志木市ポンプ場・排水機場等包括的民間委託事業 事業者選定基準 平成 26 年 7 月 志 木 市 1 審査の基本的な考え方 事業者の選定にあたっては、本市の要求するサービス水準との適合性、維持管理業務におけ る遂行能力及び提案価格等の各面から総合的に評価し、優先交渉権者を決定する。 2 審査手順 審査は、二段階で行うものとし、第一次審査で資格審査、第二次審査で提案内容に関する本 審査を行う。なお、第二次審査に先立ち、事業者から契約前VEの提案があった場合は、VE 提案の採否についても審査を行う。 第一次審査(資格審査) 参加資格要件不備 ※VE提案は応募者の権利であり、 VE提案の有無及び採否結果に よって応募を妨げられるものでは ない。 失格 VE提案の審査 VE提案採否 第二次審査(本審査) 提出書類の確認 提出書類の不備 価格審査 失格 失格 技術審査 予定価格超過 価格評価点の算出 技術評価点の算出 総合評価点の算出 3位以下 優先交渉権者及び次順位者の決定 1 落選 3 第一次審査(資格審査) 資格審査では、応募者が募集要項に示す参加資格要件を満たしているか、市において確認す る。参加資格要件を満たすことが確認できない場合は、失格とする。 4 VE提案の審査 募集要項に従い応募者から契約前VEの提案が提出された場合、市においてVE提案が適正 と認められるか、審査を行う。市の定める要求水準を下回ると判断される場合や、提案の根拠 が明確でない場合等は、提出されたVE提案を採用しない。 5 第二次審査(本審査) 本審査では、応募者から提出された応募提案書類に基づき、価格審査及び技術審査を行い、 総合評価点を算出して優先交渉権者を決定する。 (1) 価格審査 価格審査においては、提案価格を点数化し、価格評価点を算出する。 価格評価点の算出方法は、提案価格のうち、別表-1に示す評価対象額が最低となる応募者 の価格評価点を40点(満点)とし、他の応募者の得点は最低の評価対象額との割合から算定 する。 価格評価点 = 満点 ×(最低の評価対象額/当該応募者の評価対象額) (2) 技術審査 技術審査においては、各評価項目に対する得点を合計し、技術評価点を算出する。 技術評価点は60点満点とし、評価項目及び配点は別表-2のとおりとする。 各評価項目に対する得点は、選定委員会による審査に基づき、原則として以下に示す3段階 で評価、採点を行う。ただし、3段階による評価が適切でないと選定委員会が判断した場合は、 AとBの中間(Bプラス:配点×75%)又はBとCの中間(Bマイナス:配点×25%)の 評価を行うこともある。 評価 評価内容 採点方法 A 特に優れている 配点 ×100% B 優れている 配点 × 50% C 要求水準を満たす程度 配点 × 0% 2 (3) 総合評価点の算出 価格評価点と技術評価点を加えて総合評価点を算出し、優先交渉権者及び次順位者を決定す る。 総合評価点(100点満点)= 価格評価点(40点満点)+ 3 技術評価点(60点満点) (別表-1)提案価格の内訳と評価対象額 内訳 計算式 維持管理 全体マネジメント業務費 ア= 業務費 運転管理費 イ= 保守点検費 ウ= 小修繕費 エ= 金額(円) 備考 業務引継準備期間の費用を含む。 24,000,000 提案価格は 4,000,000 円/年として左 記の金額を計上すること。ただし、委 託料として支払われる金額は、発生費 用に応じて 2,000,000~4,000,000 円/ 年の範囲で変動する。 指定修繕費 オ= 調達管理費 カ= 129,000,000 提案価格は 21,500,000 円/年として左 記の金額を計上すること。ただし、委 託料として支払われる金額は、ユーテ ィリティの使用料金等を実費精算し た金額とする。 環境管理費 提案価格 計 キ= ア+イ+ウ+ 左記の提案価格が予定価格を超えた エ+オ+カ+ 場合は失格とする。 キ= 評価対象額 ア+イ+ウ+ オ+キ= ※金額は消費税を含まない。 4 (別表-2)評価項目及び配点 提出書類名 業務実施方針 記載指示事項 ①取組方針 評価項目 配点 取組方針 4 実施体制 4 品質管理計画 4 ①中継ポンプ場の運転管理計画 中継ポンプ場の 4 ・ 対象施設の特性を踏まえ、運転管理上の留意点 運転管理計画 ・ 本業務委託の目的を踏まえ、維持管理業務への 取組方針を記載すること。 ②実施体制 ・ 配置予定人員の資格、能力等を記載すること。 ③品質管理計画 ・ 品質管理を含めた組織管理、統制の方法につい て記載すること。 運転管理計画 を記載すること。 ②雨水ポンプ場・排水機場の運転管理計画 雨水ポンプ場・ ・ 対象施設の特性を踏まえ、運転管理上の留意点 排水機場の運転 を記載すること。 保守点検計画 4 管理計画 ①各種点検計画 各種点検計画 4 施設機能確認 6 指定修繕計画 2 小修繕計画 2 大雨等への対応 6 長期の停電等へ 6 ・ 日常保守点検、定期保守点検、法令点検の実施 計画を記載すること。 ②施設機能確認 ・ 保守点検結果に基づく施設機能の確認方法に ついて有効と思われる提案があれば、具体的に 記載すること。 修繕計画 ①指定修繕計画 ・ 指定修繕業務に対する対応方針(実施時期、施 工上の留意点等)について記載すること。 ②小修繕計画 ・ 上限金額以内で小修繕を効果的に実施してい くための留意点を記載すること。 危機管理計画 ・ 非常事態として想定する事象を具体的に挙げ、 それぞれの事象に対する事前及び事後の対応 策を記載すること。なお、以下の事項について は必ず記載すること。 の対応 ⅰ)大雨等による異常流入への対応 ⅱ)長期の停電等によりポンプ設備等の運転が 困難となった場合に、事業者の負担で実施 可能な対応策 5 その他の危機管 理計画 6 引継ぎ・引渡し計画 ①引継ぎ計画 引継ぎ計画 2 引渡し計画 2 地域貢献 4 ・ 維持管理業務開始前の業務引継準備期間にお ける留意点を具体的に記載すること。 ②引渡し計画 ・ 維持管理業務終了時に次の事業者への引渡し を的確に行うための留意点を具体的に記載す ること。 地域貢献 ・ 地域経済の活性化等、地域に貢献するための提 案があれば、具体的に記載すること。 計 6 60
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