海底堆積物調査(柱状採泥)結果(CS-5 、採取長さ3.50m) コア写真(半割の両面) 0m 1.50m 1.50m 3.00m 3.00m 3.50m CS-5 コア写真(深度0.00m~3.50m) 全長にわたり砂層からなり,深度0.9m付近,2.4m付近および3.1m付近に貝殻を多く含む。 1-117 海底堆積物調査(柱状採泥)結果(CS-6 、採取長さ2.05m) 帯磁率(K) 10-5SI 孔口標高 EL-8.59m 0.1 音波散乱層 CS-1 10 1000 (1.60m) Cal BP 2130~1980 ○貝殻(二枚貝) ○貝殻(二枚貝) (1.85m) Cal BP 2770~2700 No28 CS-2 CS-3 CS-4 CS-5 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-93 加筆 CS-6 CS-7 No29 柱状採泥 海上ボーリング 200m 調査位置図 :サンプリング位置 (放射性炭素年代試料) 採取試料は全長にわたって砂からなる。 凡例 シルト 砂 1-118 海底堆積物調査(柱状採泥)結果(CS-6 、採取長さ2.05m) CT解析,コア写真(半割の両面) 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-94 加筆 1.50m 0m CT画像のパラメータは WL=1185、WW=1618を採用 1.50m 2.05m CS-6 コアのCT画像(深度0.00m~2.05m) 0m 1.50m 1.50m 2.05m CS-6 コア写真(深度0.00m~2.05m) 全長にわたり砂層からなり,全体に貝殻を多く含む。表層0.3m付近まではシルトを少量含む。 1-119 海底堆積物調査(柱状採泥)結果(CS-7 、採取長さ1.75m) 帯磁率(K) 10-5SI 孔口標高 EL-3.16m 0.1 音波散乱層 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-95 加筆 10 1000 ○貝殻(二枚貝) (0.76m) Cal BP 450~300 ○貝殻(二枚貝) (1.50m) Cal BP 2300~2130 CS-1 No28 CS-2 CS-3 CS-4 CS-5 CS-6 CS-7 No29 柱状採泥 海上ボーリング 200m 調査位置図 :サンプリング位置 (放射性炭素年代試料) 採取試料は全長にわたって砂からなる。 凡例 シルト 砂 1-120 海底堆積物調査(柱状採泥)結果(CS-7 、採取長さ1.75m) CT解析,コア写真(半割の両面) 1.75m 0m CS-7 コアのCT画像(深度0.00m~1.75m) 0m CT画像のパラメータは WL=1185、WW=1618を採用 1.75m CS-7 コア写真(深度0.00m~1.75m) 全長にわたり砂層からなり,深度1.4~1.5m付近は貝殻が密集する。 1-121 海底堆積物調査(柱状採泥)結果(放射性炭素年代) 表 柱状採泥 放射性炭素年代測定結果 コア名 CS-1 CS-2 CS-3 CS-4 CS-5 CS-6 CS-7 試料名 試料形態 処理方法 CS-1-1.13m organic sediment acid washes δ13C補正値 (yBP) 720±30 CS-1-1.72m plant material acid/alkali/acid 3870±30 CS-1-2.07m plant material acid/alkali/acid 1060±30 CS-1-2.23m plant material acid/alkali/acid 890±30 CS-1-5.63m organic sediment acid washes 2500±30 CS-2-1.36m plant material acid/alkali/acid 2450±30 CS-2-1.73m organic sediment acid washes 1050±30 CS-2-2.97m plant material acid/alkali/acid 1370±30 CS-2-4.23m wood acid/alkali/acid 1790±30 CS-2-5.20m shell acid etch 2530±30 CS-3-1.06m organic sediment acid washes 1000±30 CS-3-1.12m CS-3-1.24m charred material plant material acid/alkali/acid acid/alkali/acid 300±30 1970±30 CS-3-1.75m organic sediment acid washes 1330±30 CS-3-4.20m plant material acid/alkali/acid 1820±30 CS-3-5.09m plant material acid/alkali/acid 2530±30 CS-4-2.58m CS-4-4.20m plant material wood