Voit 社で木工用プレートを積み 上げる、KUKA KR QUANTEC PA

KUKA ユーザーレポート \ Wood and Furniture
Voit (木工メーカー)
Voit 社で木工用プレートを積み 上げる、KUKA KR QUANTEC PA 木工メーカー Voit 社で活躍する KR QUANTEC PA
ドイツのアウ・ハラタウに拠点を置く同族会社の Voit 社は、1919年にシュテファン・
ヴォイト氏によって木工会社として設立された木工加工を専門とする会社で、家具や
内装の高級ブランドとして知られています。50名の従業員を抱え、現在ではシュテフ
ァン・ヴォイト氏の3代目の世代が経営を担い、ドイツの高級車メーカーに製品を提
供しています。スタッフの事務机からショールームやラウンジエリアまで、カーディー
ラーの店舗建設が専門です。
顧客
Voit (木工メーカー)
会社 / パートナー
Fischertech
アプリケーション
ハンドリング & 挿入/取出し
パレタイジング
製品
KR QUANTEC PA パレタイジングロボット
業種:
自動車部品サプライヤー
木材・家具
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KUKA Roboter GmbH
Hery-Park 3000, 86368 Gersthofen, Germany, Phone: +81 45-744-7531, www.kuka-robotics.com/ja
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導入前の状態 / 課題:
かつて、この会社では担当のスタッフ一人だけに運転を任せる目的で、新たにエッジ
バンダーを購入しました。すなわち、稼働中の機械で調整や操作、木工用プレートの
挿入を一人の作業員が行わなくてはならないのです。一連の作業の終わりに行うス
タッキングにはロボットを使用したいと考えていました。
実現 / ソリューション:
KR QUANTEC PA は機械の後ろに木製板をあっという間に積み上げました。その
際、板は1枚ずつローラーテーブルの上に載せられ、切削および接着された後、機械
から出てきたところをロボットのバキュームグリッパで吸着されて、積み上げられま
す。細長い家具部品を隣同士に並べていかなければならないこともあるからです。
この場合はロボットプログラムが様々なパーツサイズに合わせてグリッパを正確にコ
ントロールし、決められたパターンに従ってロボットがスタッキングできるようにしま
す。1つの段が一杯になると、ロボットは自動的に電動式スタッキングコンベアに乗っ
てロボットセルから出てきます。まだ処理の必要があるエッジ加工がある場合は、ロ
ボットは機械の一番前に戻ります。その際、スタックが外に出そうになったり、ロボッ
トセルに誰か入ろうとしたりすると、内蔵された安全技術によって自動的に検出され
ます。後者の場合は、ロボットが直ちに停止します。ロボット関連の仕事はオペレー
タ一人に任せられますが、ロボットのプログラミングができる必要はありません。弊
社のお客様には、それぞれ独自のプログラムを作成させていただきますが、これには
長さや幅、厚みなどの特定のパラメータしか記述されていません。ですので、お客様
は処理する部品の最小サイズと最大サイズを正確に設定すればよいのです。Voit 社
の場合はスタッキングする家具部品の最小サイズと最大サイズがそれになります。オ
ペレータはこれらのパラメータの変更ができなければなりませんが、予備知識は特
に必要ありません。
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制御システム
KR C4
(ロボットコントローラー)
KUKA smartPAD
実装
2013
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Voit (木工メーカー)
システムコンポーネント:
ライティングデスクやサイドボードといった様々な板のスタッキングに、Voit 社は
初めてロボットを採用することにしました。それが KR QUANTEC シリーズの可搬
重量 180 kg、到達半径 3,200 mmを誇る KR 180 R3200 PA です。テンポもスピ
ードも早くなり、短縮されたサイクル時間がもたらすメリットは明らかでした。そし
て、60 mmという余裕の開口部を設けた中空軸構造は、このシリーズのもう1つの
ハイライトです。
結果 / 成果:
60 mmという余裕の開口部を設けた中空軸構造により、中空軸用チューブ/ホー
ス類は一般に使用されているタイプのものであればどれでも通して保護するこ
とができます。その結果、妨害輪郭が減少し、オフラインプログラミングを簡素
化でき、チューブ/ホース類を長期間使用できるようになりました。現在ではロボ
ットを使用して 1 シフトで 2,400 個のシングルパーツをスタッキングすること
ができますが、以前はその約 40% も少なかったのです。それに、ロボットは同
じ個数を前の機械よりもずっと短いランタイムで達成するため、節電にもなりま
す。結果的に品質、売上のいずれも上向くことになりました。
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