カラフルブリッジフェア2013報告書 - ウーママフェスタ2014 with カラフル

みんなで子育て「カラフル・ブリッジ」
― 子育てつながりガイドブック ―
1
委託事業団体:特定非営利活動法人
色彩心理診断士協会 COMPAS(磐田市)
主力協力団体:ママジョブネット(浜松市)
子育てサポーター「ぽれぽれ」(菊川市)
平成25年度静岡県子育て支援実践交流会委託事業
もし、子育てをやり直せるなら、
家よりもまず、子どもの自尊心を築き上げます。
間違いを直そうとばかりしないで、
子どもともっと心を 通わせます。
時間ばかり気にしないで
子どもの成長を見つめます。
知識ばかりを詰め込もうとしないで、
心を 思いやりでいっぱいにします。
もっとハイキングに行って、
広い野原で 子どもと一緒にたこ上げをします。
深刻ぶるのはやめて、
子どもと夢中になって遊びます。
広い野原を駆け回って、
空いっぱいの星をじっと眺めます。
意地を張らないで、
子どもをもっと抱きしめます。
目先の事だけに捉われないで、
もっと長い目で子どもを育てるようにします。
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
うるさいことばかり言わないで、
もっと子どもをほめてあげます。
そして、成功や権力を追い求めるのではなく、
愛のすばらしさを子どもに教えます。
ダイアン・ルーマンズ
こころのチキンスープより
1
私達の特定非営利活動法人
色彩心理診断士協会 COMPAS の活動は、色彩を通して
県民と周辺都府県民に心と身体の健康増進に寄与し、色彩を通して空間を豊かにする活
動を行っています。
子育て支援事業においては、親子の触れ合いや絆の確認、ありのままの我子を客観的
に見つめる事で、保護者側に気づきやゆとりを持っていただく色彩を活用した心のサポ
ートを行っています。また、色彩心理を学び私共と一緒に活動してもらえる色彩心理診
断士の養成と、取得した資格を活用できるような自立支援サポートも行っています。
平成 25 年度、浜松市から菊川市までの県西部を中心に活動をしている子育て支援団
体と行政等が交流を図ることを目的に、静岡県の子育て支援実践交流会という委託事業
を行いました。行政や保育園等も関わっていただき子育て支援団体と 3 回にわたる交流
の場の設定、浜松、袋井、菊川の 3 会場では、子育てママ達の手作り品の販売や、有益
な情報をセミナー、ワークショップの形で発表するフェアを行いました。
子育てをどうやって楽しむか?
子育ての事を誰に相談したらいいかわからない・・・
趣味の同じ人とつながりたい!
自分が出来る事を誰かに見てほしい!
誰かとコミュニケーションを取りたい!
など、子育て中の悩みや課題を整理して、自分らしさの表現、イキイキと生活できる
環境を提供してきました。また、多くの子育て世代と子育て支援団体とのかかわりを通
し、最期の交流会では、掛川元市長の榛村純一氏をお迎えし「子育ては撫育・食育・徳
育か?」というタイトルで子どもの未来を考えるきっかけを頂きました。
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
この冊子は、平成 25 年度の静岡県子育て支援実践交流会委託事業、みんなで子育て
「カラフル・ブリッジ」として活動した内容を一冊にまとめたものです。
この冊子を通して、多くの方に事業の一端を知っていただき、新たなつながりを見つけ
る切欠にしていただき、お互いに理解し合行政を含め、地域で活動している子育て支援
団体同士の情報をお届けして、お役に立てたら・・・・と願っています。
特定非営利活動法人 色彩心理診断士協会 COMPAS
代表理事 栗山 恵
2
今事業の全体の流れをご説明します。
8 月から 2 月にかけて行われ、COMPAS の独自事業である「カラーさぷり」から子育て世代の課題
や悩みを調査し、そこから課題解決に向けて、静岡県西部地域の子育て支援団体のそれぞれの特徴
を生かした講座やセミナー、ワークショップを浜松、袋井、菊川の 3 会場で展開しました。
最終的な報告会と、参加された団体同士の交流を深めるためのシンポジウムを開催、次年度以降
も緩やかな関係を築きつつ、開催することを約束し終会しました。
•みんなで子育て「カラフル・ブリッジフェア」事業説明会 【9団体参加】
8月
事業全体の説明会を開きました。
•第1部事業~COMPAS独自事業 「カラーさぷり」【一般参加者151名】
8月~
色塗りを活用し、子育てサポートを行うCOMPASの独自事業「カラーさぷり」を
実施し、子育てに関するアンケートを取ることで「悩み」や「課題」を探る活動
をしました。
•開講講座の検討会【19団体以上】
10月
第1部の事業報告と、アンケート調査結果から解る課題を団体ごとに話し合う交流
会を実施しました。
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
•第2部事業~みんなで子育て「カラフル・ブリッジフェア」開催 【65団体参加】
12月~
3会場延べ来場者数約2350名。アンケートから子育て世代の課題を調査し、問題
解決を図れると思われる講座を40実施。
•報告会と子育てシンポジウム【18団体参加】
2月
事業の全体報告を行い、参加してくださった団体の交流を兼ねて、元掛川市長の
榛村純一氏から「子育ては撫育・食育・徳育か?」という講演を開催。
3
8 月~
第一部事業は、NPO 法人 色彩心理診断士協会 COMPAS が色彩を活用した「カラーさぷり」体
験という取組を行いました。色鉛筆を使って自由に色塗りを楽しむことで、子育て中のパパもママ
も童心に帰って夢中で塗っておられる姿が印象的でした。
普段お子様とのかかわりの中で、お子様の為に色鉛筆を使う機会があっても、パパママが自分の
為に色鉛筆を使う機会はなかなかないものです。一時のリラックスタイムを楽しんでいただきたい
こと、また塗っていただいたものを通して、子育てのヒントになるコミュニケーションを図りまし
た。
お母さん
子育てに疲れる時もあるよ
の子育て
ね・・・
応援
