今日の学習内容 ◎ ファイルとディレクトリ(続)(pp.34-36) ◎ 色々なUNIXのコマンド(pp.203-209) 今日の基礎教養セミナ講演会 ◎ Yahooの坂本さん ◎ 3コマ(13:10~)、A204 ディレクトリ(復習) ●UNIXファイルシステムにはファイルとディレクトリがあ り、ツリー状の階層型構造をしている ●ツリー構造の頂点(ツリー構造の根の部分) 一番上の唯一のディレクトリをルートディレクトリと呼ぶ ●ルートディレクトリから任意のディレクトリへの経路 (path)は一意に決まる ●あるディレクトリのすぐ上にあるディレクトリは一意 ●ディレクトリとディレクトリ、ディレクトリとファイルの間 は「/」で区切る ディレクトリ名(復習) ◎親ディレクトリ( 「..」 と書く): あるファイルやディレクトリから見て、それらを保存し ているディレクトリ ◎子ディレクトリ: 親ディレクトリが保存しているディレクトリ ◎ルートディレクトリ(「 / 」と書く): すべてのファイルの親 ◎カレントディレクトリ(「. 」と書く): 利用者が現在作業中のディレクトリ ◎ホームディレクトリ(「 ~ 」と書く): UNIX(or Linux)マシンをログインした直後のカレント ディレクトリ ディレクトリのパス名(絶対パス名) ◎ルートディレクトリ「/」から指定ファイルまでの経路に あるディレクトリをすべて書いたもの 例1:/home/a01001ty/Desktop/sample.jpg (p.35の図3.2を参照) 例2:皆さんのホームディレクトルの絶対パス: /home/sys/s1910?? ⇒ 例えば:/home/sys/s191030 例3:/home/staff/wuhy/public_html/test.html 絶対パスの例 / … bin … staff s191001 test1.tex etc home lib var sys … s191030 … … test3.tex ルートディレクトリ IP1 kadai s191059 各自のホームディレクトリ TeX1 TeX2 kadai kadai.tex ディレクトリのパス名(相対パス名) ◎あるディレクトリから指定ファイルまでの相対的な経路 にあるディレクトリを書いたもの 例4:ホームディレクトリが/home/a01001tyである時例1の相 対パス名:Desktop/sample.jpg 例4’:ホームディレクトリ(a01001ty)からの例1の相対パス 名:Desktop/sample.jpg (p.35の図3.2を参照) 例5:私がホームディレクトリが/home/staff/wuhyである時 例3の相対パス名:public_html/test.html or ./public_html/test.html 例5’:任意のユーザなら:~wuhy/public_html/test.html 例6: s191030がホームディレクトリ(s191030)からの kadai4_30.texの相対パス名: kadai /kadai4_30.tex or ./kadai/kadai4_30.tex 例6’:任意のユーザなら:~s191030/kadai/kadai4_30.tex 相対パスの例 / … bin staff s191001 etc … home ルートディレクトリ lib var sys … s191030 … IP1のディレクトリから test1.tex … test3.tex IP1 kadai s191059 ホームディレクトリから TeX1 TeX2 kadai kadai4_30.tex ファイル名とファイル情報の表示 ◎ ファイル名の確認 ls: (LiSt) ls [options] [files(dirs)] options: -l 名前以外の詳細な情報も表示(Long) 例:ls -l -a 全てのファイル名を表示(All)、先頭がピリオド”.”であ るファイルも表示 例:ls -a -t 最終修正日付の新しい順に表示(Time) 例:ls -t -F ディレクトリには“/”、実行ファイルには“*”をファイル 名の末尾につけて表示(File type) 例:ls -F ●複数のオプション指定では、2番目以降の“-”を省略 例:ls -lF ●emacsで作ったテキストファイルはtest1.texとkadai4_??.texなど の名前で保存したならば、端末で ls を入力すると、 test1.tex とkadai4_??.tex , IP1_emacs.texなどファイル名が表示される ファイルの内容の表示 ◎文章ファイルの内容表示 cat: (conCATenate) 例: cat test1.tex 例: cat kadai4_??.tex (注:??は自分の学籍番号の右2桁) 注:前回emacsで作ったテキストファイルはtest1.texと kadai4_??.texという名前で保存した ◎文章ファイルの内容の画面単位での表示more: 例: more kadai4_??.tex(注:??