対象製品⼀覧 標準付属コンセント 本体の標準付属コンセント（１５アンペア用）を利用して、 大容量の電流が流れる機器 （電熱ヒーター、マッフル炉、 ホットプレート、大型恒温装置など） を長期間に渡ってご使用になっているお客様は、特に注意 が必要です。 直ちにご使用を中止し、お近くの適切な別のコンセントを ご利用ください。 15 アンペア用 コンセントの形状 以下の対象 1 から 6 に記載された製品が配線改修作業の確認対象製品です 対象 1： ドラフトチャンバー① 納品時期 1989 年 1 月～1995 年 12 月 対象範囲 全ての製品 DS-111、112、141 など 型式に 【 DS 】 が付く機種 DE-211、212、292 など 型式に 【 DE 】 が付く機種 製品型式 DC-112、212、181 など 型式に 【 DC 】 が付く機種 DN-111、211、113 など 型式に 【 DN 】 が付く機種 主な製品の 写真 DS-112 DE-292 DC-111 DN-111 ⾒分け⽅ グレーを基調とした本体色で、両サイドに こげ茶色の樹脂製モールが取付けられて います こげ茶色の樹脂モール 型式の表示シール グレーの塗装色 1/4 対象 2： ドラフトチャンバー② 納品時期 1995 年 4 月～2007 年 12 月 対象範囲 全ての製品 DF-11、DF-12、DF-21、DF-22、DF-13、DF-14、DF-15、DF-19 など 製品型式 型式に 【 DF 】 が付く機種 主な製品の 写真 DF-11A DF-13H ⾒分け⽅ DF-19A DF-15A ホワイトグレーの本体色で、両サイドと 作業面前部がブルー色で塗装されて います ブルーのサイドモール 型式の表示シール ホワイトグレーの塗装色 対象 3： ドラフトチャンバー③ 納品時期 2007 年 4 月～2010 年 12 月 対象範囲 2010 年 12 月までに納品された製品のみ 製品型式 DFV-11A、DFV-12A、DFV-13A、DFV-15A、DFV-11S、DFV-12T、DFV-21V、など 型式に 【 DFV 】 が付く機種 主な製品の 写真 DFV-11A ⾒分け⽅ DFV-14A DFV-11S ホワイトの本体色で、 作業エリア周囲がシルバー色で 塗装されています ホワイトの塗装色 シルバー色の周囲枠 この部分に貼られている 銘板を確認してください （扉付きの場合も同じです） 2/4 DFV-12T ⼀番下に記載されている 「製造年⽉」が 2010.12 以前の製品 のみが対象となります 対象 4： 卓上フード 納品時期 1989 年 1 月～2010 年 12 月 対象範囲 本体の支柱部分にコンセントが付いている製品のみ TQ-300、TQ-600 など 型式に【TQ】が付く卓上フード 製品型式 （木製、アルミニウム製、ステンレス製） 主な製品の 写真 TQ-300 ⾒分け⽅ TQ-600 実験台の上に乗せるタイプの卓上フードで 本体の柱部分に１５アンペアのコンセントが 付いている製品のみが対象となります この様な本体の柱部分に １５アンペア用のコンセントが 付いている製品 15 アンペア用 コンセントの形状 対象 5： ＲＩ用フード 納品時期 1989 年 1 月～2010 年 12 月 対象範囲 全ての製品 RK-8、RKN-8、RF-8、RW-8、RWN-8 など 製品型式 型式に 【 RK 】 または 【 RW 】 が付くＲＩ用フード 主な製品の 写真 RK-8 ⾒分け⽅ RF-8 オークリッジフード、カルフォルニアフード、ウォークインフードと 呼ばれているＲＩ（放射性物質）の取扱い専用のフードです 一般的には放射性物質の管理区域内に設置されています 3/4 RW-8 対象 6： 樹脂製ドラフトチャンバー 納品時期 1989 年 1 月～2010 年 12 月 対象範囲 全ての製品 EC-2、PC-2、EC-3、PC-3、ECD など 製品型式 型式に 【 EC 】 または 【 PC 】 が付く樹脂製ドラフトチャンバー 主な製品の 写真 EC-2 ⾒分け⽅ EC-3 ECD 内外装が全て PVC（硬質塩ビ）または PP（ポリプロピレン）で出来ている 樹脂製のドラフトチャンバーおよびクリーンドラフトチャンバーです 以上 4/4 配線改修作業が必要な不具合要因について 2014.12.9 株式会社ダルトン 1. 