2014 年 1 月 28 日 発行 第 5481 号 ビル用空調機の窓側設置システム 2 モデルをフルモデルチェンジ 業界トップの省エネ性を実現 三菱重工業は、空調負荷が特に大きくなるビルの窓際部(ペリメータゾーン)対応の空調機“ビラ ックシステム(BILAC System)”の現行 2 モデルをフルモデルチェンジして 3 月より受注を開始し ます。業界トップの省エネ性を実現し、最新型リモコンの接続を可能にして操作性、視認性を向上。 新規および既設機更新時における多様なニーズに対応します。 ビラックシステムは、室内中央部(インテリアゾーン)用の空調機を補完しながら、ペリメータゾー ンの冷房期の輻射熱、暖房期の冷気をエアーカーテンのように空調処理するシステムで、インテ リアゾーン対応の空調機の稼働率を抑えて空調システム全体の省エネ性を高めます。今回、 ACW(Air-conditioner Curtain Wall)シリーズ 16 機種と WT(Wall Through)シリーズ 16 機種、合計 32 機種をフルモデルチェンジしてラインアップします。 ACW シリーズは、ビル管法(建築物衛生法)に対応する換気運転機能と、初夏や初秋の中間期 冷房時において省エネ性に配慮した外気冷房機能を搭載した高機能型 8 機種は踏襲し、加えて 高機能型から排気機能などの一部付加機能を除いたシンプルな普及型 8 機種を新たにラインア ップ。 高効率化のため、ACW、WT ともに高性能ツインロータリ圧縮機と DC ファンモータの新搭載に より ACW シリーズ 2.5kW タイプ(定格暖房能力)は APF(通年エネルギー消費効率)※値 4.7 (通年エネルギー消費効率)、同クラス WT シリーズの APF 値は 5.1 と、いずれも従来機種対比 で約 30%向上して業界トップの高効率化を達成しました。 コントロール部には、すでに市場で高評価を得ている eco タッチリモコンの接続が可能となり、優 れた操作性と視認性を実現します。 また、火災時などに有効な吸排気ダンパーについては、高機能型 ACW は電気式オートダンパ ー、WT は固定式ダンパーをそれぞれ標準で、普及型 ACW も固定式ダンパーをオプションで装 備できるよう配慮しました。 ACW シリーズはユニット幅を 2m 以内に抑えることで既設機からの更新施工性を確保。工期短 縮と施工費削減も可能にします。 当社は引き続き、空調機器事業の拡大を目指し、市場からのニーズが高い、省エネ性や操作性 ならびに更新性に優れた製品の開発に注力致します。 ※ APF は、Annual Performance Factor の略で、年間を通じて冷暖房を行うために必要な能 力の総和を、冷暖房機器のエネルギー消費量で割った性能評価指数です(JRA4048:2006 条 件での値)。値が大きいほど省エネ性に優れています。 【多機能ユニットウォールタイプ「BILAC ACW」】 【ウォールスルータイプ「BILAC WT」】 担当窓口:冷熱事業本部 冷熱システム事業部 以 上
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