ジャパン・ソサエティー(JS) を通じて 東日本大震災復興

<プレス・リリース>
2014年11月11日
プレス担当:
塩原邦子([email protected] / 212-715-1249)
シャノン・ジャウエット([email protected] / 212-715-1205)
ジャパン・ソサエティー(JS) を通じて
東日本大震災復興支援を行ってきた大リーガー達
〜被災地支援団体が大リーガーに活動報告〜
2015 年 11 月、約 8 年ぶりにメジャーリーグベースボール(MLB)のオールスターチームが来日し、日米野球ゲームが
行われます。これまで大々的には発表をしてきませんでしたが、大リーガー達は「MLB 選手会トラスト(Major League
Baseball Players Trust)」という MLB 選手会の中で選手を代表して慈善事業を行う組織を通じて、JS の運営する東日
本大震災復興ための支援基金「Japan Earthquake Relief Fund (JERF)」に多額の寄付を行ってきました。
JSとMLB選手会トラストは、この度の日米オールスターゲームに合わせた選手の来日を機に、支援金付与先団体が
選手達に活動内容についての説明を行う活動報告会を開催します。また大リーガー選手の数人は、支援先団体の一
つである福島県有機農業ネットワークが福島の有機野菜の販売と農業者と首都圏の人々との交流を促進するために
開設した「ふくしまオルガン堂下北沢」を訪問し、有機栽培による果物や野菜を試食します。
2011 年 3 月の東日本大震災発生後、MLB 選手会トラストは、甚大な被害を被った被災地の支援をするために 100 万
ドルの寄付を行うことを決定。寄付総額の 6 割は、ニューヨークに本拠を置く日米交流団体であるジャパン・ソサエティ
ー(JS)の Japan Earthquake Relief Fund (東日本大震災支援基金、通称:JERF)を通じて、東北で復興活動を 5 つの
団体、アショカ・ジャパン、ETIC(エティック)、福島県有機農業ネットワーク、岩手県と福島県の心のケア事業に付与さ
れました。
ジェレミー・ガスリー選手(カンザスシティ・ロイヤルズ投手・MLB 選手会トラスト理事)から以下のコメントが寄せられて
います。
「我々メジャーリーガーが(東北の)被災地の支援を行うにあたり、一番支援を必要としていた分野と団体へと繋げてく
れたジャパン・ソサエティーに、メジャーリーガー代表として心より感謝を申し上げます。自分たちの支援がどのような形
で被災者の方々の役に立っているのか、仲間とともに東京で当事者から直に話を聞くことを心待ちにしています。東北
で継続をして活動を行っている、我々のパートナーともいえる団体の活動を、日本だけでなく世界の人に知ってもらい、
少しでも多くの人たちが彼らの活動に啓発されて、被災地の助けとなっていくことを祈っています。」
【イベント詳細】
11 月 14 日(金)
ふくしまオルガン堂下北沢 訪問
時間:午前 10 時 30 分頃を予定
場所:東京都世田谷区代田 4ー44ー2
参加選手:
クリス・カプアーノ選手(夫人同伴)、(ニューヨーク・ヤンキーズ)
page 1 of 3
ジェレミー・ガスリー選手(カンザスシティー・ロイヤルズ)
11 月 15 日(土)
支援先団体による報告会
支援先団体が、選手たちに活動内容を説明。質疑応答も行われます。
時間:午後3時15分
場所: 東京ドーム、メディア用インタビュー・ルーム
参加選手(予定):
クリス・カプアーノ選手(ニューヨーク・ヤンキーズ)
マーク・メランコン選手(ピッツバーグ・パイレーツ)
和田毅選手(シカゴ・カブス)
岩隈久志選手(シアトル・マリナーズ)
*詳細はお問い合わせください
両イベントに関するお問い合わせ連絡先:
宮本文子 (ジャパン・ソサエティー政策プロジェクト部担当者)
E メール: [email protected]
日本携帯:080-5892-3402(11 月 10 日以降)
ジャパン・ソサエティー(JS)とは:
JSは、1907年(明治40年)にニューヨークに設立された米国の民間非営利団体です。全米最大の規模を誇る日米
