知能ロボット設計論 担当:平田 健太郎 第7回 (5/26) 1.グラフとネットワークにおける数理 ・ (続) 最短経路問題とダイクストラ法 Design of Intelligent Robot 1 Schedule 4/14 1.グラフとネットワークにおける数理 ・ 輸送問題とLP 4/21 ・ シンプレックス法(1) 4/28 ・ シンプレックス法(2), 最大流/最小費用流問題 5/8 ・ 双対問題 5/12 ・ 多項式時間アルゴリズム, 内点法 5/19 5/26 6/2 ・ 最短経路問題, ダイクストラ法 (1) ・ ダイクストラ法 (2) ・ 組合せ最適化 Design of Intelligent Robot 2 記号の準備 Design of Intelligent Robot 3 ダイクストラ法のalgorithm Design of Intelligent Robot 4 Apply the Dijkstra method to 15 4 2 30 50 20 10 1 80 3 5 15 大規模な実行例:上智大 管理工学講座 http://www.me.sophia.ac.jp/or/lab/ishizuka/OC/spath_01.html Design of Intelligent Robot 5 15 4 2 30 50 20 1 3 80 5 10 15 15 4 2 30 50 20 1 80 Design of Intelligent Robot 5 10 3 15 6 15 4 2 30 50 20 1 3 80 5 10 15 15 4 2 30 50 20 1 80 Design of Intelligent Robot 5 10 3 15 7 Dijkstra法の計算量 50 S 2 20 1 80 2 50 S 20 1 80 50 2 S 20 1 80 15 4 10 3 15 15 4 10 3 15 15 4 10 3 15 Design of Intelligent Robot Sの要素を一つずつ 増やす:n反復 30 5 30 5 高々n個のd(i)を比較 ⇒ O(n2) オーダー (最高次のみ 係数は無視) Sから外に出るエッジについて d(i)の更新 高々m回の処理 ⇒ O(m) ※ ループ内の処理に見えるが… エッジの本数は最大でもm=n(n-1)/2 (n個のノードをすべて相互につなぐとき) 30 ↓ 5 m<n2より,全体はO(n2) 8 初期化 ノードv を探す (n個の比較) d(j) の付け替え n回のループ 毎回処理するわけで はない. 都合何回あるか? 終了判定 Design of Intelligent Robot 9 4 2 5 1 3 4 2 5 1 3 4 2 ∴ d(j) の付け替えは各ノードに 入ってくる矢印の数だけ行われる. (行われない場合もある.) 最大でも辺の総数だけ 5 1 3 4 2 5 1 3 Design of Intelligent Robot 10 (0,3 (1,3 (2,3 (3,3 (4,3 (5,3 (0,2 (1,2 (2,2 (3,2 (4,2 (5,2 (0,1 (1,1 (2,1 (3,1 (4,1 (5,1 (0,0 (1,0 (2,0 (3,0 (4,0 (5,0 Design of Intelligent Robot 11 ダイクストラ法に関する証明 Claim: であることを帰納法により示す. Design of Intelligent Robot 12 言い換えると, i が S に含まれるか否かによらず, d(i) には s から S に含まれる節点のみを経由して i に至る最短路の長さが格納 されている. (i が S に含まれていないときには, i の直前の節点 までは S 内に留まる.) i が S に含まれているときには, その d(i) が (どこを通るという 制約なしの)真の最短路の長さになっている. Design of Intelligent Robot 13 Design of Intelligent Robot 14 S v S d (v) u d (u ) Claim: Design of Intelligent Robot 15 S+ j v S k S+ d ( j) Claim: Design of Intelligent Robot 16 離散過程に対する多段階決定問題(ダイナミックプログラミング) Design of Intelligent Robot 17 N段決定過程の最小和 N-1段決定過程 の最小和 Design of Intelligent Robot 18 最適制御問題 状態方程式 終端条件の重み関数 Design of Intelligent Robot 状態,制御入力の重み関数 20 動的計画法に基づく最適条件の導出 最適コスト関数 積分区間を分割 最適性の原理から Design of Intelligent Robot 21 Design of Intelligent Robot 22 最適であるための必要条件 (十分性もいえる) Design of Intelligent Robot 23 一般に, 非線形偏微分方程式であるHJ方程式を 解析的に解くことは困難 ⇒ 線形システムに限定 Design of Intelligent Robot 24 平方完成 右辺を最小化する Design of Intelligent Robot 25 -1 × T→∞ (定常解)⇒ 代数リカッチ方程式 Design of Intelligent Robot 26
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