主要なCSR指標一覧 [PDF : 0.8MB]

主要なCSR指標一覧
お客様
重大商品事故の発生件数
定
義
GRI PR1- 2
製造事業者である富士ゼロックスが認識している商品関連トラブルのうち、死亡・重症・後遺症・火災などの重大な被害もしくはその危険性を
伴い、かつ多発性が認められる商品事故の年間発生件数を示した指標です。
対象範囲
2011年度実績
2012年度実績
0件
0件
富士ゼロックスおよび関連会社(OEM販売も含む)
2013年度目標/実績
0件 /
2014年度目標
1件
0件
2013年度
実績解説
当社がOEM供給するモノクロレーザープリンターにおいて、OEM先事業者がリスクを公表して無償部品交換の実施に至る事態が一件発生しまし
た。
これは定着器の一部に成型不良の樹脂部品が混入し、最悪の場合発火を伴う障害が発生する可能性があることが判明したことによるものです。
お客様に与える影響を未然に防止するため、経済産業省などの監督官庁に事前報告のうえ、
無償部品交換を開始しました。
目標・課題
事態の発生を重く受け止め、関連法令遵守はもとより、さらなる安全技術や評価技術を確立することにより、商品事故の根絶を目指します。
お客様のオフィス・工場でのCO2 削減貢献量
定
義
GRI EN7、EN27 GC 原則7-9
市場で稼働する富士ゼロックス製の複合機やプリンターの消費電力量が2000年度の消費電力量と比べてどの程度削減されたかをCO2排出量に
換算して示した指標です。
対象範囲
富士ゼロックスおよび関連会社
2011年度実績
2012年度実績
2013年度実績
2014年度目標
1,547kt-CO 2
1,519kt-CO2
2,695kt-CO2
3,075kt-CO2
2013年度
実績解説
従来のCO 2削減に加えて、当社の各ソリューションによるお客様先のCO 2削減貢献量を算出する方法を新たに確立した結果、2013年度の実
績は2,695kt-CO 2へ拡大しました。これは削減貢献量の大きいソリューションの販売が増加したことによります。
目標・課題
お客様や社会のCO2 排出量を2020年に700万トン削減するという当社の目標を達成するために、省スペース、省時間、省移動につながるソリュー
ションの開発と全営業担当者を通じたお客様への提案を強化し、
2014年度は前年度比14%増の3,075kt-CO2の削減貢献を目指します。
従業員
従業員満足指標「コア・モラール」のスコア
定
義
富士ゼロックスおよび国内の関連会社・販売会社の従業員を対象とした意識調査「モラールサーベイ」において
「コア・モラール」
として定義する5
項目※1の平均スコア
(満点を5.00ポイントとする)
です。
対象範囲
2011年度実績
2012年度実績
2013年度実績
2014年度目標
富士ゼロックス(単独)
3.29
3.37
3.36
ー
国内の関連会社(販売会社を除く)
3.15
3.16
3.23
ー
国内の販売会社
3.56
3.59
3.47
ー
2013年度
実績解説
コア・モラールスコアは、富士ゼロックス(単独)、ならびに、国内の関連会社・販売会社でみると、大きな変化はありませんでした。
目標・課題
モラールサーベイ結果から抽出した具体的な課題に基づいて、改善に向けたPDCAを回し、スコアの改善に取り組みます。
※1 コア・モラール:
「仕事のやりがい」、
「 職場の働きがい」、
「 上司のマネジメントへの支持」、
「 人事制度・運営への支持」、
「 経営・組織運営への支持」
従業員満足度スコアが前年度よりも改善した法人の割合
定
義
富士ゼロックスおよび関連会社の従業員を対象とした各社の従業員満足度調査において、前年度より平均スコアが改善した法人数の割合を
示した指標です。
対象範囲
富士ゼロックスおよび関連会社
2011年度実績
ー
2012年度実績
60.0%
2013年度目標/実績
90% + /
27.4%
2014年度目標
コア・モラール肯定
※2
回答率の改善(5%)
2013年度
実績解説
従業員満足度の向上に向けて、持続的な成長の実現を目指した「企業風土改革運動」に継続的に取り組んでいます。2012年度のモラール
