Taro-H25.12月臨時会 会議録 .jt

社会教育委員会議
[事 務 局]
[開 催 日 時]
[開 催 場 所]
[出 席 者]
(委 員)
(事務局)
[公開の可否]
[傍 聴 者 数]
平成25年12月臨時会
会議録
伊勢原市教育委員会教育部社会教育課
平成25年12月25日(水) 午後3時~午後5時5分
伊勢原市立中央公民館3階 会議室A
佐伯委員(議長)、逢坂委員(副議長)、山元委員、田中委員、野﨑委員、
能條委員、藤田委員、鈴木委員、田本委員、石川委員、大谷委員、
柴田委員、長塚委員
鈴木教育長、吉野教育部長、相原社会教育課長、鍛代文化財課長
岩田図書館・子ども科学館長、目黒スポーツ課長、山口青少年課長
指導室長、塩川教育センター所長
社会教育課(吉川副主幹、伊藤主査)
公開可
3人
〈審議の経過〉
1 開会 … 社会教育課長
2
あいさつ
(1) 議長あいさつ
(2) 教育部長あいさつ(教育長代理)
3
議事
(1) 協議事項
議
市立公民館における今後の管理運営体制について
長
本日の協議事項「市立公民館における今後の管理運営体制について」、事務局
から説明をお願いしたい。
事務局
〈社会教育課長〉
9月定例会では、発足した市政調査会から受けている提言内容、公共施設の
在り方検討作業部会の会議概要について説明させていただいた。
また、県下各市の公民館管理運営状況と課題、伊勢原市の公民館使用料の試
算案の資料等を示し、公民館有料化について、一定の御理解をいただいたもの
と受け止めている。
本日は現在策定中の計画案に、社会教育行政に関係する取組が掲げられてい
るものがあり、その内容を中心に説明したい。
9月定例会の資料と併せて、将来の社会教育行政のあるべき姿を見据えてい
ただき、公民館の有料化や管理運営体制はどうあるべきか、この会議の中で意
見集約ができればと考えている。
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事務局
〈配付資料に基づき、次の事項を説明〉
・(仮称)伊勢原市財政健全化計画(案)[資料1]
現在策定中の(仮称)伊勢原市財政健全化計画(案)の概要及び取組の基本
方針として示されている「財源の確保(受益者負担の適正化)」、「公共施設の運
営・配置の適正化」について説明した。
・(仮称)伊勢原市第四次行財政改革推進計画[資料2]
現在策定中の(仮称)伊勢原市第四次行財政改革推進計画(案)の概要及び
社会教育行政の関係部分について説明した。
・伊勢原市定員管理計画(案)[資料3]
現在策定中の伊勢原市定員適正化計画(案)の概要及び社会教育課における
今後の定員管理の考え方について説明した。
・公民館有料化に関するこれまでの議論の整理[資料4]
これまでの市立公民館有料化に関する議論の経過を時系列で説明した。
・公民館使用料徴収自治体調査結果[資料5]
平成25年11月5日に視察した秦野市本町公民館での調査結果を報告した。
議長
只今、事務局から3つの計画案を踏まえた市立公民館有料化に向けた考え方
について説明していただいた。受益者負担の適正化や公共施設の運営配置の適
正化等が盛り込まれているが、社会教育施設である公民館の将来のあるべき姿
を考えた場合、今後の方向性、管理運営体制はどうあるべきか、皆様の忌憚の
ない意見を伺いたい。
委員
市全体を見たときに、受益者負担に相当するようなサービスは多々あると思
う。公民館の受益者負担以外に有料化が具体的に俎上に上がっているものがあ
るのかを聞きたい。
秦野市のケースは、本市の利用料を設定する際に参考になるものだが、収入
総額から経費を差し引いた実収入は総収入の2割程度に止まっている。前回の
会議で提示された資料によれば、伊勢原市の7つの公民館の料金設定では光熱
費を基準に考えられていたが、秦野市のように収入総額や経費を想定したとこ
ろまでの試算はされているのか。
事務局
〈社会教育課長〉
平成14年度に公共施設の有料化について諮問させていただいたときも、青
少年センター等の他の施設を含めて検討していただき、有料化もやむなしとの
答申をいただいている。策定中の次期の行財政改革推進計画では、貸出しする
