JICA 実 テ 参加 僕 普段 めて など てい の NG か国 した 今 のイ かに 校

JICA
A インターン
ンシッププロ
ログラム(医
医師) 参加
加者レポート
ト ①
⽵中
名 :⽵
⽒
裕 医師
医
実
習
先:カンボジア事
事務所(201
13 年 12 ⽉〜
〜2014 年 1 ⽉)
テ
ー
インターン提
提案型】
マ:
【イ
カンボジアの
の産科医療の
の現状を知り
り、問題提起
起および改善
善点を⾒出す
す
会病院
参加時の所属:⼿稲渓仁会
僕は、卒後 10
0 年⽬の産婦
婦⼈科医です
す。
普段は⽇本で⼀
⼀臨床医とし
して、病院に
に勤
術や当直、分
分娩、妊婦健
健診
めており、⼿術
など、⼀般産婦⼈
⼈科業務を主な仕事と
とし
た、2011 年より、国際
際系
ています。また
GO に参加し
し、アフリカ
カを中⼼に 5
の NG
か国、のべ 1 年間の国際医療に従事し
しま
した。
⼿医師を対象
象とした JIC
CA
今回は、若⼿
ボジアで 6 週間を過ご
ごしました。⾃分が若⼿
⼿医師なのか
かどう
のインターンとして、カンボ
持ちましたが
が、気持ちは
はまだまだ若
若いので思い
い切って応募
募してみました。
かには疑問を持
⽣の頃より国際保健医
医療に興味が
があり、実際
際に海外で臨
臨床活動は⾏
⾏なったこと
とはあ
⾼校⽣
りますが、公衆
衆衛⽣的な⾒
⾒地にたって
ての活動は今
今回が初めて
てでした。
013/12/11-2014/1/2
23 の期間に
に“助産能⼒強
強化を通じた
た⺟⼦保健改
改善プロジェク
20
ト”に
にインターン
ンとして参加
加し、プノン
ンペンの国⽴
⽴⺟⼦保健センターお
およびコンポ
ポンチ
ャムの
のコンポン
ンチャム州病
病院を中⼼に
に、助産師に
に対するトレ
レーニングに
に参加したり
り、さ
まざまな州の保
保健センター
ーから、第 1
1〜3 次レベ
ベルの病院、さらにはプ
プノンペンの
の⺟⼦
センターも含めて医療
療施設を⾒学
学・視察に⾏
⾏ったり、コ
コンポンチャ
ャムの州病院
院の産
保健セ
科医療
療に対する問題点につ
ついて考察を
を⾏ったりし
しました。
20
000 年に、⼀
⼀度、旅⾏で
でカンボジ アを訪れた
たことがあり
ります。今回
回最初にプノ
ノンペ
ンについたときには、そのこ
ころに⽐べ るとカンボ
ボジアはかな
なり発展した
たように感じ
じまし
た。と
とはいえ、ひ
ひとたび地⽅
⽅の病院を
を訪れると、まだまだ古
古い⾬漏りの
のするような
な病棟
が現役
役で使われ
れていたり、患者があふ
ふれかえって
て床に寝てい
いたり、病棟
棟のトイレが
がすべ
て使え
えなかった
たりと、⽇本の
の病院から は想像もで
できないよう
うな状況が蔓
蔓延している
るのを
⽬の当たりにし
しました。
本でも産科
科医療の崩壊
壊についての
の問題は議論
論されていま
ます。それで
でも、政策・
・イン
⽇本
フラ・⼈材・教育
育など、すべ
べてにおい て国際的に
に誇れるレベ
ベルにあると
と思います。⽇本
科医療の歴
歴史を振り返
返り、JICA と
として、その
の経験をカンボジアの
の医療に活か
かすこ
の産科
とは⾮
⾮常に意義
義深いと思い
います。また
た、信念をも
もって、実際
際にそのよう
うな活動に従
従事さ
れている専⾨家
家の⽅々から
らお話を伺え
える機会を得
得たことは、今後の⾃分
分の⼈⽣を考
考える
な糧となりま
ました。
うえでの⼤きな
014 年 2〜3
3 ⽉には JICA から短期専
専⾨家としてドミニカ
カ共和国に派