私達も大変だった!だから思い
は同じ・・・。今だけは、ゆっ
たりと自分の時間を楽しん
で・・・・。お子さんは私達が
見てるから・・・。色塗りを通
してほんのひと時でも、お母さ
んに自分の時間を持ってもらえ
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
たらと願って活動しています。
親子で楽
色塗りをしている時のお子さんは、眼がキラキ
しく体験
ラ!どんな色を使っても、何色使っても、どんだ
け時間がかかっても、途中でやめちゃっても、決
まりごとはないから、自由に取り組んでいただい
ています。お子さんもお母さんも、制約のない自
由な取り組みができるように、また楽しんで色彩
体験ができるようにスタッフは全力でサポート
しています。
4
普段お家で見せるお子さんの顔・・・・・泣き虫、言っても言うこときかない、すぐ怒る、ご飯
を食べない、着替えが遅い、時間になっても支度が出来ない、テレビばっかり見ている、なかなか
・ ・ ・ ・
寝てくれない、後片付けが出来ない・・・・・。ないないばっかりに目がいってしまう。子育てに
忙しいとどうしてもお子さんの事をゆっくり見つめる機会を逃してしまいます。でも、本当はパパ
ママが気づいていないだけで、意外な一面がお子さんにはたくさんあるのです。
そんな普段お家では見せない新たなお子さんの顔を発見してほしくて、私達は活動をしています。
親子の絆
の再発見
あれ?いつもと違う真剣な
顔・・・家では見られないお子
さんの様子を知ることで、新た
な気づきや発見があります。
育て!
自由発想
「うわ~きれいに塗れたね!写
真撮ってもいい?」
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
「いいよ!!撮って撮って~!
ぼくもちゃんと入れてね。
こんなにキレイできたよ!」
お子さんのイキイキしたお顔と
キラキラした眼に癒されます。
隣で微笑むお母さんも嬉しそ
うで、私達も幸せな時間を頂い
ています。
5
この活動を通して、お子さん一人一人がみんな違う色塗りになる事、そして勿論、パパママが塗
ってくれた色塗りもみんな違う・・・・ということを実感していただけたらいいな~と思っていま
す。それぞれに感じ方があって、それを色で表現する。特別な決まり事も、制約も何もなく、自由
に表現できる楽しさや、夢中になる楽しさを実感していただけたら嬉しく思います。そして、私達
スタッフは塗ってくれた色彩から発信されている色彩言語をお伝えすることで、明日からの子育て
にまた前向きに取り組めるようお手伝いをさせていただいています。
百人百通り
ONLY
ONE 体験
その時の気持ちによって、色は様々に表現されます。
一人として同じ人がいないように、100 人 100 様の色彩
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
が表現されます。
この色塗りを通して、「あなたはあなた。他
の誰にも変えられない。子育ても 100 通り。
だから、自信を持って!困ったことがあった
ら一人で悩まないでね・・・。」というメッ
セージを送り続けています。
6
色彩とサプリメントから名づけた造語です。いろいろな色を見ているだけで心がワクワクしたり
します。体の為に必要な栄養素をサプリメントから取るように、心の為に色彩から栄養を取っても
らいたいという想いから名づけました。3 枚の用紙に自由に色塗りをします。塗り方に特に決まり
はなく、その時に感じたままに色鉛筆を使って描いていきます。
主な特徴:言葉ではなく色彩によるコミュニケーションが図れること
対象年齢:3 歳以上高齢者まで(色鉛筆が使えれば大丈夫です)
所用時間:人により様々。早い方 15 分~遅い方 30 分程度
仕様鉛筆:24 色の色鉛筆
6 歳男児のカラーさぷり
左:保育園の年長さんの A 君。連休明けの 5 月に保育園にてカラーさぷり体験を実施してくれま
した。本来はとても豊かな表現力や感受性を持っている A 君。今は少し心に葛藤を抱いてい
る状態を表現してくれています。バランスを取ろうと努力している事を表しています。直近
で嫌なことがあったのか気分がすぐれない状況表現してくれています。
右:同じ年の 8 月初旬頃にお母様と一緒に体験してくれたものです。とても心豊かでバランスが
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
取れ、落ち着いている状態を表現してくれている事をお母様にお伝えしました。
お母様は、すごく安心され「良かった。実は少し前に『僕は生まれてこなければよかった。』
と A 君に言われて、すごくびっくりして、もしかして私のせい?って思っていたんです。良
かった。じゃあ、徐々に良くなっているんだ。」とお話しくださいました。
その出来事は何時頃のことですか?と尋ねると、3 か月ちょっと前の事だというので、ちょ
うど保育園でカラーさぷりを実施してくれた時に当たります。「怖かったけれど、どうした
の?と尋ねると保育園の先生にすごく叱られて、自信を無くしてしまったらしいの。それが
言葉になって表現されたみたいで・・・・。それ以来、おばあちゃんにも協力してもらって、
この子が自信を取り戻せるように励ましてきたの。
」というエピソードがあったのです。
このように、カラーさぷりは塗った色の持つ色彩言語とパターンの組み合わせにより、そ
の方の心の状態をある程度把握することが可能です。
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① 集中力が身に付きます
② 固定観念が取り払えます
③ 脳の活性化に役立ちます
④ リラックス効果があります
⑤ 今まで気づかなかった自分に出会えます
① 言葉で自分の気持ちを表現できないお子様とのコミュニケーション UP に
② 介護の分野で利用者さんとご家族の心のケアとスタッフとのコミュニケーション UP に
③ 社内でのコミュニケーション UP に
④ 自己の気づきや成長の為に
⑤ 気分転換に
【セミナー・講演会活動】

