数学とは 工学・技術・科学の道具である 質点・バネ・ダンパー系の運動方程式 . . . x˙ = v mv˙ = −bv − kx + f (t) . 数値計算 . .. 平井 慎一 LCR 系の回路方程式 q˙ = i 立命館大学 ロボティクス学科 Li˙ = −Ri − 1 q + V (t) C ⇓ 数学的に同じ構造であることがわかる 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数値計算 1 / 17 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数値計算 5 / 17 数学とは 数学とは 工学・技術・科学の道具である 数学とは 微分と積分(特に微分) 線形代数(行列とベクトル) 工学・技術・科学の言語である. 工学・技術・科学の道具である. 応用数学 I 応用数学 II 数値計算 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数値計算 2 / 17 微分方程式 複素数と複素関数 数値的に数学の問題を解く方法 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数値計算 6 / 17 数学とは 数学とは 工学・技術・科学の道具である 工学・技術・科学の道具である 質点・バネ・ダンパー系 k m 一般論は不要(後からで OK) 説明が必要.証明は不要 f(t) b 力学,電子回路,制御工学等とのつながりを意識する LCR 回路 L いろいろな道具を試してみる C V(t) R 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数値計算 3 / 17 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数学とは 数値計算 7 / 17 なぜ数値計算 工学・技術・科学の道具である 解析解と数値解 微分方程式 dx = −2x dt 質点・バネ・ダンパー系の運動方程式 m¨ x = f (t) − b x˙ − kx LCR 系の回路方程式 V (t) − Li˙ − Ri − 1 C ∫ 解析的に解く:式の変形を通して解を求める. t i(τ ) dτ = 0 0 解析解: x(t) = x(0)e −2t 微分方程式という道具でモデリングできる 任意の初期値に対して成り立つ. 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数値計算 4 / 17 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数値計算 8 / 17 なぜ数値計算 なぜ数値計算 いろいろな見方 解析解と数値解 数値的に解く:数値の列で解を表す 数値解の例:オイラー法,微分方程式の初期値 x(0) = 1.00 t 0.000000 0.100000 0.200000 0.300000 0.400000 0.500000 0.600000 0.700000 0.800000 0.900000 1.000000 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) c x 1.000000 0.818567 0.670052 0.548482 0.448969 0.367511 0.300833 0.246252 0.201573 0.165001 0.135065 b a a 2 + b 2 = c2 数値計算 9 / 17 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数値計算 13 / 17 なぜ数値計算 なぜ数値計算 いろいろな見方 解析解と数値解 1.2 1 1 0.8 0.8 0.6 0.6 x x b 1.2 0.4 0.4 0.2 0.2 0 0 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 b b b 0 0.2 0.4 t 0.6 0.8 c 数値計算 a 10 / 17 b a 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) a c b 1 数値解 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) c a t 解析解 b c a a a a b 数値計算 14 / 17 なぜ数値計算 なぜ数値計算 いろいろな見方 なぜ数値計算 二自由度リンク機構 l2 y lc2 l1 b link 1 θ1 pc pb p θ2 joint 2 lc1 joint 1 c link 2 a pa x pa 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数値計算 11 / 17 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) なぜ数値計算 数値計算 b c a + pb - pc = 0 2 2 2 15 / 17 講義内容 なぜ数値計算 講義内容 二自由度リンク機構の運動方程式 H11 θ¨1 + H12 θ¨2 = h12 θ˙2 + 2h12 θ˙1 θ˙2 − G1 − G12 + τ1 , 常微分方程式 2 ただし B H22 θ¨2 + H12 θ¨1 = −h12 θ˙12 − G12 + τ2 連立一次方程式 2 2 H11 = J1 + m1 lc1 + J2 + m2 (l12 + lc2 + 2l1 lc2 cos θ2 ) 2 H12 = J2 + m2 (lc2 + l1 lc2 cos θ2 ) 2 H22 = J2 + m2 lc2 h12 = m2 l1 lc2 sin θ2 G1 = (m1 lc1 + m2 l1 ) g cos θ1 G12 = m2 lc2 g cos(θ1 + θ2 ) 射影 補間 有限要素法 確率的アルゴリズム フーリエ変換 標準形,ルンゲクッタ法 ルンゲクッタフェールベルグ法,CSM LU 分解,ピボット選択 三角行列,コレスキー分解 射影行列,グラム・シュミットの直交化 区分線形補間,スプライン補間 形状関数,剛性行列,ビームの静的変形 慣性行列,ビームの動的変形 乱数,モンテカルロ法 離散フーリエ変換,高速フーリエ変換 マッチドフィルタ,位相限定相関法 解析的に解くことができない 数値的に解く (シミュレーション) 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数値計算 12 / 17 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数値計算 16 / 17 講義内容 資料等 http://www.ritsumei.ac.jp/se/˜hirai/ 「講義」→「2014 年度」「数値計算」をクリック 第 1 刷には誤りが多数あるので, 第 2 刷を使ってください. 平井 慎一 (立命館大学 ロボティクス学科) 数値計算 17 / 17
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