派遣されまし
した。
20
そこでも今回の
のインターン
ンでの経験を
を最⼤限、活
活かすことが
ができたと思
思います。
後も“臨床医
医としての視
視点と技術を
をもった、国
国際保健医療
療のできる 医師”を、⽬
⽬指し
今後
て、⽇々邁進し
したいと思い
います。
今回の経験を通して、いままで漠然
然と描いてい
いた⾃分の将
将来像に、明
明確な到達点
点を設
定することがで
できました。今回の派遣
遣に関わった
た全ての関係
係者に感謝を
を申し上げます。
JICA インターンシッププログラム(医師) 参加者レポート
⽒
②
名 :城下 卓也 医師
実 習 先:ニカラグア事務所(2013 年10 ⽉〜2013 年12 ⽉)
テ ー マ:シャーガス病患者への治療マネジメント⽀援 他
参加時の所属:熊本⾚⼗字病院
普段は、整形外科、外科を中⼼として外傷診療を⾏っていますが、感染症対策に興味
があり、本インターンシップに参加しました。
2013 年 10 ⽉ 28 ⽇から 6 週間にわたり、ニカラグア シャーガス病対策プロジェク
トのインターンシップとして、治療状況の調査を⾏いました。プロジェクトの主な⽬的
は媒介⾍対策であり、順調に活動が実施されていることから、臨床医としてできること
として、プロジェクト終了後に課題として残される患者治療に焦点をあて調査を⾏いま
した。プロジェクト対象 5 県の中でも患者数の⼀番多いマドリス県を対象に、以下の内
容について検討を⾏いました。
(1)保健センターにて、患者診断、登録 、治療評価の状況調査
(2)県病院にて、患者初期評価、投薬適応基準などの状況調査
(3)献⾎検体に対する検査状況評価
(4)⺟⼦感染対策の現状評価
各施設、地域を訪問し、医療スタッフ、シャーガス病患者から聞き取り調査を⾏いま
した。現地では、患者はもちろん、医師もスペイン語しか使⽤しないため、業務はすべ
てスペイン語で⾏う必要がありました。医師とのディスカッションでは専⾨⽤語も多く、
中南⽶での活動では⼀定レベル以上のスペイン語⼒が必須であると考えました。
ニカラグアのシャーガス病治療状況の詳細は今まで報告されていませんでしたが、本
調査によって 2000〜2013 年に診断されたシャーガス病患者のうち、治療が⾏われて
いる患者数は 2〜3 割程度と、治療が必要な患者が多く残されていることがわかりまし
た。シャーガス病治療薬は⻑期投与が必要であること、副作⽤の観察が必要であること
などの理由から、治療の要否にあたり県病院で検査、診断を⾏っています。しかし、患
者は都市部から離れた地域に住んでおり、県病院へのアクセスが⾮常に悪く、なかなか
治療が
が開始できないことが
が問題のよう
うでした。
今後
後の改善策
策として、県
県病院、保健
健センター、県保健局な
など各施設間
間の調整や、患者
が病院を受診す
するための交
交通⼿段の検
検討が必要と
と考えました
た。各施設の
の連携を強く
くする
ために、治療に関
関するシャーガス病対
対策委員会を
を組織し、年
年間計画を⽴
⽴てた上で治
治療を
進めていくよう保健省に対
対して提⾔を
を⾏い、イン
ンターンシッ
ップは終了と
となりました
た。
6週
週間という短
短い間でしたが、プロ ジェクトで
でどのように
にして感染症
症をコントロ
ロール
していくかを理
理解すること
とができまし
した。また、国際医療協
協⼒を⾏って
ていく上での
の必要
けることがで
でき、今回のイ
ンシップ参加
加は⾮常に有
有意義なもの
のとな
なことも⾒つけ
インターン
の貴重な経験を活かし
し、今後も国際保健医療
療分野での活
活動を⾏って