いずみ第 3 保育園、こうのとり豊田保育園、龍の子幼稚園、はあもにい保育園、和敬愛
育園

袋井市立山梨幼稚園家庭教育学級

磐田市立西幼稚園、大藤幼稚園、向笠幼稚園、豊岡東幼稚園、豊岡南幼稚園、豊岡北幼稚
園、豊田南幼稚園、豊田東幼稚園、青城幼稚園、ひまわり幼稚園、長野幼稚園、岩田幼稚
園、東部幼稚園、福田西南幼稚園、福田中幼稚園、磐田中部幼稚園、磐田北幼稚園、牧之
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
原市立相良幼稚園家庭教育学級

磐田市立富士見小学校、磐田市立竜洋中学校区学校保健委員会

静岡県立北高等学校総合授業

静岡県管理栄養士組合磐田支部

東海福祉専門学校

袋井市立病院・看護師勉強会

袋井市企画政策課

磐田市南部地域包括支援センター講演会

袋井市浅羽商工会
講演会
【ボランティア活動】

特別養護老人ホーム 長上苑、特別養護老人ホーム 豊田えいせい病院

特別養護老人ホーム デアコニア、デイサービスセンター ひだまりの里、からすの森
8
10 月
「カラーさぷり」を活用した事業は 8 月から 2 月までの間実施。10 月時点までの活動状況は下記の
通りとなりました。
日付
8 月~10 月
場所
菊川
袋井
磐田
浜松
全然
楽し
あまり楽しく くな
ない
普通 い
0%
6% 0%
10 会場
その他
18%
少し楽しめた
5%
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協力団体
子育てサポーターぽれぽれ
ママプラス
子育て支援センターほのぼの
和敬愛育園
はあもにい保育園
ママジョブネット
COMPAS
計 7 団体
楽しめた
71%
未回答
28%
出来ない
3%
出来た
69%
9
体験者数
151 人
発見できた内容について、項目ごとにまとめてみました。
発見1●自己発見、自己啓発

自由に色を塗ることはとても楽しい。

気が付いていなかった事(性格?)が気付けて良かったです。

今の自分の在り方がわかり、自分の性格と向き合う良い機会になった。すごくはげみになりました。

自分の気持ちが分かってもらえた気がしてスッキリした。

色に気持ちに一致していてビックリ。今の気持ちの状態がわかって良かった。心が落ち着きました。

大人になってからの色塗りは少し戸惑うかな…と思って始めましたが、やり始めると楽しくて時間
をかけてしまいます。楽しかった。

自分が主人の優しさに甘えていたんだということに気付いた。優しい声と口調でゆったりお話して
くださり心が洗われました。ありがとうございました。

自分の信念が出ていたのが嬉しかった。
発見2●子育て、子どもとの関わり、愛着形成

温かさや寒さで色分けして塗っている息子の姿に成長を感じた。子供のことが分かって良かった。

外では頑張っている子供の気持ちを再確認できました。

ほめ方、認め方など子供との関わりにちょっと注意が必要だと感じた。

子どもを見直すきっかけになりそうです。上の子とたくさんスキンシップを心掛けようと思います。

本人に強い思い、意志があることがよく分かりました。家族関係も良好だとおっしゃって頂けてほ
っとしました。育児に追われる毎日ですが、もう少し息子に耳を傾けて話をしたいと思います。参
考になりました。

子供に対して、自分に対して漠然と思っていた事を指摘してもらった感じです。子供達のことを改
めて考え直すきっかけが持てて良かったです。(もちろん自分も)自分の子育てを再確認できました。

子どもに対しての「このこはこうだ~」という思い込みがたくさんありました。一人一人の心に寄
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
り添いたいと思いました。子どもとの関わりについてアドバイス頂けて良かったです。
発見3●家族の絆の確認

いくつになっても色ぬりは楽しいです。黄色使用して、夫と会話を楽しみたいと思います。

長男の日頃のストレスを心配していました。カラーさぷりで心の状態にそんなに心配はないと聞い
て安心できました。夫や妹のことも好きだと聞いて安心しました。イライラと怒ってしまうことも
多いですが、できるだけ笑顔で接していきたいと思いました。
発見4●未来に向けて

前回と違う診断内容の部分があって参考になりました。今後の生活にアドバイスを取り入れていき
たいと思います。

先生の話を聞いて思い当たる事がいくつかあり、とても興味深かったです。これからの生活に活か
していけたらと思います。
10
「カラーさぷり」の実施と共に子育て世代が抱えている課題の調査を行いました。この調査をも
とに第 2 部のカラフル・ブリッジフェアにてセミナーや講演会の内容が決まってきます。回答は気
になる項目を複数回答してもらいました。実施人数 151 名。回答率 100%
上記の質問を、興味1~興味 11 に分け集計をしました。
次ページに子育て世代が抱えている課題を整理しまし
た。
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
項目を興味1~興味 11 に分けました。内容は下記の通りです。
興味1
•子どもの発達、発育に関する事
興味2
•自己コントロール・自己啓発
興味3
•身体メンテナンス
興味4
•親子ふれあい(体操)
興味5
•食育
興味6
•しつけ
興味7
•メディア関係
興味8
•就労支援
興味9
•教育・保育園選び
興味10
•補助金・独り親サポート
興味11
•コミュニケーション
11
下記の表を見ていただくと解るとおり、子育て世代が抱えている課題の第 1 は、興味6の「しつ
け」についてという結果となりました。第 2 は子育てパパママの「自己啓発」、第 3 に「就労支援」
について、またコミュニケーションが第 4 位に入っています。コミュニケーションの興味 11 は、選
択項目が少なかったにも関わらず、比較的高い割合になっています。その他、保育園の選び方や親
としての教育の仕方などに関する興味 9 にも意識が高い事がわかりました。
割合
20.0
17.7
18.0
16.0
13.0
14.0
12.0
10.0
7.3
8.0
5.2
6.0
4.0
2.0
0.7
0.0
興味1
興味2
0.6
0.1
0.6
興味3
興味4
興味5
2.1
0.4
興味6
興味7
興味8
0.6
興味9 興味10 興味11
参考までに上位3つの興味に対するアンケートの選択肢を記述しておきます。
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1位:興味6:しつけ
•兄弟平等に育てるには
•褒め方・叱り方
•子ども同士の喧嘩
•遊ばせ方
2位:興味2:自己啓発
•育児に関して不安
•イライラして叩いてしまう
•自分に自信がない
•子どもとどう向き合うか
•叩かない育児
•親としての心構え
3位:興味8:就労支援
•仕事を始める時期
•仕事と家事の両立
•就労支援
•将来のお金の不安
•自分と家族の将来設計
興味1から興味 11 に対する困り事の解決のために、静岡県西部地域の子育て支援団体と協力して
浜松、袋井・磐田、菊川の公共施設をお借りし、みんなで子育て「カラフル・ブリッジ」フェアを
行いました。フェアでは、子育て世代が困っている課題を解決するためのセミナーや講座を企画し
開講しました。講座はそれぞれ各団体の持ち味を活かしていただく内容となっています。
12
12 月~
浜松、袋井磐田、菊川の3つの会場で、子育て支援団体同士が繋がり子育てママのお困りごとを解決
に導くカラフル・ブリッジフェアが開催されました。浜松会場では 24 年度から開かれているママジョブ
ネット主催の「ウーママフェスタ」
、袋井会場では子育てパパママの手作り品の展示即売会、菊川会場で
は子育てサポーターぽれぽれ主催の「シェアショップ祭り」も開催され、来場者集は 3 会場で延べ 2350
名となり多くの方にご参加いただいた活動となりました。
項目
興味1
興味 2
子どもの発達、発育
自己啓発
開催した講座内容

