ProcartaPlex TM(Magnetic Beads/Plate)使用方法 <細胞

ProcartaPlexTM(Magnetic Beads/Plate)使用方法 <細胞培養液用>
注:この説明書は、英文添付文書の簡易訳です。製品に添付されている英文マニュアルも必ず確認下さい。
内容:
コード No.
PN-EPX○○○-○○○○○-○○○
品名
ProcartaPlexTM Immunoassay Kit
梱包単位
製品による
保存温度
冷蔵(2-8℃)
1. 準備:

バッファーの調製
1. Wash Buffer Concentrate (10x)を脱イオン水で 10 倍希釈する。例えば、20 mL の Wash Buffer Concentrate
(10x)を 180 mL の脱イオン水で希釈する。Wash Buffer (1x)は 2-8℃で 6 ヶ月間安定。

サンプル調製
1. 1 ウェルあたり 50 µL の培養液を回収する。
2. 必要に応じて培養液を培地で希釈する。

検量線用抗原用液の調製
後述の、注意事項も参照ください。
1.
2.
3.
4.
Antigen Standard チューブを 2,000 x g、10 秒間スピンダウンする。
250 µL の未培養培地を加える。
30 秒間やさしくボルテックスし、5 - 10 分間氷上で静置する。
下表に従い、希釈溶液を調整する。
Tube#
1
2
3
4
5
6
7
※

未培養培地 (µL)
150
150
150
150
150
150
Antigen Standard (µL)
200
50 µL from Tube#1
50 µL from Tube#2
50 µL from Tube#3
50 µL from Tube#4
50 µL from Tube#5
50 µL from Tube#6
濃度 (pg/mL)
スタンダードの濃度は製品により異なりますので、必ずキットの添付文書を確認下さい。
Detection Antibodies Mix (1x)の調製
Detection Antibody Mix (50x)を Detection Antibody Diluent で希釈し、必要量の Detection Antibody Mix (1x)
を調製する。
*例えば 1 vial の Detection Antibody で 1 プレート測定の場合: Detection Antibody Diluent の量 : 2940 μL,
Detection Antibody の量 : 60 μL
*例えば 2 vials の Detection Antibody で 1 プレート測定の場合: Detection Antibody Diluent の量 : 2880 μL,
Detection Antibody 1 の量 : 60 μL, Detection Antibody 2 の量 : 60 μL
※ Porcine 用 Kit の場合、Detection Antibody Mix (20x)が含まれる為、Detection Antibody Mix を 20 倍希
釈で調整して下さい。詳細は英語マニュアルをご参照下さい。
2. 操作方法:
2. 1 Antibody Magnetic Beads の添加
5 分間~
室温
1. Antibody Magnetic Beads をボルテックスで 30 秒間混ぜた後、1 ウェルあたり 50 µL 加
える。
2. 2 分間磁石にセットする。
3. フリッキングして上清を除去する。
4. 測定に用いる全ての Antibody Magnetic Beads に対して、1-3 を繰り返す。
(または、キ
ットに付属の 96-Well Flat Bottom Plate は、1 well 中に約 200 uL の量までご使用頂けま
2014-10-23
-1-
すので、一度に 4 種類程のビーズを加えてから 2-3 を実施頂くことも可能です。
)
5. 150 µL の 1 x Wash Buffer で 1 回洗浄する。(磁石にセットする時間:30 秒)
2. 2 サンプルおよび検量線用抗原溶液の添加
60-120 分間
室温
500 rpm
1. サンプル、検量線用 Antigen Standard を各 50 µL 加える。ブランク用ウェルに未培養培
地各 50 µL を加える。
2. プレートシールでフタをし、磁石から外して Black Microplate Lid でカバーし、室温、
500 rpm で 60-120 分間振とうする。(4℃、overnight で静置も可。詳細は英語マニュア
ルをご参照下さい。)
※ Porcine 用 Kit の場合、はじめに室温、500 rpm で 30 分間振とうしてから 4℃、
overnight で静置して下さい。その後、室温、500 rpm で 30 分間振とうして下さい。詳
細は英語マニュアルをご参照下さい。
3. 2 分間磁石にセットする。
4. フリッキングして上清を除去する。
5. 150 µL の 1 x Wash Buffer で 2 回(Mouse, Rat, Canine 用 Kit は 3 回)洗浄する。
(磁石に
セットする時間:30 秒)
2. 3 Detection Antibody の添加
30 分間
室温
500 rpm
1. 1 ウェルあたり 25 µL の Detection Antibodies Mix (1x) を加える。
2. 新しいプレートシールでフタをし、磁石から外して Black Microplate Lid でカバーし、
室温、500 rpm で 30 分間振とうする。
3. 2 分間磁石にセットする。
4. フリッキングして上清を除去する。
5. 150 µL の 1 x Wash Buffer で 2 回(Mouse, Rat, Canine 用 Kit は 3 回)洗浄する。
(磁石に
セットする時間:30 秒)
2. 4 Streptavidin-PEの添加
30 分間
室温
500 rpm
1. 1 ウェルあたり 50 µL の Streptavidin-PE を加える。
2. 新しいプレートシールでフタをし、磁石から外して Black Microplate Lid でカバーし、
室温、500 rpm で 30 分間振とうする。
3. 2 分間磁石にセットする。
4. フリッキングして上清を除去する。
5. 150 µL の 1 x Wash Buffer で 2 回(Mouse, Rat, Canine 用 Kit は 3 回)洗浄する。
(磁石に
セットする時間:30 秒)
2. 5 Luminexによる検出
5 分間
室温
500 rpm
1. 1 ウェルあたり 120 µL の Reading Buffer を加える。
2. 新しいプレートシールでフタをし、磁石から外して Black Microplate Lid でカバーし、
室温、500 rpm で 5 分間振とうする。
3. フタをはがし、Luminex で測定する。
2014-10-23
-2-
Luminexの設定
Sample size
DD Gate
50 µL
5,000-25,000
Timeout
45 sec
Bead Event/Region
50 - 100
注意事項
 Antigen Standardは、項目数により2本以上のバイアルを混ぜて使用する場合があります。
 Antigen Standardの値は、ロットの項目によって異なる場合があります。
 Simplex Kit を他の Kit に加えて測定する際、同じ Standard タンパクを重複して Standard Mix に加えない
よう注意して下さい。
 Human 及び Mouse Isotyping 用キットのマニュアルは異なりますので、英文マニュアルを参照下さい。
 Universal Assay Buffer(10X)は稀に結晶が析出する場合がございます。品質上問題はございませんが、
結晶が析出した場合 37℃の Water bath で結晶が溶けたことを確認して御使用下さい。
株式会社ベリタス 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 2-7-14 八洲ビル
TEL 03-3593-3211 FAX 03-3593-3216
技術的なお問い合わせは:TEL 03-3593-3385 E-mail [email protected]
2014-10-23
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ProcartaPlexTM(Magnetic Beads/Plate)使用方法 <血清用、血漿用>
注:この説明書は、英文添付文書の簡易訳です。製品に添付されている英文マニュアルも必ず確認下さい。
内容:
コード No.
PN-EPX○○○-○○○○○-○○○
品名
ProcartaPlexTM Immunoassay Kit
梱包単位
製品による
保存温度
冷蔵(2-8℃)
1. 準備:

バッファーの調製
1. Wash Buffer Concentrate (10x)を脱イオン水で 10 倍希釈する。例えば、20 mL の Wash Buffer Concentrate
(10x)を 180 mL の脱イオン水で希釈する。Wash Buffer (1x)は 2-8℃で 6 ヶ月間安定。

サンプル調製
血清の場合:
1. 20-25℃で 20-30 分間静置し、血液を凝固させる。
2. 1,000 x g、20-25℃で 10 分間遠心し上清を回収する。または血清分離チューブを使用する。
3. 【オプション】脂質含量が多い場合、10,000 x g、10 分間、2-8℃で遠心し上清を回収する。
4. すぐに使用するか、分注して-20℃で保存する。
血漿の場合:
1. クエン酸ナトリウムか EDTA のチューブに採血する。ヘパリンを使用する際は 10 IU/mL blood 以下
にする(過剰なヘパリンはバックグラウンドを上げる恐れがある)
。
2. 採血後 30 分以内に 1,000×g、4℃で 10 分間遠心する。
3. 上清を回収する。
4. 【オプション】脂質と血小板を除去するため 10,000 x g、10 分間、2-8℃で遠心し、上清を回収する。
5. すぐに使用するか、分注して-20℃で保存する。

検量線用抗原用液の調製
後述の、注意事項も参照ください。
1.
2.
3.
4.
Antigen Standard チューブを 2,000 x g、10 秒間スピンダウンする。
250 µL の Universal Assay Buffer を加える。
30 秒間やさしくボルテックスし、5 - 10 分間氷上で静置する。
下表に従い、希釈溶液を調整する。
Tube#
1
2
3
4
5
6
7
※

