仕様書 (202KB)

緊急雇用創出推進事業(地域人づくり事業)
仕 様 書
事業名称:在宅サービス介護人材育成事業業務委託
1 緊急雇用創出推進事業について
(1)事業目的
この事業は、失業者の就職に向けた支援であり、地域の企業等で就職するために必要な
知識・技術を習得させるための人材育成を行うことを目的とする。
(2)事業所において日常の業務を行いながら基礎的知識や技術を習得させるOJTと、一時的
に職場を離れ、座学等により労働に係る知識や関連する業務の講習を受講させる等のOFF
-JTを実施し、人材育成を行う事業を市の委託事業として実施する。
2 事業実施について
(1)事業期間について
事業期間は、契約締結の日から平成27年3月31日までとする。
(2)新規雇用失業者数
新規に雇用する失業者(以下「新規雇用失業者」という。)数は2名とする。
(3)新規雇用失業者の労働日数
新規雇用失業者の労働日数は、事業期間のうち132日以内とする。ただし、45日を
下回らないこととする。
45日を下回る場合は委託業務として成立しないものとする。
(4)事業費
①事業費総額は、新規雇用失業者1人あたり1,500(千円)程度を目処とする。
②対象とする経費は、新規雇用失業者の人件費(賃金、通勤手当等の諸手当、事業主負担
の健康保険料・厚生年金保険料、雇用保険料、児童手当拠出金・労災保険料)のほか、
作業服等の被服費、本事業に係る消耗品等の経費、新規雇用失業者を指導する既存雇用
者の賃金、OFF-JTに係る経費、これらに係る消費税とする。
③新規雇用失業者の人件費は、事業費総額の2分の1以上を占めること。
④OJT指導者による既存雇用者の賃金は、月5日程度とするが、新規雇用失業者がOFF-JT
の講習等受講中は、その日数を控除するなど配慮すること。
(5)新規雇用失業者の募集について
①受託者は、事業の目的に基づき、新規雇用失業者を雇用し、当該業務を実施すること。
②受託者は、失業者に広く就職の機会を提供するため、求人条件特記事項欄に市が指定す
る事項を記載した求人申込書をハローワークに提出するとともに、その求人票を公開し、
新規雇用失業者を募集すること。
③新規雇用失業者の選考にあたっては、雇用保険受給資格者証、廃業届、履歴書、職務経
歴書、その他失業であることを証明できるものの提示を求め失業者の要件を満たしてい
ることを確認すること。
(6)失業者の雇用について
①受託者は、雇用に際し新規雇用失業者と雇用契約書を締結し、労働条件等を通知するこ
と。
②新規雇用失業者に対し、OJT(受託事業所職場内研修、業務を通しての訓練・教育)と
OFF-JT(職場を離れての外部研修、座学や実務による訓練・教育)を組み合わせて人材
育成を実施すること。なお、当該研修・訓練時間は、労働時間として賃金を支払う必要
があるので留意すること。
③受託者は、新規雇用失業者を雇用した使用者として、労働基準法(昭和22年法律第
49号)、労働者災害補償保険法(昭和22年法律第50号)、職業安定法(昭和22
年法律第141号)、最低賃金法(昭和34年法律第137号)、その他関係法令を遵
守するとともに、これら法律の一切の責任を負い、かつ、責任をもって労務管理を行う
こと。
④新規雇用失業者が中途退職した際の欠員補充や雇用計画より採用が遅れた場合などは、
OJTやOFF-JT期間及び計画内容を十分検討するとともに、早急に市と協議すること。
なお、その場合も労働日数は遵守すること。
(7)新規雇用失業者の業務等について
①受託者は、新規雇用失業者に対し、提案した内容に基づきOJTやOFF-JTを組み合わせて
業務を実施すること。
②新規雇用失業者の研修・訓練内容は、単純で技能の向上に繋がらない作業は極力避け、
キャリア形成に資するものとする。また、研修・訓練にあっては、個々の適性を見極め
必要なアドバイス、雇用管理のもとで、効果的な人材育成となるよう工夫すること。
③受託者は、本事業に従事する新規雇用失業者を当該事業期間内に当該事業に関係しない
業務等に従事させてはならない。
④新規雇用失業者の労働時間は、原則就業規則上の正社員のフルタイム勤務と同等とする。
⑤新規雇用失業者の時間外勤務は、原則禁止とする。なお、業務上やむを得ない場合は、
市と事前に協議すること。
3 事業費の精算について
事業完了に伴う事業費の精算は、経費に係る証ひょう書類に基づき行い、実績額を確定す
る。(証ひょう書類の提出が伴わない経費は、事業費として認めない。)なお、実績額が
当初(変更)契約を下回った場合は、実績額により委託契約額を確定する。
4 帳簿等の整理
本委託事業の経理については、他の経理と明確に区分して帳簿及び全ての証ひょう書類を
整理し、収支の状況等を明らかにするとともに保存すること。
5 業務完了届
受託者は、業務が完了したときは、速やかに市に対して業務完了届を提出し、検査等を受
けること。また、次に掲げる事項を記載した実績報告書をその根拠となる証ひょう書類等を
添付して市に提出すること。(主に下記の書類等の写し)
ア 経費支出内訳書(見積書、請求書、その他)
イ 人件費内訳書(新規雇用失業者ごとに、一覧表形式で整理したもので、必要事項を記載
した賃金台帳等)及びその他労務管理に必要な書類
ウ OJT指導者に係る賃金台帳
エ 事業に従事した全従事者の勤務状況が確認できる書類(出勤簿、タイムカード等) オ 事業に従事した新規雇用失業者の雇用契約書及び労働条件通知書等
カ 事業に従事した新規雇用失業者の募集方法等が確認できる書類(ハローワークからの紹
介状、選考結果通知書等、新規雇用失業者の履歴書)
キ 事業に従事した新規雇用失業者が失業者であった状態が確認できる書類
ク 社会保険料等の納付状況が確認できる書類(社会保険料納付書、被保険者標準報酬額決
定通知書等)
ケ 事業に従事した新規雇用失業者に係る業務日誌
コ 事業に従事した新規雇用失業者のOJT(受託事業所で行う業務・研修・教育等)の写真
サ 事業に従事した新規雇用失業者に係るOFF-JT(外部研修・講習等)の一切の書類(例:
資格取得終了証書や受講証明書及び受講費支払い領収書等ほか)
シ 上記以外で、完了確認及び事業の適正執行の確認に必要と認められる書類
6 業務終了後の調査について
本委託業務が終了した1カ後の新規雇用失業者の状況について、市が調査をする場合があ
るので、その場合は調査に協力すること。
また、本事業に関するその他の調査があった場合についても協力をすること。
7 その他
この仕様書の定めのない事項については、必要に応じて市が指示するものとする。