acid/alkali/acid acid/alkali/acid 1440±30 2570±30 CS-4-4.65m plant material acid/alkali/acid 2960±30 Cal BP 3210 to 3025 Cal BP 3015 to 3005 CS-5-3.07m CS-6-1.60m CS-6-1.85m CS-7-0.76m CS-7-1.50m shell shell shell shell shell 2100±30 2420±30 2960±30 740±30 2540±30 Cal BP 1755 Cal BP 2130 Cal BP 2770 Cal BP 450 Cal BP 2300 acid acid acid acid acid etch etch etch etch etch 暦年較正値 暦年代(2σ)(cal BP) Cal BP 690 to 655 Cal BP 4415 to 4225 Cal BP 4200 to 4160 Cal BP 1050 to 1025 Cal BP 1005 to 930 Cal BP 910 to 730 Cal BP 2735 to 2485 Cal BP 2475 to 2470 Cal BP 2710 to 2360 Cal BP 1045 to 1030 Cal BP 985 to 925 Cal BP 1310 to 1275 Cal BP 1815 to 1685 Cal BP 1675 to 1620 Cal BP 2295 to 2120 Cal BP 960 to 905 Cal BP 855 to 830 Cal BP 810 to 805 Cal BP 460 to 295 Cal BP 1990 to 1870 Cal BP 1300 to 1235 Cal BP 1205 to 1185 Cal BP 1825 to 1695 Cal BP 1650 to 1635 Cal BP 2745 to 2685 Cal BP 2640 to 2610 Cal BP 2595 to 2495 Cal BP 1380 to 1295 Cal BP 2750 to 2710 to to to to to 1600 1980 2700 300 2130 1-122 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-98 加筆 海底堆積物調査(柱状採泥)結果 CS-1 CS-2~6 0 CS-7 柱状採泥 音波散乱層 G測線 N 海上ボーリング 12 11 10 9 8 7 6 S 5 4 3 2 1 No28 13 100m 0m No29 CS-7 CS-6 CS-5 CS-4 CS-3 CS-2 CS-1 0.05s 0.10s (75m) 音波散乱層分布範囲 CS-7 EL-3.16m 断面図示範囲 200m 0.76m: Cal BP 455~300 1.50m: Cal BP 2300~2130 調査位置図 凡例 シルト 砂 CS-1 EL-13.22m 1.13m:Cal BP 690~655 2.23m: Cal BP 910~730 5.63m: Cal BP 2735~2470 CS-4 CS-3 EL-12.15m CS-2 EL-12.66m EL-12.91m 1.12m: Cal BP 460~295 1.75m: Cal BP 1300~1185 CS-5 EL-10.29m CS-6 EL-8.59m 10m 1.60m: Cal BP 2130~1980 1.85m: Cal BP 2770~2700 1.73m: Cal BP 1045~925 2.97m: Cal BP 1310~1275 4.23m: Cal BP 1815~1620 5.20m: Cal BP 2295~2120 4.20m: Cal BP 1825~1695 5.09m: Cal BP 2745~2495 3.07m: Cal BP 1755~1600 凡 例 2.58m: Cal BP 1380~1295 Cal BP 1000推定線 Cal BP 2000推定線 4.20m: Cal BP 2750~2710 100m 4.65m: Cal BP 3210~3005 柱状採泥の結果、海上音波探査においてバリア構造が確認された箇所は表層から砂が確認された。 湾奥に向かい海底が下がっている付近からシルトになる。音波散乱層内の表層についてはシルトで構成されている。 散乱層境界付近(CS-4)は、上層のシルトの下4.3m付近から砂層が認められ、ほぼシルト層と砂層の境界付近になっている。 1-123 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-99 加筆 海底堆積物調査(柱状採泥)結果(放射性炭素年代) CS-1 音波散乱域のCS-1~3の堆積速度は2m/1000年、4.5m/2000年程度である。 CS-4、5の堆積速度は2m/1000年、3.5m/2000年程度である。 CS-6、7の堆積速度は1m/1000年、1.5m/2000年程度である。 