Club GP 第51回 定例会 平成26年12月21日(日) シロナデンタル株式会社 大阪支店研修室 10時00分 受付開始 10時30分 Club GP の活動内容について サトウ歯科 デンタルインプラントセンター大阪 11時10分 会員発表 ・症例検討会 (演題未定) いのうえ歯科 11時50分 昼食休憩 13時00分 会員発表 井上耕次 先生 『動画で供覧 : マイクロスコープを用いた新しい Tunnel Technique』 サトウ歯科 デンタルインプラントセンター大阪 14時15分 休憩 14時30分 特別講演 岡崎歯科 17時30分 佐藤琢也 先生 佐藤琢也 先生 『補綴治療の臨床判断:エビデンスに基づいた抜歯基準と支台築造法』 岡崎英起 先生 閉会 動画で供覧: マイクロスコープを用いた新しい Tunnel Technique デンタルインプラントセンター大阪 佐藤琢也 近年,インプラントは予知性の高い欠損治療法として確立され,材料の改良や学際的治療の応用な どにより,機能性のみならず確実に審美性の回復をも可能とする補綴治療へと発展した.また,MI (Minimal Intervention)の概念が齲蝕治療に取り上げられて久しい昨今では,インプラント治療におけ る Soft Tissue Management においても,そのコンセプトが浸透しつつある.すなわち,できる限り最小の 外科的侵襲の範囲で,最善の治療結果を達成しようとする試みである. 本講演では、狭小化した顎堤、歯肉退縮、あるいは、軟組織の瘢痕の問題など、様々な治療上の障 壁が予見された上顎前歯部の症例に対して施術した、トンネリングテクニックと上顎結節下の結合組 織による独自の歯槽堤増大術を紹介する。MI のコンセプトと切開と縫合のセオリーに基づき、レシピエ ントサイトの血流と移植片の固定に熟慮した新しいテクニックであるが、特に術式の実際を記録した動 画の供覧を通じて、審美的リスクの高い上顎前歯部症例への解決方法を提案できれば幸甚である。 Club GP 第51回 定例会 補綴治療の臨床判断:エビデンスに基づいた抜歯基準と支台築造法 岡崎歯科 岡崎英起 私は歯内療法専門医の牛窪敏博先生、歯周病専門医の赤野弘明先生との3人で、15 年ほど前から インターディシプリナリーアプローチを実践している。そのなかで、抜歯基準とその予知性について、そ れぞれの見解からディスカッションすることがしばしばある。またわれわれ 3 人は、12 年ほど前からプラ イベートセミナー(DTI:Dental Training Institute)を開催し、延べ 400 名を超える受講生とともに歯科医 学を研鑽しているが、そこでも抜歯基準とその予知性に関する質問がたびたび寄せられる。つまりこれ らは、経験の有無を問わず、日常臨床において誰もが悩む永遠のテーマなのかもしれない。 本年 6 月、われわれは前述のプライベートセミナー受講生からの疑問や質問に答える形式で『歯内・ 歯周・補綴治療の臨床判断「こんなときどうする?」を解決するヒント 26』を上梓し、高度な臨床判断を 求められる日常臨床のターニングポイントについて検討を重ねている。本講演では、本書の内容を踏 まえて抜歯基準と予知性を高める支台築造法について、最新の文献をもとに講演したい。
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