排泥処理用・団粒化剤「FLOCSITE HG-30」

排泥処理用・団粒化剤「FLOCSITE HG-30」
平成 25 年 3 月
株式会社 エコ・プロジェクト
はじめに
弊社では主に地盤改良工事で排出される、セメントや薬液を含む排泥処理用・団粒化剤
「FLOCSITE
HG-30」を新しく開発いたしました。
特徴として、従来の団粒化剤「FLOCSITE HP-30」より凝集速度を特に早めたものです。テーブ
ル試験では、上記 HP-30 の約半分の時間で団粒化が完結します。
他社品との比較でもその団粒化速度は優れており、冬場の低温排泥処理には適しています。
団粒化確認試験
1)
現場打造成杭アースドリル工法の排泥を使用
排泥性状
外観 : 黒灰色スラリー 、 pH : 12.69 、 湿潤密度 : 1.4924 、 含水比 : 95.0%
2)
団粒化試験
排泥 100ml に対し、団粒化剤を 200mg(2kg/m3)添加し、直ぐにハンドミキサーにて攪拌混
合し、しっかり団粒化した状態を肉眼で確認し時間を測定する。なお、この試験は 3 回行
い団粒化時間についてはその平均値とする。
[対象泥水
温度 20℃及び 5℃]
サンプル名
添加量(kg/m3)
HG-30
団粒化時間(秒)
備考
20℃
5℃
2
7
10
新製品
HP-30
2
13
21
従来品
他社品 A
2
12
20
他社品 B
2
20
35
他社品 C
2
30
44
※スラリー温度が 5℃以下の低温の場合、団粒化速度は相対的に遅くなり HG-30 で+3 秒、HP-30
や他社品 A では+8 秒、他社品 B,C は+15 秒となった。これは冬場の作業が効率下がる原因と
なっている。
以上