 よ り 「女子 」 が長 く、学年 別 に は 、高学
「欲
も っ と遊 び 時 間が
る。
石 川 県 津幡 町 の
「
郊外」 〉
年 ほ ど視聴 時 間が 長い
そ の 続 報で あ り、2010 年 の 小 学生の 遊 び 実態の 中で も大 き
した 、ゲーム 遊び 環 境 につ
「高 学 年 」 の
び 時 間の 長短 が 二 極化 す る傾 向 に あっ た。テ
に 対 し、10年 間 で 小 学 生 の 遊 び 環 境 が ど の よ うに変化
く変 化
ぴ胴
「
女 子 」、「低 学 年 」 〉
によ
地 方 都 市 部) に お け る小 学生 の 遊 び に 関す る 調
(
したの か を把握
〃 le
グ ーム 避
そ の 結 果 、遊 び 時 間 は 、平 目 で 1
り、小 学 生 の 生 活 環境 は 大 き く変化 し た 。本研 究 は 、石 川
県 津 幡町
ga
.
space
“
〉
しい 」 と答 え た 子 ども は 全 体 の 約 6
「
女子 」、「高学年 」 〉
「山 間部」 で
(
全校 対象) の 2
あ
っ
「
低学年 」、「中 心 部 」
た.
表 1 .調査概要
ケ ー ト調 査
配 布 数 〔人 } 圓 答 春 数 {人 ) 学 校 別
中 条
小 学
183
校
条 南 小学 校
井
上
小学 校
翼
田
小 学
校 区 igm拐 TJ2} に 分析 した 。
1241
太 白台小 学 校
8 月 実施 :表 1 )、前稿 D で は 、余暇 の 時間利 用、遊 び 意欲 、
遊 び内 容 ・
場所 ・
仲間に つ い て 、そ れ ぞ れ 男女別 、学 年別、
1人 )
211
津 幡 小学 校
1305
〔有
効 回 収 串
.)
94 8
%
244
223
151
校 区特 性
男 女比
.
7
(31
%
》
男 子
郊 外
、
(50
%
〔49
笠 野 小学 校
刈
18
小 学
校
)
(60 9 % )
51
22
安
617
.
2
女 子
藪 野 自小 学 校
間部
山
.
2年 生
138
校
学 年 比
中心 部
〔7 3r6 )
δ
12
.
8
%)
、
391 (31 5% )
4 年 生
405 (326
%
》
6 年生
.
445 〔35 9
%
}
工 学 ) *Asst
.
Prof
.
Faculty
of Education
and Regional
Studies
Univ.
ofFukUi ,
Dr .
Eng
*福 井 大 学 教 育 地 域 科 学 部 助 教 ・博 士 (
,
,
**
**
工 学)
石 川 工 業 高 等 専 門学 校 准 教 授 ・博 士 (
Assoc.
Pro
£,
Dept
,
oFA エchitecture ,
Ishikawa
NCT ,
Dr.
Eng
林 *
* **
Prof
.
Graduate
School
ofArchitecture and Civil
Eng .
Univ.
ofFukui DL Eng
福 井 大 学 大 学 院 工 学研 究 科 教 授 ・工 博
,
,
,
一333 一
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library Service
Library
Architectural
Arohiteotural
Institute
エnstitute
of
of Japan
Japan
3}
遊 び 内容
ーツ
ソ
コ
にっ
て は 、全体的 に 「テ
い
ール 遊 び 」
」 「ボ
「
お に ごっ こ
が 多か っ た 。 「男子 」 で は
遊 び 」、 「女 子 」 は
トゲ ーム 」
ン
」 「ス ポ
ガ 」 「パ
あす る 」 「し な い 」) を あ らわ して
、
帯 ゲ ーム
内容 も 「携 帯
「
ス ポ ーツ 」 「
テ レ ビ ゲ ーム 」 「
ボ
「
お 絵 か き 」 「ご っ こ遊 び 」 「人 形
は 、「高学年 」 ほ ど 「テ
ーム 」
レ ビゲ
・
「
マ
ス ポ ーツ 」 「
ン ガ」
「
パ ソコ ン」 「
お し ゃ べ り」、「低学年 」 ほ ど 「お に ご っ こ 、