サーベイ結果を受けて、各職場での議論・対話を推進しましたが、スコアの改善は小幅にとどまりました。
目標・課題
各職場での議論・対話を継続するとともに、富士ゼロックス
(単独)
では、
「働き方」
の変革を通した満足度向上を目指し、部門長主催のワークショッ
プで
「働き方変革」
に関する共通認識の醸成を図ります。
さらに海外も含めた全社で、
モラールサーベイの仕組みや調査内容の共通化などを推進し
ていきます。
※2 2014年度から、従業員満足度の改善に関する指標を「コア・モラール肯定回答率の改善」に変更します。
Sustainability Report 2014
44
役員および管理職に占める女性の割合
定
義
GRI LA12 GC 原則6
富士ゼロックスおよび関連会社の役員および管理職に占める女性の割合を示した指標です。なお、ここでの「管理職」は部下の有無にかかわ
らず、人事制度上の管理職に該当する従業員を意味しています。
対象範囲
2011年度実績
2012年度実績
2013年度実績
4.1%
4.9%
1.9%
2.7 %
25.5%
28.1%
2.8%
29.2%
富士ゼロックス(単独)
3.3%
国内の関連会社
海外の関連会社
※3
※3
2014年度目標
5.5%
※3
ー
ー
2013年度
実績解説
全社で女性社員の管理職任用を推進しています。富士ゼロックス(単独)では、女性管理職比率の目標を設定して積極的に取り組んだ結果、女
性管理職比率は0.8%増加し、4.9%となりましたが、目標値の5.2%に対しては未達となりました。また、国内および海外の関連会社において
も、女性管理職比率が年々増加しています。
目標・課題
引き続き全社で女性社員の登用をすすめます。富士ゼロックス(単独)においては、2015年度の女性管理職比率7%を目標に、本人の実績・能
力・意欲を重視した評価と任用を通じて、ダイバーシティの推進を強化します。
※3 富士ゼロックス(単独)では原籍ベースから在籍ベースに指標を変更します。
障がい者法定雇用率を達成している法人の割合
定
義
GRI LA12 GC 原則6
富士ゼロックスおよび国内の関連会社のうち障害者雇用促進法に基づく法定雇用率(2.0%)を達成した法人数の割合を示した指標です。
対象範囲
富士ゼロックス(単独)
2011年度実績
2012年度実績
100%
(雇用率2.19%)
国内の販売会社
100%
100% /
75%
100% /
74%
100% /
(雇用率2.08%)
29%
国内の関連会社(販売会社除く)
2013年度目標/実績
(7社中2社)
(8社中6社)
62 %
(34社中21社)
100%
(雇用率2.07%)
(31社中23社)
100 %
88%
100 %
81%
100 %
(8社中7社)
(31社中25社)
2013年度
実績解説
富士ゼロックスおよび国内の全関連会社において「法定雇用率2.0%達成」を目指した積極的な採用活動に取り組みました。その結果、障が
い者雇用率が法定雇用率の2.0%を上回る国内関連会社・販売会社は39社中32社に増加しました。
目標・課題
障がいの状況や本人の適性に応じた職務開発や業務遂行上の工夫事例、採用にかかわる適正なプロセスなどを検討し、富士ゼロックスおよ
び国内の全関連会社で障がい者雇用を推進していきます。
従業員の年間総労働時間
定
義
GRI LA6 GC 原則1
富士ゼロックスおよび関連会社における従業員の職種別の平均年間総労働時間を示した指標です(管理職を除く)。
対象範囲
2011年度実績
2012年度実績
2013年度実績
2014年度目標
富士ゼロックス(単独)
1,985時間
2,008時間
1,947時間
1,835時間
国内の関連会社(営業・事務職など)
2,030時間
2,018時間
1,986時間
ー
国内の関連会社(製造スタッフ)
2,093時間
2,029時間
2,025時間
ー
海外の関連会社(営業・事務職など)※5
2,063時間 ※6
2,010時間 ※6
2,011時間
ー
海外の関連会社(製造スタッフ)
2,315時間