0 歳から始める予防歯科とかみ合わせの予防

子どものための紫外線対策

魔法の質問

叩かず伸ばすぼじてぃぶディシプリン

子育てに活かすヒプノセラピー体験

住まいと色彩心理
興味 3
身体のメンテナンス

骨盤体操
興味 4
親子ふれあい(体操)

わらべうたマッサージ

親子ふれあい遊び

背中に触れて、子どもと繋がる

親子でラブラブベビーマッサージ

食と添加物と子育てのお話し

親子でおやつ作り体験

安心でおいしいお弁当作り体験

保育園長が教える褒め方叱り方講座

コモンセンスの褒め方叱り方講座
興味 5
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
項目
興味 6
食育
しつけ
興味 7
メディア関係

なし
興味 8
就労支援

働きたい思いを行動に繋げるための一歩
興味 9
教育・保育園遊び

勉強の見守り方講座

多感な中学生とのかかわりを通して~講話と書
興味 10
補助金・独り親サポート

教育資金と家計プラン
興味 11
コミュニケーション

子育てに活かす交流分析
13
14
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
ブース出展:ママジョブネット主催「ウーママフェスタ」 ウーママフェスタブース出展:52 ブース
会場・時間:浜松あいホール 10:00~15:00
カラフルブリッジ開講講座:13 講座
参加団体:社会福祉法人&NPO 法人 6 団体、民間 NPO4 団体、子育てママ 3 団体
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
ボランティア:東海福祉専門学校生徒さん
15
バザー:NPO 法人 色彩心理診断士協会 COMPAS
袋井市月見の里学遊館 10:00~15:00
カラフルブリッジ開講講座:16 講座
バザー出展:21 ブース
参加団体:行政 1 団体、社会福祉法人&NPO 法人 4 団体、民間 NPO7 団体、子育てママ 2 団体
ボランティア:東海福祉専門学校生徒さん、袋井市立周南中学校生徒さん
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
託児サポート:磐田市リボン
16
17
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
菊川市プラザけやき 10:00~15:00
開講講座:11 講座
バザー出展:14 ブース
参加団体:NPO 法人 3 団体、民間 NPO4 団体、企業 1 社
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
ボランティア:子育てサポーターぽれぽれ
18
シンポジウム『未来の子育てに向けて』
2 月 7 日(金) みんなで子育て「カラフル・ブリッジ」の最終報告会を行いました。この事業の全
体報告とこれからの子育ての未来を一緒に考えるシンポジウムを開きました。
シンポジウムでは、基調講演に元掛川市長で、現在(公)大日本報徳社 社長 榛村純一氏をお招きし
「子育ては食育・撫育・徳育か?」という問題提起をいただき、第 2 部では「繋ぐ、繋がる」をテ
ーマに各パネラーの皆様からお話を伺い、参加者の皆様と未来の子育てに向けて話題を共有しまし
た。
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
最終事業報告会
報告会の様子・・・・第 1 部事業の様子やアンケート結果を報告し、その後各会場の様子を共に活動を
行ったママジョブネットのウーママフェスタ実行委員長・鈴木博子さんから浜松会場の様子を、菊川会
場の様子を子育てサポーターぽれぽれの代表・倉部光世さんからお話しいただきました。
19
基調講演
「子育ては食育・撫育・徳育か?」
講師:榛村
純一氏
皆さん、こんにちは。榛村です。私は今79
所だという憧れを抱き、地方を離れ東京へ大移
歳です。ですから、こんな私が子育ての話をす
動した時期と重なるのです。女性も男性も東京
ることが果たして皆さんのお役に立てるのか?
へ出ていく事で、地方の人口は減少し、人口が
と少し不安に思っています。
減ることで衰退することになります。
そこで私は市長になった昭和52年に“選択
定住”ということを訴え始めました。これは「田
舎には田舎の良いところがある
から、東京へ行った女性は良い
男を見つけて地元へ連れて帰り、
地方都市を繁栄させようじゃな
いか?!」という考え方なのです。ですから、
今日お話しすることが何か一つでも良いので何
かの参考になるのなら嬉しく思います。
向都離村から選択定住へ
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
私が1977年に掛川市長になった時、全国
人間は哺乳動物
で13番目に若い市長と呼ばれました。当時の
人類が直立歩行できるようになったのは今か
小学校の現場は女性の先生が多く、家庭でも子
ら600万年前と言われています。現在の人間
育てを任されているのはお母さんでした。です
の祖先であるホモサピエンスとなったのが15
から私は市長在籍中に文部省にお願いし、女性
万年前です。ここで人間の本能は何か?と考え
の教育長をお招きしたことが2度ありました。
たとき、私は2つ
女性は、一生懸命外見を気にせず仕事をするの
の大きな欲求が考
も素敵でありますが、やはり美しく、マナーを
えられると思って
大切に知的であることが、子育ての基本になり、
います。それが
それが教育に繋がると思っています。
食欲と性欲です。
日本では昭和48年に女性の大学進学率が男性
この欲は時に争い
の数を追い越したのです。これは何が原因にな
の元となり、動物界を見ても大概の場合が食欲
っているかと言いますと、昭和35年ころから
と性欲で縄張り争いを起こしています。哺乳類
こう と り そ ん
徐々に進行し始めた“向都離村”という考え方
として動物から進化している人間も全く同じこ
が始まりで、浜松、磐田、掛川、菊川の人が、
とが言えるのです。では、その食欲と性欲とい
田舎ではいい子は育たない、一流の教育を受け
う欲求をどう変化制御させたらよいのか?とい
るにはやはり東京だ・・・東京は素晴らしい
うと、これが今回のタイトルになっている食べ
20
時期に来ていると私は考えています。
る事を育む「食育」、愛撫でる事を育む「撫育」
明治維新から昭和20年の敗戦の年まで77
という教育概念なのです。