か け っ こ 」 「自転車遊 び 」 「
お 絵か き」 「
人形
・お
レ
パ ソ コ ン 」 が 高 く 、「山 間 部」 で は
ビ ゲ ーム 」 「
お
もち ゃ 」 「虫遊 び 」 「ま ま ご と」 が 高 か っ た 。
い て
、ゲ ーム 機 の
っ
種 類 、使 用 頻 度 、そ の 属 性 、使 用 場 所 に
3〜7である
た の が 、図
、以 下 、考 察 を進 め る。
ー
3 .ゲ 厶 機 別所持率 と使 用 頻度
有無 別 」 に 示 し
。
(
図 3 ) に み る と、「テ
ーム 」 「携
レ ビゲ
ー ドゲ ーム 」 は 、 ゲ ーム を 「よ くす る」 子 ど
」 「カ
ーム 」
い て
な るが
、
ばない
」
は、「3 時 間」
図 1 は 、男 女別 、学年 別 、校 区別 に ゲーム 機 の 所 有率 を
5 時 間 以 上 」 でや や 使用 頻 度 が 高 く
「
た 。ま た 、「
遊
〜
7割 の 者 が ゲ
も、3
時 間 の 長 さ との 相 関 はみ られ なか
と回 答 し た 子 ど も につ
い て
っ
を し て い る こ と が わ か る。
男 女別 (
図 4 )に み
「
カ ー ドゲーム 」 で は
ゲーム
〉
も ほ ど 遊 び 時 間 が 長 くな る 傾 向 に あ る が 、「
ネ ッ トゲ
ーム 遊び
い て
つ
を 含 め る と、
トゲ ーム 」 47%
て
い
ーム 」75% ≧ 「携
「
カ ー ドゲーム 」
「
遊 び 欲の
性 別」 「学年別 」 「校 区特 性 別 」 「
につ
た 、ゲーム 遊 び に っ
使 用頻度 につ
。
っ
帯 ゲ ーム
・
る
「テ レ ビ ゲ
「ネ ッ
平 日の 遊び 時間別
「
テ
「人 形
7P
」
(/o 〉
い
(「よ くす る」 「ま あ ま
40% 弱 の 順 に 多 く 、特 に 「携帯 ゲ ーム 」 は 「よ くす る」 率 が
40% と高 くな て い る 4 〕。
各 ゲーム 機の 使用 頻度 の 傾 向に つ い て 「平 日遊び 時 間別 」
も ち ゃ 」 「虫
に は 、「
遊 び 」 「砂遊 び 」 の 割 合が 高い 。校 鴎 「亅
郊外」 で
遊 び 内容 の 中で 最 も選 択 率の 高か
「まあ ま あ 」 まで
は
ー
新型 ゲ ム
な どの
2 は 、ゲ ーム 機 の 種類別 使 用 頻 度
図
しゃ べ り」 が 相 対 的 に高 か っ た。学年 別
「お
お もち ゃ 遊 び 」
で
マ
こ」 「
っ
ン」 「
お しゃ べ り」 が 多 く、 「そ の 他 」 の
DS 等)
ゲーム (
PSP 、
」 「
ネッ
ール
、か け
ゲーム
ビ
レ
ー
ー
る と、「
テ レ ビゲ ム 」 「
携帯 ゲ ム 」
「
男子 」 〉
あ り、特に
「女子 」 で
「男
と 「
男 子 」 が 「女子 」 の 所有 率 を上 回 っ て い る 。学 年別 に
「よ くす る」 率 が 高 い 。こ れ に 対 して 、「
ネ
ー
ム 」 は 「女 子 」 の 使 用 頻度 が 高 い 傾 向 に あ る。ま
ッ トゲ
ー
た 、「カ
ドゲ ーム 」 は 、圧 倒 的 に 「男 子 」 に 人 気 が あ る こ
み る と、高学年 ほ ど所持 率 が 高 く な る 傾 向 に あ る
とが わ か る
あ る 。約 85% の 子 どもが何 らか の
あ らわ し た もの
で
機 を所 有 し て お
り、
男女別 に は 「男子 」9α%強 〉 「女子 」80%
には
、「中 心部 」
「
郊
外 」 で 85% 強 が 所 持
。
校 区別
して い る の に
対
。
、
し
次 に 、学年 別 (
図 5 )にみ
ゲーム 」 「ネ ッ
76% と低 か っ た 。
「山 間部 」 の 所 持 率 が
子 」 は 女子 に 比 べ
る と 、「
テ
レ
トゲ ーム 」 は 学年 が 上 が る
ビ
ゲ ーム
1 「携帯
ご とに 頻度 が 高 く
umtttttttw
°
一
一
一
一
一
丁
一
1
=
_一
一
一
.