公共施設全体の受益者負担の取組が考えられており、「受益者負担の適正化」と
いった取組以外に「公民館等無料貸出公共施設の有料化」と明記されている。
本来であれば、公共施設全体の在り方を整理した中で、それぞれの施設の適
切な単価を決定すべきだと思うが、市政調査会からの意見を踏まえた計画では、
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できるものから進めていくというような形になっている。
収入の関係については、 減免の対象や減免率の考え方にもよるが、行革の関
係で提出した資料では、中央公民館だけで250万円程度の収入を見込んだ試
算をしている。
教育部長
若干補足させていただくが、できる施設から有料化するという考え方もある
が、私としては、できれば公民館を含めた対象施設全てを同じ時期にスタート
させたいと考えている。
料金設定については、平成17年7月から有料化を実施した秦野市では、企
画部門から料金算出における統一的な方針が示されている。確認したところ、
光熱水費を含めた直接経費の2分の1を目安に使用料を設定し、算出された平
方メートル当たりの単価に部屋の面積を乗じて算定していると聞いている。そ
れぞれの施設の料金設定がまちまちではいけないので、一度、企画部門にフィ
ードバックさせて、どのような料金設定が望ましいのか、一定の方針を出して
いただく手続きを行いたいと考えている。
その方針に従って試算をすれば、収益がどの程度見込めるかが算出できるが、
現時点で収益がどの程度かといった議論は早いように思う。
委員
私も対象施設が次々と有料化をするのは問題があると思う。公共施設の有料
化については、多少時期が遅れたとしても足並みをそろえて使用料の問題を考
えていくべきであり、教育部長の意見が妥当だと思う。
このまま有料化せずに運営することが理想ではあるが、市の財政事情を考え
ると財源を増やすことも考えていかなくてはならない。隣接の他市でも有料化
を進めているところがあるので、秦野市以外の市町の例も研究していただき、
このような施設を市民が末永く利用できるような検討を進めてほしい。
委員
市民の活動を活発化させるには無料のままが良いと考えていたが、市の財政
状況を考えれば、有料化もやむを得ないと思う。冷暖房の関係もあり、光熱費
を基準に使用料を設定するのは理解できる。
公共施設の有料化による収入は微々たるもので、利用する側の意識的なもの
に過ぎない。どうしたら公共施設の経費削減ができるのかを考えていく必要が
あり、それと同時に、ゴミの減量化や健康増進の対策による医療費削減、人件
費の抑制等の取組も進めていただきたいと思う。
事務局
〈社会教育課長〉
この課題について、社会教育委員という立場で考えていただきたいことは、
公民館の使用料徴収にあたって、財政再建という考え方もあるが、生涯学習の
推進や公民館利用の活性化といった視点もあると思う。これらの視点からの意
見もいただけたらと考えている。
財政健全化計画と行財政改革推進計画の中では、施設を利用しない人に不公
平を感じさせないためという考え方があるが、その前に公民館という施設を活
性化させる方策があってもいいように考えている。教育施設において、本当に
施設を使うことが受益というのか、受益だとすると何で負担をすべきか、使用
料だけが負担なのかということも考えなくてはいけないと思う。平成24年度
に皆さんと作成した生涯学習推進指針の中では、「学んだ知識や経験を生かして
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広める」、「人がつながり、未来を拓く、学びを生かすまちづくり」を大きな方
向性として示している。受益者負担という考えのもとで使用料を徴収している
自治体も多いが、財政健全化という考え方と生涯学習推進の2つのバランスが
大切だと考えており、この点についても意見をいただけたらと思う。
議長
非常に良い意見だと思う。受益者とはどういうことなのか、少なくとも伊勢
原市の社会教育委員会議では、公民館を使用する人の受益とはどういうことな
のか考え直す必要があるように思うが如何か。