音波散乱域のボーリングNo28の堆積速度は3m/1000年、7m/2000年程度であり、CS-1~3より やや早い。 2000年前以降は、湾奥(CS-1、2,3)ほど堆積速度は速く、バリア構造部分(CS-6、7)の 堆積速度は遅い。 音波散乱層 No28 CS-2 CS-3 CS-4 CS-5 CS-6 CS-7 No29 柱状採泥 CS-7 海上ボーリング CS-6 200m 調査位置図 CS-5 CS-4 CS-2 CS-3 CS-1 No.28 1-124 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-100 加筆 柱状採泥した試料のガス分析結果(CS-1 、採取長さ5.85m) CS-1 CS-1 メタンの含有量 (mmol/cm3) 0 音波散乱層 0.005 CS-1 CO2の含有量 (mmol/cm3) 0.01 0 0.005 メタンの炭素同位体比 (‰) 0.01 -100 0 0 0 1 1 1 2 2 2 -50 0 CS-1 3 深度(m) CS-6 3 深度(m) 深度(m) No28 CS-2 CS-3 CS-4 CS-5 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 CS-7 No29 柱状採泥 海上ボーリング 200m 調査位置図 採取した深度範囲では、表層2mより深い箇所でメタンガスを確認した。 CO2含有量は深くなるにつれ増加している傾向が認められる。 表層2mより深い箇所では、メタンの炭素同位体比は-65‰前後と小さい。 1-125 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-101 加筆 柱状採泥した試料のガス分析結果(CS-2 、採取長さ5.26m) CS-2 CS-2 メタンの含有量 (mmol/cm3) 0 音波散乱層 0.005 CS-2 CO2の含有量 (mmol/cm3) 0.01 0 0.005 メタンの炭素同位体比 (‰) 0.01 -100 0 0 0 1 1 1 2 2 2 -50 0 CS-1 3 深度(m) CS-6 3 深度(m) 深度(m) No28 CS-2 CS-3 CS-4 CS-5 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 CS-7 No29 柱状採泥 海上ボーリング 200m 調査位置図 採取した深度範囲では、表層2mより深い箇所でメタンガスを確認した。 CO2含有量は深くなるにつれ増加している傾向が認められる。 表層2mより深い箇所では、メタンの炭素同位体比は-70‰前後と小さい。 1-126 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-102 加筆 柱状採泥した試料のガス分析結果(CS-3 、採取長さ5.15m) CS-3 CS-3 メタンの含有量 (mmol/cm3) 0 音波散乱層 0.005 CS-3 CO2の含有量 (mmol/cm3) 0.01 0 0.005 メタンの炭素同位体比 (‰) 0.01 -100 0 0 0 1 1 1 2 2 2 -50 0 CS-1 3 深度(m) CS-6 3 深度(m) 深度(m) No28 CS-2 CS-3 CS-4 CS-5 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 CS-7 No29 柱状採泥 海上ボーリング 200m 調査位置図 採取した深度範囲では、表層2mより深い箇所でメタンガスを確認した。 CO2含有量は深くなるにつれ増加している傾向が認められる。 表層2mより深い箇所では、メタンの炭素同位体比は-75‰程度と小さい。 1-127 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-103 加筆 柱状採泥した試料のガス分析結果(CS-4 、採取長さ4.90m) CS-4 CS-4 メタンの含有量 (mmol/cm3) 0 音波散乱層 0.005 CS-4 CO2の含有量 (mmol/cm3) 0.01 0 0.005 メタンの炭素同位体比 (‰) 0.01 -100 0 0 0 1 1 1 2 2 2 -50 0 CS-1 3 深度(m) CS-6 3 深度(m) 深度(m) No28 CS-2 CS-3 CS-4 CS-5 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 CS-7 No29 柱状採泥 海上ボーリング 200m 調査位置図 CS-4は音波散乱層境界付近にある 採取した深度範囲では、シルト層内にはメタンガスを確認したが、砂層内ではほとんど確認できない。 CO2含有量は砂層内で減少している。 表層2mより深い箇所では、メタンの炭素同位体比は-85‰前後と小さい。 