.
__一
一
.
署 一
畭
=
女
子
n
5931
【
4
男子Cn 5ア6 )
7
ー
ト
“
晨
「
映
旭
ム
ト
=
一
一一 一一
一
」
4 年生{n =
38S }
一一
一一一 H
6年 生 (
n=
426 }
5時
2年生【n 363 }
く
1
塾
纈
撚
=
中 心 部ln 37S }
5時
一
犁
婁
≡
711 )
郊外【
n
凶
≡)
n
88
山間部{
0%
f
20% 40% 60% 80% 1DO%
■ あり 至
#
ロ なし
図 1 .ゲー厶 機の 所 持
ーム 【n=
1014〕
携帯ゲー
ム【
n=
1020[
F
ー
n=
921} 29.
1%
ネッ トゲ ム (
カードゲーム 〔
n = 5)
21 .
6%
440 %
テ レビゲ
41
:
315 %
黙
ヱ
ー
殺
i
0% 20% 40% 60%
■ よくす る ー
図 2 .ゲ ム 嬲
5時
一一
ゴ
_一・
一
・
_一
_ 一一幅
油
山
明
s時
ロ
まあ まあ
80% 100%
■
しない
O % ZO % 40 %
■ よ くす る ロ
図 3 .ゲーム 嬲
噸 用 頻度
}
肢
60
%
80
%
100
%
ま あま あ 團 しない
用 頻度 と遊び時間 の 関 係
一334一
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library Service
Library
Architectural
Arohiteotural
Institute
エnstitute
of
of Japan
Japan
f
男
董
好
なっ て お り
子
筝扉
トゲーム 」 で 顕著 に
「ネ ッ
が上 が る ご とに 使用頻度 が 顕著 に 低 くな
簍.
.
f露
・ ・
校 区 別 (図 6 ) に は 、全 体 的 に
好
華勇tt1
トゲ ーム
ッ
O%
20 % 40 % 60 % 80 % 4
図
■
よ くす
る
凹 ま
あ ま
あ ■
しな
100
%
。
」 に
「
中 心 部 」 が 最 も低 く 「山 間 部 」 を 下 回 っ た 。
関 して は
好
た
「
郊 外 」 ≧ 「中心 部 」 〉
著 に 高 く 、「ネ ッ トゲーム
「郊 外 」 で 顕
」 は
っ
用 頻 度が 高 く、特 に 、「携 帯ゲ ーム 」 「ネ
「山 間部」 の 順 に 使
.
?
R
ーム 」
高 くな る傾 向 に あ る。 こ れ に対 し、「カ ー ドゲーム 」 は 学年
.一
業
「携 帯ゲ
特に
、
.
遊び欲 (
図 7 ) の 有無別 に は 、全 体的 に 、遊 び 欲
「
有 り」
い
「
無 し」 に 比 べ
が
.ゲー厶 機剔 使 用 頻度 と性 別 の 関 係
ーム 」
トゲ
、使 用頻 度が 高 レ傾 向 と な
た が 、「
ネッ
っ
は や や 、そ の 傾 向 が 薄い
。
4.ゲー厶 遊びの 人数 と場所
各 ゲ ーム 遊び に 対 す る 、
遊 び 仲 間 の 人 数 と 遊び 場 所 を 把 握
す る た め、以 下 の 通
2010年 9 月 実 施 :表 2 )
(
り 、追加 調査
を実 施 した 調査 方 法は 、
22 種 類の 遊 び に っ
。
頻 度 、仲 間 の 人 数 、遊 び 場 所
それ ぞれ、
22 種 の 場 所 か
も ら うア ン ケ ー
い て
(
屋 内 外 、 らあ て は ま る もの を 全 て 選 択 ) を 回答 し て
ト調 査 と し た。本稿 で は 、22 種 の 遊 び の うち 、ゲーム 遊 び
4 種 につ
表2
0%
ZO % 図5
■
40
% 60 % よ くす る .ゲー厶 棚
囲
まあま あ 80
% 100 %
しな い
■
Il
使 用 頻度 と学 年の 関係
い
て報告す る
。
に 示 す通 り、調 査 対 象者の
概要 は 、先 の 調 査 とほ ぼ変
ー
た。ゲ ム 機 別 使用 頻 度 (
図 8 )につ い て は 、「よ
わ らなか
っ
くす る 」
に 対す る
「
ま あま あ」 の
割合 が 高 くなっ
る
て い
5)
1 回調 査 と ほ ぼ変 わ らない 。
図 9 は 、遊 び仲 間 の 人 数 (「一人 」 「2 〜 3 人 」 「4
5 人」
ー
「6 人 以上 」) に つ い て 示 し て い る
「テ レ ビ ゲ
ム 」 「カ ー
ドゲ ーム 」は 約 70% が 複 数 人 で あ る の に 対 し、「携 帯 ゲ ーム 」
が 、全 体的な 傾 向は 、第
〜
。
中心 部
4 よ 郊 外
1ト
“
山聞 部
f
図 10 は 、各 ゲーム 遊 び の 遊 び 場所 渥 内外嗜 好) を示
さ f
恥
。
こ とが わ か る
車、
臨
奎
.
