人文学部研究プロジェクト短信胸 Lo u i c h o n ,p p . 7 2 4 「エレミアの嘆き再考(1) 」高橋康浩 p p . 25-36 「 〈声〉はどこへ行った?― 近世儒学・国学における声の消失と回復 ― 」佐々 木充,p p . 1-26 「物語を語らぬ戯作者 ― 戯作者登場の意味」広部俊也,p p . 27-38 「 『金閣寺』における〈概念〉と〈声〉の相克」先田進,p p . 39-52 芋 人文科学研究(新潟大学人文学部)第1 34輯「声とテクスト論研究プロ ジェクト特集」 (平成2 6年3月刊行) 「『源氏物語』夕顔巻の「家鳩」―〈回想〉の仕掛け ―」高橋早苗, p p . 1-23 *「平曲伝授におけることばと息継ぎ」鈴木孝庸,p p . 25-43 *「1 940年代,戦時下ソ連のラジオと前線における「声」」鈴木正美, p p . 5-21 *「スタニスラフスキーシステム再考」斎藤陽一,p p . 23-39 19世紀学プロジェクト 研究代表者 松 本 彰 新潟大学コアステーション1 9世紀学研究所との連携の上,学際的な研究プロ ジェクトを進める。主眼となるのは1 9世紀に欧米,東アジア圏に成立した近代 的学知の歴史的生成とその展開の諸相の検討である。人文的・教養的学知はい かなるしかたで形成されたのか,過去や異文化の学知といかなる形で関わった のか。その際の政治的背景やそのイデオロギー性も問題にし,総合的な歴史的 分析を行う。 系107 胸人文科学研究 第 1 3 5輯 ■業績 松本 彰 1) 「戦没者記念の比較史のために ―ドイツ,アメリカ,ロシア,日本: 1 813 -2 013,そして2014」『欧米の言語・社会・文化』20号,1-17 桑原 聡 1)J e n s e i t sd e sSu b j e k t s ,j e n s e t sd e rSp r a c h e ,Sa t o s h iKu wa h a r a ,Mu e n c h e n (I u d i c i u m)i np r i n t i n g2 0 1 4 . eI d e ed e rKu n s t k a mme ra l se i n Mo d e l lf u e rd i eEn z y k l o p a e d i s t i kd e s 2)Di h e1 9 t hCe n t u r ySc h o l a r s h i p ,No . 7 ,p p . 1 7 No v a l i s ,Sa t o s h iKu wa h a r a ,St u d yo ft 3 1 ,2 0 1 3 年. 逸見龍生 1)「形而上学の時間と哲学の時間 ──『百科全書』ディドロ執筆項目「霊 魂」の「生成論的解釈学の試み」『日仏哲学研究』第1 8号,2013年9月, p p . 16-30。 2)「時間・知識・経験 ── 初期ディドロ思想の形成におけるベーコン主義 医学史の位置 ──」 『思想』 (岩波書店)2 013年12月号,pp. 158-186。 3)Ta t s u oHEMMI ,Al e x a n d eGu i l b a u de ta l .:«En t r e rd a n sl af o r t e r e s s e»:p o u r l l a b o r a t i v ee tc r i t i q u ed el ’ En c y c l o p é d i e (p r o j e t u n eé d i t i o nn u mé r i q u ec o 3 ,2 0 1 3 ,p p .2 2 52 6 4 . ENCCRE) ,Re c h e r c h e ss u rDi d e r o te tl ' En c y c l o p é d i e ,4 4)逸見龍生・王寺賢太・田口卓臣「今,ディドロを読むために」 『思想』 , (岩波書店)2 013年12月号,pp. 6-48。 5) 「文人たちの結社」 『図書』 (岩波書店) ,No .7 80,2014年2月,pp. 2-7。 ■シンポジウム・研究会開催 1.日時 1 1月30日(土)15時30分~17時30分 場所 新潟大学五十嵐キャンパス 総合教育研究棟1F 大会議室 報告者 唐権 華東師範大学副教授 報告タイトル 「栽種」の道 ―『吾妻鏡(ウチジン) 』と明治日本の開化セクソロジー 系108 人文学部研究プロジェクト短信胸 2.日時 1 2月2日(月)16時30分~ 会場 新潟大学五十嵐キャンパス 総合教育研究棟1F 大会議室 第1報告 伊藤博明 埼玉大学教授 「イコノロジーの誕生 ―― アビ・ヴァールブルク(1 866-1929)と美術史 の転換」 第2報告 根占献一 学習院女子大学教授 「パドヴァ大学とレーゲンスブルク対話間のガスパロ・コンタリーニ (1 483-1542)」 3.