2,219時間
2,274時間
ー
※4
※4
2013年度
実績解説
企業体質強化、健康増進、
ワーク・ライフ・バランスおよびダイバーシティを推進する基盤として、経営と従業員が一体となって業務プロセス改革や
勤務制度の拡充をすすめた結果、富士ゼロックス
(単独)
では、順調に総労働時間が減少しましたが、
目標値の1,896時間に対しては未達となりま
した。国内外の関連会社においては、
日々の労働時間の把握と業務プロセスの見直し、部下との継続的なコミュニケーションを重視する意識啓発を
強化しました。
目標・課題
総労働時間のさらなる低減に向け、管理職のより一層の意識変革を促し、職場での業務プロセス改革の推進、勤務制度の継続的な見直しを行
い、新しい働き方への変革を推進していきます。
※4 富士ゼロックス(単独)では原籍ベースから在籍ベースに指標を変更します。
※5 裁量労働制を導入している会社を除きます。
※6 裁量労働制を導入している会社を除いて再計算した数値に修正しています。
45
2014年度目標
Sustainability Report 2014
▶ 主要なCSR指標一覧
従業員1,000人あたりの労働災害の発生件数
定
義
GRI LA6 GC 原則1
従業員数を1,000人に換算した場合の一社あたりの業務災害および通勤災害の発生頻度を示した指標です。
対象範囲
富士ゼロックス(単独)
2011年度実績
2012年度実績
2013年度実績
4.86件
2.57件
2.49件
※7
※7
2014年度目標
0件※7
※7
※8
(0件)
(5.00件)
(2.29件)
国内の関連会社(販売会社除く)
1.74件
4.31件
4.75件
0件
国内の販売会社
5.17件
5.27件
5.74件
0件
海外の関連会社(販売会社除く)
1.69件
2.19件
4.18件
0件
海外の販売会社
7.21件
3.69件
5.89件
0件
※8
(2.65件)
※8
※8
2013年度
実績解説
富士ゼロックス(単独、派遣社員除く)の従業員1,000人あたりの労働災害は、2.65件となり、前年比で0.36件の増加となりました。これは、
昨年同様、通勤、出張・外出時の移動の際の災害が発生したことによるものです。また、海外の関連会社、販売会社において労働災害が増加し
ました。
目標・課題
各事業所における安全衛生委員会活動を通して、
ヒヤリハット防止も含め危険予知など災害防止に対する感性を高める活動を強化し、労働災
害防止に取り組みます。特に、海外における取り組みを強化していきます。
※7 派遣社員を含めた人数 ※8 派遣社員を除いた人数
取引先
生産資材におけるCSR調達セルフチェックリスト最重要項目および
重要項目の適合率90%以上社数比
GRI EN33、LA15、HR11、SO10
定
GC 原則1-10
義 【最重要項目】CSR調達対象取引先のうち最重要項目の適合率が90%以上を達成した取引先社数※9の比率を示した指標です。
【重要項目】CSR調達対象取引先のうち最重要項目に準ずるレベルの適合率90%以上を達成した取引先社数※9の比率を示した指標です。
対象範囲
国内および海外の取引先
項目
2011年度実績
2012年度実績
2013年度目標/実績
2014年度目標
最重要項目
95.6%
93.8%
100% /
90.4%
100%
重要項目
83.1%
81.9%
100% /
72.8%
100%
2013年度
実績解説
継続して各取引先の不適合項目の改善支援および一部取引先への当社専門チームによる訪問確認を実施し、経営層への啓発を強化しました
が、新規取引先の拡大などにより、達成率は前年から低下しました。
目標・課題
取引先経営層へのCSR活動の重要性の再確認を行い、最重要項目の適合率90%が未達成の取引先を中心に、専門チームによる訪問確認の
機会を増やすなど、これまでの活動を継続強化していきます。
※9 既存の取引先については、全項目でなく前年不適合項目に対する改善計画の立案・実施による達成を含みます。
物流分野におけるCSR調達セルフチェックリスト
最重要項目の適合率90%以上の社数比
定
義
