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メキシコ税制の基本
および 2014 年度税制改正
June 2014
本日の流れ
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メキシコの所得税
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税務に関連する言葉
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IVA, IGI, Transfer Price, Thin Capitalization, Withholding Tax, etc.
税金の恩典に関連する制度・言葉
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ISR & IETU
IMMEX, Maquiladora, PROSEC, etc.
上記の中でカバーされないその他の税制改正の影響
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所得税 – ISR (Impuesto Sobre la Renta)
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会社の利益・所得に課税される( 30 %で変更なし)
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世界的には日本とアメリカの税率が高い(実効税率で 40 %前後)
しかし、メキシコには PTU の 10 %がある
「会計上の利益」 vs. 「税法上の利益」
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会計上と税務上の考え方の違いは日本やアメリカなどとも同様
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損金不算入 (Gastos No Deducibles)
税務上のインフレ調整 (Ajuste Anual por Inflación)
有税処理される会計上の引当 (Reservas / Provisiones)
前払い金・前受け金 (Anticipos)
利益の違いを調整するための「 Conciliación Fiscal 」が必要
所得税 (ISR) – 会計上の利益との違い
損金不算入 (Gastos No Deducibles)
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会計上は全てのお金の流出が経費
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売上げ原価やその他の損、区分はいろいろとあるが。。。
お金の動きだけでなく「発生主義」による費用もあるが。。。
税務上はビジネスに必要なお金だけが損金算入される
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レストラン経費(交際費)の 87.5% (91.5%) は損金不算入
車両購入費は $175,000 ($130,000) を超過する金額は損金不算入
罰金は原則的に損金不算入
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Recargo ( 延滞金利 ) は損金算入、
Actualización ( インフレ調整額 ) は損金不算入
損金不算入金額が多い会社は「無駄遣い」な会社
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必ずしもそうではないが、チェックポイントにはなるでしょう
所得税 (ISR) – 会計上の利益との違い
インフレ調整 (Ajuste Anual por Inflación)
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インフレによる課税対象所得への調整はメキシコ特有(日本
や米国の税法にこの概念は存在しない)
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現金預金、売掛金、買掛金、借入金などの貨幣性資産・負債にインフ
レ調整がされる
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固定資産の減価償却費 (Gastos de Depreciación) や欠損金 (Perdida
Fiscal) には別の方法でインフレ調整がされる
なお、メキシコ会計基準では 2007 年度以降インフレ会計はなし
多くの会社でインフレ調整「益」となる
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在庫や固定資産の購入を借入金でまかなっている、もしくは関連会社
への支払い期間を長くしてもらっている、などの会社
「インフレ率を超えた金利しか損金算入されない」という考え方
USD 建借入れが多額な場合ダブルパンチの可能性ありなので注意
所得税 (ISR) – 会計上の利益との違い
有税処理される引当金 (Reservas, Provisiones, etc.)
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会計上は「保守的」に費用を事前に見積もり認識する
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焦げ付いて回収できないだろう売掛金、滞留していて売れないだろう在
庫、クレームが出るだろう製品保証、など
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金になりそうにないものは資産ではない → 「費用」
税務上、確定していない損は会計上の費用であっても税務上
の損金ではない
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税務署はお金(税収)が欲しいから損が確定するまでは認めない
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売掛金の貸し倒れに関しては裁判所を介して損を確定、在庫であれば在庫
処分を税務署に通達の上で実際に廃棄処分することや、製品保証が行わ
れた時になって初めて税務上の損金算入することができる
このように、会計上と税務上で経費(損金)の取り扱いでタイミングが異なる
ものを一時差異 (Diferencia Temporal) とも呼ぶ
(vs. 永久差異 Diferencia Permanente)
所得税 (ISR) – 会計上の利益との違い
前受け金・前払い金 (Anticipos)
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前受け金の例: 3 年のメンテナンス契約料を先に受取る
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前払い金の例:年間保険料を先払いする
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仕事はまだしていないので会計上は将来に仕事をする「義務」として
Ingresos Diferidos などの勘定で負債の部で計上し、仕事をした時点
で収益認識する
保険の年間契約は支払い時に資産計上 (Pagos Anticipados な
ど ) 、将来の保険期間中に分割して費用計上
税務署は企業がお金を持っている時に徴税したいので、お金
の入金時点で税務上の益金となる。
