プログラミング基礎(4) ：繰り返し

C プログラミング入門
第6回
— C 言語の初歩 (4)：繰り返し (2) —
早稲田大学
創造理工学部
–建築・経営・資源–
第 6 回— C 言語の初歩 (4) —
C プログラミング入門
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本日の目標
繰り返し文が適切に使える．
for 文の復習
while, do while
break, continue
多重ループ
（小レポート課題）
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前回の復習：for 文
for 文の使い方
for（初期設定式；条件式；繰り返し式）{
繰り返し実行させたいこと
}
【for 文の流れ】
初期設定式
繰り返し式
for 文は（）の中に，２つの
「；」で区切り３つの式を記述
実行させたい事
Yes
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注意：
条件式
No
初期設定式は最初に１回だけ
実行される（通常，最初の値
を代入しておく）
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for 文使用プログラム例１
１から 100 までの合計を求める
#include <stdio.h>
int main(void){
int Sum = 0, i;
/*Sum に入っている値を出力*/
printf("Sum=%dYn",Sum);
for (i=1; i<=100; i=i+1){
Sum = Sum+i ; /*１つ１つ加算する*/
printf("+[%d] =%d Yn",i,Sum);
/*足されている？*/
}
printf("Answer is %d.Yn", Sum);
return 0;
}
変数の宣言は最初にまとめて，初期化もやってよい
for 後の {} 内は，i = 1, 2, ..., 100 と繰り返し実行
「i=i+1」は「i++」と書いても同じ意味
繰り返し実行させたいことが１つだけの場合，{} は省略可
「Sum=Sum+i」は「Sum+=i」としてもよい
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for 文使用プログラム例２
１から 100 までの合計を求める
#include <stdio.h>
int main(void){
int Sum =0, i;
printf("Sum=%dYn",Sum);
for (i=100; i>=1; i--){
Sum = Sum+i ; /*１つ１つ加算する*/
printf("+[%d] =%d Yn",i,Sum);
}
printf("Answer is %d.Yn", Sum);
return 0;
}
for 後の {} 内は，i = 100, 99, · · · , 1 と繰り返し実行
「i--」は「i=i-1」と書いても同じ意味
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便利な演算子
複合代入演算子：代入とセットになっている四則
演算
「a+=b：
「a=a+b」と同じ意味．
「a-=3」
：
「a=a-3」と同じ意味．
インクリメント・デクリメント
「i++」
：
「i=i+1」と同じ意味（インクリメント）
「i--」
：
「i=i-1」と同じ意味（デクリメント）
例：インクリメント
for(i=1; i<=100; i++)
printf("%dYn",i);
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第 5 回小レポート課題
問題：次のファイルを作成し，Course N@vi から提出せよ．
SN を以下で定義する：
SN
N
∑
(−1)k
=4∗
2k + 1
k=0
自然数 N を入力し，SN を計算するプログラムを作れ．
表示は小数第 6 位まで出力せよ．
表示は以下のようにする：
Input positive integer:1000【Enter】
Sum is 3.14????.
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第 5 回小レポートの解答例（１）
pifor1.c
#include<stdio.h>
int main(void){
int N,k;
double Sum = 0.0;
printf("Input positive integer:");
scanf("%d",&N);
for(k=0; k<=N; k++){
if (k%2) Sum -= 1.0/(2*k+1);
else Sum += 1.0/(2*k+1);
}
Sum *= 4;
printf("Sum is %.6f\n",Sum);
return 0;
}
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第 5 回小レポートの解答例（２）
pifor2.c
#include<stdio.h>
int main(void){
int N,k;
double Sum = 0.0, t=-1.0;
printf("Input positive integer:");
scanf("%d",&N);
for(k=0; k<=N; k++){
t *= -1.0;
Sum += t/(2*k+1);
}
Sum *= 4;
printf("Sum is %.6f\n",Sum);
return 0;
}
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本日の目標
繰り返し文が適切に使える．
for 文の復習
while, do while
break, continue
多重ループ
（小レポート課題）
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while 文
sum4.c
#include <stdio.h>
int main(void){
int Sum =0, i;
i=1; /* 初期設定が必要 */
while (i<=100){
/* while 文による繰り返し */
Sum +=i; /* 繰り返し式も必要 */
i++; }
printf("Answer is %d.Yn", Sum);
return 0;
}
プログラムを写し，実行せよ．プログラム名は sum4.c とせよ．
while 文は，for 文の初期設定式，繰り返し式がないもの
次のように書いても１から 100 までの合計を求めることができる