委員
今の意見を聞くと、一番肝心な所に議論が戻るような感じがするが、不公平
だから使用料を徴収するというより、不公平でなくするための活用の仕方を提
言・実行できるかだと思う。前回の会議では、あまり受益者負担と言い過ぎる
と社会教育を進めていくうえで、我々自身が自己撞着に陥るのではないかと申
し上げた。
ただ、個人的には、市の財政状況を考えれば、そこは諦めなくてはいけない
のかなと思っている。
受益者負担というものは、公共施設だけではなく、公共サービス全体と受け
止めていて、どこまで市が検討されているのかが知りたかった。公共サービス
という大きなものの中から見れば、この有料化の問題は、行政側が手を付けや
すいところでもあり、避けては通れないのでやむを得ないと思う。あとは、不
公平とならないように、市民全体が公民館を利用できるような検討を進め、私
たちが議論できる場が早くできると良い。
委員
事務局が説明された「将来のあるべき姿を見据えて」ということであるが、
受益者負担という言葉がひっかかる。受益者負担という言葉は、平成10年以
降、極端に各市町村が使い始めた言葉だが、本来は税金や道路を使うときにい
くらを負担するかなど、教育関係には関わりのないものだった。
公民館の場合は、利用する人と利用しない人があり、利用する人は市民全体
の少ないパーセンテージであるが、それは公民館自体の存在理由にあると思う。
サークル等の団体は、自分たちの活動のために利用するのであるから問題は
ないが、それ以外の市民が公民館を利用するか否かが大きな問題である。個人
の利用、弱者と言われる子ども・高齢者・障害者の方たちに利用されなくても
良いかということを押さえないといけないのではないか。
例えば講座を受けた方が、良かった、役立ったと感じたら、それを地域の人
たちに広めていくことが受益者負担の考え方であって、個人だけの利益とする
なら公民館はいらない。
部屋を利用するだけならコミュニティセンターだけでもいいが、公民館が必
要となる重要な要素が市民全体のためにはあるはずだと思う。
受益者負担という言葉が都合のいいように使われているが、どこにでも当て
はまる言葉ではなく、社会教育には馴染まないと思う。もっと別の考え方でい
かないといけないし、公民館とは何なのかを真剣に議論する必要があるだろう。
事務局
〈社会教育課長〉
今の発言では、公民館は施設ではなく、機能であるという認識をきちんと持
たなくてはいけないと理解したがよろしいか。
-4-
委員
委員の発言はもっともだと思うが、市の財政が窮地に陥ると、それすらが頓
挫してしまう。確かに受益者負担という言葉はひっかかり、何か対策ができる
といいが、やむを得ないと受け止めている。利用者の生涯学習活動を推進する
ことも踏まえて、有料化した場合の料金設定や減免の扱いを整理していく必要
があると思う。
委員
公民館の在り方に話題が戻っていて、それも大切なことであるが、今日の議
題は切羽詰まった切実な問題ではないのか。それを前提に考えなければ、何度
会議を開いても進展しない。公民館で自主事業で講座が開かれているが、参加
される方は同じような方ばかりで非常に熱心であるが、利用しない人は全く関
心がない。そう考えれば、利用する人が光熱費等に見合う料金を負担するよう
な受益者負担を求めていく必要があると思う。
この件は、平成13年から10年以上も継続しており、話をまとめていける
よう議長にお願いしたい。
議長
このことについては語り尽くされている。公民館について、どのように考え
るかという時期ではない。財政が逼迫している中、方策をどうすべきかを議論
すべきとの意見であったが如何か。
委員
資料にあるように、この会議では、これまでも何かを決めるということは行
っていない。私たちは教育委員会から委嘱されて意見を申し述べるということ
が職務であり、この会議は何かを決定する場ではないので自分の意見を述べた
までである。
委員の皆様が、それぞれ意見を申し述べたことを教育委員会が整理し、最終
的に市がまとめていくということになるのだと思う。
これまでも毎回のように事務局に有料化についての考えを伺い、その度に「今
