PT・OT合同研修会 「地域リハにおける連携について」 札幌の訪問

平成23年度 全国訪問リハビリテーション研究大会
第17回研究大会 in 東京
広げよう訪問リハビリテーションの
地域ネットワーク
地域発!訪問リハビリテーションの芽生え!
訪問リハビリテーション連絡会代表
NPO法人HPT訪問看護ステーション ポット東
内藤麻生
「訪問リハビリテーション連絡会」
通称
「リハ連」
「リハ連くん」
優しいハートの
持ち主です。
2
札幌の冬
3
これは
何でしょうか?
4
札幌はこんな街です
政令指定都市の中で、東京、横
浜、大阪、名古屋に次いで5番目
に人口が多い都市。
北海道大学構内にある
クラーク像
現在の札幌市の人口は190万人を超え、北海
道の中で34%を占めている。
「地域ブランド調査2010」では、
最も魅力的な都市、情報接触度、観
光意欲、産品購入意欲(食品)で1
位となっている。
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札幌市のあれこれ
札幌市の木:ライラック(友情・思い出)
札幌市の花:スズラン
(幸福の再来・意識しない美しさ)
札幌市の鳥:カッコウ
過去最高気温:36.2℃
過去最低気温:-19.4℃
アイヌ語:「サツ(乾く)・ポロ(大きい)」
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訪問リハビリテーション連絡会
通称「リハ連」の紹介
札幌市近郊の訪問リハ従事者での私的な勉強会
発足:平成13年1月
活動方針:
☆明日からの実務に役立つ知識や
技術を得ること
☆仲間作り
会員:64施設
212名(PT119名、OT75名、ST17名、他1名)
7
「リハ連」の過去・現在・未来

札幌という大きな都市の中でも非常に尐数派
だった「訪問リハ」従事者から自然に発生

訪問リハに関わるセラピストを中心にした横
のつながりを大事にしている

介護保険や制度の変更と共に成長をしてきた

「リハ連」の役割も徐々に変化しつつある
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「リハ連」のきっかけ
平成12年秋ごろ、一人のリハスタッフが
「他のとこではどうしてるんだろう?」


じゃあアンケートをとってみるか!

アンケート結果をみんなに知らせつつ、飲み
会でもしようか!

これからも集まろうか!

平成13年1月に設立総会
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リハ連の参加者数
80
70
60
50
40
30
20
10
0
(人) 平
成
1
平
成
1
平
成
1
平
成
1
平
成
1
平
成
1
平
成
1
平
成
1
平
成
2
平
成
2
平
成
2
2
年
度
3
年
度
4
年
度
5
年
度
6
年
度
7
年
度
8
年
度
9
年
度
0
年
度
1
年
度
2
年
度
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「リハ連」の主な活動内容(2010年度)
①年3回の勉強会
(講演・実技・グループワーク等)
②年1回の大連絡会(全道規模の研修会)
③メーリングリストでの情報交換
④リハ連マップの作成
⑤活動記録(冊子)の作成
⑥評価に関する研究活動
⑦実態調査と報告
⑧ミニリハ連絡会(近隣地区の事業所での勉強
会、ネットワークづくり)
11
①年数回の
連絡会
ケアマネさんを
交えて
グループワーク
12
講師=会員内外問わず。介護と医療、他職種と
訪問リハとの関わり、制度の変更…
講演会
実技
14
15
実技
福祉用具の体験会の
ようす
他にシーティング・
摂食嚥下等
②年1回の
大連絡会
17
18
19
大連絡会の様子(2008年 懇親会)
20
ステップアップ研修の様子(2009年)
21
リハ連の活動③ メーリングリスト

原則会員限定

札幌以外の地域の方とも情報交換
研修
案内・報告
意見交換・
アドバイス
エール
登録数
82名(施設)
情報交換
隠れファン
多し
22
リハ連の活動④
リハ連マップ
目的:ケアマネ・他職種へ訪問リハを実施している
病院・事業所・訪問看護ステーションの紹介を
行うこと
・紹介に同意を得た事業所のみ掲載
・サービス提供地域や特徴、アピール
訪問リハを必要な方々へ提供するために
⑤活動記録
(冊子)の作成
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⑥評価に関する研究活動
・訪問リハの効果を表せる評価法っ
てなんだろう?
・今後訪問リハを始める事業者やセ
ラピストが必須項目として、忘れず
見ていく項目ってなんだろう?
→2009年~理事を中心に先行調査を実施
→2010年~全国訪問リハビリテーション
研究会と共同で研究
25
⑦実態調査と報告:会員編
1人~2人で活動し
ている尐人数での
事業所が40%!
•訪問経験3年以下の
経験が
•50%以上

