スライド タイトルなし

2014年1月27日
お客様用資料
岡三証券 グローバル金融調査部
【為替情報】
外国為替・債券グループ 嶋野
新興国通貨が波乱の展開に
(ポイント)
・米量的緩和の縮小下で中国リスクが意識される展開に
・トルコ・リラ、南ア・ランドは耐久性の弱い通貨として警戒が必要
・中期的な円安、メキシコ・ペソの高評価は変わらずも、目先はリスク回避が優勢
OKASAN SECURITIES CO.,LTD Global Monetary Research Dept.
■米量的緩和の縮小、中国リスクから円高、新興国通貨安が進む
足元で為替市場は荒れ模様の展開となっている。先週は新興国・資源
国通貨は調整する一方、円高が加速するなどリスク回避の動きが強まっ
た。米国で量的緩和(QE)の縮小が開始されたことが新興国・資源国
から「米国への資金回帰懸念」となる中で、中国の経済や金融システム
に対する懸念が高まったことがリスク回避のキッカケとなった。特に先
週は為替政策への信頼が揺らいだアルゼンチン・ペソが大幅下落となっ
たが、今週も中国で一部金融商品の債務不履行リスクが残ること、28
~29日にFOMCを控えていることから為替相場の不安定な状況は続く
だろう。
仮に、足元の金融市場の混乱を受け28~29日のFOMCで金融政策が
据え置かれるならば、為替市場に一定の安心感を与えるとみる。ただ、
QE縮小という方向性には変化はなく、中国でも成長率を抑えながら金
融市場の改革を進める中で不安感が高まる場面は今後もあるだろう。さ
らに今年はトルコ、南ア、ブラジルなどで国政選挙が実施されることは
政策に対する不透明感にもつながるとみる。特に南ア・ランドやトル
コ・リラなど大規模な経常赤字や政情不安を抱える通貨の調整リスクに
は注意したい。
各通貨の対ドル騰落率
(1月18日⇒1月25日)
円
ユーロ
英ポンド
NZドル
豪ドル
メキシコ・ペソ
南ア・ランド
ブラジル・レアル
ロシア・ルーブル
トルコ・リラ
アルゼンチン・ペソ
各通貨安
ドル高
-16 -14 -12 -10
岡三証券作成
-8
-6
-4
-2
0
2
4
(%)
最後に重要なお知らせがございます。十分にお読みください。
1
OKASAN SECURITIES CO.,LTD Global Monetary Research Dept.
■アルゼンチン・ペソが急落
先週1週間(1月18日⇒1月25日)でアルゼンチン・ペソは対ドルで
▲15.1%もの大幅調整となった。23日に政府高官が通貨安容認を印象
付けるコメントをしたことがキッカケとなったが、元々アルゼンチンは
経常収支や財政収支の悪化、高インフレに苦しみ、通貨安圧力に対して
は為替介入で対応してきた。ただ、足元で外貨準備高が急速に減少して
いたため為替介入の継続性にも不透明感が強まっていた所に、通貨安容
認を印象付ける発言が重なり通貨の大幅安につながった。また、公表で
は+10%程度のインフレ率は実際には+20~30%程度とも言われている
が、足元の通貨急落によりインフレ圧力が更に強まる可能性が高い。加
えて、2001年の債務不履行に関する債務再編問題も未だに決着してい
ないため、アルゼンチン・ペソは今後も下値リスクが意識されよう。
■トルコ・リラ、南ア・ランドは耐久性の弱い通貨として意識されよう
今回のアルゼンチン・ペソの急落の背景には個別要因のほかに、米国
でQE縮小が開始されたこと、中国の経済や金融システムに対する不安
の高まりという、新興国・資源国通貨全体に対する逆風要因が強まって
いたことも忘れてはならない。そして今後もQE縮小は継続され、中国
不安も度々意識される状況が続くことが見込まれるため、「次のアルゼ
ンチン・ペソ」を探す動きが強まるリスクも残るだろう。それを考える
上で注目すべきは経常収支、財政収支、短期対外債務、外貨準備高、そ
して政策への信頼度だろう。まず、下のグラフの各国の経常収支と財政
収支の状況をみると、特に経常収支において南アとトルコが大規模な赤
字を抱えていることが分かる。
主要新興国・資源国の経常収支・財政収支
(%)
(2013年、IMFデータ)
4
2
0
-2
-4
経常収支/GDP比
-6
財政収支/GDP比
-8
豪州
ブラジル
メキシコ
NZ
ロシア
南ア
トルコ
最後に重要なお知らせがございます。十分にお読みください。
2
OKASAN SECURITIES CO.,LTD Global Monetary Research Dept.
