海外ツーリングマニュアル(2014 GW南台湾編レポート)

海外ツーリングマニュアル( 2014 GW南台湾編レポート)
旅は道連れ世は情け、近場の海外ツーリングと小バカにしてたら大間違い。
スクーター群とのサイドバイサイドから、標高3000mのワインディングまで。
多様な風土と日本時代の名残りを感じつつ走った5日間コースです。
●概要
初日
11:50 関空発
14:20 高雄空港着
15:30 バイク屋発
(E)高雄~(B)恆春:105km
2日目 (B)恆春~(C)花蓮:340km
・出火奇景
・最南端(ヲールアンビイ)
・北回帰線
・阿美文化村
3日目 (C)花蓮~(D)阿里山:290km
・太魯閣渓谷
・標高3200m
・日月潭
4日目 (D)阿里山~(E)高雄:210km
・祝山
・関子嶺温泉
・六合観光夜市
5日目 14:10 高雄空港発
18:10 関空着
難易度:
★★★
充実度:
★★★★
コストパフォーマンス: ★★★★★
総評: ★★★★
<高雄でのバイクレンタル>
●関西国際空港
↓ ピーチ航空のファーストクラスは預け荷物(20kgまで)無料、往復約35,000円。安!
●高雄国際空港
↓ タクシーで約20分、約250元。
(E)天之道重車有限公司
http://www.godknows.com.tw/
台湾にも大型バイクを借りれる店はあるのです。
店は凱旋路と二聖路の交差点から東へ1筋目の南側角地です。
若干?英語を話せるボーズの店員がいます。
契約書には拇印が必要でした。
運転免許は、事前にJAFで中文訳を作ってもらう。
台湾でのレンタルには、原則台湾人の友人(保証人)が必要。
(今回はツテ有り。)
バイクは満タン返しじゃないので、借りたら即給油のこと。
[Touring cast]
N隊員(私)…YAMAHA FZ8-N
T隊員…YAMAHA XJ6-F
G隊員…HONDA CB600-F
どのバイクも3,500元/日程度、デポジット100,000元。
パニアやトップケース付バイクは無く、荷物はネットで固定。
大型バイクは台湾で嫌われているとのこと。気を付けろ!
<(E)高雄~(B)恆春:105km>
がんばって市内を抜けましょう。
市街地を離脱し、田舎道まで一苦労の慣らし運転。
台湾の道には名前が付いているので、スマホナビさえあれ
ば迷わない?そんな訳ない。。
(ルート評点:★★)
給油は95を指差し、満と言えば通じる。
一般道では、原則路肩レーン走行、二
段階左折。高速道路は、原則通行禁止
だが、大型二輪が走れるところもある
ので標識に注意。
海沿いの快適走行。
コンビニは各地に充実。
<恆春>
台湾での1泊目は田舎町にて。
真っ暗な通りを抜ければ、思いのほか賑やかな繁華街有
り。
もう少し南の墾丁という海沿いリゾートに泊まるのも良し。
(B)墾丁仮期飯店(holiday hotel)
国道沿いで見つけやすい。地下P有り。
クラス:★★★★
コスパ:★★★★★
(異国情緒:★★★)
出火特別景観区
地面から天然ガスが噴出、その上を歩く。
繁華街
看板娘?
食べ歩き1軒目、牛肉麺はマズマズ。
食べ歩き2軒目、臭臭鍋はその名のとおり。
<(B)恆春~(C)花蓮:340km>
亜熱帯のワインディングを抜
け、海沿いをひた走る。
並走する内陸路も良いらしい
が、山手の雲を見て回避。
台湾にも大型二輪の地元ラ
イダーはいた。気安く話かけ
てくるのは日本と同じ。
さすがに北回帰線は観光スポット。
(ルート評点:★★★)
客入りを見て飛び込んだ店は大正解。舌ビラメ、貝汁、大海老などを堪能。
せっかくの釣具持参もボーズ。
殺伐とした海沿いルート
南国のビーチリゾートを抜ける。
最南端到達!駐車場10元
<花蓮>
台湾東岸の大都市である花蓮。
ダウンタウンに泊まったものの、ゴミゴミした感じは無い。
(C)阿思瑪麗景大飯店
ダウンタウンにある観光客向けホテル。
幹線背後の立地ながら看板は大きく見つけ
やすい。地下P有り。
クラス:★★★★
コスパ:★★
(異国情緒:★★★)
予約した部屋はスイートだった。安いプ
ランはネット上で出されていないのか
も。
↓ タクシーで10分、170元。
阿美文化村
入場料200元、ショーは19:20~18:20、それ
以外の時間に行っても何もなく、直前着が望
ましい。ビールを飲みながらの鑑賞可。
行く価値:?