は考えていない」という回答しかなかったが、突然、今年度になって具体的な
案が出てきたので、できれば細かいところまで、皆様と話し合いたいと思って
いるだけである。
事務局
〈社会教育課長〉
いろいろな意見を伺っているが、受益者負担という言葉はともかく、有料化
が喫緊の課題であることは一致しているかと思うが、もう少しだけ議論を深め
させていただきたいと思う。伊勢原市では中央公民館以外に、6つの地区公民
館があるが、有料化の問題を考えるとき全館を対象とするか、中央公民館だけ
とするのかといった考え方がある。中央公民館だけを有料にした場合、他の公
民館を利用する団体と不公平との考えもある。全ての公民館を有料化とした場
合には、財政健全化計画案に記載されている「地区公民館を地域密着施設と位
置づけ、市民の自主管理への移行を推進する。」といった考え方との整合性をど
うするかといった課題もある。さらに大田地区においては、公民館とコミュニ
ティセンターが近接していることから、老朽化する大田公民館をどうするかと
いった指摘を受けており、中央公民館と地区公民館では利用の形態も異なるが、
地区公民館を有料とすれば、近くにあるコミュニティセンターが無料というこ
とで、そこでも不公平が生じてしまう。
このようなことも踏まえて、有料化の検討を進めていかなければいけないと
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考えている。
委員
個人的には減免の対象に関心があるが、市ではどのように考えているのか、
減免率や判断基準等の具体的な検討が進められているようであれば示していた
だきたい。
事務局
〈社会教育課長〉
各自治体では、国・県・市等が利用する場合に関係に減免するというのが大
半だと思うが、減免しなければ使えないような料金設定では問題がある。
社会教育団体だから減免するのか、その団体の使用目的によって減免するの
か、当然、内規で定めることになるが、膨大な数の登録団体を個々に減免対象
とするかを判断するのではなく、利用団体がはっきりと減免か否かがわかるよ
うな仕組みを考えていきたい。
教育部長
これは全く認知されていない個人的な考えであるが、減免対象については、
極力狭く考えたいと思っている。不公平感もあるが、一定の使用料を徴収し、
それを特定財源として、修繕等の維持管理費に充てたいと考えている。
県央八市の部長会議で各市の状況を聞くと、有料化しても減免の対象が多す
ぎて、1館あたり年間10万円程度の収入に止まるようなケースも見受けられ
ることから、秦野市のように極力限定した中で決め込みをしていきたいと考え
ている。
行政財産の目的外使用においては、国・県・市の利用や選挙等に使用する場
合等に限定した減免基準は他の条例でもあるように、団体や使用目的によって
判断するような仕組みをなるべく作らない方向で料金設定を検討したいと考え
ている。
委員
市と市民がタイアップするような協働参画の事業について、市の主催である
から免除であったり、企画内容によっては市民側の負担となるケースも考えら
れるが、こうしたケースでは減免措置があって然るべきだと思う。
教育部長
当然、市の主催事業等で各団体に協力いただく場合については、免除という
ことで考えている。それ以外の部分については、極力、特例を作らない方向で
考えている。
委員
光熱費等の維持管理費を基準に各部屋の料金を設定する考え方は理解できる
が、冷暖房を使用する時期と一律では不公平であるように思う。施設を改修す
る際、冷暖房代をコイン式の装置で費用負担していただくようなことは考えら
れたか。
また、中央公民館の駐車場を利用する方からの料金徴収については話題にも
上がらなかったのか。
事務局
駐車場を有料化すれば、施設を有料化する以上の収入が見込め、施設は無料
のままでも維持できるかと検討をしたが、複数の地権者からの借地ということ
もあり断念した。
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委員
発言のあったコイン式の冷暖房は是非とも導入していただきたい。子どもが
メインの団体まで有料になるのは少し抵抗がある。子どもがメインの団体では、