さらに資本流出への耐久性という面で「短期対外債務/外貨準備高比
率」を見ても、主要国ではトルコ、南アが高水準にある。足の速い「短
期」の対外債務が多いということは、金融市場で緊張感が高まった場合
に資本の国外流出の動きが強まるリスクが高いということだ。それに対
し外貨準備高が低水準にあるということは、資本の国外流出に対する
「防御」が弱いことを示している。
加えて、トルコでは昨年末から収賄事件に絡んだ政情不安が続いてお
り、南アでは国内最大の製造業労働組合が与党の不支持を決定する動き
もある。インフレ率が高止まりする中で、政情不安も高まっている状況
だ。そのため、新興国・資源国通貨ではトルコ・リラ、南ア・ランドの
下値リスクに注意が必要な状況が続くとみる。
(%)
140
短期対外債務/外貨準備高(世界銀行)
120
2012年末時点
100
2013年6月末時点
80
60
40
20
0
他方、トルコ・リラ、南ア・ランド以外の新興国・資源国通貨にとっ
ても、QE縮小の下での中国リスクは重しとなろう。足元で中国では一
部金融商品の債務不履行リスクが高まっているが、中国当局は過剰投資
を抑え金融システムを進化させる政策を進める方針である。安易な資金
供給や金融救済には今後も消極的な姿勢で臨むとみられるため、為替市
場でも中国リスクが度々意識されるだろう。米国経済がQE縮小下でも
加速していくという確信が強まれば為替市場における安心につながり円
安余地の拡大、メキシコ・ペソなどの反発の動きが出てこようが、目先
はリスク回避色の濃い状況が見込まれる。
最後に重要なお知らせがございます。十分にお読みください。
3
手数料およびリスクについての重要な注意事項
OKASAN SECURITIES CO.,LTD Global Monetary Research Dept.
<有価証券や金銭のお預りについて>
株式、優先出資証券等を当社の口座へお預けになる場合は、 1年間に3,150円(税込み)(平成26年4月以
降、3,240円(税込み))の口座管理料をいただきます。加えて外国証券をお預けの場合には、1年間に3,150
円(税込み)(平成26年4月以降、3,240円(税込み))の口座管理料をいただきます。ただし、当社が定める
条件を満たした場合は当該口座管理料を無料といたします。
なお、上記以外の有価証券や金銭のお預りについては料金をいただきません。さらに、証券保管振替機
構を通じて他社へ株式等を口座振替する場合には、口座振替する数量に応じて、 1銘柄あたり6,300円(税
込み)(平成26年4月以降、6,480円(税込み))を上限として口座振替手続料をいただきます。
お取引にあたっては「金銭・有価証券の預託、記帳及び振替に関する契約のご説明」の内容を十分にお
読みいただき、ご理解いただいたうえでご契約ください。
<株 式>
株式の売買取引には、約定代金 (単価×数量)に対し、最大1.2075%(税込み)(手数料金額が2,625円
を下回った場合は2,625円(税込み))(平成26年4月以降、最大1.242%(税込み)(手数料金額が2,700円を下
回った場合は2,700円(税込み)))の売買手数料をいただきます。ただし、株式累積投資は一律 1.2075%(税
込み)(平成26年4月以降、1.242%(税込み))の売買手数料となります。国内株式を募集等により購入いただ
く場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。
外国株式の海外委託取引には、約定代金に対し、最大 1.3125%(税込み)(平成26年4月以降、1.35%(税込
み))の売買手数料をいただきます。外国株式の国内店頭(仕切り)取引では、お客様の購入および売却の
単価を当社が提示します。この場合、約定代金に対し、別途の手数料および諸費用はかかりません。
※外国証券の外国取引にあたっては、外国金融商品市場等における売買手数料および公租公課その他の賦
課金が発生します(外国取引に係る現地諸費用の額は、その時々の市場状況、現地情勢等に応じて決定
されますので、その合計金額等をあらかじめ記載することはできません)。外国株式を募集等により購
入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。
・株式は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による株価の変動によって
損失が生じるおそれがあります。
・株式は、発行体やその他の者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、
株価が変動することによって損失が生じるおそれがあります。
・また、外国株式については、為替相場の変動によって、売却後に円換算した場合の額が下落することに
よって損失が生じるおそれがあります。
<債 券>
債券を募集・売出し等により、または当社との相対取引により購入いただく場合は、購入対価のみを
お支払いいただきます。
・債券は、金利水準、株式相場、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による債券価格の変動によっ
て損失が生じるおそれがあります。
・債券は、発行体やその他の者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、
債券価格が変動することによって損失が生じるおそれがあります。
・また、元本・利子の支払いの滞りおよび支払い不能が生じるおそれがあります。
<個人向け国債>
個人向け国債を募集により購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。個人向け国債
を中途換金する際は、次の計算によって算出される中途換金調整額が、売却される額面金額に経過利子を
加えた金額より差し引かれます(直前2回分の各利子(税引前)相当額× 0.79685)。
・個人向け国債は、安全性の高い金融商品でありますが、発行体である日本国政府の信用状況の悪化等に
より、元本や利子の支払いが滞ったり、支払い不能が生じるおそれがあります。
<転換社債型新株予約権付社債(転換社債)>
国内市場上場転換社債の売買取引には、約定代金に対し、最大 1.05%(税込み)(手数料金額が2,625円
を下回った場合は2,625円(税込み))(平成26年4月以降、最大1.08%(税込み)(手数料金額が2,700円を下
回った場合は2,700円(税込み)))の売買手数料をいただきます。転換社債を募集等によりご購入いただく場
合は、購入対価のみをお支払いいただきます。転換社債は転換もしくは新株予約権の行使対象株式の価格
下落や金利変動等による転換社債価格の下落により損失が生じるおそれがあります。また、外貨建て転換
社債は、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。
OKASAN SECURITIES CO.,LTD Global Monetary Research Dept.