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do while 文（参考）
sum5.c
#include <stdio.h>
int main(void){
int Sum =0, i=1;
do {
Sum +=i; /* １つ１つ加算する */
i++;
} while(i<=100);
/* while() の後の「;」を忘れずに */
printf("Answer is %d.Yn", Sum);
return 0;
}
do while 文は，条件式が最初はチェックされない
do の後の｛｝の中身が，最初は無条件で実行される
while の後の（）内の条件式が真なら，
｛｝内が繰り返し実行さ
れる．
最初の１回は条件が必ず真と分かっている場合
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while, do while 文のまとめ
while 文の使い方
while （条件式）{
繰り返し実行させたいこと
}
条件式がチェックされ，偽なら while 文が終了
｛｝内の命令が実行される
条件チェックに戻る
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while, do while 文のまとめ
do while 文の使い方
do {
繰り返し実行させたいこと
} while(条件式);
｛｝内の命令が実行される
条件式がチェックされ，偽なら do while 文を終了
｛｝内の命令の実行に戻る
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演習１
課題：以下のプログラムを作れ．
先週作った下記のプログラムを while 文を用いて書き直せ．SN を以下で
定義する：
SN
N
∑
(−1)k
=4∗
2k + 1
k=0
自然数 N を入力し，SN を計算するプログラムを作れ．
表示は小数第 6 位まで出力せよ．
ファイル名は “piwhile.c” とすること．
表示は以下のようにする：
Input positive integer:1000【Enter】
Sum is 3.14????.
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break
プログラム例
for (i=1; i<=100; i++){
if(i==5) break;
printf("%d,",i);
}
ループまたは switch 文から脱出する文
ループの中で，break を実行すると，そのループを強制的に終了する
多重ループの場合は，break 文が存在するループのみを終了する
このプログラムでは以下のように表示される
1,2,3,4,
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continue
プログラム例
for (i=1; i<=100; i++){
if(i==2) continue;
if(i==5) break;
printf("%d,",i);
}
ループにおいて，その回のみスキップさせる文
ループの中で，countinue を実行すると，そのループを繰り返す {
} 内の残りの命令を実行せず，繰り返し式にジャンプする
このプログラムでは以下のように表示される
1,3,4,
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演習２
課題：以下のプログラムを作れ．
SN を以下で定義する：
SN = 4 ∗
N
∑
(−1)k
2k + 1
k=0
誤差 error を入力し，|SN − 3.1415| < error となるような最小の N を表
示するプログラムを作れ．
ファイル名は”piwhile2.c”とすること．
表示は以下のようにする：
Input error :0.01【Enter】
N is 99.
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演習のヒント
piwhile.c をコピーして編集すること
条件が満たされるまでループを回すには無限ループを用いるのが一
般的である．無限ループは例えば，以下のようにして使うこと：
while(1){
やりたいことをかく．
}
|SN − 3.1415| < error は
−error < SN − 3.1415 < error
と同じ意味であることに注意せよ．
最小の N を表示するには最終的に何を表示させればよいか？
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第 6 回小レポート
レポート提出について
次の指示されたプログラムを作成せよ
ソースファイルは「06-1W1XXXXXX.c」とせよ
タイトルは「第 06 回小レポート」とする
本文には（必要があれば）講義内容や成績に対する質問を書くこと
課題を提出するときには Course N@vi から提出（課題のソースファ
イルを添付）せよ
提出するソースファイルはコンパイルが成功し所望の結果を得られ
ることを確認してから提出すること
提出期限：5/19 14:00 ∼ 5/23 17:00
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本日のレポート課題
問題：次のファイルを作成し，Course N@vi より提出せよ
九九の表の中身を計算して，表示させるプログラムを作れ
表示は以下のようにする
1
2
3
4
5
6
7
8
9
2
4
6
8
10
12
14
16
18
3
6
9
12
15
18
21
24
27
4
8
12
16
20
24
28
32
36
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5
10
15
20
25
30
35
40
45
6
12
18
24
30
36
42
48
54
7
14
21
28
35
42
49
56
63
8
16
24
32
40
48
56
64
72
9
18
27
36
45
54
63
72
81
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本日のレポート課題（ヒント）
二重ループを使う．変数は２つ必要になる．
int i, j;
for (i=1;...;...){
for(j=1;...;...){
....
}
....
}
整数の桁を揃えて表示するには，printf で”%3d”
はじめは１行目を出力するプログラムを作り，それができたら２行
目を出力するプログラムを作ろう
123456789
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