マトリックス PB バック

マトリックス PB バック
セットアップガイド
この度は、「マトリックス PB バック」をお買い上げいただきまして誠にありがとうござ
います。ご使用の前に、このセットアップガイドをよくお読みいただき、本製品を正しく
お使い下さいますよう、御願い申し上げます。
昭和貿易株式会社
目 次
1. 固定金具部品図
2. 車椅子取付けの前に-【重要】
3. 車椅子への取付方法
4. 車椅子への脱着方法
5. カバーのメンテナンスについて
6. ランバーサポート
7. ヘッドレストアダプター(オプション)
! 注意
●マトリックス PB バックの車椅子へのセットアップは、専門の車椅子取扱業者によっ
て行ってください。
●車椅子へのセットアップに関しては、車椅子の安全情報、警告および注意に関する
マニュアルも参照してください。
1.固定金具部品図
プラスチック
インサート*
*
マウンティングプレート
クランプ
クランプネジ
ナットプレート
セットスクリュー
角度調節ネジ
【内容物】
マウンティングプレート
×2個
クランプ
×2個
プラスチックインサート(22mm)×2個
角度調節ネジ
×6本
クランプネジ
×6本
セットスクリュー
×2本
ナットプレート
×2本
マウンティングピン
×4本(別図)
ナイロンコード
×1本(別図)
ランバーサポート
×1個(別図)
*22mmパイプの場合にご使用ください。
2. 車椅子取付けの前に-【重要】
! マトリックス PB バックの耐荷重は 135kgです。
●マウンティングプレートは【図1】の状態で出荷されます。この状態で取り付けると
最大64mm後方にオフセット可能です。
●クランプを180°回転させマウンティングプレートを再固定すると【図2】最大
64mm前方へオフセット可能です。
●マウンティングプレートの調節幅としては38mmです。
車椅子前方
【図1】
【図2】
! 車椅子とバックの位置関係により車椅子の安定性が危険ではないか確認して
ください。
! バックの前後位置変更はユーザーの車椅子上での重心を変更します。重心の
変更により後方・前方への安定度が変わる為、安全性を確認してください。
●1”(25mm)の背パイプの場合、プラスチックインサートを使わず装着してください。
●7/8”(22mm)の背パイプの場合、プラスチックインサートを入れてください【図3】
●背パイプに継ぎ目がありパイプ径が違う場合で、その位置にクランプを固定する
必要がある場合、プラスチックインサートを【図4】のように切ってご使用ください。
【図3】
プラスチックインサート
【図4】
3. 車椅子への取付方法
! 固定金具は強度・耐久性の試験を行ったものですので他製品での代用をせずに
供給されるのもだけをご使用ください。
1 車椅子の背もたれ部分をはずしパイプのみにしてください。
2 マウンティングプレートとクランプをユーザーに適した位置関係にセットします。
3 3本のクランプネジを緩め、適した高さでクランプネジを仮止めします(すべての
ネジはバックがセットされた状態で本締めします)
4 車椅子座面高からクランプまでの距離を正確に測定し左右の高さの違いがない
ように並列に左右のマウンティングプレートを固定します【図5】
【図5】
5 上部・下部のアジャストメントスロットを使用する事でバック位置をクランプを移動
せずに上下 22mm の調整が可能です。
上部アジャストメントスロット
下部アジャストメントスロット
6 マトリックス PB バックを車椅子の背パイプにセットします【図6】
①
②
マウンティングプレート下部へバック側のマウンティングピンを滑り込ませます
マウンティングプレート上部へバック側のマウンティングピンを押込みます
②
【図6】
➀
7 セットアップの最終段階として、マウンティングピンの長さを調節します
マウンティングピン
(4箇所)
8 ピンの長さが長い場合は以下の手順で調節を行ってください
ⅰ)バックが車椅子に取り付けられた状態でマウンティングピンが短すぎず長すぎな
い安全な状態まで長さを調節してください(下図参照)
ⅱ)長さの調節が必要な場合、バックを車椅子から取り外しマウンティングピンを動か
す為フランジナットを緩めてください(場合によっては長さの違うマウンティングピン
に交換してください)
ⅲ)3mmのスペースがマウンティングピンの頭とマウンティングプレートの間に出来
るようにマウンティングピンを回し長さを調節しピンを固定する為、フランジナットを
締めてください(フランジナットを締める場合、マウンティングピンが回転しないよう
に注意してください)
3mm
マウンティングピン
(標準48mm)
マウンティング
プレート
フランジナット
! フランジナットが完全に締められている事を確認
してください。締まっていない場合、受けナット部
が損傷する恐れがあります
! 注意
不適当なピンのセットアップはマウンティングプレートや受けナット部に損
傷を与える可能性があります。マウンティングプレートとピンヘッドとの間
隔は3mmが推奨されます。
9 バックの全体的な適合とアライメントが正確がどうか確認してください
10 背パイプに取り付けた固定金具が動かないかクランプ部のネジを締め込む確認
を行ってください
11 最適な奥行と角度を決定させる為、ユーザーは車椅子に座りバックに体を預け
た状態で角度調節ネジを緩めバックを希望の奥行と角度に適合させ、再度ネジ
を締め固定します。
! 左右対称的な角度奥行調整を行う
場合はマウンティングプレートに刻ま
れたラインを目印に調整してください
角度調節ネジ
(3箇所)
4.車椅子への脱着方法
❶
① リリースレバーを上げロックを解除した状態で
上部のマウンティングピンを前方へ外します
ナイロンコードをセットする事で左右のリリース
レバーを同時に解除する事ができます
リリースレバー
ナイロンコード
❷
② 下部のマウンティングピンを持ち上げはずして
ください
5.カバーのメンテナンスについて
●交換の際は気を付けてバックシェル部の上下のベルクロ面を剥がしてください
●汚れは柔らかい布を湿らせてふき取ってください
6.ランバーサポート
●必要に応じてランバーサポートを加える事ができます。
7.ヘッドレストアダプター(オプション)
●ヘッドサポートを立ち上げるアダプターを装着することができます
●適切な位置に穴を開けネジで固定してください
発売元
大 阪
東 京
昭和貿易株式会社
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