Good Taq HS Master Mix

ホットスタート Taq の PCR ミックス
Good Taq HS Master Mix
Cat No. CR-17-02, CR-17-10
【使用方法】
【目的・用途】
Good Taq HS Master Mix は、2x 濃度に調製された Ready-to-Use の PCR ミッ
クスです。本試薬は PCR に必要な成分のうちプライマーとテンプレート以外
● 一般的な反応液組成(50μL 反応系の場合)
(Good Taq Polymerase、バッファー、Mg2+、dNTPs)を含んでいるため、
試薬
セットアップが簡便に行うことができます。
バッファーは、特異性が向上するように最適化しているため、特に GC リッ
2x Master Mix
チな標的配列や、低コピー配列、複雑な二次構造を持つゲノム DNA の増幅
Forward Primer, 10μM
等にも効力を発揮します。
Reverce Primer, 10μM
容量
《Good Taq HS とは・・・》
Good Taq HS は、室温ではポリメラーゼ活性を持たないよう改変を加えた
Taq Polymerase です。この特性により、非特異的なミスプライミングやプ
ライマーダイマーの発生を防ぐことが可能です。本酵素は 5ʼ→3ʼ DNA ポリ
メラーゼ活性と、5ʼ→3ʼエキソヌクレアーゼ活性を持ちます。PCR 産物の 3ʼ
末端側には A(アデニン)が付加されるため、そのまま TA クローニングが
可能です。
1x
2μL
0.4μM
2μL
Template DNA
< 1μg
PCR グレード水
終濃度
25μL
0.4μM
< 1μg/50μL
Up to 50μL
《Note》
1) プライマーの終濃度はそれぞれ 0.1〜1.0μM ずつ程度をお勧めします。
プライマー濃度を上げると増幅効率が上昇し、プライマー濃度を下げ
るとバックグラウンドの低い PCR 産物を得る事ができます。
2) Mg2+の終濃度 1.5〜3mM をお勧めします。
● 一般的な PCR 反応条件
【特徴】
1)プライマー・テンプレート・水を加えるだけの簡単セットアップ
温度
時間
サイクル数
熱変性
95℃
10 min
1x
3)GC リッチ配列、低コピー配列の増幅にも最適
熱変性
95℃
30 sec
4)特異性の高い増幅が可能
アニーリング
2)室温では活性を持たないよう改変したホットスタート Taq Polymerase
【キット内容】
30 sec
72℃
60 sec
伸⻑反応
72℃
5 min
CR-17-02
CR-17-10
2x Master Mix
1mL×2 本
1mL×10 本
PCRグレード水
1mL×2 本
1mL×10 本
【使用期限】
・−20℃保存にて1年間(1 週間程度なら 2-8℃保存可能)
※ 凍結融解を繰り返さないようにしてください。
【本品以外に準備が必要な試薬】
•
プライマー(Forward, Reverse)
鋳型 DNA
1x
1) アニーリング温度は、プライマーの Tm 値−5℃ に設定します。エキ
ストラバンドが多く見られた場合はアニーリング温度を上げてくださ
い。また、PCR 産物の収量が低い場合はアニーリング温度を下げてく
ださい。
2) 伸⻑反応の時間は増幅する断⽚の⻑さによって変わります。
Good Taq HS の伸⻑速度は 1kb/min です。
•
30〜40 x
《Note》
Good Taq HS Master Mix
内容
55〜65℃
伸⻑反応