ていき
りました。今回の
います。
たいと考えてい
調査
査を⾏う城下
下医師
調査のた
ため訪問した
た保健センタ
ター
JICA インターンシッププログラム(医師) 参加者レポート
⽒
名 :中⽥
③
由紀⼦ 医師
実 習 先:タンザニア事務所(2013 年10 ⽉〜2013 年12 ⽉)
テ ー マ:保健⼈材開発強化プロジェクト
参加時の所属:熊本⾚⼗字病院
今回、JICA 短期医師インターンとして、タンザニア保健⼈材開発強化プロジェクト
の活動に参加しました。私がインターンに申し込んだ理由は、医療資源が不⾜している
場所に⾏き医療サービスを提供するだけでは、課題が⼀部のみ、⼀瞬しか解決されない
ため、公衆衛⽣を学ぶ必要があると考えたからです。
JICA では、保健医療サービスの質の向上を⽬指し、2007 年からアフリカの 15 か国
で 5S-KAIZEN-TQM の普及が展開されています。⽇本の品質管理⼿法である、「5S」
(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)および「カイゼン」の⼿法を医療現場に普及させ
ることで、サービスの質の向上を⽬指す取り組みです。この実習では、タンザニア国内
の7つの県病院に対して、5S-KAIZEN-TQM の巡回指導を⾏いました。このプロジェ
クトの普及によって、使⽤後の針や汚染⽔の処理⽅法、医療物品の過不⾜の把握、カル
テ整理などが、少しずつ改善されていました。病院スタッフにとって働きやすい環境と
なり、医療の質の向上にも繋がりました。3年前の病院の写真と現在の状況を⽐較し、
「こんなに良くなった」と喜びを分ち合える瞬間は、とても幸せでした。⼀⽅、巡回指
導では、様々な苦労がありました。例えば、巡回指導を⾏う各病院は何百キロと離れて
いるため、⾶⾏機での移動や、時には10時間以上かけて⾞で移動することがあり、体
⼒的にハードでした。加えて、病院・地域によって、考え⽅が異なっており、それに合
わせて対応しなくてはいけませんでした。また、どこかの病院や地域だけ介⼊してしま
っては、不公平だと不満が起こります。巡回の順番が後になっただけでも、不満が起こ
ることもあります。このような状況を踏まえて、各病院に気を配りながら、巡回指導を
⾏うことを学びました。
⻑年、国際協⼒に携わりたいと願っており、インターンへの参加が決まった時は、や
っとアフリカの地でこのようなプロジェクトに参加出来る、と喜んでいましたが、初⽇
に i-phone の盗難に会い、地⽅の宿舎では蚊を恐れて過ごし、⾷事は1時間以上出て
こないなど、タンザニアの洗礼に⾯⾷らってしまいました。このような地で⻑年働かれ
ている JICA の⽅
⽅々の苦労を
を知ると同 時に、プロジェクトで
で実施してき
きたことがよ
よい成
果として表れた
たときの喜び
びも理解しま
ました。
「現地
地の⼈が求めることを
を、現地の⼈
⼈々と
共に⾏
⾏う。さもないと、協⼒は侵略に
にもなりかね
ねない」とい
いうプロジェ
ェクトのチー
ーフア
ドバイザーの⾔
⾔葉が印象に
に残っていま
ます。タンザ
ザニアをはじ
じめ、多くの
のアフリカ諸
諸国で
医師の診療に対する態
態度や、患者
者の知識不⾜
⾜、⽣活習慣
慣病の増加、貧富の差の
の拡⼤
は、医
など、まだまだ課題は沢⼭あります。⼀つずつ改
改善できるよ
よう、今後も
も国際協⼒の
の分野
わりたいと考えていま
ます。今回の
のインターン
ン実習によっ
って、国際協
協⼒のありか
かたに
に携わ
ついて理解を深
深めることが
ができ、国際
際協⼒と向き
き合っていく
く覚悟ができ
きました。