Universal Assay
Buffer (µL)
150
150
150
150
150
150
Antigen Standard (µL)
濃度 (pg/mL)
200
50 µL from Tube#1
50 µL from Tube#2
50 µL from Tube#3
50 µL from Tube#4
50 µL from Tube#5
50 µL from Tube#6
スタンダードの濃度は製品により異なりますので、必ずキットの添付文書を確認下さい。
Detection Antibodies Mix (1x)の調製
Detection Antibody Mix (50x)を Detection Antibody Diluent で希釈し、必要量の Detection Antibody Mix (1x)
を調製する。
*例えば 1 vial の Detection Antibody で 1 プレート測定の場合: Detection Antibody Diluent の量 : 2940 μL,
Detection Antibody の量 : 60 μL
*例えば 2 vials の Detection Antibody で 1 プレート測定の場合: Detection Antibody Diluent の量 : 2880 μL,
2014-10-23
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Detection Antibody 1 の量 : 60 μL, Detection Antibody 2 の量 : 60 μL
※ Porcine 用 Kit の場合、Detection Antibody Mix (20x)が含まれる為、Detection Antibody Mix を 20 倍希
釈で調整して下さい。詳細は英語マニュアルをご参照下さい。
2. 操作方法:
2. 1 Antibody Magnetic Beads の添加
1.
5 分間~
室温
2.
3.
4.
5.
Antibody Magnetic Beads をボルテックスで 30 秒間混ぜた後、1 ウェルあたり 50 µL 加
える。
2 分間磁石にセットする。
フリッキングして上清を除去する。
測定に用いる全ての Antibody Magnetic Beads に対して、1-3 を繰り返す。
(または、キ
ットに付属の 96-Well Flat Bottom Plate は、1 well 中に約 200 uL の量までご使用頂けま
すので、一度に 4 種類程のビーズを加えてから 2-3 を実施頂くことも可能です。
)
150 µL の 1 x Wash Buffer で 1 回洗浄する。(磁石にセットする時間:30 秒)
2. 2 サンプルおよび検量線用抗原溶液の添加
60-120 分間
室温
1.
2.
3.
500 rpm
4.
5.
6.
各ウェルに 25 µL の Universal Assay Buffer を加える。
サンプル、検量線用 Antigen Standard を各 25 µL 加える。ブランク用ウェルに Universal
Assay Buffer を各 25 µL 加える。
プレートシールでフタをし、磁石から外して Black Microplate Lid でカバーし、室温、
500 rpm で 60-120 分間振とうする。(4℃、overnight で静置も可。詳細は英語マニュア
ルをご参照下さい。)
※ Porcine 用 Kit の場合、はじめに室温、500 rpm で 30 分間振とうしてから 4℃、
overnight で静置して下さい。その後、室温、500 rpm で 30 分間振とうして下さい。詳
細は英語マニュアルをご参照下さい。
2 分間磁石にセットする。
フリッキングして上清を除去する。
150 µL の 1 x Wash Buffer で 2 回(Mouse, Rat, Canine 用 Kit は 3 回)洗浄する。(磁石
にセットする時間:30 秒)
2. 3 Detection Antibody の添加
30 分間
室温
500 rpm
1.
2.
3.
4.
5.
1 ウェルあたり 25 µL の Detection Antibodies Mix (1x) を加える。
新しいプレートシールでフタをし、磁石から外して Black Microplate Lid でカバーし、
室温、500 rpm で 30 分間振とうする。
2 分間磁石にセットする。
フリッキングして上清を除去する。
150 µL の 1 x Wash Buffer で 2 回(Mouse, Rat, Canine 用 Kit は 3 回)洗浄する。
(磁石に
セットする時間:30 秒)
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2. 4 Streptavidin-PEの添加
30 分間
1.
2.
室温
3.
4.
5.
500 rpm
1 ウェルあたり 50 µL の Streptavidin-PE を加える。
新しいプレートシールでフタをし、磁石から外して Black Microplate Lid でカバーし、
室温、500 rpm で 30 分間振とうする。
2 分間磁石にセットする。
フリッキングして上清を除去する。
150 µL の 1 x Wash Buffer で 2 回(Mouse, Rat, Canine 用 Kit は 3 回)洗浄する。(磁石
にセットする時間:30 秒)
2. 5 Luminexによる検出
5 分間
室温
1.
2.
500 rpm
3.
1 ウェルあたり 120 µL の Reading Buffer を加える。
新しいプレートシールでフタをし、磁石から外して Black Microplate Lid でカバーし、
室温、500 rpm で 5 分間振とうする。
フタをはがし、Luminex で測定する。
Luminexの設定
Sample size
50 µL
DD Gate
5,000-25,000
Timeout
45 sec
Bead Event/Region
50 - 100
注意事項
 Antigen Standardは、項目数により2本以上のバイアルを混ぜて使用する場合があります。
 Antigen Standardの値は、ロットの項目によって異なる場合があります。
 Simplex Kit を他の Kit に加えて測定する際、同じ Standard タンパクを重複して Standard Mix に加えない
よう注意して下さい。
 Human 及び Mouse Isotyping 用キットのマニュアルは異なりますので、英文マニュアルを参照下さい。
 Universal Assay Buffer(10X)は稀に結晶が析出する場合がございます。品質上問題はございませんが、
結晶が析出した場合 37℃の Water bath で結晶が溶けたことを確認して御使用下さい。
株式会社ベリタス 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 2-7-14 八洲ビル
TEL 03-3593-3211 FAX 03-3593-3216
技術的なお問い合わせは:TEL 03-3593-3385 E-mail [email protected]
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