資料11 [472KB pdfファイル]

障害者総合支援法改正の概要について
平成25年4月と平成26年4月の2段階に分けて改正されています。
今年度分の改正の主なポイントは次の4点になります。
①ケアホームとグループホームの一元化
②障害程度区分を見直し、障害支援区分へ
③重度訪問介護の対象拡大
④地域移行支援の対象拡大
資料11
①ケアホームとグループホームの一元化
資料11
<従来>
GH
グループホーム
CH
ケアホーム
<改正後>
CH
みなし規定
GH(介護サービス包括型)
一体型GH・CH
GH
GH(外部サービス利用型)
介護サービス包括型と外部サービス利用型の違い
○GHにおいて、利用者が身体介護を希望する場合(当該サービスを利用する場合は障害支援区分認定が必要)
介護サービス包括型→GH事業所が配置する生活支援員が行う。
外部サービス利用型→指定居宅介護事業所に委託して行う。(居宅事業所と委託契約を結ぶ)
※利用者が希望しない場合は、世話人による家事援助のサービスのみとなる。
②障害程度区分から障害支援区分へ
資料11
<従来>
障害程度区分
106項目
障がい者等に対する障害福祉サービスの必要性を明らかにするため
当該障がい者等の心身の状態を総合的に示すもの
<改正後>
障害支援区分
80項目
障がい者等の障がいの多様な特性やその他の心身の状況に応じて
必要とされる標準的な支援の度合いを総合的に示すもの
認定調査項目の見直しについては、
①知的、精神、発達障がいの特性を反映するための認定調査項目の追加
②評価が重複する項目の統合(14項目→7項目)、削除(25項目)
③判断基準の見直し
④質問に対する調査項目の選択肢の見直し 等がなされました。
③重度訪問介護の対象拡大
資料11
<従来>
重度の肢体不自由者
かつ常時介護を要する者
【具体的要件】
①障害程度区分4以上
②二肢以上に麻痺等があること
③障害程度区分の認定項目のうち、「歩行」「移乗」「排尿」
「排便」のいずれも「できる以外」と認定されていること
<改正後>
重度の肢体不自由者
かつ常時介護を要する者
具体的要件の変更はなし
(障害程度区分は障害支援区分と読
み替えるものとする。)
重度の知的障がい者
かつ常時介護を要する者
重度の精神障がい者
かつ常時介護を要する者
【具体的要件】
①障害支援区分4以上
②行動関連項目の合計点数が10点以上である者
(障害程度区分では8点以上)
④地域移行支援の対象拡大
<従来>
①障害者支援施設、のぞみの園、児童福祉施設又は療養介護を行う病院に入所している障がい者
②精神科病院に入院している精神障がい者
<改正後>
上記の①②に加えて
③保護施設のうち、「救護施設※1」及び「更生施設※2」に入所している障がい者
④矯正施設※3及び更生保護施設等※4に入所している障がい者
※1
※2
※3
※4
生活保護法に基づく、身体又は精神に著しい障がいがあるため日常生活を営むことが困難な要保護者を
入所させ、生活扶助を行うことを目的とする施設
生活保護法に基づく、身体又は精神上の理由により養護と生活指導を必要とするよう保護者を入所させ、
生活扶助を行うことを目的とする施設
刑事施設(刑務所、少年刑務所、拘置所)、少年院
更生保護施設、自立更生促進センター、就業支援センター、自立準備ホーム
資料11
○
就学前の障害児通所支援に係る利用者負担の多子軽減措置
資料11
児童福祉法施行令の改正により、平成26年4月1日から多子世帯に対する利用者負担額軽減措置が実施
されました。
【対象となるサービス】
①児童発達支援 ②医療型児童発達支援 ③保育所等訪問支援
【対象者】
兄弟等が幼稚園等※1に通っている未就学児で、障害児通所支援の利用者
※1 幼稚園等…
認可保育所、幼稚園、
特別支援学校幼稚部、
情緒障害児短期治療施設、
認定子ども園、
障害児通所支援(小学校就学前に限る)
(放課後等デイサービス利用者は、未就学児でないため対象外)
【軽減の内容】
幼稚園等に通っている未就学児のうち
第1子 → 今までどおり
第2子 → 総費用額の5%と利用者負担上限額の少ない方
第3子 → 無償
(例1)
(例2)
ー
第1子
小学校
ー
障がい児
比較して少ない方
第2子
幼稚園
ー
障がい児
無償
第3子
障がい児
第1子
保育所
第2子
第3子
比較して少ない方