Marathon FTv Hotfix適用手順書

everRun
FTvirtual Server
Hotfix 適用手順書
住商情報システム株式会社
everRun FT
Hotfix 適用手順書
Rev.2
特記事項
住商情報システム株式会社は本ガイドおよび本ガイドに記載の製品を予告なく随時改善す
る権利を有します。
著作権
本ガイドの著作権は住商情報システム株式会社にあります。本ガイドおよび本ガイドに記
載の内容のいかなる部分も、住商情報システム株式会社の同意なしには複製が禁じられて
います。
商標
Microsoft、MS-DOS 、Windows、及び Windows Server は、Microsoft 社の米国または
その他の国(あるいはその両方)における登録商標または商標です。
Endurance, Marathon Assured Availability, SpliteSite, Marathon FTvirtual Server およ
び Marathon ロゴは、MarathonTechnologies Corporation の米国およびその他の国にお
ける登録商標または商標です。
IBM、xSeries 及び ServeRAID は IBM Corporation の登録商標または商標です。
Adobe、Acrobat Reader はアドビシステムズ社の米国又はその他の国(あるいはその両方)
における登録商標または商標です。
APC、Smart-UPS 、PowerChute は American Power Conversion Corp の米国又はその
他の国(あるいはその両方)における登録商標または商標です。
その他のブランドおよび製品名はすべて、各社または各組織の登録商標または商標です。
ソフトウェア・リビジョン
本ドキュメントがサポートしているソフトウェア・リビジョンは Revision 6.0.x および
Revision 6.1.x で す 。 オ ペ レ ー テ ィ ン グ シ ス テ ム は Windows2000Server 、
WindowsServer2003 です。
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目次
用語について ...........................................................................................................................4
フローチャート........................................................................................................................5
注意事項 ..................................................................................................................................6
システムの状態を確認.............................................................................................................7
現在のパッチレベルの確認 ...................................................................................................10
Virtual Server の Hotfix 適用...............................................................................................11
Hotfix 適用後の確認事項 ......................................................................................................13
Hotfix 適用後のバックアップとリカバリ.............................................................................13
改版履歴
2006 年 10 月
2007 年 4 月
Hotfix 適用手順書初版 Rev.1
詳細な手順と実行時の画面を追加 Rev.2
サーバー本体の詳細やラックマウント方法につきましては、
サーバーハードウェアに添付されているドキュメントを参照してください。
本書は2007年4月に作成されたものであり、予告なく改変される場合があります。
最新版あるいは本書に関するご質問は、弊社サポートメールアドレスまでお問い合わせください。
住商情報システム株式会社
IT 基盤ソリューション事業部
テクニカルソリューション第一部
サーバソリューションチーム
サポートメールアドレス:[email protected]