冷暖房も必要がないこともあり、一律に有料にすると不公平に感じる。
駐車場の有料化は借地であるから難しいということだが、法律的に問題があ
るのか。借地料を支払い、収入を施設改修に充てるのであれば問題がないよう
に思う。
委員
公民館自体を運営する財源がないのであれば、はっきりと維持管理費を計算
して利用料を決定していくことが重要であると思う。利用しない人との公平性
を考えるのであれば、施設を維持するためには、これだけの経費がかかるのだ
から、例えば、この経費の半分を利用料として徴収するという説明ができれば
いいと思う。
駐車場については、借りている土地を有料化して収益を上げるという考え方
ではなくて、視点を変えて、これも公民館の維持管理経費に含めて試算すれば
よいのではないか。
中央公民館を有料化、地区公民館を無料といった考え方については、青少年
センターや児童館の利用がどの程度あるかわからないが、高齢者が多い時代で
もあるので、生活を豊かにすることも重要だが、しっかりと子どもたちを育て
ていかないと未来の伊勢原市が構築されない。コミュニティセンター、青少年
センター、児童館、公民館などが生涯学習に限らず、青少年の健全育成のよう
な形で、子どもたちを育成するようになればいい。
事務局
〈社会教育課長〉
現状では、公民館の維持管理費は年間約1億円程度かかっているので、相当
な負担となる。
各地区にある施設の有効利用については、庁内に公共施設の在り方検討作業
部会が立ち上がり、各公共施設の統廃合・合理化によって有効活用を図ること
を目的に検討が進められている。また、詳しい状況がわかったら情報提供させ
ていただきたい。
教育長
受益者負担の話であるが、法律はお金を取ることを想定しているか。
委員
明確ではないが、想定しているに近いと思う。
教育長
例えば、社会教育法や図書館法でも有料という文言は一つもないが。
委員
原則的に無料である。
教育長
法が想定しているのは、生涯学習にしても、社会教育にしても地域活性化の
ようなことを目的としているので、原則無料という趣旨だと思う。
そうだとすると、法律用語としての受益者負担というのが妥当かどうかと言
えばそぐわない。
実態としては、どこも経営が苦しいから、光熱水費を中心とした実費相当分
を負担していただいているという考え方だと思う。
公共施設在り方検討作業部会で、公民館はこうあるべきという議論がないに
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も関わらず、行革の計画に入っているのは、行革サイドは負担ありきで載せざ
るを得ないし、委員も深い議論まではできないのでやむを得ないだろう。
逆に、そこが不備だという意見を出して、行政側にぶつけてもらえばいいし、
この会議の趣旨はそこにあるのではないか。
本来は、地域コミュニティの振興のためには、公民館はこうあるべきという
考えや方向性、イメージが出ていて、有料化や非常勤職員での対応などの議論
に進むべきであり、その順番が逆である。ただし、受益者負担とは言わないが、
実費負担的な有料化という一定の大きな方向性は出ている。
また、公民館職員の非常勤化については、果たして、年収500万、600
万、それ以上の職員(公民館主事)を置いてやっている事業が世の役に立って
いるかというところの議論である。
公民館の存在やミッションも時代とともに変わってきており、子どもや高齢
者など地域住民の様々な要素が絡んでいる公民館に、どのような機能が必要か
という議論をしていただきたい。
委員
公民館が何を求めているか、公民館がどういう人たちを育てたいと思ってい
るか、地域でどのような存在でいたいと思っているか、それがわからないと話
し合いができないと皆さんが感じていると思う。公民館が、どのような役割を
させたいかということを示す必要が市側にあるのではないか。
教育長
ここは教育の会議であるから、教育サイドからは、早くそのような整理をし
て、こちらに戻してくださいという意見を出せばいい。
委員
そういうことをコーディネートする部門や人がいるかどうかであるが、それ
がいない。例えば、講座をやるにしても、それが市民に必要なものかどうかと