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逆に前払いしたものはお金の支払い時点で損金算入
所得税 (ISR) – 会計上の利益との違い
会計利益から課税対象所得への調整 (Conciliación Fiscal)
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所得税 (ISR) – 欠損金( Perdida Fiscal)
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欠損金とは、課税対象所得のマイナス
メキシコ税法上、 10 年間の繰越が可能
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他国では、 20 年の Carry-Forward や 10 年の Carry-Back が認めら
れているケースもあるが、メキシコでは 10 年の Carryforward のみ
例えば、 2012 年はマイナスの <$100> で 2013 年はプラスの $120
だった場合、 2012 年度は課税所得ベースがゼロなので税金はゼロ
2013 年度も過年度( 2012 年度)のマイナス分を相殺させて課税所得
ベースは $20 (= $120 from 2013 - $100 from 2012) となる
注意: PTU の所得ベース計算上では欠損金は使えない
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2014 年度税制改正にて PTU の計算は税金計算と同じようにすること
になったが、欠損金の考え方の差は解消されず
企業単一税 (IETU) – 概念
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Cash Flow をベースに計算される( 2014 年度に廃止)
ミニマム・タックス
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業務の軽減
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所得が出ていない会社にも税金を課すため(アングラ経済からも徴税
するためとも言われているが)
過去には資産税 (IMPAC) も存在したが、以前の税制改正により廃止
された
ISR と異なり、 IETU の月次予定納税 (Pagos Provisionales) にも
細かい計算が必要だった
前受け金や前払い金が多い会社(建設や機械設備製造)に
とっては特にいいかも
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IVA ( 付加価値税 / Value Added Tax)
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消費税のようなものだが企業間取引にも課せられる (16%)
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支払い IVA が受取り IVA よりも多ければ還付 (Devolución
de IVA) を受けられる
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以前は国境地帯では 11 %だったが全国一律 16 %になった
又は他の税金支払いと相殺させることも可能 (Compensación)
受取り IVA が支払い IVA よりも多ければ税務署に差額を支払う
月次で支払い・受取りのポジションを決める(年間ではない)
会計帳簿上では資産と負債の両方が計上されているがネット
(相殺)してポジションの判断が必要
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特に新しい会社では還付を受けられるポジションになっている
IVA 会計仕訳例 ( 4 つの勘定項目を使っている場合が多い)
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IVA por Acreditar は在庫購入などでまだ現金支払いは行わ
れていないが、支払いが将来にされるべきもの。
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IVA Acreditable は購入に対する支払いがされ、実際に IVA
も支払われたもの。
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IVA Causado, No Cobrado / Cobrado も同様に支払われた
か否かで勘定を分けておく。
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この例では $1,856 の CxP のうち、 75% 分の
$1,392 ( 内、 IVA 分は $192) は支払われ、 $464
( 内、 IVA 分は $64) はまだ支払われていない)。
このように購入サイドと販売サイドでそれぞれ 2 つの
勘定を持っておくことで、月次で還付を受けられる金額
(この場合は $32) と判断することができる。
IGI ( 関税 )
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概念としては国内産業・企業を守るため、海外からの輸入品
には関税を課すことで輸入品を高くする(結果、国内企業で生
産された商品が相対的に安くなる)
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ブラジルやアルゼンチンと違ってメキシコは自由経済の国なので関税
は結構安い方
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メキシコ一般関税率の他、 FTA/EPA や PROSEC 等の特別
な低税率な間税を適用することも可能となる場合も多い
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その他、 IMMEX ( 一時輸入制度 ) を適用することで関税を
輸入時に払わないようにすることも可(原材料の場合)
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Precio de Transferencia ( 移転価格税制 )
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関連会社間取引において、どちらか一方に意図的に利益を落
とさないように仕組まないためのルール
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関連会社ではない企業との間でも同等の値段で販売するように調整す
ること
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すべての関連会社間取引(購入、販売、金利、 Management Fee,
Royalty, etc. ) が対象となる
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比較対象会社 (Empresas Comparables) と比べ、妥当性を判断
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Page 14
ただし、メキシコには一般公開されている情報が少ないため、多くの場合は
アメリカの同業他社で上場会社の情報と比較することになる
企業独自の調査も認められるが実務的には難しいので専門家に依頼