(対応時間:土日祝祭日を除く月∼金の 09:30∼17:30)
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用語について
本紙やその他 FTv Server に関する資料で使われる語句及びその意味は、以下の通りです。
語句
FTv Server
略記
FTv
VS、CS1、CS2 及びその上で稼動するオペレーティングシステムや2重化ソ
フトウェア等、そして2台のハードウェアを含めたシステム全体。
(エフティーブイサーバー)
VirtualServer
意味
VS
アプリケーションが稼動する2重化オペレーティングシステム部分。同期動
作し、見かけ上1つのオペレーティングシステムに見える部分。
(バーチャルサーバー)
VirtualServer1 と VirtualServer2 を総称して VirtualServer と呼びます。
日本語では【仮想サーバー】となります。
VirtualServer1
VS1
CoServer1 上で動作する VirtualServer 部分。
VS2
CoServer2 上で動作する VirtualServer 部分。
CS
I/O 及びハードウェアデバイスを管理する I/O 制御システム、あるいはハード
(バーチャルサーバーイチ)
VirtualServer2
(バーチャルサーバーニ)
CoServer
ウェア本体そのもの。
(コサーバー)
CoServer1 と CoServer2 を総称して CoServer と呼びます。
CoServer1
CS1
片方のハードウェア本体そのもの
(コサーバーイチ)
CoServer2
CS2
I/O 及びハードウェアデバイスを管理する I/O 制御システムの一部、あるいは
片方のハードウェア本体そのもの
(コサーバーニ)
CoServer Link
I/O 及びハードウェアデバイスを管理する I/O 制御システムの一部、あるいは
CL
CoServer1 と CoServer2 を直接つなぐ2本のクロスケーブルそのもの。
CL1
CoServer1 と CoServer2 を直接つなぐクロスケーブル。オンボードネットワ
(コサーバーリンク)
CoServer Link1
ークポートを利用し、規定のネットワークアドレスは 192.168.3.0 / 24bit を
(コサーバーリンクイチ)
使用。
CoServer Link2
(コサーバーリンクニ)
CL2
CoServer1 と CoServer2 を直接つなぐクロスケーブル。PCI のネットワーク
ポートを利用し、規定のネットワークアドレスは 192.168.4.0 / 24bit を使用。
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フローチャート
システムの状態を確認
現在のパッチレベルを確認 (VS,CoServer1,CoServer2)
VS への Hotfix 適用
CoServer1 への Hotfix 適用
CoServer2 への Hotfix 適用
システム全体の再起動
Hotfix の適用確認
VS 上のアプリケーションの動作確認
Hotfix の適用に使用した不要なフォルダを削除
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注意事項
「everRun FT
Hotfix」をインストールする前に、いくつか注意事項があります
ので、よくお読みください。
1.
「everRun FT
Hotfix」の適用対象となる OS は、「Windows Server 2000」及び
「Windows Server 2003」です。
2.
everRun FT では不定期で修正モジュールがリリースされる場合があります。この修正
モジュールには、バグフィックスや機能改善等が含まれる場合がありますので、定期
的に弊社サポートページを確認して、最新のモジュールがリリースされているか確認
してください。
3.
everRun FT のパッチインストールには、パッチインストール前に1回、パッチインス
トール後に1回、計2回のシステム全体の再起動が必要となります。システム全体の
再起動に伴うシステム停止時間をあらかじめ考慮し、計画の上インストールを実施し
てください。
4.
everRun FT のパッチをインストールする前に必ずシステム全体を一度再起動し、正し
く起動する事を確認してください。問題がある場合はパッチをインストールする前に
その問題を解決する必要があります。
5.
パッチのインストールは、everRun FT における全てのオペレーティングシステム
(VirtualServer、CoServer1、CoServer2)に対して行ないます。everRun FT が正し
く動作するためには、全てのオペレーティングシステムにおける everRun FT パッチ
レベルが同じでなければなりません。必ず全てのオペレーティングシステムに対して
パッチをインストールした後に、システム全体(Configuration)を再起動してくださ
い。
6.
本作業の所要時間の目安は、30 分程度とお考えください。
7.