配線改修作業が必要な不具合要因について この度の配線改修工事が必要な不具合要因は、以下のとおりです。 不具合要因 1 ：コンセント回路に使用されている中継コネクタの選定ミス 対象製品の本体に付属している 100V（ボルト）用 15A（アンペア）コンセントへの配線経路に、誤っ て 12A 用の中継コネクタが選定されていたことが判明いたしました。 納品当時の施工状態や納品後の使用状況によって差はありますが、短時間の使用には耐えうるものの、 長期に渡って大容量の機器（電熱ヒーター、ホットプレート、マッフル炉など）を使用していると、コ ネクタピンの接触部の金属疲労や圧着部分の接合力低下によって接触抵抗値の上昇を引き起こして高温 状態になり、更に接触抵抗値が上昇していくことによって、やがて発煙・焼損に至る事例が発生するこ とが判明しています。 これまでに、20 年以上継続的に加熱用ヒーターを使用されているお客様において、２件の事故事例が確 認されています注。 注： お客様で発生した事故事例の詳細については、個別案件に関する守秘義務があり、その詳細情報を公開する ことはできません 不具合要因 2 ： コンセント回路に使用されている電線の容量不足 対象製品の制御盤部に取付けられている 100V 受電用のブレーカーが 20A トリップ用の場合、ブレーカ ーからコンセントに接続されている電線が本来は 20A 用であるべきところ、最大容量が 17A のコード 電線が使用されていることが判明いたしました。 実際にはコンセントには 15A までしか流せませんが、配線工事の規定上、適切ではないと判断いたしま した。 尚、現時点で、この不具合が要因となる事故事例は確認されていません。 不具合要因 3 ： コンセント回路に使用されている中継コネクタの容量不足 対象製品の本体に付属している 100V 用コンセントへの配線経路に使用されている中継コネクタが、定 格 14A であり 1A 容量が不足していることが判明いたしました。 安全率を考慮すると大きな問題が発生する可能性は低いものの、容量が不足しているのは事実であり、 長期に渡る使用に対する安全性の確保が不充分であると判断いたしました。 尚、現時点で、この不具合が要因となる事故事例は確認されていません。 2. 配線改修作業について 上記の不具合要因に関わらず、配線改修作業については同じ対応を取らせていただきます。 全ての場合において、コンセント回路の中継コネクタおよびコード電線の撤去と、新しいケーブルでの再配 線作業を実施させていただきます。 作業を実施するために、一部の機種においては、構成部品の一部を取外す必要があります。作業終了後には 元の状態に復帰させていただきますので、ご協力をお願い申し上げます。 1 3. 対象となる製品と該当する不具合要因 対象となる製品に対して該当する不具合要因は以下のとおりです。 尚、対象製品の詳細につきましては、「対象製品一覧」をご参照願います。 番号 対象 1 対象製品 ドラフトチャンバー① ドラフトチャンバー② 該当する不具合要因 全ての製品が不具合要因 1 および 2 に該当 ・1995 年 4 月～2001 年 12 月に納品された製品は、 不具合要因 1 および 2 に該当 対象 2 ・2002 年 1 月以降に納品された製品は、 不具合要因 2 または 3 に該当 対象 3 ドラフトチャンバー③ 対象 4 卓上フード 対象 5 ＲＩフード 対象 6 樹脂製ドラフトチャンバー 全ての製品が不具合要因 3 に該当 ・1995 年 4 月～2001 年 12 月に納品された製品は、 不具合要因 1 および 2 に該当 ・2002 年 1 月以降に納品された製品は、 不具合要因 2 または 3 に該当 お願い 特に不具合要因 1 に該当する機種において、長期に渡って大容量の機器（電熱ヒータ ー、ホットプレート、マッフル炉など）をご使用されているお客様は、直ぐに使用を 停止いただき、別の適切なコンセントのご使用をお願いいたします。 以上 2
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