年間、全国の小学校で歌い続けられてきた文部
省唱歌があります。80歳以上の方ならだれで
食育と撫育
も知っています。皆さんも小学校の校庭で目に
食育という言葉は今から30年ほど前に私が
生涯学習をスローガンに掲げた時から言い続け、 しているかもしれませんね。二宮金次郎。彼の
唱歌なのです。
今ではある程度定着している感がありますが、
撫育という言葉はまだまだ定着していません。
私の本業である林業の世界では、小さな苗木を
柴刈り縄なひ草鞋をつくり、
大きく成長させる過程で昔からよく使う言葉で、
親の手を助け弟を世話し、
私は「食育」同様「撫育」
兄弟仲良く孝行つくす、
という言葉もぜひ定着させ
手本は二宮金次郎
ていきたいと考えています。
では撫育とは何かという
骨身を惜しまず仕事を羽部美、
と、人間に生まれてきた以上
夜なべ済まして手習い読書、
生まれてから死ぬまで必ず
せはしい中にもたゆまず学ぶ、
必要となる教育です。小さ
手本は二宮金次郎
い頃は「よしよし」とわが
子の頭を撫でて可愛がり、愛撫という言葉に代
表されるように愛するものを労り、撫でる愛の
家業大事に費(つひえ)をはぶき、
行為でもあり、病気の時には痛いところをさす
少しの物をも粗末にせずに、
ってあげることから介護の世界でも使われてい
遂には身を立て人をもすくふ、
ます。
手本は二宮金次郎
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |
まさに人生愛撫に始まり愛撫に終わると言っ
ても良いくらいで、これを限りなくやさしく美
私は二宮金次郎のように、親孝行をし、たゆ
しく、限りなく心を込めて行うことが撫育とい
まず学ぶという姿勢こそ「生きる基本方針」だ
う教育なのです。
と考えています。この考えを忘れずに、今の若
いお父さんお母さんを通じて未来の子どもに繋
昔あって今はないもの、昔無くて今はあるもの
がって行けば日本の将来は安泰だと思っていま
昔は子だくさんは素晴らしいと言われました。 す。
子どもが沢山いると労働力になりました。山や
川は今より豊かで田んぼや畑も今より多かった
核家族から修正家族へ
が、今は開発されて住宅地になったり、工場が
昔は家長制度があって、長男が家を継ぐという
建ったりしています。逆に昔無かったものとし
考え方が一般的でしたが、それがいやで核家族
てはおもちゃや携帯、電化製品など。捨てるほ
に変わってきて、これが更にいろいろと大変な
ど溢れている豊かな食にも恵まれています。逆
事件をおこしたりしている。向都離村で大都市
に溢れすぎて害になっているものもあります。
に住む人は、コンクリートの住宅に住み結果、
今、そういったことを全てひっくるめて考える
体調不良につながっている。人間の体にとって
21
は木の家、木の学校、木の幼稚園が良いのです。
唱歌として歌われなくなり徐々に忘れられてき
木は腐るし、焼けるから良いことがないと思う
ています。だからこそ、日本の道徳教育という
人がいるかと思うが、実は木は吸放出をしてい
ものを今一度見直す時期に来ていると言わざる
て、そうした木材の良さと日本の林業の現状を
を得ません。
踏まえ政府も公共建築物への木造利用促進法を
作って木材を有効利用することを推奨し始めた
幼保一元化について
のです。今、住まいが非常に密閉性が良くなっ
私が市長時代に幼稚園と保育園を一元化しよ
てきていますが、体にとってはあまり良い事で
うと試み実現させました。ですが、ここまでに
はないのです。コンクリートの住宅、マンショ
するのに日本で最初に幼稚園を作った御茶ノ水
ンに住むことによって精神的なイライラが増え
女子大学の付属幼稚園へ出向きお話を伺ったり
ていたりするのです。※1
しましたが、幼保一元については、なかなか厳
私は核家族も良いところ
しい課題が残されています。なぜかというと幼
があるけれど、せっかく田舎
稚園の管轄は文部省、保育園の管轄は厚生労働
に住んでいるのだから味噌汁
省と分かれているからです。当然予算配分も大
が冷めない距離に2世帯で仲
きく違いますし、また幼稚園では教諭=先生で
良く住むというのが良いの
じゃないかと思って実践して
います。それを私は修正家族と
言っているのですが、夫婦は「子が鎹(かすが
い)」というけれど、2世帯の場合は「孫が鎹」
になって仲良く暮らせるのです。孫は自分にと
あり、保育園では保育士が子どもを見守る立場
って有利な方へその時々で行ったり来たりする。 にある。
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※1 林野庁 HP~木材は人にやさしい
幼稚園は小学校に入る前の3歳児から受け入れ
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kidukai/con_2_2.html 参照
をし、それは教育という観点で行われます。一
明治維新から146年
方の保育園は両親の就労などで子どもの保育を
私は中国に出向くことがありますが、その時
できない家族の為に養護するという観点で0歳
に中国の方によく聞かれます。日本は今や千兆
児から就学前までのお子さんを預かります。受
円の借金があり、最近の日本の凶悪事件や事故
け入れる年齢層も違い、子ども達との関わり方
を見るにつけ、中国で日本語や経済を学ぶ若い
も大きく違うのです。
学生に対して今後も日本は安泰だから安心して
これについてはまた皆さんいろいろと勉強し
日本を手本に学ぶようにと伝えてよいのでしょ
てもらい、何が限界で問題点が何なのか?を検
うか?と。今年、明治維新から数えて146年
討してもらえたらと思います。
を迎えます。先に話した
明治の時代に農民に生まれ
人間の幼稚化
努力をして武士になった
日本では成人は20歳ですが、現代日本の精
二宮尊徳の教えは第二次
神的な成人は30歳とも言われています。非常
世界大戦に敗れて以降、
に人間が幼稚化していると言わざるを得ない状
戦後教育において小学校で
況です。それは文明に助けられているからとも
22
いえるし、一人っ子が多くなったこと、祖父母
のがギリシャ語、ローマ語のエデュースという
と一緒に住まず核家族になったこと、自然が少
言葉です。このエデュースの意味は、
「優れた能
なくなったことなど、いろいろな原因が重なっ
力」を引出すという意味なのです。
ています。
私が子どもの
日本は今、15歳で偏差値による高校の振り
分けがあり、18歳になると偏差値により大学
頃ヤマモモを
が決定される、そして大学を出て就職する時に、
取って食べたり
「この方は良い大学を出ているから良い働きを
