文化資源活用型観光戦略モデル構築事業 募集要領

平成 26 年度沖縄文化活性化・創造発信支援事業
募集要領
(特定提案事業追加公募)
公益財団法人沖縄県文化振興会(以下「文化振興会」という。)では、沖縄県からの委託事
業として、平成26年度「沖縄文化活性化・創造発信支援事業」の公募(特定提案事業追加公募)
を実施いたします。「特定提案事業」とは、本事業の主旨を鑑み、公益性が高い事業について
特定して事業者を公募するものであり、事業計画を以下の要領で広く募集します。
1. 事業の概要
(1) 目 的
沖縄県及び文化振興会では、本県の多様で豊かな文化(沖縄文化)の活性化や、芸術文
化の創造・振興・発信の一層の推進を支援するため、様々な分野の芸術文化活動、地域の
芸能・行事等の文化資源を活用した取り組みや、アートマネジメントを含む広く沖縄文化
の担い手や継承者の育成などの各種の取り組みに対しての費用を補助しています。
こうした芸術文化関連事業者からの事業計画の提案公募(一般提案事業公募)に加えて、
沖縄文化の振興、仕組み・基盤づくりのために必要であり、かつ公益性が高いテーマの調
査研究、普及啓発等の事業を特定する「特定提案事業」を公募します。文化振興会ととも
に、それらに取り組む意欲のある芸術文化関連事業者を公募し、その費用を補助します。
(2) 事業の仕組み
事業の仕組みは、以下の通りです。
① 文化振興会は、補助対象事業を公募します。
② 補助を希望する事業者は、文化振興会に補助金申請に係る事業計画を提出します。
③ 文化振興会は、資格審査(資格については後述)、PD(プログラムディレクター)及
びPO(プログラムオフィサー)による書類審査及びアドバイザリーボード(沖縄文化
及び芸術文化、アートマネジメントにかかる有識者等で構成)による審査会を経て、
採択、又は不採択を決定し、その結果を通知します。
※書類審査に先だって、PDあるいはPOによるヒアリングを実施する場合があります。
④ 採択された事業者は、文化振興会へ補助金交付申請書を提出します。
⑤ 事業者は、沖縄県からの交付決定後(交付決定日含む)から事業が開始できます。
⑥ 採択事業の実施期間中は、PD 及び PO をはじめとする文化振興会と協働して事業を行
い、文化振興会の要請に応じて適宜、進捗に関する中間報告を行うこととします。
⑦ 事業終了後、14 日以内に事業者は文化振興会に事業の実績報告を行います。
2 月 28 日(土)までの事業は 3 月 2 日(月)までに文化振興会へ提出し、補助金額の
確定後、3 月 20 日(金)までに県へ提出するものとします。なお、3 月中旬に事業報
告会(一般公開)を開催します。
⑧ 補助金の交付は、⑦の実績報告に基づき、精算払いを行います。概算払いを認める場
合もありますので、事前にご相談ください。
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アドバイザリーボード
(審査・評価・助言)
沖縄県、(公財)沖縄県文化振興会
①公募
②申請
③通知
④交付
申請
⑤交付
決定
⑥協働
実施
⑦実績
報告
⑧補助
金交付
事業者(申請者)
2. 応募者の資格
応募者は、次の全ての資格(①~⑥)を満たしていることが必要です。なお、応募の要件
に適合しないと判断された場合は、審査の対象とならない場合もあります。
① 沖縄文化の創造・振興・発信に取り組み、県内に事業所を有する民間企業、NPO 法人、
学校法人等の法人格を有する団体・組織及び個人事業者であること。
団体、協議会、実行委員会等の任意団体の場合であって、複数の主体により構成される
場合においては、構成メンバーの内、代表企業が法人格を有していることとします。な
お、その場合においては、補助金交付先となる代表企業及び協議会、実行委員会等の規
約(意思決定方法、会計管理方法等を含む)、役割分担等を応募時に明らかにすること。
代表企業及び構成メンバーのいずれも法人格を有しない場合においては、事業期間中の
法人化を前提として採択される場合もあります。ただし、事業期間中に法人化の目処が
立たない場合、補助金交付を行わない場合もあります。
② 補助対象事業が、沖縄県及び県内市町村の「沖縄振興一括交付金」を含む国、県、市町
村及び公的財団などからの助成金または補助金等を受けていないこと。
③ 補助対象事業を的確に遂行するために必要な費用のうち、自己負担分の調達に関し充分
な財務的処理能力を有していること。
④ 補助対象事業に係る経理その他の事務について、的確な管理体制及び処理能力を有する
こと。事業期間中に法人化をめざす事業者においては、今後の事務局体制の整備が見込
めること。
⑤ 国税、県税、市町村税を滞納していない者であること。
⑥ 事業関係者に暴力団関係者を有していないこと。
※なお、平成26年度の同事業の一般提案公募及び特定提案公募において採択事業者も応募す
ることは可能です。
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3. 募集する提案
本事業は、「特定提案事業」について、公募により広く企画の提出を求める「企画競争」
