糖尿病と癌との関係

糖尿病と癌との関係
糖尿病の患者さんは癌のリスクが高いのではな
いか?
2000年後半から疑われ、2010年アメリカ糖尿
病学会(ADA)アメリカ癌学会(ACS)が合同で
レポートを発表しました。
これを受け、日本糖尿病学会と日本癌学会は専
門家による合同委員会を設立し、2011年から8
研究計33万人のサブ解析をもとに、日本人にお
ける癌のリスクを算出し、2013年発表しました。
結論
糖尿病は大腸がん(x1.3)すい臓がん(x1.8)
肝臓がん(x2.5)乳がん(x1.2)子宮内膜癌(x2.1)
膀胱がん(x1.2)のリスクとなる。
前立腺がんのリスクはやや下がる(x0.84)
その他の癌については不明
高インスリン血症・炎症・高血糖などが発がんに
悪影響を与えている可能性がある。
健康的な食事・運動・体重コントロールなどで罹
患リスクを減らせる可能性がある
糖尿病患者は定期的な癌のスクリーニングを受け
ることを推奨される。
がん検診
推奨されること