オブジェクトストレージサービス s3sync ご利用ガイド サービスマニュアル Ver.1.1 2014 年 12 月 26 日 株式会社 IDC フロンティア © IDC Frontier Inc. All Rights Reserved s3sync の利用方法 s3sync は Linux や PC のローカルデゖスクとストレージ間を同期(ミラーリング)するツールです。 ※弊社で s3sync の検証は実施しておりますが、外部のソフトウェゕになりますので、 弊社で動作保証は行っておりません。ご了承の上ご利用ください。 動作検証環境 OS : CentOS 6.4 x64 (kernel 2.6.32-358.11.1.el6.x86_64 CPU : 4core #1 SMP Wed Jun 12 03:34:52 UTC 2013 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux) Memory: 8GB Soft : ruby-1.8.7.352-10 導入済み s3sync 初期設定 ここでは、弊社クラウドセルフタプにて、CentOS(※弊社テンプレート CentOS)を 利用の場合を例にご紹介します。 1. サーバーに SSH 接続 ▼1.セルフポータルにて、ゕカウントを登録 *1 ▼2.セルフポータルにて、仮想マシンを作成します *2 ▼3.フゔゕウォールを設定します ▼4.ネットワークの設定をします ▼5.仮想マシンへ SSH 接続します *1 オブジェクトストレージのご利用は、セルフポータルでゕカウント登録が必須となります。 *2 ・既存の仮想マシンを利用する場合、1~4の手順は不要です。 ・仮想マシンのスペックによる制限はありません。 ・クラウドセルフタプ環境以外のサーバーからもオブジェクトストレージは ご利用可能です。 -1© IDC Frontier Inc. All Rights Reserved 2. 導入手順 ■ruby のインストール root 権限で ruby のンストールを実行します。 # yum install ruby ■s3snyc をダウンロード 下記 URL から s3sync の最新版(v1.2.6)をダウンロードします。 http://s3.amazonaws.com/ServEdge_pub/s3sync /s3sync.tar.gz ■ダウンロードしたファイルを展開 $ tar zxf s3sync.tar.gz ■設定ファイルの作成 ユーザーのホームデゖレクトリ以下に.s3conf デゖレクトリを作成し、 その下に s3config.yml フゔルを作成します。 $ mkdir ~/.s3conf s3config.yml フゔルを編集します。 $ vi ~/.s3conf/s3config.yml ----------s3config.yml の内容------------------aws_access_key_id: [アクセスキー] aws_secret_access_key: [シークレットキー] aws_s3_host: [エンドポイント] (※上記 3 つは「:」の後に半角スペースが必要です) aws_calling_format: "SUBDOMAIN" [ ]の情報は、 オブジェクトストレージ コントロールパネルにてご確認 いただけます。 *プラベートコネクト経由の場 合とンターネット経由の場合 では、エンドポントが異なりま す。 s3sync_native_charset: UTF-8 ----------s3config.yml の内容 ここまで--------- -2© IDC Frontier Inc. All Rights Reserved ■実行ファイルパスへのスクリプトコピー s3sync.tar.gz を展開した中身のフゔルのうち、 拡張子が.rb のフゔルを、/usr/local/bin デゖレクトリへ移動。 *実施は任意ですが、これを実施しておくと以降の s3sync コマンド実行時、 s3sync.rb までのパスの指定を省略できます。 以上で s3sync の初期設定は完了です。 -3© IDC Frontier Inc. All Rights Reserved s3sync の実行 1. 主なコマンド例 コマンドの書式は以下の通りです。 $ s3sync.rb -r --delete [ソースディレクトリ] [宛先ディレクトリ] [オプション]↑ ↑[オプション] 以下に、コマンドの実行例を記載します。 例 1:カレントディレクトリにある conf ディレクトリを、 リモートの s3synctest バケットの直下と同期する。 $ s3sync.rb -r --delete conf s3synctest: 例 2:カレントディレクトリにある conf ディレクトリを、 リモートの s3synctest バケットの backup プレフィックス以下と同期する。 $ s3sync.rb -r --delete conf s3synctest:backup/ 例 3:リモートの s3synctest バケットの backup プレフィックス以下にある ファイル全てをローカルの download ディレクトリ以下と同期する。 $ s3sync.rb -r --delete s3synctest:backup/ download 注) リモートの bucket を指定する際は"bucket 名:prefix/"のように 最後に"/"を付けることを忘れないでください。 ■実行ファイルパスへのスクリプトコピーを実施しなかった場合の書式は以下となります。 $ /[ディレクトリ]/s3sync/s3sync.rb -r --delete [ソースディレクトリ] [宛先ディレクトリ] ↑s3sync.rb までのパス [オプション]↑ ↑[オプション] -4© IDC Frontier Inc. All Rights Reserved 2. 主なオプション オプション 内容 --ssl HTTPS を利用した通信を行います。 --debug デバッグログをコンソールに表示します。 --dryrun 実際の同期は行わず、挙動の確認が可能です。 -r 再帰的に同期をします。 --delete ソースとなるデゖレクトリにフゔルが存在しない場合、 リモートフゔルの削除を行います。 --no-md5 MD5 ハッシュを確認せず、TimeStamp のみを比較して同期を実施します。 (同一内容でも再同期します) --make-dirs (Download 時のみ)ローカルにデゖレクトリが無い場合、自動的に生成します。 以上が s3sync の基本的なご利用方法となります。 その他のご利用方法につきましては、Web にて公開されている一般情報などをご参考ください。 -5© IDC Frontier Inc. All Rights Reserved お問合わせ サービスに関するお問い合わせは、以下よりご連絡ください。 窓口 サポート 対応時間 問い合わせルート 平日 9:00~17:00 *1 オンランサポート 故障問い合わせ [問合わせチケット]*2 24 時間 365 日 *1 祝日、当社所定の休業日を除きます。 *2 オブジェクトストレージのコントロールパネル https://noahcloud.jp/storage/ 上部 [サポート]-[問い合わせチケット]よりお問合わせください。 (セルフポータルの[問い合わせチケット]にリンクしています) * クローズドトラゕルではプレミゕムサポートは行っておりません。 -6© IDC Frontier Inc. All Rights Reserved 改編履歴 改訂日 改訂章 改訂内容 2014 年 4 月 21 日 全章 新規作成 2014 年 12 月 26 日 P.2 key の前に半角スペースが必要であることを追記 オブジェクトストレージサービス s3sync ご利用ガイド サービスマニュアル Ver1.1 発行日:2014 年 12 月 26 日 株式会社 IDC フロンティア 〒160-0004 東京都新宿区四谷 4-29 http://www.idcf.jp/ CS-PUB-M0118-ET © IDC Frontier Inc. All Rights Reserved
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