GRI EN33、LA15、HR11、SO10 GC 原則1-10
CSR調達対象協力会社のうち最重要項目の適合率が90%以上を達成した国内の一次協力会社・事業所の比率を示した指標です。
対象範囲
国内の一次協力会社・事業所
2011年度実績
98.4%
※10
2012年度実績
100%
2013年度目標/実績
100% /
100%
2014年度目標
100%
2013年度
実績解説
CSR調達対象のすべての国内物流協力会社において、最重要項目(100項目)の適合率が90%以上となることを目指した活動を継続し、
目標の100%を達成しました。さらに、訪問確認を実施し実際の適合状況の確認を行いました。
目標・課題
2014年度は最重要項目(100項目)90%以上の適合率の維持、さらには一次協力会社の皆様との協働を通じ二次協力会社への展開をすす
めていきます。また、海外においても適合率90%以上達成の社数比の向上を図るとともに、当社の直接協力会社外へも対象を拡大する準備を
すすめます。
※10 2012年度版に掲載したデータに誤りがあったため、修正をしました。誤:98.5% 正:98.4% Sustainability Report 2014
46
用紙調達における用紙調達基準を
すべて満たしている取引先の比率
定
義
GRI EN33、LA15、HR11、SO10
GC 原則1-10
国内外の用紙調達・販売の責任者による会議で用紙調達規程への適合が確認された取引先の比率を示した指標です。
対象範囲
2011年度実績
2012年度実績
ー
100%
国内外の用紙調達先
2013年度目標/実績
100% /
2014年度目標
100%
100%
2013年度
実績解説
2012年に用紙調達基準を改定し、調達先に事業活動におけるCSRを重視した操業を求めています。
この基準の適合状況については2012年から
国内外の用紙調達・販売の責任者による会議を開催して確認しています。2013年度も同会議で100%の適合を確認しました。
目標・課題
今後も継続して取引先における用紙調達基準の適合状況を確認し、サステナブルな用紙調達の実現に取り組んでいきます。
紛争鉱物の来歴調査における取引先からの回答回収率
定
義
GRI HR11
GC 原則1-6
紛争鉱物来歴調査の対象取引先全社数のうち、EICC / GeSI帳票を回収した取引先社数の比率を示した指標です。
対象範囲
2011年度実績
重要顧客プロダクト構成部品の取引先
2012年度実績
2013年度から、紛争鉱物問題への
対応を開始しました。
2013年度目標/実績
70% /
2014年度目標
87.5%
90%
2013年度
実績解説
初年度の活動として、
当社の主要調達拠点
(日本、
中国、
韓国、
ベトナム)
にて取引先向けの説明会を開催し、
活動背景や調査内容への理解の醸成を重視
した活動を行いました。
また関連部門が連携して対応する紛争鉱物対応スタッフ連絡会を設置するなど、
社内対応の仕組みの強化などにも取り組んだ
結果、
調査票の回収率は目標を大幅に上回りました。
目標・課題
取引先からの調査票の回収率のさらなる向上に加えて、調査の主な目的である精錬所情報の精度向上に向けて、取引先の協力を得た活動
を強化していきます。
海外生産拠点
(中国)
における原材料・部品の現地調達比率
定
義
中国で操業する富士ゼロックス深
た指標です。
GRI EC9
、富士ゼロックス上海が行う原材料・部品の調達取引のうち中国国内の法人との取引金額の比率を示し
対象範囲
2011年度実績
2012年度実績
2013年度実績
2014年度目標
富士ゼロックス深 、富士ゼロックス上海
60.3%
60.6%
65.7%
一定レベルの
現地調達の維持
2013年度
実績解説
中国における現地調達比率は、
為替変動の影響で、
65.7%に増加しました。
為替の影響を除くと前年度から微増の61.4%となり、
適正な運用を維持して
います。
目標・課題
進出先の地元経済の発展に寄与できるよう、引き続き現地調達比率を考慮した適正な調達および生産を展開していきます。
地球環境