として提案を募集し、提案内容の審査を行った上で選定された提案内容の実施のための費用
を採択事業者に支援するものです。以下の事項に留意のうえで提案、申請を行ってください。
「特定提案事業」は、戦略的かつ持続的な“沖縄版アーツカウンシル”の設立に向けた取り
組みがあり、採択事業者は、文化振興会と協働して事業を実施するとともに、その成果は広
く公表されることになります。
今年度の「特定提案事業」として、以下のテーマを設定し、事業者を追加募集します。な
お、予定金額については、本要領での仕様に基づくものであり、事業者からの新たな提案も
歓迎します。その場合においては、金額変更をしても構いません。
芸術文化チケッティングシステムの構築に関する普及啓発事業
(目的)
沖縄県内では、多くの芸術文化事業が行われているものの、その開催情報自体が県民あ
るいは沖縄県を訪れる観光客に適切に提供されておらず、また、当日券を含むチケット購
入方法が確立していない。また、芸術文化事業に関する情報誌は複数存在するものの、そ
の発信が十分とは言えず、特に、観光客等が文化情報を十分にアプローチできる環境が整
っているとは言えない。
昨年度、特定提案事業「沖縄県における芸術文化事業のチケッティングシステムの構築
に関する検討事業」を実施し、ニーズ調査により観光客等の一定のニーズがあること、ま
た、検討委員会により求められる機能についてのあるべき姿が提言された。
そのため、本事業においては、チケッティングシステムの構築に向けて、チケットの販
売、提供サイドである県内芸術文化関連事業者の参加を促進するための普及啓発のあり方
を検討するとともに、チケット販売の円滑化を図る文化情報提供媒体(ウェブマガジン等)
についての検討を行い、試験的な発信事業を実施する。
(事業仕様)
i. 県内の芸術文化関連事業者へのニーズ調査(普及啓発)
県内の芸術文化関連事業者のチケッティングシステムに対するニーズ(メリット)を
把握するとともに、必要性についての普及啓発のあり方について検討する。なお、検討
にあたっては、芸術文化関連事業者の他、一般財団法人沖縄観光コンベンションビュー
ロー等、観光関連事業者との連携を図ることとする。
ii. 県内外に向けた文化情報発信媒体の開発及び試験的発行
ウェブマガジン等、県内外に向けた文化情報を発信するための媒体について検討を行
い、試験的に発行することで、その効果について把握する。
検討にあたっては、県内事業者独自の、持続的な体制の構築を前提とする。また、批
評文化の創出を含めた、質の高い文化情報発信のあり方を検討、試行するものとする。
(予定金額)
600 万円
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4. 補助対象費用及び補助期間
(1) 補助率
補助率は、事業費(補助対象経費)の9/10以内とします。
(2) 補助金額の上限
1000万円以内
(3) 補助期間
補助期間は、原則として単年度となります。
5. 支援対象経費の範囲
(1) 対象となる経費
① ソフト面の経費(提案された事業の実施に際し直接必要とされるものに限る)
【例】出演料、舞台監督料、講師謝金、旅費、会場使用料、会場設営費(勉強会等開
催のための一時的な設営)、プロモーション経費、ポスター・チラシ等の印刷製本費、
ホームページ制作委託費 等
② 備品購入、修繕等にかかる経費(10万円以下のもの)
※ 事業継続に真に必要と認められるものに限ります。
(2) 対象とならない経費
ハード整備に係る経費(いわゆる施設整備などは対象外。機器については、事業期間内に
減価償却が終了しないものは対象外とします。)
【例】イベント会場の改築費、ステージ設営に係る原材料購入費、機器整備費 等
※ 費目については変更することはできません。詳細については、(公財)沖縄県文化振
興会ホームページ内の「「沖縄文化活性化・創造発信支援事業実施にかかる手引き-
平成26年度版-」をご参照ください。
(公財)沖縄県文化振興会ホームページ内 http://okicul-pr.jp/
6. 実施期間
実施期間は、平成 26 年度内(補助金交付決定日~平成 27 年 2 月 28 日(土)とします。
文化振興会の要請に応じて適宜、進捗に関する中間報告を行うとともに、実績報告は事業終
了後 14 日以内に提出するものとします。2 月 28 日(土)までの事業については、3 月 2 日
(土)までに文化振興会へ提出し、補助金額確定後、3 月 20 日(金)までに県へ提出します。
また、補助金を平成 27 年度に繰り越すことはできません。
7. 実施体制
① 企画提案に基づく取り組みは、原則として提案者が自ら行うこととします。また、事業
責任者及び担当者の体制を明らかにすることとします。
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② 提案者以外の者に取り組みの一部を委託する場合、原則として応募時に委託部分を明ら
かにすることとします。
③ 実行委員会、協議会等の複数事業者による提案も可能ですが、その場合、応募の際に提