Capitalización Delgada ( 過少資本税制 )
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企業活動にはお金が必要なのでメキシコ子会社は親会社から
資本金でお金をもらうか親から借金(借入金)する
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資本金のお金の返し方は「配当」(出世払い)
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税務署にとっては、 CUFIN ( 税務上の利益剰余金)範囲内で支払わ
れるので、税金はしっかり取った後の金額
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CUFIN を超過して支払われる配当金には税金が掛けられる
借入金のお金の返し方は「金利」(毎年一定的に発生)
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税務署にとっては、会社は金利負担として損金算入されており、その分
税金が取れていない(税務署にとっては不利)
Capitalización Delgada ( 過少資本税制 )
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極端に資本金が少なく、借入金が多い会社には金利の損金
算入を認めません、というもの
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借入金という契約になってはいるが実質的には資本金なんでしょ、資
本金であったならば金利は発生しないよね、という考え方
「借入れ:資本金」で3:1の割合を超えたら対象となる
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米国の過小資本税制の場合「 1.5 : 1 」
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親会社では、資本金投入よりも貸付金にする方が社内承認プロセスが
通りやすい、という実情もある
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過少資本税制によりメキシコ会社で金利損金不算入となった場合でも
親会社では受取る金利収入に対して税金が掛けられる
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対象となれば、金利だけでなく、為替差損までも損金不算入
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Retención ( 源泉税 / Withholding Tax)
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所得が生み出された(源泉)国に納税するという概念
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例:メキシコ企業 (M) が日本国の銀行 (JB) からお金を借りている。
M は JB に金利を払い、その金利は JB にとっては収入
JB の金利収入が生み出された場所はメキシコなので、源泉税として
(この場合は) 4.9% をメキシコ税務署に納めることになる
例えば、 $1,000 の金利支払いがあったとした場合、メキシコ企業の支
払い総額は $1,000 だが、そのうち $49 はメキシコの税務署に納め、
残りの $951 が JB に支払われることになる
配当金・金利・使用料 (Regalias) に源泉税が掛かる
►
税率は各種取引により異なる
►
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配当金の源泉税率と税額控除に関しては、今回の税制改正に関連して注
意が必要
貿易・通関のキーワード
完全輸入
関税・付加価値税を支払い輸入すること。通関手数料 (DTA) は 0.8 %
一時輸入( IMMEX )
保税を受けながら一定期間許される輸入のこと(一部 2014 年度 RF にて変更)
DTA は約 240 ペソ(約 18 ドル)となる
IMMEX とはマキラドーラと PITEX が一本化された後の名称
 旧マキラドーラ
(RF にて変更あり )
 旧 PITEX
もともと 100% 輸出企業のための制度。当初は輸入に対し、関税・VATを無税で輸入できたが、貿易自由化の流れの中、一部それらの恩典が消
滅
国内市場向け企業にも海外輸出を促進させるため、マキラドーラと同じく関税・VATを無税で輸入できるようにした制度。上記同様、貿易自由化の
流れの中、一部それらの恩典が消滅
PROSEC
 Regla Octava
FTA / EPA
貿易自由化の流れの中、マキラドーラ・ PITEX の無関税輸入の恩典が消滅したの
でメキシコ製造業者を救済するため、特別に関税率を低くすることを認めた制度(大
半が 0 - 5% の関税率)
一時輸入・完全輸入、共に適用可能
PROSEC 登録ではカバーされない部品・部材等がある場合に使用できる救済措置
(原則 0 %の関税で当該部品・部材等を輸入することが可能)
FTA とは 2 カ国間及び複数国・地域間の貿易自由化(関税撤廃)
EPA とは FTA に 2 国間協力など、貿易自由化以外の要素を加えたもの
Page 18
2014 年度税制改正
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税制改正 (Reforma Fiscal) とは、他国と違いメキシコでは毎
年のように行われるもの
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2014 年度の話題(その他)
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►
►
►
食料・医薬品は IVA 対象外のまま(間接税の低い徴税率のまま)
IETU/IDE を廃止したが、アングラ経済からの徴税プランはなし
マキラドーラが厳格化(雇用創出の源なのに…)
IMMEX でも IVA の繰延べ原則廃止(認定を受けることも可能)
法人所得税率は 30 %で継続
►
►
►
Page 19
ただし損金算入枠が厳格化
個人所得税率は引き上げられた(最高税率 35 %)
税務監査義務から任意性に(次ページ参照)
税務監査( Dictamen Fiscal)
►
主な税務上の義務
►
►
毎月 17 日の月次申告 (Declaración Mensual) と予定納税 (PP)
2 月 15 日の Declaración Informativa
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►
►
►
海外への送金の情報、関連会社取引の情報、債権の貸倒れの情報など
3 月 31 日の 年間申告 (Declaración Anual)
6 月 30 日の 法定税務監査 (Dictamen Fiscal) 実質的には義務だっ
た
2014 年度税制改正により要件を満たした企業だけが税務監
査を任意で受けられるようになった
►
要件を満たしていない企業は受けたくても受けられない
►
►
具体的な影響は未だ不明
►
Page 20
要件とは、益金 ($100M) 総資産 ($79M) 従業員数 (300 名 )
これまでと同じく実質的な義務なのか?
その他のワード集
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Ernst & Young
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