商品ライフサイクル全体のCO2 排出量
定
義
GC 原則7-9
当社商品の購入部材、生産、オフィス(開発・販売など)、物流、お客様使用時の各領域のCO 2 排出量の合計です。
対象範囲
富士ゼロックスおよび関連会社
47
GRI EN15-17、EN19
2011年度実績
2012年度実績
1,391kt-CO 2 1,249kt-CO 2
2013年度実績
2014年度目標
1,342kt-CO 2
1,391kt-CO 2
2013年度
実績解説
商品ライフサイクル全体でのCO 2 排出量は、主に生産量の増加、海外関連会社の買収により、前年度比で7%増加しました。
目標・課題
2014年度は、各領域でCO 2削減施策を引き続き強化するとともに、2020年度の目標値である1,091kt-CO(2005年度比
30%減)の達成
2
に向けた戦略の見直しを各領域で行い、長期的な活動の強化にも重点的に取り組みます。
Sustainability Report 2014
▶ 主要なCSR指標一覧
事業所でのCO 2 排出量
定
義
GRI EN3、EN15-16、EN19 GC 原則7‐9
富士ゼロックスおよび関連会社が自社の工場やオフィスで消費した電力などのエネルギーをCO 2排出量に換算して示した指標です。
対象範囲
2011年度実績
2012年度実績
国内外の開発・生産事業所
128kt-CO 2
130kt-CO 2
53kt-CO 2
53kt-CO 2
国内外のオフィス
2013年度目標/実績
135kt-CO 2 / 122kt-CO 2
55kt-CO 2 /
68kt-CO 2
2014年度目標
135kt-CO 2
(2005年度レベルの排出量)
54kt-CO 2
(2007年度比7%削減)
2013年度
実績解説
東日本大震災以降の前年度比15%以上の電力使用量削減活動の継続、省エネ設備の導入により開発・生産拠点の排出量の削減はすすみ
ましたが、海外関連会社の買収によりオフィスの排出量は増加しました。
目 標・課 題
自社開発拠点の省エネ設備の導入、
生産プロセスの見直しなどの施策を追加し、
2005年度実績以下のCO2 排出量とすることを目指すとともに、
省エネ
生産技術の開発や生産工程への導入の検討など、
中長期的な視点での活動を強化します。オフィスに関しては、
働き方の変革による削減を行います。
部品リユースによる新規資源投入抑制量
定
義
GRI EN2 GC 原則7‐9
富士ゼロックスおよび関連会社が製造過程でリユース部品を活用したことによって、新規資源を抑制できた量を示した指標です。
対象範囲
2011年度実績
2012年度実績
富士ゼロックスおよび関連会社
2,272t
2,361t
2013年度目標/実績
2,537t /
2,875t
2014年度目標
3,300t
2013年度
実績解説
消耗品カートリッジの再生品およびリユース部品を活用した商品のアイテム数が増加したことにより、目標を上回りました。
目標・課題
リユース部品を活用した商品の新機種導入、プラスチックの材料リユースを中心とした材料の循環活用の拡大に継続して取り組みます。
回収された使用済み商品の再資源化率
定
義
GRI EN28 GC 原則7‐9
国内外で回収された使用済みの複合機やプリンターの機械本体(消耗品除く)において、部品リユースまたは素材・熱など再び資源化して活
用した割合を示した指標です。
対象範囲
2011年度実績
2012年度実績
2013年度目標/実績
国内
99.9%
99.9%
99.9% /
アジア・パシフィック
99.9%
99.9%
99.9% /
中国
99.9%
99.7%
99.7% /
台湾
99.9%
99.9%
99.9% /
韓国
99.8%
99.9%
99.9% /
オーストラリア
99.5%
99.5%
99.5% /
ニュージーランド
99.7%
99.7%
99.7% /
99.9%
99.6%
99.7%
99.9%
99.9%
99.5%
99.7%
2014年度目標
99.9%
99.6%
99.7%
99.9%
99.9%
99.5%
99.7%
2013年度
実績解説