いった判断を誰がしてるかと言うと事務局がしているのが現状である。その
「人」という部分が大切なことであると思う。
事務局
〈社会教育課長〉
生涯学習推進指針の中でも、これからの生涯学習を支援するにはどのように
したらよいのかということで整理させていただいており、これらを踏まえて考
えていかなければいけない課題だと思っている。
委員
公民館有料化による収入は微々たるものであるが、光熱水費の何パーセント
でも負担していただくというのは必要だと思う。施設の規模等を考慮して料金
設定をしても良いと思うし、これまでの目的を鑑みて社会教育施設としての考
え方を整理して、市側に意見として出せればいいように思う。
議長
社会教育委員という生涯学習を推進していくという立場から、市に対して、
有料化について、どのようなスタンスで、何を提言すべきかをまとめるべきだ
と思っている。次回、3月定例会では、行革計画等のパブリックコメントの意
見を踏まえて、これまでの意見を集約していきたいと考えている。
教育長
意見集約の途中だが、公共施設の中で公民館がどうあるべきかという方向性
を示すべきだという意見が出されていることを市長部局に伝えるべきだ。
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事務局
議長
〈社会教育課長〉
年明けの市長ヒアリングの場などで、皆さんの意見を反映させていただきた
いと思う。
公民館以外の他の公共施設も含め、総合的に考えてもらえるようお願いする。
(2) 報告事項
平成 25 年度地域人材家庭教育支援事業の経過について
議長
次に、報告事項「平成 25 年度地域人材家庭教育支援事業の経過について」、
事務局から説明をお願いしたい。
事務局
〈社会教育課副主幹〉
配付資料に基づき、事業の概要及び進捗状況を説明した。
議長
只今の事務局からの報告について、御質問等があれば発言をお願いしたい。
委員
CSPトレーナーの話があったが、養成講座に応募される方は、どのような
資格をお持ちであるか。
事務局
〈社会教育課副主幹〉
トレーナー養成講座を受講する際の資格条件はないが、今回考えているのは
即戦力で活動してもらいたいという思いがあるので、市の子育て部門の仕組み
や相談の流れを理解されている方をメインに声をかけている。職種としては、
保育士、看護士、保健師、児童虐待防止のNPO法人の方など、子どもと関わ
りを持っている方に参加していただいている。
(3) 報告事項
平成 26 年成人式の開催について
議長
次に、報告事項の2つめである「平成 26 年成人式の開催について」、事務局
から説明をお願いしたい。
事務局
〈青少年課長から説明〉
議長
只今の事務局からの報告について、御質問等があれば発言をお願いしたい。
委員
昨年の成人式に出席したが、「二十歳(ハタチ)の誓い」のメッセージに感動
した。水泳選手や視覚障害者の方など何名かの方がステージの上からではなく、
客席から素晴らしい内容のメッセージを送っていた。素晴らしい式典で涙が出
るほど感動したので、これからも続けてほしい。
事務局
〈青少年課長〉
「20歳の誓い」は、各中学校から推薦された実行委員が組織して企画を練
っている。各地区1名ずつ代表を選出していただき、打合せ・練習を重ねて当
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日に臨んでいる。皆さん非常に頑張っていただいているので、是非、これから
も続けていきたい。
(4) いじめ・不登校の未然防止と早期発見・早期対応について
議長
続いて、報告事項の3つめである「いじめ・不登校の未然防止と早期発見・
早期対応について」、事務局から説明をお願いしたい。
〈指導室長・教育センター所長から説明〉
議長
只今の事務局からの報告について、御質問等があれば発言をお願いしたい。
〈質疑なし〉
議長
4
以上をもって、本日の議事を全て終了する。〈議事終了〉
閉会
…
副議長
閉会の辞
以上
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