しましたが、
してくれるに違いない」というところで社会が
ヤマモモの木は
動いている・・・学歴決算社会になっています。
裂けることがあ
良さ取り柄を引出す教育ではなく、早期に問題
るので注意をし
が解ける解けない、出来る出来ないで人の良さ
なくてはいけないこととか、山歩きをすると今
を決定してしまう。私は、そういうものの考え
は少なくなりましたがマムシが出る。このマム
基準を見直すことが大切であると思っています。
シは2番目の人を襲う習性があるので、絶対に
学歴決算社会ではなくて、選択定住を推進す
2番目は歩かないということを知っていたもの
る。故郷を愛し、安心して
です。美味しいご飯を炊くコツもそうですが、
子どもを産み育て、人間的
こうした生きる上での生活の知恵を今の人は知
良さ取り柄を一生磨く、子
らないですね。たわいもない事かも知れないけ
や孫と共に豊かに生きる。
れど、この生活の知恵をどれだけ知っている
それこそが「まちづくり」
か?ということは子育てにとても必要だと私は
に繋がる。そういう考え
思っています。
なら遅咲きの人間でもいい
じゃないか?!多少成熟が
徳について
遅れても、子や孫と一生通じて成長し人間的に
「徳」という言葉がありますね。例えば「彼
も高めていけたら素晴らしいじゃないか?!そ
はとても優秀なんだけど、どうも人気がない」
う感じて生涯学習ということを市長時代に提唱
という時などは「彼は徳が無い」という表現で
したのです。
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使われたりします。
私は二宮金次郎の研究をしておりますが、彼
※1
※1)尊徳の言う「徳」とは万物に備わる徳、すなわちそ
も「徳」を奨励した人ですが、彼の唱にもある
れぞれの長所、潜在的な力を意味します。尊徳は「荒地に
ような道徳教育が今失われてしまっていること
は荒地の徳があり、借金には借金の徳がある」と言ってい
がとても気がかりです。この「徳」が今の人に
ます。少年時代、捨て苗を拾い、荒地の水溜りを耕して米
は非常にわかりにくいようなので、もう少しわ
を収穫し、成人してからは借財の問題点を整理して、財政
かり易く表現するなら、人や物がもっている美
再建に導きました。
‘災いを転じて福となす’
。一見の災い
点・長所、良さ、取り柄という言葉で置き換え
も捉え方によっては徳に変わります。それぞれの徳を掘り
られるかと思います。その人が持つ美点長所、
起こし、連係させ、生産性を高め、循環性を効率化し、生
良さ取り柄というものを引き出す事が、実は「教
活・生業の創造性と安定性を追求する作業が、報徳仕法の
育」だと思っています。教育は英語でエデュケ
基本です。
ーションと言いますが、この語源になっている
23
幸福とも不幸とも言えない
これは少し哲学的な話になって難しいお話し
れる場所に移りたいと私のところにいらっしゃ
なのですが、私が良く話をする内山節(たかし)
いました。原発から20キロ圏外に、子ども達
というおもしろい哲学者がおりまして、彼は三
と移れる場所を探しておられたのです。やはり
分の一は東京に住み、三分の一は群馬の上野村
子供たちを預かっている立場として、危険のあ
に住み、もう三分の一は講演などで全国を歩い
る原発の近くにはいられないということだった
ている。そんな彼が最近発表した本の中で「不
のですね。
幸じゃないけど幸福でもない」このように言っ
それが昭和55年の事。今から30年前のお
ているのですね。この幸福とも不幸とも言えな
話で、ねむの木が掛川の山の奥に移って10年
経ちました。その当時原発は安全だとして、そ
の神話を信じていた人たちは非常に憤慨された
方もいらっしゃったでしょう。でも、政府がい
う安全という神話は東日本大震災という3.1
1で崩れたのです。私はこの宮城まり子さんが
切々と訴えた「命こそ大切」という言葉に深く
感銘を受けたのです。雇用、景気、街の活性化
という表面的なものだけではなく、突き詰めな
いと見えてこないものがあり、それにはものす
い現代の日本に住んでいる人々は一体どこへ流
ごく大きな覚悟が必要だということです。
れていくのか?というちょっと漠然とした大き
な、難しいお話しで、これ以上東京一極集中し
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ていいのか?と考えさせられます。
関係性の理解が大切
最後に、関係性の理解が大切という話をしま
※
1
静岡県は原発を持っています。これは良い悪
す。仏教の世界では因果(関係)と言う言葉が
いいろいろ意見がありますが、今こういうこと
あります。また因縁という言葉もあります。自
もちゃんと考えていく時期に入ってきています
然との関係、歴史との関係、家族との関係、友
ね。行政や街の人の意見では、原発は大事で雇
達との関係・・・・さまざまな関係の中で私達
用の問題、景気、まちの活性化の為に必要だと
は生きています。そんな関係は、どこからとも
いう意見も根強いです。一方で脱原発の意見も
なく自然に発生したのではなく原因があるから
上がってきています。
生まれてきたのです。先の戦争を取ってみても
※
2
私が市長時代、ねむの木学園の宮城まり子さ
そうだし、親子の関係も、親がいるから子ども
んが「命こそ大切」で、子ども達を安全に預か
が生まれてきた。原因があったから友達と喧嘩
をすることになったりもする。
誰かが言ったから自分もそう思う、誰かが良
いというから良いと思う・・・という考え方は、
自分自身で感じ考えていないわけですから、常
に人に扇動されて動いているといえます。こう
いうのは関係性を理解しようとしているのでは
なく、付和雷同というのです。人々(大多数)
24
の社会から、様々な人(個性ある一人一人が共
為へと促す内面的原理として働く。
に生きている)の社会へと世の中は変化してい
※4)『道徳なき経済は犯罪である』は今日現在であって
く必要があります。
も、最も重視しなければならないことです。コンプライア
そのためには人間の2大
ンスが叫ばれている昨今ですが、法令遵守はもとよりこの
欲求である食欲と性欲、
道徳を根源に置かなければ経済活動は犯罪であると言い
これを自分を磨く手段
きっているところを再認識したいと思います。道徳とは、
として用い、欲求を食育、
人間の踏み行うべき正しい道であり、またそれにかなう行
撫育という教育に変換さ
為です。法令の前に道徳があるのです。もう一つ加えられ
せる、その行為こそが
ている『経済なき道徳は寝言である』と述べられていると
「徳育」なのです。最近では親孝行という言葉
