2014 年 3 月 14 日 NPO 法人 ETIC. 2014 年度右腕派遣先プロジェクト公募のご案内 『東北をスタートアップの集積地に。』 ~地域に「新しい価値」、「次に続く担い手たちの出番」、 そして「希望」を生み出していく~ ETIC.では、2011 年 7 月から右腕派遣プログラムを実施、東北の復興に向けた事業・プ ロジェクトに取り組む約 90 名のリーダーのもとに、その「右腕」となる人材を約 200 名、 コーディネートしてきました。 当初は 2013 年度までの 3 ヵ年の計画を立てておりましたが、 震災から 4 年目を迎え、ますます高まる被災地の人材へのニーズと多くの寄付者や助成団 体のご支援を受け、計画を 2 年間延長致しました。2014 年度も、その派遣先となるプロジ ェクトを公募します。第 1 期の今回は、15 プロジェクトを募集します。なお、そのうち 5 プロジェクトは、ap bank Fund for Japan との協働での公募でのご支援となります。 被災地の状況の変化を踏まえ、右腕派遣プログラムの枠組みを 2014 年度よりリニューア ルして取り組んで参ります。右腕の派遣を希望される団体の皆さまは、以下の本プログラ ムの目的や概要などをご確認の上、ご応募ください。ともに東北から新たな「希望」を生 み出していくために、私たちも引き続き取り組んで参ります。皆さまからのご応募、お待 ちしております。 ※ap bank Fund for Japan との協働について 昨年度は「 ap bank × ETIC. 右腕派遣プログラム 」として、15 プロジェクトに 17 名の 派遣を実施しました。東北に人が集まる流れをこれからも続けていくために、今年度も東 日本大震災の災害復興支援のために活動を続けている ap bank Fund for Japan と連携し、 東北の新しい「希望」を育てていくため、その内容をより進化させた新しい枠組みで、と もに右腕派遣プログラムを継続して参ります。 1 ■4 年目を迎えた「右腕派遣プログラム」の目的 『東北をスタートアップの集積地に。 』 ~地域に「新しい価値」、 「次に続く担い手たちの出番」、そして「希望」を生み出していく 東北には、これまでの 3 年間で生まれてきた多くの新しい可能性があります。地域内で の自然エネルギーや経済の循環モデル、高齢化に向けた地域医療・福祉の取り組み、豊か な資源を活用した六次産業化、地域の歴史や伝統に根ざしたツーリズムなど、ひとつひと つの事業規模は小さくとも、その地域ならではの資源や特性を活かしながら、新しい顧客 やマーケットを生み出した事業が生まれています。震災前から人口減少・高齢化が進み、 経済が縮小してきていた東北においては、従来型の公共事業による雇用維持ではなく、こ のような新しい事業の創出(スタートアップ)こそが、次に続く担い手たちにとっての出 番やチャンスを生み、そして未来への希望につながっていくと、感じています。 こうした可能性を形にしていくための人材へのニーズは、継続的に私たちのもとに寄せ られています。そこで、震災から 4 年目を迎えるにあたり、既に東北で生まれはじめてい る「スタートアップの芽を加速させていく」ことを目的に、右腕派遣プログラムを実施し て参ります。そして、ビジネスの現場で経験を積んできた若者たちが、東北のスタートア ップの現場に参画することを通じて、未来の地域の担い手が育ち、持続的な復興が推進さ れることで、 「東北をスタートアップの集積地」へと育んでいくことに、皆さまとともに取 り組んで参りたいと考えています。 ■右腕派遣プログラムとは 右腕派遣プログラムは「ETIC.震災復興リーダー支援プロジェクト」の中核事業です。こ れまで、東北の復興に向けた事業・プロジェクトに取り組むリーダーのもとに、その「右 腕」となる有能かつ意欲ある U/I ターンの若手人材(平均年齢 30 歳)をフルコミットで半 年~1 年限定でマッチングしてきました。震災直後から開始し、現在約 90 名のリーダーの もとに約 200 名の右腕人材を岩手・宮城・福島の各地に送り出しています。そのうち派遣 修了者の社会人 95 のうち約 6 割が右腕期間終了後も引き続き東北に残っています(※1)。 また、2013 年 3 月にプロジェクトリーダーに実施したアンケートでは、 「地元には少な い能力やスキルを持った人材をプロジェクトに投入できた」、「困った時に相談できるパー トナーができた」の回答があったほか、派遣された右腕にとっても、復興への貢献機会だ 2 けでなく、新たなキャリア開発の機会となっているようです。 (※1)「右腕派遣プログラム」追跡調査 http://www.etic.or.jp/drive/labo/1873 ■右腕派遣プログラムの特徴 右腕派遣プログラムは、地域ならではの資源や特性を活かしながら、新しい顧客やマーケ ットを生み出していく事業に挑まれているリーダーの皆さまを、以下のような形でサポー トしていきます。 1)コーディネーターによるサポート 専属コーディネーターが、取り組む事業の現状やビジョン、抱えている課題や求めている 人材像をヒアリングし、必要な人材ニーズを明確にしながら、適切な人材のマッチングが できるようサポートしていきます。