.
唖
トゲ ーム 」 は 、60〜80% が 「一人 」 で 行 わ れ て い る
「ネ ッ
翌
た もの で あ り、
「家 の
部
配 布 数
外
牽山間部
津 幡
小
中 条
小 学
条南
小
太
4 中
辿 心
郊 外
山 間邪
0 % ZO
学校
英 田
駅 野
台 小 学
笠
野小 学校
刈
寮小
掌
〔人
}
校 区 特
性
212
中
183
〔316
255
2D3
郊 外
155
(
6D
心
男 女 比
学
邵
%
8
5Q
{
.
6
%
女 子
22
)
4 年
% )
145
山
閭
.
%
生
415 〔334
580
49 2
(
部
.
8
〔7
年 比
2年 生
381 (306 % }
冫
男 子 598
20
校
〕
6
年
%
)
生
.
447 (36 O % )
% )
ム
:
%
厶 困
}
ム
1
昏
on 10 % 20
■
%
30 % 40
50
%
よくす る ロ
%
60
%
70 % 80
まあまあ 冒
%
90
%
100
)S
しない
図 8 .ゲー厶糊 1膜 用頻 度
。.
事前
ー fN・
g83
テ
ゲ
ー
=
携帯
tN 1021[
ネ トゲー
ム{
N=
704)
カー
ドゲー N =
432
レビ
耋.型 一
ゲ
茎
有 り
ム
}
ム
ッ
点.
塾
)
校 別
1
カ
毒.
ム〔
O % ZO
8
1 55
告 宥」
.%
校
. .
95
回収 率
学 校
ット
有り
(肩 効
1305
小
小 学 校
1250
学 校
.調査 概要 2
ム
f
強一
.
〔人
3種か ら
外 」 「どち ら も」 の
1
国 ま あ ま あ ■ しな い
図 6 .ゲー厶機剔 使用頻 度と校 区 特性の 関係
奢 数
し
.
. 11
ー 〔N =
123S )
607
.
「 E1
1
N・
1ZZ8 )
携 帯ゲ ー 【
470
.
1
E1
ー =
1ZZ6
ネ
ゲ
1
1
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ードゲ ー (N=
1219}
h“h“
’
内
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’
」 十
雫 1
雪
% 4D % 60 % 80 % 10Q %
● よ くす る 回 筈
校
〒 レ ビゲ
〔人 〕
掌 校
日 台 小
井 上
部
千
s
表2
中 心 部
郊
中 」 「家 の
■
% 40
% EO
% 80
よ くす る 田 ま あ ま あ % 10e7S
■
)
0% 1G% ZO% 3D% 4e% 5076 60% 70% 80% 90% 100%
一人 2 −・
3 人 ー
図 9 .ゲ ム 機別 使用頻度 と 遊 ぶ人 数
しない
図 7 .ゲーム 機別 使用 頻度 と遊び意欲の 関係
■
ロ
●4
〜5 人
一335 一
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library Service
Library
Architectural
Arohiteotural
Institute
エnstitute
of
of Japan
Japan
ー Nz986
携 帯 ゲー N =
1015
ー 【N =
sg3)
ー
ー
N
=
410
カ ドゲ
ム〔
テ レ ピゲ
トゲ
ッ
1
11
「
」
)
1
ム
ム〔
テレ ピゲ
__
[
鼻
;
旨
携帯ゲ
9
ネ
I
I …
…
し
ー N=
96D
ーfN;
986
ー 盖
657
ーゲー N =
399
1
;
)
ム[
ネ
;
i1
卜
1
134
一
カ
%
厶[
)
ム
]
ッ トゲ
厶
(N
〕
ド
厶
[
[
■
家の 中 ー厶棚
図 10.ゲ
60)S 70% 臼0% 90 % 100 %
0 % 1暇 ID % 30 % 0 % le % 20% 30% 40% 50% 60% 70is 80% 90% 1DO%
