ファクトシート: 障害を持つ子どもの宿題を手伝う JAPANESE 障害を持つ子どもの宿題を手伝う 研究によれば、親が子どもの学校での勉強に関与すると、子どもの成績が良くなります。関与できる 1 つの 方法は、子どもの宿題を手伝うことです。 教員は長い間、学習時間を増やし学習スキルと処理能力を強化するために宿題を使用してきました。障害 を持つ生徒にとって、宿題は特に難しい場合があります。集中力や準備に問題があったり、宿題が与えられ る方法に困難を感じる場合があるからです。宿題について家庭と学校との間でコミュニケーションが不足して いることが、問題の根源にある場合があります。または、課題を終えるために子どもが特別の支援を必要とす ることも時々あります。良い習慣をつけ、それぞれの子どもに有効なシステムを創り出すには、親と教員の協 力が重要です。その結果、良い宿題や学習の習慣が確立され、お子様が成人したときに良い労働習慣を 身につけるのに役立ちます。 障害を持つ子どもの親向けの宿題に関する特別なヒント 1) コミュニケーション: コミュニケーションは、宿題が成功するために重要です。障害を持つ生徒の保護者と教員は、互いに情 報を共有し、宿題の方針や期待すること、心配な点について生徒と共有する、明確で効果的な方法を 確立する必要があります。 a) コミュニケーションに留守番電話や携帯メール、電子メールなどのテクノロジーを使用する。 b) 教員に宿題帳をチェックするよう依頼する。 2) 準備: 宿題を成功させるために、準備で助けを必要とする生徒が多くいます。 a) 毎日のスケジュールを確立する。帰宅して宿題に取りかかる前に、おやつやゆっくりする時間をお子 様に与えてください。 b) 気が散るもの(テレビ、電話、騒々しい音楽)を制限して、宿題用の静かな場所を用意する。 c) 毎日宿題をする場所に、必要な用具(鉛筆、ペン、紙など)を備えた作業スペースを用意する。 d) 教員からの連絡事項を記入したカレンダーまたはシステム手帳/宿題帳を使って、毎日の課題を整 理し記録する。 e) 課題を終えるのに十分な時間を見込んだ宿題スケジュールを立てる。 f) 宿題を終えたらノートにはさんだりカバンに入れたりして、翌朝学校に持って行くようにさせる。 学習 に問題がある生徒が終えた宿題を提出しそこなうことがよくあります。せっかく苦労して作業したの に、そのことが認められないと、保護者としてがっかりします。教員と話して、学校に着いたらすぐに 宿題を集めるシステムを決めるとよいでしょう。 3) ガイダンス。 生徒によっては、課題に取りかかるときのサポートと、課題を計画通りに進めるための指導だけが必要な 場合もあります。 a) 指示を一緒に読み、最初のいくつかの項目を一緒に取り組む。お子様が次の問題/項目を自分で取 り組むのを見守って、部屋を出る。 b) 誘導するだけで、訂正しない。宿題の間違いを指摘することは役に立ちます。お子様が助けを必要 とする場合には、問題の解決に役立つアドバイスをしてあげてください。答えは教えないでください。 本ドキュメントに含まれる情報は概要ですので、すべての内容や例外、状況が説明されているわけではありません。すべての情報を知るには、他の資料を参照するか、または地域の システムを参照してください。本ドキュメントに記載の事項は一切、新しい法律を説明するものではなく、また国や州の法律や規制、規程に取って代わるものではありません。 1 ファクトシート: 障害を持つ子どもの宿題を手伝う JAPANESE c) 必要な場合には休憩を与える。宿題シートが何枚にもわたる場合、またはストレスを感じる教科のシート がある場合には、宿題の時間を分割してください。お子様が宿題の一部を終えたら、休憩を取って、リ ラックスできる活動をさせてあげてください。タイマーをセットして、自由時間がどれだけあるかお子様に 知らせてください。 4) 配慮。 子どもが教室で配慮を利用している場合、宿題でも配慮が必要になる場合があります。その場合、課題 を簡単にしたり、別の回答形式を認めたりします(課題を手書きではなくテープに録音することを生徒に 認めるなど)。宿題での配慮は、お子様の個別教育計画 (Individualized Education Plan (IEP))に記載 し、お子様の教員全員がそれに従うことができます。 5) 補助技術。 学校で使用する機器が家庭で必要になる場合があります。お子様が宿題に必要とするテクノロジーをど う提供するのがいちばん良いかIEPチームと話し合ってください。宿題の間に機器の使い方を子どもに 教える方法について、保護者はトレーニングを受ける必要があります。 6) IEP の目標。 お子様の IEP に宿題を終えることの目標と目的を含める。支援技術、補助サポート、配慮などがすべて 含まれるようにします。 可能な宿題の変更および配慮 宿題にひとりで上手に取り組むのを支援するためにお子様の IEP に含める項目の一部を下に示します。お 子様に必要と思われる他の項目については、IEPチームと検討してください。 1) 別の応答形式を認める(課題を書くのではなくテープに録音するなど)。 2) 長い課題を扱いやすいように分割することによって、課題の長さを調節する。 3) 友達に教えてもらう。 4) 学習ツール (計算器など) を与える。 5) 評価標準を調整する。 6) 課題の数を減らす。 7) 宿題に使用する教科書を増やす。 詳細な情報については以下にご連絡ください。 ペアレント ツー ペアレント オブ Georgia (Parent to Parent of Georgia) 770 451-5484 または 800-229-2038 www.p2pga.org Georgia州教育省特殊教育サービス支援局 (Georgia Department of Education, Divisions for Special Education Services and Supports) 404 656-3963 または 800-311-3627 に電話し、「特殊教育(Special Education)」 に電話を回すよう伝えてください。 http://www.gadoe.org/ci_exceptional.aspx その他の情報源: 学区の特殊教育ディレクター (Special Education Director) にご相談ください。 本ドキュメントに含まれる情報は概要ですので、すべての内容や例外、状況が説明されているわけではありません。すべての情報を知るには、他の資料を参照するか、または地域の システムを参照してください。本ドキュメントに記載の事項は一切、新しい法律を説明するものではなく、また国や州の法律や規制、規程に取って代わるものではありません。 2
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