<投資信託>
投資信託のお申込みにあたっては、銘柄ごとに設定された費用をご負担いただきます。
・お申込時に直接ご負担いただく費用:お申込手数料(お申込金額に対して最大4.20%(税込み)(平成26
年4月以降、最大4.32%(税込み)))
・保有期間中に間接的にご負担いただく費用:信託報酬(信託財産の純資産総額に対して最大年率2.197%
(税込み)(平成26年4月以降、最大年率2.259%(税込み)))
・換金時に直接ご負担いただく費用:換金手数料(お申込金額に対して 1口当り最大1.05%(税込み)(平
成26年4月以降、最大1.08%(税込み)))
また、信託財産留保金(換金時に適用される基準価額に対して最大 0.5%)
・その他の費用:監査報酬、有価証券等の売買にかかる手数料、資産を外国で保管する場合の費用等が必
要となり、商品ごとに費用は異なります。お客様にご負担いただく費用の総額は、投資信託を保有され
る期間等に応じて異なりますので、記載することができません(外国投資信託の場合も同様です)。
・投資信託は、国内外の株式や債券等の金融商品に投資する商品ですので、株式相場、金利水準、為替相
場、不動産相場、商品相場等の変動による、対象組入れ有価証券の価格の変動によって基準価額が下落
することにより、損失が生じるおそれがあります。
・投資信託は、組入れた有価証券の発行者 (或いは、受益証券に対する保証が付いている場合はその保証会
社)の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等による、対象組入れ有価証券の価格
の変動によって基準価額が変動することにより、損失が生じるおそれがあります。
・上記記載の手数料等の費用の最大値は今後変更される場合があります。
<信用取引>
信用取引には、約定代金に対し、最大 1.2075%(税込み)(手数料金額が2,625円を下回った場合は2,625
円(税込み))(平成26年4月以降、最大1.242%(税込み)(手数料金額が2,700円を下回った場合は2,700円(税込
み)))の売買手数料、管理費および権利処理手数料をいただきます。また、買付けの場合、買付代金に対す
る金利を、売付けの場合、売付株券等に対する貸株料および品貸料をいただきます。委託証拠金は、売買
代金の30%以上で、かつ300万円以上の額が必要です。信用取引では、委託証拠金の約 3.3倍までのお取引
を行うことができるため、株価の変動により委託証拠金の額を上回る損失が生じるおそれがあります。
○平成49年12月までの間、復興特別所得税として、源泉徴収に係る所得税額に対して2.1%の付加税が課税
されます。
○金融商品は、個別の金融商品ごとに、ご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なりま
す。当該金融商品の取引契約をされる場合、その金融商品の「契約締結前交付書面」(もしくは目論見
書)または「上場有価証券等書面」の内容を十分にお読みいただき、ご理解いただいたうえでご契約 く
ださい。
○この資料は岡三証券が信頼できると判断した情報に基づいて作成されたものですがその情報の正確性、
完全性を保証するものではありません。また、資料中の記載内容、数値、図表等は、本資料作成時点の
ものであり、事前の連絡なしに変更される場合があります。なお、本資料に記載されたいかなる内容も
将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の
判断と責任でなされるようお願いいたします。
○岡三証券およびその関係会社、役職員が、この資料に記載されている証券もしくは金融商品について自
己売買または委託売買取引を行う場合があります。
○自然災害等不測の事態により金融商品取引市場が取引を行えない場合は売買執行が行えないことがあり
ます。
岡三証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第53号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
(平成25年12月改訂)