示した構成員の役割分担の範囲内で委託することができることとします。
8. 応募に際しての必要書類
応募に際しては、記載要領に従い、別途提示する様式に簡潔・明瞭に記入の上、提出して
ください。(A4 サイズの用紙に 10 ポイント以上の文字で記載すること。)
以下の全ての様式については、(公財)沖縄県文化振興会ホームページ内からダウン
ロードできます。
(公財)沖縄県文化振興会ホームページ内 http://okicul-pr.jp/
また、参考資料や根拠資料の提出も可としますが、選定にあたっての審査は様式に記載さ
れた内容により行います。
記載にあたっては、「記入要領」及び「沖縄文化活性化・創造発信支援事業実施にか
かる手引き-平成 26 年度版-」をよく読んだ上で記載してください。いずれも上記の
文化振興会ホームページからダウンロードできます。
(1) 様式 1(Word 形式)
:提案事業名(選択)、補助事業に要する経費(総額)、補助対象
経費、補助金交付希望額、担当者連絡先を記載すること。
(2) 様式 2-1(Word 形式):提案事業名(選択)、提案事業の概要、背景、実施内容、実
施体制等について記載すること。
(3) 様式 2-2(Word 形式)
:実施しようとする取り組みの実施スケジュールについて記載
すること。
(4) 様式 3(Excel 形式)
:実施しようとする取り組みに係る必要経費の概算について記載
すること。 なお、
「補助金交付希望額」は、千円以下切り捨てとなります。税抜で
の記載を行うこと。
(5) 様式 4(Word 形式)
:提案者の概要。実行委員会、協議会等の複数事業者での提案の
場合は、全ての事業者(任意団体も含む)について提出のこと。
(6) その他:様式 1 に記載された「応募者の資格にかかる関係書類」をご確認の上、納
税証明書(国税・県税・市町村税)、誓約書他、該当する場合は法人化までの具体的
な行程表を提出のこと。
9. 申請締切り・提案書類提出方法
(1) 申請締め切り
平成26年10月8日(水) 正午必着
※締め切り後の提出は一切認めません。
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(2) 提出方法
応募書類は、下記あてに郵送、持参、あるいは電子メールにて提出してください。電子
メールで提出する場合、押印のある書類は PDF(カラー)で提出し、後日原本を郵送、
もしくは持参して下さい。直接提出の場合は、必ず事前に連絡、調整の上、持参してくだ
さい。なお、郵送の場合は、封筒に「沖縄文化活性化・創造発信支援事業 事業計画書在
中」と朱書きで記入してください。
(3) 提出先
〒901-0152 沖縄県那覇市字小禄1831-1 沖縄産業支援センター6階605
公益財団法人沖縄県文化振興会 沖縄文化活性化・創造発信支援事業担当
E-mail [email protected]
10.申請後の手続とスケジュール
(1) ヒアリングの実施
募集期間終了後に、応募内容について、実現可能性や実効性等を確認するため、必要に
応じて担当者等からヒアリングを実施することがあります。
(2) 選定
応募のあった提案については、PD及びPOによる書類審査及びアドバイザリーボードに
よる選定を経て決定します。
(3) 交付決定
選定された企画提案に基づき、文化振興会へ補助金交付申請書を提出後、交付決定通知
を送付します。(平成 26 年 10 月下旬から 11 月上旬を予定。応募数、選定プロセスにより
多少前後することがあります。)
11. 実績報告及び補助金の支払い等について
(1) 実績報告の提出
事業終了後、14日以内に次頁の書類を提出してください。2月28日(土)に終了する事
業は3月2日(金)までに文化振興会に提出し、補助金額の確定後、3月20日(金)までに
県へ提出します。
① 事業実績報告書(原本1部、電子媒体1部)
② 収支を明らかにする明細書類、帳簿及び支払済み領収証等の必要書類一式(書類確認
後、原本の他に写し1部をご提出いただきます。)
(2) 補助金の請求及び支払
文化振興会による完了検査合格後、補助金を請求すること。本事業は、原則精算払いと
し、支払は本事業終了後となります。
なお、補助金総額の5割以内において概算払いも可能としますが、その可否判断につい
ては補助金交付決定時に調整することとします。
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(3) 事業報告会の開催
3月中旬に事業報告会を開催します。報告会は本事業の普及啓発及び情報公開の観点か
ら一般公開で実施することとします。
※時間等の調整については、採択事業者に対して後日行います。
12. その他の留意事項
応募した企画提案が選定された場合においても、企画提案内容のすべての実施を確約する
ものではなく、文化振興会と個別に調整のうえ、補助内容を修整する場合があります。
以
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上