8 第2講 !次関数・図形と方程式 ⑴ 例題 2・1 2A 次方程式 A − 2 a + 4 − a = 0A が A0 < < 4A の範囲に相異なる A2A つの実数解を もつような実数の定数 AaA の値の範囲を求めよ. 考え方 f = − 2 a + 4 − a A とおいて A = f A のグラフを考察する. f = 0A を満たす実数 AA は,A = f A のグラフと AA 軸 A = 0A と の共有点の AA 座標であるから, 「 = f A のグラフと A A 軸が A 0 < < 4 の範囲の相異なる A2A 点を共有する」 ような AaA の値の範囲を求める. 【解答】 与えられた A2A 次方程式の左辺を A f A とおく. f = − 2 a + 4 − a = − a + 4 − 2 a であるので,A f = 0A が A0 < < 4A の範囲に相異なる A2A つの実数解を もつ条件は 4 − 2 a < 0, ☜ 頂点の AA 座標が負. 頂点の AA 座標が A = 0A と A 0 < a < 4, = 4A の間. f 0 = 4 − a > 0, f 0,A f 4A がともに正. f 4 = − a − 8 a + 20 > 0. これら A4A 条件がすべて成り立 1A 番目と A3A 番目の不等式をまとめると A2 < a < 4A となり, てば,A = f A のグラフは上の 2 < a < 4, 図のようになる. 0 < a < 4, − a + 10 a − 2 > 0. よって,A 与えられた条件を満たす AaA の値の範囲は 2 < a < 2. …(答) ☜ 9 例題 2・2 A 平面上で不等式 A0 ≦ ≦ 4 − A の表す領域を ADA とする. 点 A ,A A が領域 ADA を動くとき,A + A のとり得る値の範囲を求めよ. 考え方 不等式 A ≦ 4 − A の表す領域は,A 放物線 A = 4 − A およびその下側 A (A 座標の小さい側)A である. そのうち AA 座標が A0A 以上である部分が領域 ADA である. + A の値を AkA とおいて得られる直線 A = − + kA において,A kA は AA 切片である.傾きが A − 1A であ るこの直線と領域 ADA が共有点をもつような AkA の範囲が求めるものである. 【解答】 + = kA とおくと = − + k. …① 領域 ADA は次の図の網目の部分 A(境界を含む)A となる. ☜ 領 域 A DA の 点 A ,A A に 対 し て,A その点を通って傾きが A − 1A の直線を引くと,A 直線の A A 切片 + A のとり得る値の範囲は 「領域 ADA と直線 ① が共有点をもつ」 … * ような実数 AkA の集合である. が A kA (つまり A + )A となる.こ のことから点 A ,A A が A DA を動 くときの AkA のとり得る値の範囲 を求める. ! = − + kA と A = 4 − A から AA を消去すると − + k − 4 = 0. ☜ kA が最大となるのは, …② この A2A 次方程式が重解をもつ条件は − 1 − 4 k − 4 = 0. 放物線 = 4− , 直 線 =− +k が接する場合である. ☜ ② の A 2A 解が A α,A αA であるとす 1 17 A となり,A ② の重解は A = . したがって,A k = 2 4 る.解と係数の関係 1 17 A のとき直線 A = − + kA と − 2 < < 2A であるので,A k = 2 4 から Aα,A kA を求めてもよい. α + α = 1, α ⋅ α = k −4 10 放物線 A = 4 − A は接し,A その接点は ADA 上にある. " 直線 A = − + kA が点 A − 2,A 0A を通るとき ☜ kA が最小となるのは,A 直線 ① が点 A − 2,A 0A を通るときであ k = + = − 2. !,A " の結果と,A 直線 ① の傾きが A − 1,A A 切片が A kA であることか ら, * −2 ≦ k ≦ 17 4 となり,A + A のとり得る値の範囲は −2 ≦ + ≦ 17 . 4 …(答) る. 12 練 習 2・1 kA を実数の定数とする.次の方程式について考える. −4 − k = 0 k = 3A のとき,A 方程式 ⑴ ⑵ 方程式 * * … * を解け. が相異なる A3A つの実数解をもつような AkA の値の範囲を求めよ. 2・2 a,A bA は実数であるとする. 座標平面上に A2A 点 AA2,A 0,A B0,A 2A と = − a + 1 + b の表す放物線 ACA がある. 線分 AABA (両端を含む)A と放物線 ACA が相異なる A2A つの点で交わるような点 A a,A b A の 存在する範囲を図示せよ.
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