1-128 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-104 加筆 柱状採泥した試料のガス分析結果(CS-5 、採取長さ3.50m) CS-5 CS-5 メタンの含有量 (mmol/cm3) 0 音波散乱層 0.005 CS-5 CO2の含有量 (mmol/cm3) 0.01 0 0.005 メタンの炭素同位体比 (‰) 0.01 -100 0 0 0 1 1 1 2 2 2 -50 0 CS-1 3 深度(m) CS-6 3 深度(m) 深度(m) No28 CS-2 CS-3 CS-4 CS-5 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 CS-7 No29 柱状採泥 海上ボーリング 200m 調査位置図 メタンガスおよびCO2ともほとんど含まれていない。 1-129 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-105 加筆 柱状採泥した試料のガス分析結果(CS-6 、採取長さ2.05m) CS-6 CS-6 メタンの含有量 (mmol/cm3) 0 音波散乱層 0.005 CS-6 CO2の含有量 (mmol/cm3) 0.01 0 0.005 メタンの炭素同位体比 (‰) 0.01 -100 0 0 0 1 1 1 2 2 2 -50 0 CS-1 3 深度(m) CS-6 3 深度(m) 深度(m) No28 CS-2 CS-3 CS-4 CS-5 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 CS-7 No29 柱状採泥 海上ボーリング 200m 調査位置図 メタンガスおよびCO2ともほとんど含まれていない。 1-130 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-106 加筆 柱状採泥した試料のガス分析結果(CS-7 、採取長さ1.75m) CS-7 CS-7 メタンの含有量 (mmol/cm3) 0 音波散乱層 0.005 CS-7 CO2の含有量 (mmol/cm3) 0.01 0 0.005 メタンの炭素同位体比 (‰) 0.01 -100 0 0 0 1 1 1 2 2 2 -50 0 CS-1 3 深度(m) CS-6 3 深度(m) 深度(m) No28 CS-2 CS-3 CS-4 CS-5 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 CS-7 No29 柱状採泥 海上ボーリング 200m 調査位置図 メタンガスおよびCO2ともほとんど含まれていない。 1-131 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-107 加筆 No.28ボーリングコア 採取試料のガス分析結果 No.28孔 メタンの含有量(%) 0 音波散乱層 10 No.28孔 No.28孔 20 メタンの炭素同位体比 (‰) CO2の含有量(%) 30 0 10 20 30 -100 -75 0 0 0 10 10 10 20 20 20 -50 -25 0 No28 深度(m) CS-6 30 CS-7 40 No29 柱状採泥 柱状採 泥 海上ボーリング 海上ボーリ ング 30 40 深度(m) CS-2 CS-3 CS-4 CS-5 深度(m) CS-1 30 40 50 50 50 60 60 60 70 70 70 200m 調査位置図 メタンガスについては掘進長20m程度まで含まれていることが認められた。40mおよび60m ではほとんど含まれていない。 CO2ガスについては、深さ10m程度にピーク(20数%)があり、20~40mより深い箇所になると ほとんど含まれていない。 表層を除き、20mまでのメタンの炭素同位体比は-70‰前後と小さい。 1-132 バルチック海の例 Type Ib Type II biogenic B Type III only C1 TYPEIb 14a 13 5b TYPEII C1 / ( C2 + C3) δ13CH4 15 0.99 Y 1000 * 7 -10 8 8 m 3 1 0a 2 16 -10 8 8 m 12 -1 42 3 m -64 1 m * 10d -3 m- -100 m TYPEIII H1 9E TK Hv 6 H2 K ant o regi on 0.9 K gas and spa well -600 m- -2000 m E TW1 1 * J apan and Taiwan 10000 Natural seepage, gas, oil, coal field S ugaya dis tric t 微生物 14b -1 9 04 m ? * -1 7 29 m TW2 the rmog enic-derive d -19 0 4 m * -1 42 3 m 9B H A3 9A 100 -2 5 m/co re (F2 ) H A4 0.8 A the rmog enic 0.5 N H A1 熱分解 -10 2 m/co re (F2 ) N1 N2 10 -80 -70 -60 -50 -40 -30 δ 1 3C 1 (‰) 今回採取したガスの 炭素同位体比の範囲 Bernard プロット Nakata et al.,(2012) Whiticar (1999) ・海底表層堆積物中ではメタンが減少するとともに、メタンの炭素安定同位体比が 増加することが一般的に知られている。 ・メタンの酸化ゾーンでは二酸化炭素の炭素安定同位体比が減少する。 これらの主たる原因は微生物による嫌気的硫酸酸化が考えられている。 ・メタンの炭素同位体比とメタン/(エタン+プロパン)比の関係(Bernardプロット)では、 石油・天然ガス田など地下深所で有機物の熱分解により発生したガスはエタン、 プロパンに富み、重いメタンとなる。 一方、浅所では微生物分解により軽いメタンに富んだガスが生成する。 Whiticar and Faber (1986) Whiticar and Faber (1986): Methane oxidation in sediment and water column environments - isotope evidence. Org. Geochem., 10, 759-768. Whiticar (1999):Carbon and hydrogen isotope systematics of bacterial formation and oxidation of methane. Chem. Geol., 161, 291-314. Nakata et al.,(2012) Stable carbon isotope behaviour of natural seepage of deep underground 13C-rich methane detected along a fault zone and adsorbed in mudstone: Tokyo Bay area, Japan. Applied Geochemistry, 27, 1710–1723. 柱状採泥したコア試料のガス分析を行った結果、音波散乱域内の浅部でメタンガスが検出された。メタンガスが音波散乱の 原因と考えられる。そのメタンガスの炭素の安定同位対比から、微生物起源であることが明らかになった。 1-133 既存のボーリングデータ等を用いた基盤標高の整理 1-134 敷地内の基盤標高(基盤コンター) 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p.1-110 加筆 これまでの敷地内のボーリングデータを用いて、基盤コンターを作成した。 (凡例) 基盤標高コンター 基盤標高を確認した ボーリング 1・2号炉および3号炉の背後の山地より、北東~東方向に向かって基盤は深くなっている。 敷地内においては、北端付近でEL-60m程度、東端付近でEL-80m程度である。 1-135 敷地内の基盤標高 A 丹生大橋 A’ 断面位置図 敷地東側の工事用ボーリングを用いて、敷地内東端断面(A-A’)にて基盤標高の整理を行った。 1-136 敷地内の基盤標高 A 丹生大橋 0m A’ 0m -50m -50m 敷地内東端断面(A-A’)における基盤標高は敷地北側ではEL-60m程度であり、丹生大橋の南側がもっとも深く約EL-80mである。 さらに南側は1・2号炉の原子炉背後の山地に向かって基盤は徐々に浅くなっている。 この測線上では、大きな標高差がある箇所は認められない。 1-137 敷地内の反射法地震探査結果 1-138 敷地内の反射法地震探査結果 S波探査仕様 項 目 No.31孔 No.32孔 内 容 備 考 調査測線長 698m 測点区間延長 解析測線長 670m CMP間隔の延長 探査対象深度 80m程度 標準発震点間隔 1m 発震点数 696点 標準受振点間隔 1m 受振点数 699点 受振器配置 グルーピング 標準同時収録チャンネル数 150チャンネル 標準最大 受振距離 150m程度 標準展開方法 インラインシューティング 収録記録長 1.5秒 サンプリング間隔 0.5msec 震源 油圧式小型S震源 受振器 速度型地震計(固有周 波数:30Hz) 収録装置 ディジタル・テレメト リ型地震探鉱機 各発震点に対する標準受 振点数 発震点前方80ch、 発震点後方70ch程度 発電所の構内道路上において、敷地北端付近から南北方向に 反射法地震探査を行った。浅部(堆積層)の状況を把握するた めに震源はS波で行った。 また、測線上でボーリング(No.31孔、No.32孔)も行い、反射断 面との対比を行った。 1-139 敷地内の反射法地震探査結果 →N S← N ↑ 時間断面 ↓ S マイグレーション処理断面 深度断面 1-140 敷地内の反射法地震探査結果 S波探査時間断面図(マイグレーション処理) 推定基盤上面 S波探査時間断面図から、堆積層内に丹生湾内(海上音波探査)や敷地外の埋立地(反射法C測線)で見られた バリア構造の斜めに堆積する様子が認められる。 その下部の堆積構造は水平に堆積しており、基盤に水平にアバットしているのが認められる。 