留学から9ヶ月経過、学部入学後の変化 1414190 佐保 裕香

留学から9ヶ月経過、学部入学後の変化
1414190 佐保
裕香
カナダのマニトバ大学に留学してから9ヶ月が経過しました。前回に提出した4ヶ月前のレポートを比
較して変化しことは第一に、無事に語学学校である IEP を終了し、学部入学をしたことです。朝から午後
までのフルタイムの授業から、自分の時間がずいぶん増えたにもかかわらず、比較できないレベルにレギ
ュラー生として忙しい毎日を送っています。
コースはマーケティングの基礎を学び、プランをグループで製作しプレゼンする Fundamental of
Marketing、議論を哲学、論理学的に分析し論理的に考える力をつける Critical Thinking, 大人として学
びのシステムを一から考えディスカッションする Adult Learning Development の3コースを履修してい
ます。驚いたことは、日本の大学の授業との生徒の圧倒的なやる気の差です。講義中の教室にいる生徒ほ
ぼ全員が質問をするだけでなく、自分の意見さえ言い出すこの積極性は、生徒にもよると思いますが、い
ままで私が見てきたような質問シートでも書かせない限り質問がなかった日本との環境の歴然の差に毎回
刺激を受けています。ネイティブの完璧な英語が飛び交うなか、ついていくことだけでも必死ですが、1
日に一度は発言、または質問をしなければ後で後悔しまうので、勇気を毎回振り絞って発言し日々自信を
つけるようにしています。
学部に入学する前に、やっておけばよかったこととして、授業前予習を習慣づけることです。IEP の時
は、宿題を踏まえての復習のみでしたが、講義ではアカデミック単語が大量に飛び交い毎回辞書を開く繰
り返しで、教科書 1 ページ読み進めるにも一苦労の連続。どこを復習していいのかわからないことがよく
あります。予習し、その日のトピックを頭のなかに留めておくことで、何が重要で押さえておかなければ
ならないか、最近やっとわかってきたので予習の時間の確保、そして習慣づけを徹底していきたいと思っ
ています。
校外活動面では、帰国後の就職活動に向けて Boston Career Forum(BCF)に来月いくことに決めまし
た。いままで自己分析もレジュメも面接練習もしたことがありませんでしたが、今すべて一から始めるこ
とで日々就職を意識して、勉学に励めるようになりました。ミッドタームやプレゼンの準備とすべて重な
り、息をつく暇もないほどに多忙ですが、スケジュール管理も一種の就活だと意識し、最低一つ内定をい
ただくことを目標に手を抜かず挑みます。
延長を決めてからの半年は、光陰矢の如し、あっという間に過ぎていってしまいました。要領がいいわ
けでない私は、ネイティブの倍以上の勉強をして、はじめて追いつけます。しかし限られた時間の中で、
追いつけず中途半端になってしまうこともあり、自分に対しての負けず嫌いな性格のため、悔しい思いも
何度もしてきました。しかしこの悔しさは、達成した時には楽しさも変わります。これを原動力に変え、
残りの2ヶ月を走りきることで、自分の人生で一番の経験だったと誇りを持てるように、心して取りくん
で行こうと思っています。