は自分の学籍番号の右2桁) リターンキーを押すと、次の行を表示 スペースキーを押すと、次の画面を表示 Bキーを押すと、前画面を表示 Qキーを押すと、表示終了 ファイルのコピー ◎ファイルのコピー cp: (CoPy) 例: cp test1.tex test0.tex 確認: ls → test1.tex test2.tex test3.tex test0.tex 例: cp test1.tex test10.tex 確認: ls → test1.tex test2.tex test3.tex test10.tex test0.tex ls -l (保存時間、日、サイズを確認できる) 複数のファイルの連結 ◎複数のファイルの連結: cat file1 file2 > fileall 例1: cat test1.tex test0.tex > testall.tex ファイル名を確認: ls 中身を確認: cat testall.tex 例2: cat test1.tex IP1_emacs.tex > testall.tex 中身を確認: cat testall.tex more testall.tex プラスα: cat test1.tex IP1_emacs.tex > > testall.tex 中身を確認: cat testall.tex ファイル名の変更 ◎ファイル名の変更 mv: (MoVe) 例: mv test10.tex letter.tex 確認: ls → letter.tex test1.tex test2.tex test3.tex test0.tex 注意: この場合元のファイル(test10.tex)がなくなる!!! ファイルの削除 ◎ファイルの削除 rm: (ReMove) 例:確認: ls → test1.tex test2.tex test3.tex test0.tex letter.tex letter.tex削除: rm letter.tex 再確認: ls → test1.tex test2.tex test3.tex test0.tex 注意: 削除されたファイル(letter.tex)は復帰できない!!! ディレクトリの操作 ◎カレントディレクトリを表示 pwd: (Print Working Directory) 例: pwd ◎ディレクトリを作る mkdir: (MaKe Directory) 確認: ls (IP1とtmp両ファイル名がなし) 例: mkdir IP1 mkdir tmp 再確認: ls (IP1とtmp両ファイル名があり) ls -F (IP1とtmp両ディレクトリがあり) ◎ディレクトリを削除 (rmdir tmp 確認 ls) ディレクトリの移動 ●カレントワーキングディレクトリの移動 cd dir (Change Directory) ◎親ディレクトリへ移動 (cd .. 確認 pwd) ◎ホームディレクトリへ移動 (cd 確認 pwd) ◎ルートディレクトリへ移動 (cd / 確認 pwd) ◎ホームディレクトリへ移動 (cd 確認 pwd) ◎ディレクトリIP1へ移動 (cd IP1 確認 pwd) ◎ホームディレクトリへ移動 (cd 確認 pwd) ▲ファイルのコピー: cp kadai4_??.tex IP1/ ◎ホームディレクトリからIP1へ移動 (cd IP1 確認 pwd) ls より kadai4_??.texファイルがあるかを確認 ◎二つ上のディレクトリへ移動( cd ../.. 確認 pwd) 課題4の提出準備 1.ホームディレクトリの下に新しいディレクトリ (例:kadai)を作る 2.作ったディレクトリ(例:kadai)の下へ、emacsで作った 課題4のテキストファイル(例:kadai4_??.tex)をコピー する 課題4の提出方法 各自のTA宛に作成したemacsのファイルを添付しながら、以下の ようなメールを送ってください 提出期限:5月22日(木) 17:00まで メールの内容: 私は(名前)と申します。 学生籍番号は601910??です。 課題4のファイル(ファイル名)はディレクトリ(絶対パスを記 入してください)の下に保存しています。 また、このファイルは私のホームディレクトリからの相対パス が(相対パスを記入してください)になります。 #メールの件名:課題4(学籍番号) オンラインマニュアル 余裕のある人へ ◎オンラインマニュアルの表示(man) 一般的に: man AAA or jman AAA 場合によって: AAA -h or AAA -help を入力すれば、オンラインマニュアルより AAAコマン ドの利用方法が端末のウィンドウに表示される 例:man ls ・時々英文のマニュアルが出るが、ゆっくり読んで下さい (pp. 215-216参照)
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