国連グローバル・コンパクトへの参画と実践 当社の活動の特長 当社は、国連が提唱する 「国連グローバル・コンパクト※ (以下、国連 いて人権を尊重し、 サポートする」 ことを世界に向けて宣言しました。 GC) 」 の理念に賛同し、 2002年度に署名しました。 富士ゼロックスおよ 2010年度には、 これまでのトップコミットメントや積極的な取り組 び関連会社は、CSR活動を推進するうえで、国連GCの理念を基本的な みが評価され、国連GCのリード企業(現在、世界51社) として指名され、 価値観の一つに位置づけ、2007年度の社員行動規範改定時には、 こ 参加を表明いたしました。 の理念を内容に反映しました。 また、CSR調達を取引先に推進する際 にも、重要な要請事項として利用しています。 2008年度には国連GCが企画したCEO宣言に署名し、 「人権が普遍 的かつビジネスにおいて重要な課題であり、 それぞれの企業活動にお ※ 国連グローバル・コンパクトは、世界的に確立された人権の保護・不当な 労働の排除・環境への対応・腐敗防止にかかわるCSRの基本原則10項目 を支持し、各企業がその実現に向けて自発的に取り組むものです。 活動の経緯 開始宣言 理念を活動に反映 2000 2007 ● コフィー・アナン 国連事務総長(当時) の 提唱により発足 ● 2008 国連GCボードメンバーに 有馬社長(当時) ● 国連GCリード 企業として活動開始 ● 国連GCリード 国際会議に参画 2014年度活動の概要 世界のCSRのベストプラクティスを学び、 マルチステークホルダーと 有馬前社長が、ボードメンバーとして国連GC(ニューヨーク)に参 のパートナーシップを実現するプラットフォームとして国連GCを活用 画、 「GCリーダーズサミット」 に出席。 また代表理事として日本ネッ するとともに、その普及拡大に貢献します。国連GCリード企業の1社 トワーク (グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク[GC-JN]、 として、世界のCSRを牽引する取り組みに参画し、 ポスト2015開発ア 現在、約190企業および団体が参加) を運営 ジェンダのグローバルな優先課題の議論を深め、国連グローバル・コ 国連GCニューヨークオフィスおよびGC-JNへ従業員を出向させ、 ンパクト10原則の実践に向けて、 グローバルなレベルでリーダーシッ その運営を支援 プを発揮していきたいと考えています。 東京で開催された国連GCリードシンポジウムに出席し、企業のサ ステナビリティ・ゴール設定のあり方などにつき議論 ● ● 当社が署名 2013年度は、GCリード企業として主に次の活動を実施しました。 ● リードに参画 2010~ 山本社長が CEO宣言に署名 国連GC理念を反映 2013年度活動の実績 ● ● ●「社員行動規範」 に 2002 ● 継続的な活動 GC-JNの「ヒューマンライツ・デューデリジェンス分科会」 「人権教 育分科会」 で、人権の取り組みのあるべき姿の議論に参画 〈国連グローバル・コンパクト10原則〉 人権 原則1: 人権擁護の支持と尊重 原則2: 人権侵害への非加担 原則3: 組合結成と団体交渉権の実効化 労働基準 原則4: 強制労働の排除 原則5: 児童労働の実効的な排除 原則6: 雇用と職業の差別撤廃 原則7: 環境問題の予防的アプローチ 環境 原則8: 環境に対する責任のイニシアティブ 原則9: 環境にやさしい技術の開発と普及 国連GCリードシンポジウム (東京) GC-JNシンポジウムで登壇する有馬前社長 ©GC-JN 腐敗防止 原則10: 強要・賄賂等の腐敗防止の取り組み ●グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク 公式ホームページ http://www.ungcjn.org/gc/index.html 関連記事 Sustainability Report 2014 42
© Copyright 2024 ExpyDoc