また、右腕の目標設定サポート、メディアの取材や支 援企業など外部リソースのコーディネーションなどを通じて、事業の成長を後押ししてい きます。 2)事業を推進する機会のサポート 専属コーディネーターが定期的に訪問し、コーチングをするほか、ETIC.が連携する企業の 知見を活かした事業ブラッシュアップの研修を開催しています。右腕に対しては、年4回 の合宿を開催、自身の成果についてのふりかえりや今の課題に対する行動の変化を考える 機会となっています。 3)活動支援金のサポート 派遣する右腕は、原則として有償ボランティア(場合によっては業務委託契約)での参画 となります。最大1年間という長期にわたる活動を継続するために、その活動を支援する ための活動支援金の負担を、受入団体側にお願いをしております。その際に、事業立ち上 げ期の受入団体側の負担を軽減し、また参画する右腕の生活を支援するために、ETIC.では 受入団体側が負担する活動支援金と同額分を、月 15 万円を上限として、右腕人材にお支払 いいたします。なお、右腕に支払う活動支援金の総額の下限は、月 15 万円とさせていただ きます(受入団体側の負担は最低月 7 万 5 千円となります) 。ただし、派遣する右腕が学生 の場合には、活動支援金は一律月 10 万円とし、ETIC.がお支払いする額は、月 5 万円とさ せていただきます。 3 ※活動支援金の特別支援枠について ただし、以下の全ての要件に当てはまる立ち上げ期のプロジェクトについては、選考によ って、受入団体側が右腕に支払う額とは関係なく、活動支援金月 15 万円(学生の場合は月 10 万円)を支給する場合があります(毎期若干数) 。 ①事業開始から 3 年以内の団体 ②「右腕派遣プログラム」の利用が初めて、または 1 回のみの団体 ③応募段階において、リーダーが 40 歳未満の被災三県出身者(U ターン含む) 、もしくは被 災当時、当該地域に住居していた方 ■対象となる団体と条件 1)持続可能性を見据えた事業であること 不確実性さはありながらも自立的に中長期単位で事業継続を図っていこうとする意思のあ る団体への支援を強化していきます。これは自主事業収入だけではなく、寄付など継続的 なファンドレイジングを見込める団体も含みます。 「持続可能である」ということは、地域 へ継続的に価値を提供し続けられ、更に雇用の安定や拡大などにも結びつくことが期待さ れます。そのため、単年度あるいは時限的なプロジェクトは対象外とさせていただきます。 2)右腕の住居を用意いただくこと 右腕住居用にて借り上げて頂くか、仮設住宅などでも構いません。既にある住居でも可能 です。住居費については受入団体側のご負担でお願いします。なお、新規に住居を借りる 際に、その実費分を住宅手当として受入団体側に負担いただき、右腕自身が借り手として 契約する形でも構いません。 ■選考について 選考は、ap bank と ETIC.と外部審査員が共同で設置する選考委員会が行います。地域課題 解決に繋がる取り組みであるか、地域への波及効果やインパクトがあるか、事業に独自性 や新規性があるか、持続可能な事業であるか、右腕の参画によって事業が加速されるか、 などを総合的に判断します。 4 ■第 1 期スケジュール 3/14(金):公募開始 4/14 (月):公募締切 4/18(金):1 次選考結果のご連絡 4/21(月)~5/13(木)1 次選考通過団体様への現地ヒアリングをさせていただきます 5/16(木):2 次選考結果のご連絡 5/調整中:最終選考会(リーダーの方に事業プレゼンテーションを行っていただきます: 仙台予定) 5/調整中:最終選考結果のご連絡 6/28(土):マッチングフェア(東京にて行います) 10 月前後:右腕の活動開始 (エントリー状況やエントリー者によって開始時期は前後します) ※スケジュール上の留意点 ・1 次選考通過団体様へ:4/21(月)~5/13(木)の現地ヒアリングスケジュール調整へのご協 力をお願いします。 ・2 次選考通過団体様へ:5/調整中に仙台で行われるリーダープレゼンテーションのご登壇 (最終選考会)をお願いします。 ・採択団体様へ:6/28(土)東京で行われるマッチングフェアへのご登壇をお願いします。 ■応募概要 ・応募方法:みちのく仕事・派遣先プロジェクト公募ページの応募フォームにご記入いた だいた方に、メールにて参画申請書をお送りいたします。ご記入後、下記アドレスまで ご提出ください。 ⇒みちのく仕事 WEB サイト・派遣先プロジェクト公募ページ http://michinokushigoto.jp/project-recruit ⇒参画申請書送信先アドレス(担当・田村) : [email protected] ・募集件数:最大で 15 件程度 ・応募締切:4 月 14 日(月)24 時 5 ■今後の右腕派遣プログラムのご応募について 第 2 期公募:7 月中旬~8 月中旬 第 3 期公募:11 月上旬~12 月上旬 ※現時点での予定となりますので、公募時期の変更の可能性もあります。ご了承ください。 ■応募に関するお問い合わせ こちらのフォームからお願いいたします。 http://michinokushigoto.jp/contact 6
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