1-141 反射測線上のボーリング調査結果(No.31、No.32) B層上面 B層上面 C1層上面 C1層上面 【No.31孔】 MIS1と2の境界 40.34m MIS5と6の境界 61.30m 着岩 61.82m 【No.32孔】 MIS1と2の境界 39.63m MIS5と6の境界 57.28m 着岩 68.88m 1-142 敷地内の反射法地震探査結果 速度解析結果を用いて深度断面に変換した。また、堆積構造および基盤深度の確認のため実施したボーリング(No.31孔、No.32孔) と比較した。また、基盤深度の確認には既往ボーリングデータの柱状図も利用した。 S波探査深度断面図 No.31 No.32 今回追加実施したボーリング 予No.2 F6-4-63 S← F7-1-H6 既往ボーリング →N B層上面 C1層上面 岩 推定基盤上面 反射断面で見られたバリア構造はNo.31、32孔で砂層が確認された。その下部は粘土・シルト層が水平に堆積している。 また、基盤標高は北側では多少の凹凸は見られるもののEL-60m~-70mとほぼ水平に分布しており、測線の中ほどから 南の山地に向かって浅くなっていく様子が認められ、地形に即した形状が見られる。 1-143 丹生湾の海上音波探査結果の再解析 1-144 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-120 加筆 丹生湾の海上音波探査の結果:G測線深度断面とボーリング柱状図との比較 N 13 音波散乱層 分布範囲 12 No.28孔 11 ↓ 0 10 9 No.29孔 ↓ 8 7 6 5 No.30孔 ↓ 4 3 100m 2 S 1 0m 13 No.28孔 10 50m No.29孔 美浜発電所 No.30孔 5 100m 0 500m 既往ボーリング 海上ボーリング 陸上ボーリング 1 G 150m 測線位置図 V.E.≒6 凡 例 B層上面 C 1 層 上面 数字(角度)は水平・垂 直比が1:1の傾斜角度 No.29孔の速度検層の結果を用いてG測線の時間断面を 深度断面に変換し、No.29孔のボーリング調査結果を もちいて、G測線のB層上面、C1層上面を設定した。 MIS1とMIS2の境界 MIS5とMIS6の境界 岩盤・堆積物境界 1-145 丹生湾の海上音波探査の結果:J測線深度断面とボーリング柱状図との比較 0 No.31孔 ↓ 5 No.29孔 4↓ 100m E 3 2 1 No.2孔 ↓ 0m 50m No.31孔 5 W 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-121 加筆 1 No.29孔 J No.2孔 美浜発電所 100m 0 500m 既往ボーリング 海上ボーリング 陸上ボーリング 150m 測線位置図 V.E.≒6 凡 例 B層上面 C 1 層上 面 数字(角度)は水平・垂 直比が1:1の傾斜角度 J測線上においてもG測線と同様の方法で B層上面、C1層上面を設定した。 MIS1とMIS2の境界 MIS5とMIS6の境界 岩盤・堆積物境界 1-146 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-122 加筆 丹生湾の海上音波探査の結果:G測線 深度断面と時間断面 N 13 音波散乱層 分布範囲 12 No.28孔 11 ↓ 0 10 9 No.29孔 ↓ 8 7 6 5 No.30孔 ↓ 4 3 100m S 2 1 0m 13 No.28孔 10 50m No.29孔 美浜発電所 No.30孔 5 100m 0 500m 既往ボーリング 海上ボーリング 陸上ボーリング 1 G 音波散乱層 分布範囲 V.E.≒6 N 13 12 11 0 10 9 8 7 6 5 4 3 150m 100m 2 S 1 0m 凡 例 B層上面 C 1 層 上面 0.05s 数字(角度)は水平・垂 直比が1:1の傾斜角度 G測線の深度断面で設定したB層上面およびC1層上面の 反射面をG測線の時間断面でそれらに相当する反射面に 展開し、さらにその他の測線の時間断面にも展開した。 0.10s (75m) 0.15s 0.20s (150m) 1-147 美浜 追加調査結果報告 (H26.5.30) p1-123 加筆 丹生湾の海上音波探査の結果:J測線 深度断面と時間断面 0 No.31孔 ↓ W 5 No.29孔 4↓ 100m E 3 2 1 No.2孔 ↓ 0m 50m No.31孔 5 No.29孔 1 J No.2孔 美浜発電所 100m 0 500m 既往ボーリング 海上ボーリング 陸上ボーリング 測線位置図 測線位置図 0 V.E.≒6 W 5 150m 100m E 4 3 2 1 0m 凡 例 B層上面 C 1 層 上面 0.05s 数字(角度)は水平・垂 直比が1:1の傾斜角度 J測線の深度断面で設定したB層上面およびC1層上面の 反射面をJ測線の時間断面でそれらに相当する反射面に 展開し、さらにその他の測線の時間断面にも展開した。 0.10s (75m) 0.15s 0.20s (150m) 1-148
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