使用済み商品の再資源化率は、国内、海外のすべての拠点で「廃棄ゼロ」基準である99.5%以上を達成しました。アジア・パシフィック拠点
において再資源化率が0.3%減少しましたが、プラスチックのマテリアルリサイクル率を向上させる施策で一部部品が汚れにより単純焼却と
なったためで、継続的に再資源化率が減少するものではありません。
目標・課題
2014年度の活動としては、廃棄ゼロは維持しつつ「質」の向上を継続する一方で、今後は、より環境負荷のより少ない、
リユースのさらなる拡
大を次のステップとして位置づけ活動をすすめていきます。
生産プロセスでの水使用量
定
義
GRI EN8 GC 原則7-8
富士ゼロックスおよび関連会社が国内外の製造段階で使用した水の量を示しています。
対象範囲
2011年度実績
富士ゼロックスおよび関連会社
(国内186万t、
海外60万t)
246万t
2012年度実績
229万t
(国内177万t、
海外52万t)
2013年度目標/実績
259万t / 215万t
(国内171万t、
海外44万t)
2014年度目標
259万t
(2005年度比30%減)
2013年度
実績解説
当社は生産段階における水使用量が最も多いため、2009年度からこの工程における使用量の削減に取り組んでいます。2013年度は、2005
年度比38%の削減を達成し、単年度の目標達成に加え、2014年までの中期目標である2005年度比30%削減の目標も達成しました。
目標・課題
2014年度は、中期目標の達成維持を目指すと同時に、ウォーターフットプリントなどの国内外の新たな水環境の指標への対応を検討します。
Sustainability Report 2014
48
地域社会
社会貢献支出
定
義
GRI EC1、EC7
富士ゼロックスおよび関連会社の社会貢献活動に関連する支出の総額を示した指標です。
対象範囲
2011年度実績
2012年度実績
4億3,660万円
3億7,800万円
3億7,200万円
国内の関連会社
9,100万円
9,600万円
9,600万円
海外の関連会社
1億3,640万円
1億9,400万円
1億9,300万円
富士ゼロックス(単独)
2013年度実績
一定レベルの
貢献の継続
2013年度
実績解説
学術研究・スポーツ分野における寄付・協賛や、各地域での社会貢献活動を継続した結果、総額約6億6,100万円の社会貢献支出となり
ました。
目標・課題
重点テーマである将来世代の人材育成、希少な文化・情報の伝承、地域特有の社会課題解決への貢献を軸に、国内外の全社で社会貢献を強
化していきます。
社員ボランティア数
定
義
GRI EC7
富士ゼロックスおよび関連会社の従業員による会社が主催したボランティア活動への参加者数(のべ)および協力社員者数の合計です。
対象範囲
富士ゼロックス(単独)
国内の関連会社
海外の関連会社
2011年度実績
2012年度実績
これまでも、
各社で社員が
ボランティア活動に参加していましたが、
2013年度から参加者数の把握を
行っています。
2013年度実績
808人
2,162人
7,863人
2014年度目標
従業員ボランティア
数の増加
2013年度
実績解説
全社の従業員ボランティア数の増加を目指し、今年度から新規に設定した指標です。全体としてのべ10,833人が会社主催の活動にボラ
ンティアとして参加しました。
目標・課題
従業員一人ひとりがいきいきと働ける環境の構築を目指し、従業員参画型の社会貢献活動を増やしていきます。
ボランティア活動を促進している法人の割合
定
義
GRI EC7
端数倶楽部※11やボランティア休暇など従業員によるボランティア活動を会社として推進する仕組みを設けている法人の割合を示した指標です。
対象範囲
2011年度実績
2012年度実績
2013年度実績
100%
100%
100%
国内の関連会社
97.6%
100%
100%
海外の関連会社
76.2%
81.0%
78.3%
富士ゼロックス(単独)
2014年度目標
海外関連会社に
おける割合の改善
2013年度
実績解説
