AQUOS 4Kレコーダー TU-UD1000(PDF:761KB)

AQUOS 4Kレコーダー
TU-UD1000
デジタル情報家電事業本部
液晶デジタルシステム第 1 事業部
永野 浩之
4 K 試 験 放 送は,次 世 代 放 送
推 進 フォーラ ム(NexTV-F)が
124 / 128度CSデジタル放送を利用
して本年 6月から開始しています。
この放送を受信するために,
HEVC
デコーダーとスカパー プレミアム
サービスチューナを搭載した本機を
開発商品化しました。
本機 TU-UD 1000 は,業界で初めて※ 14 K 試験放送(4 K 60 p)をありのまま受信でき,録画や再生も可能な
「AQUOS 4 K レコーダー」です。4 K 試験放送は,次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が 124 / 128 度 CS
デジタルで,本年 6 月から開始されました。この試験放送は,スカパープレミアムサービスチューナを利用し
て受信します。
(図 1)4 K 画像は,従来のフルハイビジョン(HD)に比べて約 4 倍の解像度を有する事からデー
ター量が 4 倍になりますが,新しい圧縮技術(HEVC)の採用により放送波自身は約 2 倍に収められています。
この 2 倍の画像をハードディスク(HDD)に録画する記録エンジンと,高圧縮された映像(HEVC)を,伸長
して 4 K の映像として TV に映し出す為の HEVC デコーダーが,この商品に搭載されています。それぞれの機
能を独立して動作できる様に 2 つのシステム LSI で構成した事から(図 3),4 K の録画を行いながら 4 K コンテ
ンツの再生を行う事が可能となりました。本商品化については,パイオニア社との合弁会社である PDDM(パ
イオニアデジタルデザインアンドマニュファクチャリング)株式会社と共同で開発を行いました。
※ 1 2014 年 5 月 20 日現在,4 K レコーダーとして。
4 K 映 像 あ り の ま ま の 受 信・
記録・再生が可能
4 Kの試験映像は,
124 / 128 度 CSデ
ジタル放送から送信され,スカパープレ
(約 829 万画素)の解像度を有してお
り,
4 K 対応 TVに接続する事で臨場感
のある映像が楽しめます。
ミアムアンテナを用いて本商品で受信し
HDMI2.0 規格(4 K 60p)対応
ます。受信の為には,本機に同梱され
本 機は,映 像をデジタル伝 送する
HDMI2.0 規格(4 K 60p)対応
4 K試験放送をDRモード(放送その
ままの解像度(3,
840×2,
160)で記録
するモード)で約 53 時間録画※ 2 できる
1,
000 GB(1 TB)のハードディスクを搭
載。4 K 試験放送を録画した番組は4 K
「HDMI 2 . 0規格(4 K 60 p)」に準拠し,
の専用フォルダにまとまって保存される
またコンテンツ保護規格の「HDCP2.2」
ので,再生時に見つけやすく便利です。
ハードディスク(HDD)に録画します
に対応していますので,
4 K の録画番
ので,画質を落とす事なくありのままの
組や放送番組を,
4 K 対応液晶テレビと
映像を保存する事が出来ます。4 K 放
HDMIケーブル1 本で接続だけで高画
※ 2 録 画時間は4 K 試験放送を40 Mbpsで算
出した計算値です。実際の録画では入力
映像の画質,その他の条件により記載の
時間を下回る,
または上回る場合があります。
送は,
フルハイビジョン1,
920×1,
080(約
質(4 K 60 p)で視聴する事ができます。
たスカパーICカードが必要です。
受信された映像は,そのまま内蔵の
207 万画素)の4 倍となる3,
840×2,
160
4K試験放送
4 K 対応テレビ
スカパー!プレミアムサービス
対応アンテナ
HDMI2.0 対応
HDCP2.2 対応
4 Kレコーダー
スカパーICカード
(本機に付属)
図 1 4 K 放送視聴する為に必要な機器
機種名
TU-UD1000
スカパー!プレミアムサービス×1
地上/BS/110度CSデジタル×2
チューナ
HEVCデコーダー
○
4K視聴・4K録画・4K再生
○
内蔵HDD
1TB(4K放送で約53時間録画可能)
BDドライブ
―
外付けHDD対応
○(4K記録は不可)
HDMI
(出力)
1系統(HDMI2.0規格に準拠 HDCP2.2対応)
図 2 製品仕様の概要
2K
アンテナ
4 K 対応チューナ
記録エンジン
HDMI
切替え
4K
(HEVC)
HDMI 2.0
HDCP 2.2
TV
HEVC
デコーダー
HDD
図 3 TU-UD 1000 の各エンジン
シャープ技報 製品トピックス・2014年9月