校長室の窓から No.7 - 五城目町立五城目小学校

学校教育目標 「夢をもち 学び合う五小の子-ゆめ チャレンジ 新しい自分-」 ☆★☆★
校長室の窓から
創 立(140 周年)
明治7年5月7日
No.7
★☆★☆★☆五城目町立五城目小学校 校長室だより 平成 26 年9月 18日(木)
児童数
288名
(H26.9.1 日現在)
教職員数
40名
住 所 羽黒前60
その1
今月4日・5日、6年生は大川小学校の子ども
たちと合同で岩手・宮城方面への修学旅行に出か
けてきました。出発の際、雨模様で心配されまし
たが、両日とも時折薄日が差す程度の曇り空で、
歩き回りながらの学習にはほどよい天候でした。
今年は、世界遺産となった中尊寺の見学から始
まり、仙台市科学館、八木山ベニーランド、東日
本大震災で約1,100人を失った東松島市で被
災者のガイドボランティアによる防災学習、そし
てマリンピア松島水族館を巡りました。
ガイドボランティアの話に耳を傾ける6年生
タイトなスケジュールかなと思われましたが旅
(9/5)
は順調そのもの。スローガン「一生輝く思い出づ
くり~楽しく,仲良く,協力し合おう~」を意識し、5分前行動の原則や公共の場でのマナーを守って行
動する五小っ子と大川っ子一人一人の姿に感心しました。また、被災地ではわずか1時間の滞在でしたが、
鎮魂の碑の前でお参りするとともに、現地の海岸に立ち寄り「花は咲く」の歌を全員で歌いました。命の
大切さ、助け合って生きていくことの大切さなどを一人一人が体感・共有した瞬間でもありました。
合同修学旅行を通し、6年生からは最高学年としての誇りや責任感、そして今後さ
らに自らを高め、仲間と共に成長していこうとする気概というものを強く感じました。
その2
さて、時はさかのぼりますが、7月も終わりに近付いたある日の夕方、五城目警察
署からお礼の電話がありました。本校5年生の○○○さんと○○○○さんが五城館付
近の公園で迷子になっている幼児を見付けて保護し、警察署に連れてきてくれたとい
うのです。思わず感嘆の声をあげ、とても温かい気持ちになりました。
夏休み明け、二人に話を聞くと、「幼児から自宅の場所を聞いて送っていこうと試みたけれども、その
幼児はすでに自分の家の場所がどこにあるのか分からなくなっていたので、警察署まで連れて行けば家族
のもとへ引き渡せるのではないかと考えて行動しました。」と教えてくれました。○さんと○○さんが臨
機応変に判断して取った行動は、まさに本校が目指している「めざす子どもの姿」そのものと言えます。
つい最近、東京都内の公園で「あめあげる。これお
いしいよ。」と 20~30 代の不審な男に声をかけられた
小3児童が、なめた瞬間に泡を吹いて倒れ、病院に搬
送されるという事件が起きました。本来子どもを守る
べき大人が、このような手口でもって弱者である子ど
もに近付き、犯罪行為を行う社会になってしまったの
かと驚愕しています。
全校児童で育ててきた人権の花
「思いやりの心 かけがえのない命を大切に」
本校には、地域住民がボランティアで学校の教育活
動を応援する「学校支援地域本部」の存在があり、登
校下校時に本町ではこうした事案の報告はありません
が、保護者・地域のみなさんには、どうか今後も引き
続き子どもたちの安全・安心のため、日常のあいさつ
運動や声かけへの御協力をお願いいたします。