繁華街
タクシー任せで行った海鮮屋
イカ、カニ、エビ、ハタ
など、たいへんウマ
シ。
但し、紹興酒は薄く、
イマイチ。
帰りのタクシーは事前手配しておくべ
し。文化村はすぐに閉まり、あたりは
真っ暗。帰れず困っている客有り。
マッサージを終えれば既にAM1時。
場所は自由街沿い、
中正路(R9)の南東。
<(C)花蓮~(D)阿里山:290km・前半戦>
今回の旅のメイン、中央山脈越えです。まずは前半戦から。
快適なワインディング。
太魯閣渓谷を疾走
太魯閣は路上に落石
が多いので要注意。
花蓮以北は道良く、観光バス多し。
山頂域はハイキングスポット。
そして、標高3000m越え。
高地では、百円ライターの火
がなかなか付かない。
タバコの煙は薄くマズイ。
最高到達地点は標高3158m。
道中、T隊員機はエンジンがへたってい
たそうだ。オーバーヒートではなかった
ので、空気が薄いせいだろう。
そんな時は一度エンジンを切って入れ
直すと、センサーが調整するらしい。
<(C)花蓮~(D)阿里山:290km・後半戦>
ハードな山越えを終え、昼飯にありついたのはPM2時、まだまだ先は長い。
伊拿谷というチキンとニジマスの店
山頂から下ってくると、観光地
的に店が多くあったが、どこも
満員。
我慢して、もう少し走ろう。この
店は茶畑丘陵を見晴らすテラ
ス席で、味的にも大変オススメ
です。
場所は湖近くの国道沿いで
す。
日月潭
日月潭周辺の渋
滞は、河口湖並
み。
まさかの通行止め?
道中には通行止
めの表示多々有
り。
今回は約10分後
には通れたが、
表示には十分注
意のこと。但し、
中文の表示です
が。
かなたに阿里山を見る。
太魯閣から阿里山まで、見どころは多い。
たかが290kmだが、走り続けて丸1日かかるので注意。
当初はスクーターの旅も視野に入れていたが、このルートでは
厳しい。
(ルート評点:★★★★★)
<阿里山>
阿里山は、標高2000mの観光地。
早朝には祝山のご来光を見にいく。
そのため、森林遊楽区内の宿に泊まる必要がある。
(観光地情緒:★★★★★)
(D)阿里山高峰大飯店
森林遊楽区内のホテル地区にある、い
かにも古くからのホテル。日本語を話せ
る人もいる。
クラス:★★★
コスパ:★★
どの予約サイトも阿里山は満室
だったが、しらみつぶしに宿を検索
し、中文の公式サイトからネット決
済で予約した。
阿里山の宿は高くても仕方なし。
↓ チェックイン早々、ホタル観賞300
元、19時集合をすすめられ、なんと
T隊員が行くと言い出した。
旅は人を変えるのだ。
モーニングコー
ルは2:30。
駅までは、寝起
きで標高2000m
の上り坂、約15
分。
3:40発の列車に
乗るため、阿里
山駅は長蛇の
列。
寒い山頂で待つこと40
分。
結局、チラリのご来光。
↓ 周辺のレストランは全て20時閉店、
ホタル観賞からの戻りは21時。
コンビニは24時間営業であり、まさ
かの部屋食、それも一興。
(
<(D)阿里山~(E)高雄:210km>
ホテルのお掃除翁が、日本時代はなぁ~と話しかけてきた。そんな歴史や風土を感じつつ、最終日は温
泉にでも浸かって終わりましょうか。とはいえ、欲を出して釣りに行ったら場所が見つからず。最後にはス
クーター群との戦いが待っていた。
(ルート評点:★★★)
関子嶺温泉
日本人が造った温泉地
で、ドロ湯が名物。
但し、新しい施設はドロが
薄いとのこと。今回は薄い
施設に行ってしまった。
ここまで下れば、再び暑く、植生も変化。
さすが温泉地、初めて日
本語メニュー(価格表示な
し)があり、倍ほどボラれ
た。
ま、珍しいヨシノボリを食
べたことで納得か。
台南市内抜けは、やはり一苦労。
バラマンディ釣りの予定が、事前調査ミス。
市内でのチキンレース
幹線街路のジャンク
ションでは、二輪専用
の迂回路があった
り、地下道があったり
する。
いずれも幅員は狭
く、スクーター集団が
一気に突っ込むの
で、一人転んだら将
棋倒しは必至。
<高雄~帰国>
漢来大飯店10Fの点心
六合観光夜市をフラリ。
最終日は、ゆっくり市内
観光のはずが、性懲りも
無く釣りに出かけ、帰りの
タクシーが見つからずア
タフタ。。
無事、帰国前日のPM7に帰着。
君鴻國際酒店(85sky towor hotel)
地元の方とオマツリ騒ぎ。
高雄のランドマーク。
ネット予約にて景色無し部屋を格安で
ゲットしたが、アップグレードしてくれた。
AM12チェックアウトで空港にも近く、バ
スタブもあって最終日泊にはちょうど良
い。
クラス:★★★★★
コスパ:★★★★
自身初めての海外軍団ツアーであった、観光も含め、大変面白かった。
中華料理が前提なので、台湾は軍団ツアーに限るだろう。
皆で来年の渡航を約束し、今回の南台湾ツアーは成功裏に終わった。 完