-1さ く せ い し 数学Ⅰ レポート№2 え ん レポート作成支援プリント 展開の逆が、因数分解というものです。 2 x(4 x 3) 8x 2 6 x たとえば、 これは展開です。 この式の左右を反対にすると、 8x 2 6 x 2 x(4 x 3) 8x 2 6 x という足し算の形の式が、 2 x ×( 4 x 3 )というかけざんの形の式に変わっています。 このように、かけざんの式の形にすることを、因数分解 因数分解の方法には、 するといいます。 ①共通因数をかっこの外にくくりだす ②公式をつかう 方法があります。 x 2 5x ①の方法の具体例 x 2 5x を因数分解します x x 5 x x ( x 5 ) 共通因数 この方法を使って、(1)と(2)を因数分解します。 ●共通因数を取りだす因数分解 問題① (1) 次の式を因数分解します x 2 3x x x x3 x ( x 3 ) 共通因数は x です! (2) 6a 2b 4ab 2 2 3 a a b 2 2 a b b 2ab 3a 2ab 2b 2ab ( 3a 2b ) 共通因数は 2ab です! ●2次式の因数分解 問題② 因数分解の公式 (1) a 2 b 2 (a b)(a b) x 2 9 x 2 32 ( x 3) ( x 3) -2次も同じ公式を使います。 a 2 b 2 ( a b) ( a b ) (2) 4 x 2 1 (2 x) 2 12 (2 x 1) (2 x 1) 2 x 2 2 x x となってしまい、 4x 2 になりません (2 x) 2 (2 x) (2 x) 4 x 2 となります。 問題③ a 2 2 a b b2 ( a b )2 因数分解の公式 (1) x 2 8x 16 x 2 2 x 4 42 ( x 4 ) 2 a 2 2 a b b2 ( a b )2 因数分解の公式 (2) x 2 6 x 9 x 2 2 x 3 32 ( x 3 ) 2 問題④ 次の公式は展開をまず復習すると・・・ 展開→ (x 2 ) (x 3 ) x2 5 x 6 + × 因数分解は展開の逆だから・・・ 因数分解→ x2 5 x + 6 ( x )( x × 2 と ) 3 たして5、かけて6になる2つの数をさがします。 (1) x2 8 x 7 + ( x )(x ) × たして-8、かけて7になる2つの数をさがします。 かけて7になるのは +1 と+7 -1 と-7 か、 のどちらか このうちたして-8になるのは、 -1 と -7 -3(2) x 2 2 x 15 ( x + )( x ) × たして-2、かけて-15になる2つの数をさがします。 かけて-15になるのは +15 と -1 +5 と -3 、-15 と +1 、 -5 と +3 のどちらか このうちたして-2になるのは、 -5 と +3 問題⑤ (1) 展開したときに、元の式に戻るよう、( )内にどんな数が入るか決めていきます。 3 x2 7 x 2 ( 1x )( 3x ) かけて2になるのは 1 と 2 か 2 と 1 どちらがいいか、入れてみて確かめます。 3x ① ( 1x 1 )( 3x 2 ) 2 x 3x 5x となり、 7 x にならない! 2x 6x ② ( 1x 2 )( 3x 1 ) x 6 x 7 x となり、これが正解! x (2) 展開したときに、元の式に戻るよう、( )内にどんな数が入るか決めていきます。 5 x2 9 x 2 ( 1x )( 5x ) かけて-2になるのは 1 と -2 -1 と 10 x か 2 か 2 と -1 か -2 と 1 か どれがいいか、入れてみて確かめます。 ( 1x 2 )( 5x 1 ) x 10 x x 9 x -4- へいほうこん ●平方根 2乗して a になる数を、 a の平方根という。平方根は正と負の2つあって、 正の方を a 、負の方を 2 a で表す。( a を根号という この中に入る数を、 ) a の平方根といいます。 平方根には+(プラス)と-(マイナス)があります。 (例) 4の平方根 4 2 → → つまり 4 ○の中に入るのは、+2と、-2という数です。 2 16の平方根 → 16 → つまり 16 ○の中に入るのは、+4と、-4という数です。 ○の中に入る数が整数にならないとき、 ○の中に入る数を、 と a a と表します。 たとえば、 5の平方根 2 → 5 ○の中に入るのは、 5 5 と で、これが5の平方根です 問題① (1) 2の平方根は、 2 (2) 9の平方根は、 9 と と 2 です。 (整数にならないので、ルートの記号を使います。) 9 、すなわち 3 と -3 です。 2 9 の中に入る整数です。 ●根号を含む式の計算 ルートの約束から、次の公式が成り立ちます。 ( a )2 a a2 a (← a は+の数字とします) -5- ( 5 ) 2 52 5 ( 3) 2 32 3 ( 2 ) 2 22 2 ( 10 ) 2 102 10 (例) また、次の式が成り立ちます。 a b ab a b a b これらのことから、次の問題が解けます。 問題② (1) ( a )2 a ( 7 )2 7 3 4 (3) 3 4 a2 a 18 9 2 32 2 3 2 (2) 3 22 3 ルートの足し算と引き算 文字式の計算で、 この 5x 2 x 7 x x のかわりに、 という計算がありました。 のついた数がくっついていると考えてください。 5 2 2 2 7 2 5 6 2 6 7 6 5 5 2 57 5 これと同じようにして、次が解けます。 問題③ (1) 5 3 2 3 (5 2) 3 (2)は 3 が異なるどうしの足し算・引き算をどうするかの問題です。 a2 b a b を使って、 が同じ数になるように変形していきます。 32 18 2 16 2 9 2 2 4 2 2 32 2 2 4 2 2 3 2 1 2 -6- 4 3 5 2 33 5 (3) 4 3 2 3 53 5 (4 2) 3 (1 3) 5 3 5 (4) 3 ( 2 3 3) 32 3 33 3 3 2 3 3 3 3 ( 3) 2 3 3 2 3 3 3 3 (5) ( 2 1 )( 2 2 3 ) 2 2 2 2 3 1 2 2 1 3 2 22 3 2 2 2 2 2 ( 2)2 2 2 2 (3 2) 2 4 5 2 5 2 3 3 3 ●分母の有理化 分母の有理化・・・分母にある√のついた数を、√のついていない数に変えることをいいます。 a2 a → ですから、√をはずそうと思えば、2乗すなわち同じ数を2個かけると √がはずれた数になるという性質を使っていきます。 問題① 1 2 (1) 分母が 2 です。√のついていない数に変えようと思ったら、分母に 2 をかけてやったら 2 2 2 となり、どうやら√がはずれそうです。 分数は、分母・分子に同じ数をかけることができるので、・・・ 1 1 2 2 2 2 ( 2)2 2 2 (2) 分母に -7- 6 2 6 2 3 5 3 5 3 3 3 があります。√のついていない数に変えようと思ったら、分母に 3 3 3 3 をかけてやったら となり、どうやら√がはずれそうです。 分数は、分母・分子に同じ数をかけることができるので、・・・ 3 で約分します 6 2 6 2 3 6 6 5 3 5 3 3 5 3 2 6 5 ( 3) 2 3 問題② (1) 1 5 1 分母が 5 1 です。このまま 5 をかけても、分母から √がなくなりません。 そこで、足し算の形になっているのを利用して、次の公式を使います。 (a b)(a b) a 2 b 2 (a b)(a b) a 2 b 2 どちらかを使います! ( 5 1)( 5 1) ( 5 ) 2 12 5 1 4 となり、どうやら√がはずれそうです 1 1 ( 5 1) 5 1 ( 5 1)( 5 1) (2) 4 6 2 1 ( 5 1) ( 5 ) 2 (1) 2 5 1 4 ( 6 2 )( 6 2 ) ( 6 ) 2 ( 2 ) 2 6 2 4 となり、 6 2 をかけると、どうやら√がはずれそうです 4 4 ( 6 2) 4 ( 6 2) 6 2 ( 6 2 )( 6 2 ) ( 6 )2 ( 2 )2 4 ( 6 2) 4 -8- ●実数 数の分類は以下の通りです。 自然数(正の整数) 整数 有理数 0 実数 負の整数 分数 無理数 正の整数1、2、3・・・を 整数 m と、0でない整数 n 整数 mも 2 自然数 という。 を用いて、分数 m n の形で表される数を 有理数 という。 m と表すことができるので、有理数である。 1 を小数で表すと、 2 1.41421356 のようにどこまでも続く小数になる。この数は 分数で表すことができないので有理数ではない。このような数を 有理数と無理数をあわせて 実数 という。 無理数 という。
© Copyright 2024 ExpyDoc