平成26年7月31日 庄内支庁記者会 各位 (管内報道機関 各位) 山形県庄内総合支庁 報道監 後藤 紀夫 県産イガイの出荷自主規制措置の解除について 山形県漁業協同組合(以下「県漁協」という。)が、行っておりましたイガイの出荷自 主規制につきましては、平成26年7月10日から3回の貝毒検査を行った結果、いずれ も国の規制値(下痢性 0.05MU/g 以上、麻痺性 4.0MU/g 以上)を下回り安全が確認された ことから、平成26年7月30日に解除されましたのでお知らせします。 記 1 出荷自主規制措置 平成25年8月2日に 0.05~0.07MU/g の下痢性貝毒が検出されたことから県漁協 は同日から本県全海域でイガイの出荷自主規制措置を行っていた。 2 自主規制措置後の検査状況 検査開始年月日 結果判明日 下痢性貝毒結果 麻痺性貝毒結果 H26.7.10 H26.7.15 <0.02MU/g <2.0MU/g H26.7.17 H26.7.23 <0.02MU/g <2.0MU/g H26.7.24 H26.7.29 <0.02MU/g <2.0MU/g ※規制値:下痢性貝毒0.05 MU/g 以上、麻痺性貝毒4.0 MU/g 以上 3 自主規制措置の解除 平成26年7月30日 「参考」 イガイ:岩礁域に生息する柴紺色の殻長15cmほどになる二枚貝で本県では主に8月に漁獲対 象となる。味噌汁等で食される。 下痢性貝毒:二枚貝が下痢を引き起こす毒素をもつ特定のプランクトンを摂取することによりそ の毒素が貝の体内に蓄積される。これを人間が食することにより下痢や嘔吐の症状を呈する。 麻痺性貝毒:二枚貝が麻痺を引き起こす毒素をもつ特定のプランクトンを摂取することによりそ の毒素が貝の体内に蓄積される。これを人間が食することにより口唇、舌、手足のしびれ、けい れん等の症状を呈し、重篤な場合は呼吸困難や全身麻痺などにより死に至ることもある。 MU/g:貝毒の単位で 1 MU/g は体重 20g のマウスが 24 時間で死に至る毒量のこと。 (担当) 庄内総合支庁産業経済部 水産振興課 課長補佐(振興普及担当) 佐藤 洋 TEL:0234-24-6045
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