本作業中はシステムの運用を停止する事になりますので、前項の所要時間の目安を参
考の上、計画的に実行してください。
なお、以下弊社 everRun FT Hotfix サポート Web サイトにおいて、最新の everRun FT
Hotfix パッチを提供しております。
everRun FT Server パッチ Download URL
http://www.scs.co.jp/marathon/support/ftvserverpatch.html
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システムの状態を確認
1.CoServer1 に管理者権限を持つアカウントでログオンします。
2.【スタート】→【プログラム(P)】→【Marathon Endurance】→【Manager】の順に
クリックし、Endurance Manager を実行します。
3.「Endurance Manager」が起動したら、画面上部の【Show CoServer View】ボタン
をクリックします。
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4.下図のようになっている事を確認します。
※ いずれかの箇所に警告を示すアイコン「!」等が表示されていましたら、それを修
正して上図のような状態になってから、以降の手順に進んでください。
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5.システム全体の再起動を行います。
CoServer1 上で【スタート】→【すべてのプログラム】→【Marathon Endurance】
→【Management Tasks】→【EnduranceConfiguration】→【Restart】を選び、再
起動確認のメッセージが表示されたら「OK」をクリックして、システムを再起動させ
ます。
6.両 CoServer を「Online Endurance CoServer」で起動し、管理者権限を持つアカウン
トでログオンします。
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現在のパッチレベルの確認
1.CoServer1,2、VS 上に管理者権限アカウントにてログインし現在のパッチレベルの確
認を行います。
2.【スタート】→【プログラム(P)】→【Marathon Endurance】→【Manager】の順に
クリックし、Endurance Manager を実行します、Endurance Manager が起動しまし
たら【ヘルプ】→【リビジョン】→【Endurance Configuration】をクリックします。
上記画面の赤枠内の記述が現在のパッチレベルになります。
3.CoServer1,2、VS にて現在のパッチレベルを確認しましたら、引き続き VirtualServer
への Hotfix 適用作業を行ってください。
everRunFT のパッチを適用する前に、必ず Endurance Manager を終了させてください。
Endurance Manager を起動させた状態で FTv のパッチをインストールする事はできません。
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Virtual Server の Hotfix 適用
1.
パッチファイルを入手します。
2.
仮想サーバーに適当な名前のフォルダを作成し、入手したパッチファイルを作成した
フォルダ内にコピーします。
3.
上記で作成したフォルダに共有設定を行ないます。
4.
仮想サーバーでパッチファイルを実行し、展開します。(自己解凍形式)
5.
展開する場所は、デフォルトを変更しないでください。
6.
コマンドプロンプトを開き、パッチが展開されたフォルダに移動します。
(下記は FTv のバージョンが 6.1.3.3100 の場合です)
cd %endurance_app_path%
cd HF6133100SP
7.
パッチインストーラを実行します。
例:setup –f HFEALVL14 –u
(HFEALVL14 は、パッチファイルのリリース番号です。)
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DOS プロンプト上が黄色や緑色に変化しますが、問題ありません。
ただし、下図のように赤色に変化した場合は何らかの問題がありますので、アップデ
ート前に原因を特定し、修復した後に再度アップデートを実施してください。
(ここでは意図的に FTv で使用しているサービスを停止させてから Hotfix の適用をしたの
で、失敗した原因として青枠のメッセージが表示されています)
8.
CoServer1 から、ネットワーク経由で、手順 2 で作成したフォルダにアクセスします。
9.
CoServer1 でパッチファイルを実行し、展開します。(自己解凍形式)
10. 展開する場所は、デフォルトを変更しないでください。
11. コマンドプロンプトを開き、パッチが展開されたフォルダに移動します。
12. パッチインストーラを実行します。
13. CoServer2 で、上記手順 8∼12 まで繰り返します。
14. 全てのパッチインストールが正しく完了したら、システム全体を再起動します。
15. システム全体が正しく動作していることを確認します。
16. 上記手順 2 で作成したフォルダを削除します。
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Hotfix 適用後の確認事項
Hotfix の適用確認
前述の「現在のパッチレベルの確認」の手順を実施して最新の Hotfix が正常に適用されて
いるか確認します。
VS 上のアプリケーションの動作確認
VirtualServer 上のアプリケーションの動作確認を実施して問題のないことを確認して下さ
い。
Hotfix の適用に使用した不要なフォルダを削除
上記手順で作成したフォルダを削除します。
以上で、everRun FT におけるパッチインストールは完了です。
Hotfix 適用後のバックアップとリカバリ
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Hotfix」の適用が正常に終了しましたら、CoServer の障害に備えて新たに
バックアップを作成してください。バックアップの作成方法は、
「FTVvirtual Server 運用
ガイド」-「CoServer のバックアップとリカバリ」を参照してください。
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