日時 1 2月6日(金)16時30分~18時30分 場所 新潟大学五十嵐キャンパス 総合教育研究棟1F 大会議室 講演者 安村典子 元金沢大学大学院人間社会環境 研究科教授 演題 「ゼウスの屋敷に置かれた二つの瓶」の話をめぐって ――『イリア ス』第2 4歌に語られる死生観 4.日時:3月1 7日(月)15時30分~17時30分 場所:総合教育研究棟A6 24教室 報告者 木村直恵 学習院女子大学准教授 報告タイトル 「明治期日本における「社会」概念の歴史的編成 ――「明 六社」と So c i e t y (ソサエチ)を軸に」 5.日時:2月2 2日(土)15時~17時30分 場所:総合教育研究棟B3 51教室 講演者:佐々木充 報告タイトル「 文体(スタイル)とヴィジョン ― 小林秀雄,シェイク スピア,イェイツ,ユング,宮崎駿 ―」 (新潟大学人文学部メディア・ 表現文化論(表現文化論分野)と共催) 系109 胸人文科学研究 第 1 3 5輯 6.「〈声〉とテクスト論研究センター」との共催連続講演会 越境する思想・ 異郷者の詩 ── 声と知のトランスレーションへ 日時 2 014年3月10日(月) 場所 新潟大学総合教育研究棟D棟1階 大会議室 受付 1 2時30分 第1セッション(1 3時-14時30分) 司会 高木 裕(新潟大学人文学部教授) 講演者 ピエール・ラフォルグ Pi e r r eLa f o r g u e (ボルドー第3大学教授・フランス) 講演題 Lal a n g u e ,l av o i x ,l ap o é s i e: p o é t i q u ee tp o l i t i q u ed el ap a r o l ed a n sl e e rd ’ u nr e t o u ra up a y sn a t a ld ’ Ai méCé s a i r e (言語,声,ポエジー Ca h i ― エメ・セゼールの『帰郷者ノート』におけるパロールの詩学と政 治― ) 発表言語:フランス語 (休憩) 第2セッション(1 5時-16時30分) 司会 逸見 龍生(新潟大学人文学部准教授) 講演者 アン・トムソンAn nTh o ms o n (欧州大学院教授・イタリア) 講演題 Wh a ti si n t e l l e c t u a lh i s t o r y ?Ne wa p p r o a c h e sa n dme t h o d (精神史 s とは何か ― 新たなアプローチと方法 ― )発表言語:英語 第1セッション,第2セッションともに,通訳は,逸見龍生 7.日時 3月1 3日(木)16時~18時 場所 新潟大学五十嵐キャンパス 総合教育研究棟D-3 01 講師 ドイツ・ルール大学ボッフム東アジア学部講師 Ka mi l aSz c z e p a n s k a氏 講演タイトル 「Th eEd u c a t i o n a lRe f o r mso ft h eSe c o n dAb eCa b i n e ta n d mo r yi nJ a p a n(第二次安倍政権の教育改革と日 t h eSh a p i n go fCu l t u r a lMe 系1 10 人文学部研究プロジェクト短信胸 本における文化的記憶の形成について) 」 8.「アタナシウス・キルヒャー At h a n a s i u sKi r c h e rシンポジウム」 3月8日(土)午後1時3 0分から 場所:新潟大学総合教育研究棟A棟1階大会議室 司会 桑原聡(新潟大学人文学部教授) 報告 伊藤博明(埼玉大学教養学部教授) 「キルヒャーとエジプトマニア」 坂本貴志(立教大学文学部教授) 「イシスとキルヒャー」 前田良三(立教大学文学部教授) 「キルヒャーと可視性のメディア」 桑原聡「キルヒャーとクンストカマー Ku n s t k a mme r 」 9.日時 3月2 7日(木)16時~18時 場所 新潟大学五十嵐キャンパス 総合教育研究棟D-3 01 講師 ドイツ・ケルン単科大学メディア学科 Ka t j aBu t t 教授講演 タイトル Be we g t eBa u t e nUmb a u t eBe we g u n g 「流動化する建築物-構築 物となるイメージ(空間・知覚・流動) 」 ■『1 9世紀学研究』第8号刊行 環東アジア地域のネットワークに関する 総合的研究 研究代表者 關 尾 史 郎 概要 本プロジェクトは,学系附置環東アジア研究センターと多くのメンバーが重 複しており,プロジェクトの活動はセンターの活動として行なわれている。 系1 1 1
© Copyright 2025 ExpyDoc