《フォトコンテストの目的》 子どもからお年寄り、障がいのある方など、「みんな」が暮らしやすいユ ニバーサルデザイン社会の実現のため、市民の皆様に家庭や地域等の身近な 生活の中で、ユニバーサルデザインの考え方に基づく取り組みを実践いただ くことを目的にフォトコンテストを実施しました。 わが家のUD部門 … 家族の“みんな”が使いやすくなる工夫や取り組み等を表現する部門 大賞 大内 瑞綺 様 「台所の引き出しイス」 作品説明 台所の引き出しの所にあり、じゃまにならず、座る所の下 は、収納カゴもあり、座る場所の高さが高いので、ふみ台に もなります。 ポイント 台所にイスを設置することで、家事の負担が軽減され、体 が不自由な方でも楽に家事ができるといった点で公平性が実 現されています。また、使わない時は、イスを収納できるこ とから、スペースの確保もできます。イスの下の部分を収納 として使用できるなど、自由度や柔軟性も実現されており、 “みんなが使いやすい”工夫が表現されています。 奨励賞 村上 由莉 様 「玄関の手すり」 作品説明 玄関に手すりをつけたら、祖父の上りが楽になりました。支えになっ ていいそうです。つける前よりも疲れなく、助かっています。 ポイント 手すりを設置することで、お年寄りでも、玄関の上り降りの負担を軽 減できます。壁に手すりを取り付けず、ちょっとした工夫で、使いやす さを実現しており、写真を見た方に自分もできるといった「気づき」の きっかけになる作品です。また、実際に使用している風景を撮影してお り、見た方が分かりやすい点も評価できます。 奨励賞 小林 直樹 様 「らくらくレバー」 作品説明 これは、ぼくが考えた「らくらくレバー」です。ラップの芯を活用し て、車いすのブレーキレバーにはめます。「てこの原理」を利用してい ます。体の不自由な人でも、軽い力で、動かすことができます。ぼくの ばあちゃんは、これを使って、車いすを動かしています。 ポイント 車イスのブレーキレバーに食品包装用ラップの芯をはめることで、お 年寄りなど力の弱い方や体の不自由な方でも、軽い力でブレーキの操作 ができることから、公平性、負担の少なさが実現されています。また、 ちょっとした工夫で、使いやすさを実現しており、写真を見た方に自分 もできるといった「気づき」のきっかけになる作品です。 【受賞作品について】 ・「ちょっとした工夫」が分かる写真だとご覧になった方も取り組み やすいので、入賞されていますね。 ・利用している人が写っていると分かりやすく、身近に感じることが できますね。 わがまちのUD部門 … 大賞 大内 智喜 様 地域の“みんな”が暮らしやすくなる取り組み等を表現する部門 「スーパーの安全な入口」 作品説明 入口に、車いすの人が困らないように、段差がないこと。 僕は車イスに乗ってみて、段差がなくて乗りやすかったです。 ポイント 施設に段差がないため、お年寄りや車イスの方に限らず、 誰もが使いやすく、公平性、安全性が実現されています。 実際に、応募者が車イスで体験している様子や感想から、 ユニバーサルデザインに関する取り組みが分かりやすく伝わ るため、写真やコメントを見た方への啓発効果が高い作品で す。 奨励賞 小林 茉那 様 「みんなが使えるトイレ」 作品説明 一つの部屋に、大人用、子ども用、男の子用のトイレと赤ちゃん用の イスがある。 Point 大人から子ども用のトイレが一つの部屋にあり、幅広い年齢層に配慮 されており、公平性が実現されています。 子どもを連れた保護者にも、負担の少なさやスペース等の確保が実現 されており、利用しやすい配慮がされていることが分かる作品です。 奨励賞 小林 杏奈 様 「びっくり!べんりボタン」 作品説明 お母さんと一緒にのったバスで、私もおせるボタンを発見しました。 背の低い私が座ったままでおせるのがとても便利です。 Point 低い位置に押しボタンがあることで、座ったままでも押すことがで き、また、背の低い人や子ども、車イス利用者など多くの人に配慮され ており、公平性、負担の少なさが実現されていることが分かります。 応募者が実際にボタンを押している様子や感想から、身近で、分かり やすい取り組みとしての啓発効果が高い作品です。
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