■大隅 寿男 Toshio Osumi(ドラムス) 福井県芦原温泉出身。明治大学政治経済学部卒。アートブレーキー&ジャズメッセンジャーズの来日公演(1961 年) を観て感銘を受け、大学でジャズドラムを始める。1969 年、大学卒業後、プロドラマーとして活動を開始。 多くの ミュージシャンとの共演で好評を得る。1978 年、大隅寿男トリオを結成。リーダーとして活動を開始。 国内外のア ーティストと共演、アルバムレコーディングに数多く参加する。また作曲家、宇崎竜童のレコーディングにも参加、 共演も多い。2005 年 1 月、スイングジャーナル誌が主催する、日本ジャズ界に最も貢献した人物に贈られる「第 30 回 南里文雄賞」を受賞する。また、同誌の「日本ジャズメン読者人気投票」では、2006 年より 4 年連続で「ドラム 部門」で 2 位に選出されている。これまでにポニーキャニオン/M&I MUSIC からアルバム「ジュビレーション」 (2002 年)、 「グレートフル」 (2003 年)、 「リジョイス」 (2004 年) 、「オンザロード」(2005 年)、 「ニューディール」(2007 年)を意欲的に発表している。2009 年には、音楽生活 40 周年を迎えた記念盤として「Walk, Don’t Run」を発表。 2014 年 4 月 16 日には、45 周年アニバーサリーとして「Carry On」を発売、これまでに共演してきた、7 人のピアニ スト、3 人のベーシストを迎え、自身の半生を振り返る。スイングの明快さ・ビートの切れ味はもちろん、本人の温 かい人柄は聴く人に感動を与え、多くの熱い支持を得ている。 ■吉岡 秀晃 Hideaki Yoshioka(ピアノ) 1960 年 宮崎県出身。8歳の時からピアノを始める。18 歳の時にラジオから流れてきた、テディウィルソンのピアノ がきっかけで、ジャズに興味を抱く。その後、バドパウエル、エロールガーナー、レッドガーランドなどを独学で探 求。1979 年 19 歳の時にレッドガーランドトリオが来日。その時のメンバー、ジャミールナッサー(b)、ジミーコブ(ds) と共演しレッドガーランドに絶賛される。1981 年上京、宮の上貴昭(g) 、鈴木勲(b)のグループで活動をはじめ、そ の後は多くのミュージシャンと共演し数々のレコーディングに参加。リーダーアルバムは 1990 年 FUNHOUSE より HEREWE GO 、ANYTIMEANYWAY(1991 年 SJ 誌ゴールドディスク) ALWAYS、 STRONGMAN(solo piano album)DOIN’ IT RIGHT(live album)を発表。2000 年 MOMENT TO MOMENT(ヴィーナスレコード)を発表。このメンバーは 20 年ぶりに再会 を果たしたジャミールナッサー(b)、ジミーコブ(dr)と共にアメリカニュージャージーのルディーヴァンゲルダース タジオで行われた。この作品はジャズディスク大賞製作企画賞受賞。又、海外でもたくさんの評価を得ている。94 年、 メキシコ国際親善ジャズフェスティバルに出演、演奏では高い評価を得た。L.A インターナショナルジャズパーティ ーの演奏はロサンゼルスタイムズは『日本が生んだファンキージャズの達人』と絶賛した。ニューヨークタイムスは MOMENT TO MOMENT の作品を『Mr.吉岡のピアノは、ニューヨークの裏町をくぐりぬける木枯らしの音に似て、聞く者 の心の中に都市の官能をひきおこす』と評価。魂から奔流のように溢れ出る音楽表現は聴く人の心を魅了してやまな い。 ■横山 裕 Yutaka Yokoyama(ベース) 1957 年、千葉県市川市出身。高校時代よりモダンジャズに傾倒し、慶応義塾大学入学後、モダンジャズソサエティー で本格的にベースを始める。ジャズと並行して、クラシックを NHK 交響楽団のコントラバス奏者、瀬戸川道男氏に師 事。卒業後プロ入り。 鈴木勲(B)、田村翼(P)、小林洋(P) シャイニーストッキングス(85 年~) 、小野リサ(86~89 年) 、松本英彦(89 年~) 、沢田靖司(Vo,P)(93 年~) 、ジョージ大塚(Ds)(97 年~) 、丸山繁雄(Vo) のグループで主 に活動。特に、ジョージ大塚氏から多大な影響を受ける。他に主に、スコットハミルトン(Ts)、デイブパイク(Vib)、 トミーキャンベル(Ds)、エリオセルソ(P)、ジョアンドナート(P)、大徳俊幸(P)、ドリーベイカー(Vo)、ジミースミス (Ds)、前田憲男(P)、中牟礼貞則(G)、山口真文(Ts)、植松孝夫(Ts)、佐藤允彦(P)、小林桂(Vo)、大井貴司(Vib)、植 松良高(Ds)、原田イサム(Ds)、西川喬昭(Ds)、福井ともみ(P) と演奏してきた。現在は、自己のセッション【市川秀 男(P)、マークテイラー(Ds)】の他、吉岡秀晃(P)、大森明(As)、中村誠一(Ts)、ジョージ大塚(Ds)、渡辺明日香(Vo)、 関根敏行(P)、北條直彦(P)、米田正義(P) との演奏を中心に様々なシーンで活躍している。
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