■1か所 ■2 所 か
ロ 家 の 外 ● ど ち ら も
Il使用場所 の 屋内 外嗜 好
図
■
釦 % 50% 3 か 所 11.ゲ
4 か 所 ■
■
5
〜9
か 所 か所 以上
wlO
ム 機別使用 場所選択数
」
全 体
ビゲー
携 帯 ゲー
ー
ードゲ ー
テ レ
ム
ム
ネ
トゲ
ッ
厶
カ
厶
960 )
{N =
=
N
[ 9S6 )
N=
6S7 [
〔
N=
399 }
【
O % 10
の
家
■
% 20 %
ロ 家の 庭
中
・
そ ば
30
圏 公
%
40
■
共 施 設
65% 以 上 が
とも
ゲー
店舗 ・
「
家
は 、屋 内外
ら も」 が 20 〜25% と、他 に比 べ 高い
「ど ち
た 、「カ ー ドゲーム
割が
「
家の
」は
あ る が 、 「ネ ッ トゲ ーム
。ま
外」 の 割合 も 13% と高 く、3
18
図 ll は 、各種 ゲー ム 遊 び に 対す る 、遊 び 場 所の 選 択 数 (
一
種の 遊 び 場選 択肢 の 中か ら、 人 の 子 ど もが い くつ の 場 所
を 選 択 し た か ) を示 して い る 。屋 内外 嗜 好 と同 様 に 、全 体
的 に 60〜9〔P/が 「一か 所 」 の み の 選 択 とな て お り、特 に
ー
「
ネ ッ トゲ ーム 」 は 顕著 に 高い 。 「携 帯ゲ ーム 」 「カ ドゲ
田
その 他
。
10年 前 に もみ られ た
「
テ
ゲ ーム
ーム 」
は 、「2 〜 9 か 所 」 選択者 が 4 割 前 後 あ り、「家の 中」
に も様 々 な遊 び 場 所
ゲ ーム 機 を携 帯 し て い る と考 え
ヘ
カ ー ドゲーム 」
」 「
」 は
は 、場 所 も
ーム 機
携帯 型 ゲ
一人 」 で 遊 ぶ 者 が 多 く、特
「
。
、
に
」 「ネ ッ
「ネ ッ
ト
トゲ
「
家 の 中」 と限 定的で あ る。
普 及 が進 み 、ゲーム 遊 び を 孤独 に 行
の
う者 も増加傾 向 に あ る が 、屋 内以 外 で の 遊 び 場で 遊 べ
る 点は 評価 で き る. し か
られ る
い て
ゲーム
ビ
レ
は 、複 数名 で 遊 ぶ 者 が 多 い が 、 「携帯 ゲ ーム
っ
図 12 は 、
各ゲーム 遊 び をす る 具体的 な遊び 場所 に つ
「
女 子 」、「カー ドゲ ーム 」
」 は
使 用 頻度 も高 い が 、 「
ネ ッ トゲーム 」 は あ ま り相 関 し
ない
ーム 」
以外
自然
■
遊 び 時 間 が 長 い ほ ど、ま た遊 び意欲 が 高 い ほ ど、ゲー
ム
。
「
低学年 」 ほ ど遊 ばれ る こ とが 特 徴 で あ る。
は
も行 わ れ て い る。
「
家の外」 で
園
公
90% 10D %
全 体的 に ゲ ーム は 「男 子 1 「高 学 年 」 「郊 外 」 で 人 気 が
中 」 で 行 われ て い る が 、 「
携 帯 ゲーム 」 「カ ー ドゲーム 」
の
■
セ ン
道 路 ・
駐 車 場 ee
12.ゲ ーム 機 別 具 体的 な遊 び場所
図
1 っ 選 択 して も ら う形 式 と し た 。4 種
50 % 60 % 70 % 80%
%
し 、ネ ッ トゲ ーム は 、子 ど も
の 孤 立化 を さ らに 進 め る 可 能 性 が あ る と考 え られ る
。
全 選 択 数 に お け る 各遊 び 場 所 の 割合 を示 し て い る。全 体的
に は 、「
家の
中」
が
6 割 、 「家 の 庭 ・そ ば 」、「公 園 」 が 上位
を 占め 、 9 割以 上 の 子 ど もが
とが わ か る
ゲ ーム 嬲
の
中」 を選 択 して
い
本 研究}よ 平成 21 年度 中山隼雄科 学技術 文 化財 団 の 助 成 に よ り調 査 を 実 施
し ま した。調 査 ・
分析 にあた り、