ころも非常に重要です。道徳を重視すれば経済活動、発展
が使われなくなってしまったけれど、親孝行は
は無視して良いか?とんでもない。経済あっての人間社会
※
3
大事です。二宮金次郎は「経済無き道徳は寝言。
道徳無き経済は犯罪だ」※4と言いました。戦後
であることを強く教えているのです。
(株)KOUNOIKE
代表取締役社長 宇都晴美氏 HP より
抜け落ちてしまったこの道徳教育をきちんと行
い、頼りになる人間関係を構築することが今の
■講師プロフィール
日本にとってとても大切です。皆さん自身がそ
れを生涯通して学び、
(因縁でもって授かった次
の世代を担う)皆さんのお子さんをどう育てる
か?ということになるのですが、さて皆さんは
どう考えますか。今日の私の話が何らかのお役
榛村純一氏
に立てれば幸いです。
http://shinmura.jimdo.com/
掛川市出身。元掛川市長。
掛川市名誉市民、旭日中勲章、藍綬褒章受章。
昭和 52 年から平成 17 年まで、掛川市長を 7 期
務められました。その間、新幹線の掛川駅、東
名高速道掛川インターや掛川城復元など大規模
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事業に着手され偉大な業績を残されました。
地産地消とか食育という言葉をいち早く使い
始め、生涯学習とスローライフを掲げて全国で
最初に都市宣言にまとめ、実践されました。
※1)因果:原因があるから結果があるという意味で、そ
また女性の教育長を全国に先駆けて掛川市で
こに何らかの関係が存在するということです。
登用され、幼稚園と保育園を統合する、幼保一
※2)因縁:因とは、結果を生ぜしめる内的な直接原因の
元化も実現されました。
こと。縁とは外から因を助ける間接原因(条件)のこと。
現在は掛川市森林組合連合会会長、大日本報
一切のものは、因縁によって生滅するとされる。
徳社社長、日本茶業中央会会長、静岡県茶業会
※3)道徳:人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなす
議所会頭としてご活躍中で、茶の文化、和食文
ために、守り従わねばならない規範の総体。外面的・物理
化を推進している。
的強制を伴う法律と異なり、(人間が)自発的に正しい行
25
シンポジウム
「繋ぐ・繋がる・・・・」
パネラーの皆様に、現在の活動の様子や今後の子育て支援に向けての抱負などを伺いました。各団体が
バラバラに活動をするのではなく、お互いの活動を知り、お互いに緩やかに繋がりながら成長する方法
を目指していく!ということで、シンポジウムにご参加くださった団体の皆様からの賛同をいただきま
した。
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左から、榛村氏、長澤氏、倉部氏、有澤氏、栗山
26
パネラー:榛村
純一氏
パネラー:長澤
弘子氏
パネラー:倉部
光世氏
パネラー:有澤
瑞穂氏
パネラー:栗山
恵
氏
司会進行:楢原
敏
氏
■榛村純一氏プロフィール
掛川市出身。元掛川市長。昭和 52 年から平成 17 年まで掛川市長を 7 期
務められた。その間新幹線の掛川駅、東名高速道掛川インターや掛川な
ど大規模事業に着手され偉大な業績を残されました。現在は掛川市森林
組合連合会会長、大日本報徳社社長、日本茶業中央会会長、静岡県茶業
会議所会頭としてご活躍中。掛川市名誉市民、旭日中勲章、藍綬褒章受
章。生涯学習とスローライフを掲げ、掛川市の発展に寄与され、現在も
精力的に活動をされている。
■楢原
敏氏プロフィール
パイディア研究所 代表 北海道深川市出身。釧路江南高校を卒業後、日
本体育大学大学院・英国ブリストル大学セントポール校修了。民間シンク
タンクなどを経て現職。
「新パラダイム社会における都市再生の実現」を
テーマとして政策評価の視点と事業評価の視点を大切にした研究を行な
っている。国土交通省都市・地域整備局「住民によるまちづくり支援研
究」コアメンバー会議委員、新潟県総合競技場(ビッグスワン)管理運
営検討委員会総合アドバイザー委員など公職多数。
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■倉部光世氏
菊川市在住
菊川市議会議員 「菊川市を子育てしたいまち、しやすいまちにしたい」
と活動中。子育てサポーターぽれぽれを立ち上げ、企業と協働のコミュ
ニティショップ mama’sShareShopSoramame を活動の拠点に先輩お母さん
達が子育て中のママの応援をするサロン、ママ達の力で菊川のまちを元
気にするイベントまめまめマーケット開催。子育てをしながら自分らし
く活動をしたいママ達に活動の機会を作り、日々子育てに奮闘するママ
の良きアドバイザーであり、応援者である。まめマガジン編集・発行・
食育アドバイザー。
27
■長澤弘子氏
浜松市在住
NPO 法人浜松子どもとメディアリテラシー研究所所長理事長
通称「メリ研」は、様々な子育て支援グループが集まった市民団体で、
メディア環境に関する子どもや大人の学びを支援すると共に、学びを通
じて市民の知恵を集め、研究、提言していく事を目的に活動している。
文部科学省や静岡県の委託事業など、学校・保護者・健全育成会・警察
ボランティア向けなどの講座や研修会を多数実施している。静岡県ネッ
ト安全・安心協議会委員、静岡県行財政改革推進委員。
■有澤瑞穂 浜松市在住
ママジョブネット代表 働きたいお母さんのネットワーク団体。ママが
自分らしく輝く、働くための活動を行っている。フリーペーパー『バン
ビーニ』を年 4 回発行、ウーママフェスタ企画運営。もっとたくさんの
ママとつながり、子育ても仕事も人生も楽しみ合う…そんな大きな輪を
創っていきたいと活動している。
■栗山恵氏
磐田市在住
NPO法人色彩心理診断士協会COMPAS代表理事/一級建築士事務
所アトリエWALK代表。本業である建築士の仕事を通し「笑顔が溢れ
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る家族を増やすよ」プロジェクトを 2006 年立上げた。関わったご家族の
方とどうしたら豊かな人生を歩けるのか?を考えるうちに NPO を立上げ
ることに。色彩を活用した講座や講演活動を通し家族の絆の大切さ、各々
が心の豊かさを感受できる人を育成する団体となることを目指している。
28
▼主催提案団体
特定非営利活動法人
色彩心理診断士協会 COMPAS
▼共同協力団体

