秋田版IR(特定複合観光施設) の誘致に向けて

秋田版IR(特定複合観光施設)
の誘致に向けて
平成26年3月18日
秋田商工会議所
IR構想推進委員会
IRとはどのようなものなのか?
○IR(インテグレーテッド・リゾート:
Integrated Resort 以下IR)とは
「特定複合観光施設」の略
 MICEや滞在型観光、文化的要素、
カジノ付ホテルなどを包含する複合
観光施設で、観光客、ビジネス客、
地域住民などの内外の顧客を集客
し、魅力ある楽しみやサービスを提
供します
ホテル
コンベン
ション
エンター
テイメント
ショッピング
カジノ
レストラン
IRの法制化に向けた動きは?
 平成25年12月5日に衆議院へ「特定複合観光
施設区域の整備の推進に関する法律案」が提出
※法案の概要(基本理念 第三条)
特定複合観光施設区域の整備の推進は、地域の創意工夫及
び民間の活力を生かした国際競争力の高い魅力ある滞在型
観光を実現し、地域経済の振興に寄与するとともに、適切な国
の監視及び管理の下で運営される健全なカジノ施設の収益が
社会に還元されることを基本として行われるものとする
なぜ今IRなのか?
○秋田県の現状
 出生率など各指標が全国的に下位
 全国一のスピードで少子高齢化が進み、2040年
の秋田県の総人口が70万人を割り込むと試算
単位千人
国立社会保障・人口問題研究所
なぜ秋田なのか?
○秋田商工会議所の取り組み①
 平成20年度、秋田県の将来人口の減少や経済
の急速な縮小が予想されることを受け、「未来
委員会」を設置し、その落ち込みに歯止めをか
ける対処方策を提言書をまとめた
 提言書には、インバウンド対策のひとつとして
特定複合観光施設の誘致を目指す「イーストベ
ガス構想」の推進が明記された
なぜ秋田なのか?
○秋田商工会議所の取り組み②
 平成24年度には、議員立法でIR法案を国会に上程
する動きが見られたことから、IR法案専門委員会を
設置し、法案の内容や他県の取組状況、県民意識
調査、シンポジウムを実施
 平成25年度には、IR誘致への県民理解の醸成と、
活動体制を強化するため、IR構想推進委員会を設
置し、秋田版IR構想を検討
県民意識調査結果
 IRの県内誘致、秋田市周辺
への誘致には肯定的な意見
が多い
 IRの県内誘致には、雇用増、
観光客増、経済活性化を期
待する声が多い
秋田版IRとはどのようなものか?
○秋田版IRの概要
 MICE施設・エンターテイメント・ホテル・ショッピング・レス
トラン・カジノで構成される複合観光施設
 国内外から東北を訪れる観光客の出発地・中継地として
の役割
 シニア層にとって魅力的なセカンドライフの提供
 子供から大人まで楽しめる様々なアトラクションの提供
IRのターゲット
○国内
 MICE施設の利用者(学会・展示会・イベント等)
 東北・北東北を目的とした観光客
 シニア富裕層
○海外
 中国、韓国、東南アジア、インド、中東、北米、
ヨーロッパ等の富裕層
※マレーシア、インドネシア、中東地域等のイスラム教徒の受入体制の
整備が必要
秋田らしい要素
 豊かな自然、雪、食材の宝庫、伝統芸能、
温泉、スポーツ観戦、秋田美人など
秋田版IRのイメージ
 IRの6つの構成要素を盛り込んだ、数十ヘクタールの施設展開
 施設運営企業誘致による若年者を中心とした雇用創出
 年間1千万人を超える来訪者(委員会試算)による経済効果
IRの波及効果
 関連各産業で新規需要が発生し、経済の拡大や人
口の増加
 税収の増加による市民サービスの向上など、社会に
収益が還元
 運営者からの納付金の徴収による、秋田独自の施策
(伝統文化伝承支援、出産育児支援、起業家支援)
の充実
 大きな経済波及効果サイクルを創出し、長期継続的
に活性化
IRに併設されるカジノの懸念は?
Q.暴力団等の組織が介入する心配は?
A.カジノ運営のライセンスは、暴力団員等との関わりを厳格に調査され、違反
が見つかるとライセンスの剥奪など厳しいペナルティが科されます
Q.青少年への悪影響についての対策は?
A.厳格な入場規制のルールとシステムをもって運用・対策することで未成年に対する
影響を未然に防ぐことが規定されています
Q.犯罪増加や治安および環境は悪化しませんか?
A.カジノと犯罪率の上昇を関連付ける論拠はなく、逆にアメリカ連邦政府の調査では
「増えていない」と結論づけられています
Q.ギャンブル依存症への対策は?
A.社会的セーフティネットを用意し、継続的に対策を講じることが政府の役割として明記
されており、具体的に賭博依存症の実態調査、研究、カウンセリングや治療の体制支
援、防止や予防のための教育普及活動を支援することが定められています
IR区域・事業者選定スケジュール
IRを秋田に誘致するためには?
 IRを誘致するため、地域
住民が十分に議論を重ね
て賛同することが必要
 地方自治体は、開発業者
の提案を受けて計画が確
定した後、国に申請し、IR
設置の認定を受けることが
必要
平成26年度IR構想推進委員会の活動予定
 日本IR創設サミットin秋田(仮称)の開催
(11月予定)
 IRの認知度向上のための説明会の実施
 秋田県・秋田市に対して「IR法の区域指定へ向けた
取り組みの推進」を要望
ご清聴ありがとうございました。