交流団体として、両国間の相互理解と友好関係を促進するため、多岐に渡る活動を続け2007年に創立100周年を
迎えました。その活動範囲は、政治・経済、芸術・文化、日本語教育など幅広い分野にまたがる各種事業や人物交流
などを通じて、グローバルな視点から日本理解を促すと同時に、日米関係を深く考察する機会を提供しています。今日、
JS は日米の個人・法人会員をはじめ、政財界のリーダー、アーティスト、教育関係者、学生など様々な参加者を対象
に年間100件以上のプログラムを提供しています。1907年の創立以来、JS が企画・開催した展覧会、舞台公演、映
画上映会、講演、試食・試飲会、シンポジウム、国際会議、セミナー、ワークショップは数千件にのぼります。
JERF とは:
JSでは、東日本大震災の被災地にむけて支援金を送るための「The Japan Earthquake Relief Fund」(以下、JERF)を
震災発生直後の2011年3月11日に開設し、2014年9月3日現在、本基金には総額約1389万ドルの寄付金が2万
3千6百件以上の寄付を通じて集まりました。これまでに合計1363万ドルの支援金が、43の団体による64のプロジ
ェクトに付与されています。詳細は http://www.japansociety.org/earthquake をご参照ください。
MLB 選手会トラスト支援先団体概要:
アショカ・ジャパン:
社会起業家の活動を通じて社会問題の解決を推進するアショカ・ジャパンでは、中高生、大学生を対象に、東北ユース
ベンチャーを開始。ユースベンチャーとは、「若者の可能性を引き出し、エンパワーすることによって社会を革新する」と
いう取り組みです。参加した若者は、東北復興支援のために創造的かつイノベーティブなプロジェクトを提案。良いアイ
ディアの場合には、プロジェクト立ち上げ資金の提供を受けられます。 http://japan.ashoka.org/
ETIC(エティック):
社会起業家を含む若手起業家の育成に実績があるエティック(ETIC) は、震災発生直後は、震災弱者(高齢者、障碍者、
難病患者など)の支援。その後は被災地の復興・地域活性化のために地元の産業、起業家、非営利団体を支援する
「震災復興リーダー支援プロジェクト」を立ち上げ、やる気のある有能な若者を被災地のリーダーたちのもとに送ってい
ます。震災発生から 4 年近くとなり、被災地の自立的復興のために、人的資源(専門家や大学生インターン、企業ボラ
page 2 of 3
ンティア、右腕的役割を担う派遣員、地元の若者等)を、地域住民や事業者主体の事業・プロジェクトにつなげる「ハブ
(まちの人事部)」の構築を東北の4地域で行い、地域復興のモデルとなる事業の創出を目指しています。また JS と協
働し、復興に関わる東北と米国のリーダーによる交流プログラムを行っています。
http://www.etic.or.jp/
福島県有機農業ネットワーク:
福島県有機農業ネットワークは、福島県での有機農業の推進のために、有機農業者、農業科学者、消費者、卸売業者
により構成されており、地元の農地の汚染除去と農作物の販売経路の新規開拓、風評被害の減少するために福島訪
問プログラムの開発を行っています。http://www.farm-n.jp/yuuki/
岩手県心のケアプログラム:
米国日本人医師会を通じて岩手県大槌町で心のケアを提供する非営利団体「心の架け橋いわて こころがけ」、ならび
に福島県相馬市で心のケアを提供する「相馬広域こころのケアセンターなごみ」を支援しています。
http://www.kokorogake.org/?page_id=42
JERF そのほかの支援先団体詳細について
震災から三年半以上が経過しましたが、JSでは被災地の復興と経済の活性化に役立つ長期的支援を視野に入れな
がら支援先の決定を行ってきました。現在も支援を続けている過去の支援金付与先とは定期的に連絡をとり、活動状
況の報告を綿密に受けております。各団体の活動状況は随時、JSウェブサイト
http://www.japansociety.org/page/earthquake/updates_from_japan にて発表しております。
以上
***
page 3 of 3