セラピストとして経験の浅いスタッフが多い

業務や連携等の悩みは、昔も今もかわらない

悩みの原因は、自己の経験の未熟さ、相談す
る相手、相談する場、相談する時間がない
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⑦実態調査と報告:責任者編

各事業所とも教育指導に力を入れているが、
一つの事業所では対応できないこともあり、
他施設間で協力していく必要がある

リハ連やメーリングリストのつながりが情報
収集や安心など役に立った

相談相手が必要だが、職場内にはなかなかい
ない
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リハ連の活動⑧

ミニリハ連
近隣地区の事業所での勉強会、ネットワーク
づくり(2010年から開始)
・札幌市とその近郊を4つのブロック
・近隣の事業所であつまり
(リハ連未参加の事業所にも声掛け)
目指すもの!
・顔の見えるネットワークづくり
・堅苦しくない、相談の場
28
29
運営のコツ①
数名の理事(世話役)にかかる負担が大!
→
運営体制の見直し!
事務局
理事
• 理事のサポート
• 名簿、会計の管理
• 勉強会の企画に専
念
• 人数増やし分業制
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運営のコツ②
昔から今まで、そしてこれからも
「人」と「ハート」を大事にする
悩みや現状の共有から生まれる「一体感」や
「つながってる感じ」、若い世代を、先輩達が応
援してくれるいざというときの「安心感」
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運営のコツ(おまけ)
☆金銭面
参加者が増えることで、入会金・年会費なし
でも運営ができている
☆職場の支援
事務局はじめ、理事の所属する施設が有形無
形の応援をしてくれる
☆道内各地の(全国にも)仲間
研修等で知り合った仲間がいる
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リハ連の現状から未来へ
◎事業所数の増加、従事者の増加著明
◎全国、道士会レベルの研修が増えつつある
◎セラピストとしての経験年数、訪問の経験年数
に差が出てきている
◎いまだに一人職場や兼務が多い
◎現場の悩みや課題はあまり変わらない
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リハ連の持つ機能を生かす!
全国レベル
全国訪問リハ研究会
全国訪問リハ振興会
道レベル
3士会合同研修会
(仮)北海道訪問リハ協議会
リハ連レベル
訪問リハ連絡会
ミニリハ連絡会
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リハ連の未来とその役割
◎身近な相談相手
◎明日からの活力を得る場
◎新たに訪問リハに従事する
セラピストの支援
◎これまでの蓄積を生かす
◎多職種連携を積極的に行う
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リハ連の活動を通して得たこと
悩みを共有、相談できる場の大切さ
 職種や年代、環境が違う会員同士で学びがある
 経験の積み重ねを実感できる

従事者がいきいきと訪問リハにかかわる
→利用者さんの利益につながる
→訪問リハ全体の底上げになる
→地域の有効なリハビリテーション資源となる
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道内の訪問リハ関係のネットワーク

函館訪問リハビリテーション連絡協議会

伊達市・洞爺湖町訪問ネットワーク連絡会

室蘭・登別訪問リハビリテーション連絡会

旭川地区訪問リハビリテーション連絡会

訪問リハビリテーション連絡会(札幌)

小児系在宅理学療法研究会(略称PAPA)
北海道訪問スピーチセラピストの集い
(スピセラ)
新!小樽訪問リハビリテーション連絡会

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まとめ

札幌市とその近郊の訪問リハにかかわるセラ
ピストで作っている「訪問リハビリテーショ
ン連絡会」の活動について報告した

全国・道レベルでの研修や活動が行われてい
る中、今後の「リハ連」は、開始当初からの
目的にそった、相談の場や仲間作りを大事に
していく

北海道各地の連絡会とネットワークを強めて
いくことも、大きな課題である
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訪問リハビリテーション連絡会

問い合わせ先
訪問リハビリテーション連絡会事務局
「訪問看護ステーションポット東」
TEL:011-733-3122
FAX:011-807-5099
E-mail:[email protected]
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