菊川子育てサポーターぽれぽれ

ママジョブネット
▼協力団体
―行政―

磐田市子ども課~子育て支援センター・保育園への事業説明と紹介、交流会参加

磐田市発達支援センター「はあと」~交流会参加

磐田市男女協働推進センター「ともりあ」~袋井会場ブース出展ワークショップ開催

掛川市子育て支援課~交流会参加

浜松市男女協働参画推進センター~浜松会場提供、託児サポート

浜松市子育て支援課~チラシ配布、会場相談
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―保育園・幼稚園・教育機関―

磐田市子育て支援センター「ほのぼの」~カラーさぷり募集と実施協力

社会福祉法人どれみ会 はぁもにい保育園~カラーさぷり実施

社会福祉法人シオン会 いずみ第 3 保育園~カラーさぷり実施

社会福祉法人聖隷福祉事業団

袋井市立周南中学校生徒の皆さま~袋井会場中学生ボランティア

学校法人 龍の子幼稚園~カラーさぷり実施

学校法人 染葉学園
こうのとり豊田保育園~カラーさぷり実施
東海福祉専門学校~保育課~浜松会場ペープサート披露・袋井会場
託児サポート、会場ボランティアサポート

社会福祉法人なごみ風~袋井会場手作りパンブース出展

和敬愛育園~浜松会場「褒め方叱り方」講座実施
―講師協力―

渡辺康雄氏(愛知県在住)~多感な中学生との関わりを通して講話

源仙氏(愛知県在住)~多感な中学生との関わりを通して書の講座
29
―子育て支援団体―

遠州子どもと歩む会

絵本文庫

NPO 法人
親支援プログラム研究会

NPO 法人
日本交流分析協会

子どもを守る目@豊橋

子どもの健康と環境を考える会

自然料理同好会

特定非営利活動法人 はままつ子育てネットワークぴっぴ

NPO 法人

一般社団法人 ぽっぷちゃいるど

ホリスティックヒプノ研究会

NPO 法人

マザーズスペシャリスト支援協会 Mommying

mama+(プラス)

みんなでうさぎ山を楽しむ会

わらべうたマッサージ PeekaBoo

親子でグーチョキパー

ベビーマッサージ RAB&LOVE

手作りお菓子 poco nuts
プラムフィールド
ママの働き方応援隊
―子育てママ―
みんなで子育て「カラフル・ブリッジ |

ブース出展された子育てママの皆様・企業様
14
―行政―

磐田市教育委員会~後援・チラシ配布、講座開催相談

磐田市生涯学習課~ともりあ紹介

袋井市教育委員会~チラシ配布、会場事前予約

菊川市社会福祉協議会~後援・会場提供

菊川市教育委員会~後援・チラシ配布

浜松市教育委員会~後援・チラシ配布
30