海外の連結対象関連会社が2社増えましたが、うち1社で、ボランティアを推進する仕組みの導入が遅れたため割合が低下しました。
目標・課題
2014年度は、国内外ともに関連会社の社会貢献活動を強化します。その中で、海外関連会社のボランティア活動を推進する法人の数を増や
していきます。
※11 従業員が自主的に運営するボランティア組織。会員の給与・賞与の端数を天引きして資金を集め、自主活動や各種NPO・NGOへの寄付を行っています。
49
2014年度目標
Sustainability Report 2014
▶ 主要なCSR指標一覧
端数倶楽部の会員数
定
義
GRI EC7
従業員および退職者による自発的なボランティア組織「端数倶楽部」の会員数を示した指標です。
対象範囲
2011年度実績
2012年度実績
2013年度実績
2014年度目標
富士ゼロックス
(単独)
、
富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社、
富士ゼロックスマニュファクチュアリング株式会社、
富士ゼロックスサービスクリエイティブ株式会社
3,750人
3,773人
3,837人
会員数の増加
2013年度
実績解説
富士ゼロックス単独では、従業員数の43%が参加しています。震災復興ボランティアの活動に販売会社の従業員が参加するなど、活動の輪が
広がっています。
目標・課題
販売会社で個別に運営されている従業員ボランティア組織と連携することで活動を活性化させ、ボランティア活動に参加する会員の増加を目
指します。
アジア地域の相互理解を目的とした
富士ゼロックス株式会社小林節太郎記念基金による助成者数
定
義
GRI EC7
学術交流を通じてアジア・パシフィックの国・地域との相互理解を深めることを目的にした、人文・社会科学の領域における国内外の博士課
程在籍者を中心とした継続的な支援活動を示した指標です。
対象範囲
2011年度実績
32人
在日留学生研究助成プログラム※12における
のべ助成者数(累計)※13
(1,012人)
小林フェローシッププログラム※14における
のべ助成者数(累計)
(157人)
8人
2012年度実績
2013年度実績
30人
(1,044人)
32人
一定レベルの
助成の継続
8人
一定レベルの
助成の継続
(1,076人)
8人
(165人)
2014年度目標
(173人)
2013年度
実績解説
在日留学生研究助成プログラムでは9カ国から19大学へ留学している32名に、日本人を対象とした小林フェローシッププログラムでは6大
学8人に研究助成を実施しました。合わせて、研究報告論文の製本と、教育機関および過去の助成者への寄贈を行っています。また、1,000名
を超えるOB・OGの交流ネットワークの強化をすすめました。
目標・課題
継続的な研究助成を実施すると同時に、博士号学位取得者による研究発表会の継続開催、研究成果のデジタルアーカイブ化の拡大など、過去の
助成者が交流する場づくりを強化していきます。
※12 アジア・パシフィックの国・地域から来日し、日本の大学院博士課程で人文・社会科学を専攻する若手の留学生研究者に対する研究助成
※13 助成金支給後の辞退者を含みます。
※14 アジア・パシフィックの国・地域について研究する人文・社会科学系博士課程の若手の日本人研究者に対する研究助成
株主・投資家
内部統制・コンプライアンスの重大問題発生件数
定
義
GRI SO8 GC 原則10
公表を必要とする内部統制・コンプライアンスの問題の発生件数を示した指標です。
対象範囲
富士ゼロックスおよび関連会社
2011年度実績
2012年度実績
0件
0件
2013年度目標/実績
0件 /
0件
2013年度
実績解説
内部統制・コンプライアンスに関する公表を必要とする重大問題は発生していません。
目標・課題
富士ゼロックスおよび関連会社組織の各階層に対して、引き続き、内部統制・コンプライアンスの充実を図ります。
2014年度目標
0件
Sustainability Report 2014
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