石川工 業 高等専門学校 卒業生 の 川 端翠氏 に
多 大な ご協力 をい た だ き ま した。紙 面を 借 りて お 礼申 し上 げま す。
るこ
。
1亅
に は 、「テ レ ビ ゲーム 」 「ネ ッ トゲ ーム 」 で 「家
中」 が 高 く、特 に
「ネ ッ
中」
「
家 の 中」 が 約
8
り、「家 の 庭
割合 が
、
他 に 対 し顕 著 に 高 く
、
商業 施 設
の
で
「
の
「
の
て
っ
レ
の
の
っ
「
て い
て い
「パ
レ
の
の
っ
ム
ビ ゲ ーム 」
が 主 流 で あ っ た 10 年 前 に比 べ
は 多 岐 に わ た り進 化 した が 、現在 で は
「
テ レ ビ ゲ ーム 」 〉
」 ≧
、ゲー
ー ドゲ ーム
「
携帯 ゲ
「
ネ ッ トゲ ーム 」 ≧
ム
」の
の
。
ム
ム
ッ
パ
ム
つ
ム
」
」
」
ッ
ン
コ
ン
モ ン
レ
い
い
」
「カ
い」
」 の 順 で遊 ぶ頻度が高い
レ
ス
ン
ーム
「
の
ン 」 の
以上 の 考 察 を 踏ま え 、以 下 の 通 り、結 果 を ま とめ る 。
ム遊び
の
「
の
5 .ま とめ
「テ レ
ど も 遊び ん 劉
,日本 建 築学 会 学 術 講 演 梗 概集 建 築 計 画
− ,2011 .8 月
2 )校 区特性は 、中心部 」 を R 津幡駅 と 旧 市街地 を中心 とす る 2 ノ
」俘 校地 区 、郊 外 」
は新興住宅地 を含む 4 校 区、「山間部」 は過 疎 進む 3 校区と した。
3 )1999 年 調査用紙 は 、
ゲー
ム 遊び
種類 を テ ビ ゲーム 」 み で 設 定 して お り、
ム 亅 記入 が 目立
た。
2D10年版調 査 は 、
当時は そ 他 」欄 に カードゲー
過去
ゲー
ム に 関する 項 目は テ
ビゲー
ム」
ソ
調査票に 準 じ 作成 し
るた め 、
コ
みとな
る。
遊 び内容 は 、18 種 遊び か ら よ くす る も 3 項 目以内 を
選 択 して もら た。
4 )遊び内容に 関する質問に は 「どんな ゲー 遊び をす る か」を問 う新た な設問 を加 え、
プ レ テ な ど、
テ
ビ に接 続 し て使 う もの 〉 「
携帯 ゲー (任
「テ レ ビゲーム 、
ー
ー
機) 「
ネ トゲ
( ソ
、携 帯電話 など 、イ
天 堂 [rSPSP な どの 携 帯 型 ゲ
ー トに 接 続 して 遊 ぶ も の ) 「カ ードゲ ー 孅 L、デジ な どの プ
タ ネ
イ グカ ード) 4 種 ゲー 遊 びに
て、
そ れ ぞ れ 所持 、
頻 度を質問 して る 。
「
5 )追加 調査で は 、
使用頻度 を4 段階評 価 (「よ くす る」 「ま あまあする
た まに す る
「しな
) と し、「た まに す る を 「ま あまあす る に 含 めて 計算 し て る 。
そ
「まあまあ」 害洽 が高 くなっ
たと考え られ る。
ため 、
匪829 830
「
ン 」の
『地方都市部 に おけ る小学 生 の 遊 び に 関ずる 調査 研究 (2 )石 川 県津幡
1 )粟原知子他
L
で 遊 ん で い る こ とが わ か る。
註
町 に お け る 2010 年の 子
・そ ば 」 「公 園」
ー
る。ま た 、「カ
ドゲ ーム 」 は 「店
50% 前 後で あ
が
で 遊 ばれ る機 会 もみ られ
ー
舗 ・ゲ セ
トゲ ーム 」 は
し、「
携帯 ゲーム 」 「カ ー ドゲーム 」
割 を 占め る。 こ れ に対
は 、「
家の
「家の
講
亅
の
」
」
い
の
「
一336一
一
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工 工 Eleotronio
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