ご あ い さ つ - 次世代型高品位グラウンドマンホール推進協会

ご あ い さ つ
拝啓
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
協会設立から9年目を迎え、多くの事業体様で次世代型高品位グラウンドマンホール
をご採用頂き、誠にありがとうございます。
グラウンドマンホール(以下GM)は「管路の一部」であると共に「道路の一部」とし
ての役割を担っており、本協会の設立目的である、『長期にわたる確実な安全性能』と『長
期にわたる経済性向上』の実現はこれまで以上に重要な取り組みであると考えています。
下水道整備の進展にともない管路延長は45万km、GMの設置数は 1,400 万基と言わ
れており、耐用年数の大幅な超過による性能劣化や安全性能不足のリスクの大きいGMは
約 300 万基と見込まれます。
このような状況の中、一昨年 12 月に笹子トンネル天井崩落事故が発生し、社会インフラ
の総点検が行われましたが、今日の下水道事業が直面する老朽化に対して、事業体様がよ
り足元のリスクを再認知して頂いたうえで、計画的維持管理に取組まれることが肝要と考
えます。
昨年度、国土交通省から発刊された『ストックマネジメント手法を踏まえた下水道長寿
命化計画策定の手引き(案)』では、GM長寿命化フローが反映され管理基準や調査判定基
準も盛り込まれ、事業体様がGMの点検調査、計画策定、改築に取組み易い環境が整いま
した。
今回の下水道展では、事業体様へ「既設GMのリスク」の紹介、
「調査点検」の取組み方、
さらに、「正しい施工方法」と併せて「高品位GM」の具体的な提案を考えております。
皆様におかれましては、ご多用のところ誠に恐縮ではございますが、下水道展へお越
しいただき、是非とも当協会展示コーナーへのご来場を賜りますよう、謹んでご案内申し
上げます。
敬具
2014 年 7 月
次世代型高品位グラウンドマンホール推進協会
会長
原口 康弘